• 事実はひとつ、真実は複数


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    ストーリーは、幾通りにも描くことができます。
    だから事実はひとつでも、真実はいく通りにも描くことができます。
    良い悪いの問題ではなくして、それが世の中の真実です。

    20210511 アルピノ孔雀
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    何日か前に「真実はひとつしかない」という言葉自体が嘘を含む洗脳用語だと書かせていただきました。
    これはその通りで、
     事実はひとつしかないけれど、
     真実は幾通りも存在する
    ということが、実は本当のことなのです。

    たとえば「源義経=ジンギスカン説」というものがあります。
    源義経は、奥州平泉で自害して果てたのではなく、実は生きていて、奥州藤原氏の巨額の黄金と兵を率いて大陸に渡り、猛虎将軍を名乗って北方遊牧民を統一し、彼らのハーン(大王)となって、ユーラシア大陸を席巻した・・・という説です。

    なるほどジンギスカンは、中東のアラビア商人のインタビューに答えて、「自分の出身はニホのキョト村であると答えた」といいますし、なぜかジンギスカンの旗印は、モンゴル高原には存在しないはずの源氏笹です。

    さらにいえば、モンゴルという族名は、モンゴル語で「勇猛な人」という意味なのだそうだけれど、そのモンゴル族がジンギスカンが登場するまで、どこでどのように遊牧生活を送っていたのか、まったくわからない。そしてどういうわけか、モンゴルという発音は、どうにも日本語の猛虎(もうこ)と同じです。

    本当に源義経がジンギスカンになったのか、そうでないのか。
    事実はどのどちらかひとつしかありません。
    けれど、これが真実だ、という意見は、幾通りも存在します。

    もっというなら、記録されている事実は、
    ・源義経という人物が平泉で死んだという記録がある。
    ・ジンギスカンという人物がモンゴル帝国を築いた。
    という2つしかないのです。

    そのとき本当は何が起こったのか、という、この2点以外の様々な見解は、すべて意見でしかありません。
    ただし、やっかいなことは、その意見の方が、歴史の真実を言い当てているかもしれない。

    本当のことは、タイムマシンが開発されて、その時代を調査に行かなければ、誰にもわからないことです。
    我々がいま手にできる事実は、当時記録として書かれた文書と史跡という手がかりだけです。
    我々は、その手がかりから、では真実の歴史はどのようであったのかを推論するのです。

    このとき推論は推論であって、事実ではありません。
    ただし、その推論が、意外と真実を言い当てているかもしれない。
    そして「これが歴史の真実だ」という見解は、人によって様々なものがあるわけです。

    もっというなら、先の大戦にしても、事実は日本が昭和16年12月8日に、米英仏蘭を相手に戦争を開始し、昭和20年8月15日の玉音放送によって、日本が武力行使を自主的に停止した、ということだけです。
    その大戦が、日本の侵略であったのか、欧米の植民地支配を終焉させる正義の戦いであったのか。
    これは、事実を、どっちの側面から見るかによって、結論は180度変わります。
    つまり、歴史の真実は、さまざまな見方、見解があるのです。

    歴史というのは、過去に起きた事実を時系列に沿って合理的かつ再現可能性がMAXになるように、ストーリー化して記述するものです。
    簡単にいえば書かれたものが歴史です。

    西郷隆盛という人物が、かつてこの世に存在していたことは、様々な史料が証明しています。
    それら史料を使って、西郷隆盛の系譜をたどりながら、なぜそのときそのような事件が起きたのかを、合理的かつ再現可能性ができるだけ100%になるように、記述する。
    それが歴史です。

    つまり歴史とは、時系列に書かれたもののことをいいます。

    ただし、年表は歴史のうちに入りません。
    なぜなら、なぜそうなったのかが、年表だけではわからないからです。
    そこには筋書き(ストーリー)が要ります。

    ストーリーは、幾通りにも描くことができます。
    だから事実はひとつでも、真実はいく通りにも描くことができます。
    良い悪いの問題ではなくして、それが世の中の真実です。


    お読みいただき、ありがとうございました。
    日本をかっこよく!! むすび大学。


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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