• 日の丸に関する10の疑問に答える


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    私たちは世界最古の民主主義国に住む者として、
    ・少数でも人の意見を尊重すること
    ・決定は多数意見に従うこと
    この2つをしっかりと、認識することです。
    これをしないで、少数意見に従え!とするのは、ファシズムであり、テロリズムです。

    20160923 日の丸



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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    声は大きいかもしれないが、言ってることはデタラメ。
    左の人たちの日章旗に関する<意見>なるものは、いわば現行犯の泥棒が、逮捕のためにやってきた警察官に「お前こそ泥棒だ」と言っているのと同じです。

    以下の文は数年前に書いたものですが、ここで申し上げたいことは、だから左はダメだとか、対立しようとか、争おうとかいうことではありません。
    事実を事実として知ることで、対立のない、新しい未来を築きたいというものです。

    しかし、そうはいっても、どうしても対立したい、世の中を壊したいという極左の人は世の中にいるものです。
    そのような人たちをどうするのかという疑問もあることと思います。

    答えは簡単です。
    そういう人も、世の中には必要、です(笑)

    極左から極右まで、世の中は分布です。
    全体から見れば、極の人は、ごくごくわずかです。
    だから「極」です。

    一方、我が国は古来、民主主義の国です。
    民主主義というのは、各人各様、様々な意見があってよく、それがそれぞれに尊重され、最後は多数決に従うという社会制度です。

    国会などでよく「少数意見に耳を傾けろ」という人がいますが、耳を傾けているから、その発言がちゃんと世の中に出ているのです(笑)
    ただし、決議するときは多数決です。
    そして、多数意見に従うというのが議会制民主主義の大原則です。
    耳を傾けることと、決議することととは異なるのです。

    私たちは世界最古の民主主義国に住む者として、
    ・少数でも人の意見を尊重すること
    ・決定は多数意見に従うこと
    この2つをしっかりと、認識することです。

    これをしないで、少数意見に従え!とするのは、ファシズムであり、テロリズムです。

     *

    以下の記述は、2012年の記事でご紹介したものなのですが、再掲したいと思います。
    再掲にあたっては、すこし手を加えています。

    日本の国旗に対する反対意見とされているものへの回答です。
    10項目あります。
    反対意見については、下のURLのページを参照させていただきました。
    http://www.ne.jp/asahi/box/kuro/report/hinomaru.htm

    〜〜〜〜〜〜〜

    <意見1>
    戦前、日の丸は日本の国家主義・軍国主義の象徴であった。従って日の丸はナチスのハーケンクロイツと同じものである。ドイツでは戦前の反省からハーケンクロイツは廃止され、法律で禁止されているので、日本も国旗も新しくするべきだ。

    <回答>
    まったくの勉強不足な論説でしかありません。
    ナチスのハーケンクロイツは、ドイツ民族の旗ではなく、ドイツに生まれたナチス党の党旗です。
    日本の日の丸のように千年以上の歴史を持つものとは意味合いが異なります。
    まして戦前の日本は国家主義でもなければ軍国主義でもありません。
    戦前の日本は大東亜主義であり、人種の平等を高らかに主導した国家であり、軍事力の行使も限界までこらえ、我慢した上でやむなく行使したものです。

    <意見2> 
    日の丸に反対している人は少数だが、その数は無視できない数字だ。また「何となく賛成」という人とは対照的に、反対している人の多くははっきりと拒否している。国のシンボルである国旗や国歌について、国民の意見が分かれているのは悲しいことだ。反対している人に押しつけるのではなく、国民全員が納得できる国旗や国歌を新たに作るべきだ。

    <回答>
    大多数のために小を切り捨てるのは、多数決を旨とする民主主義の意思決定のイロハのイの字です。

    <意見3> 
    愛国心や民族主義はくり返し戦争の原因になってきた。戦争になったとき、必ず政治家は国民に愛国心を強制する。ナショナリズムと軍国主義は深く結びついていて、それを別のものだというのは無理がある。


    <回答>
    見事に洗脳された哀れな見解です。
    人や国を愛する心、自身の所属する民族を愛する心は戦争よりも和を求めます。
    和を乱すことは、すなわち社会を乱すことです。すなわち特定個人や一部の権力者や大金持ちの欲望のために、人々の和を犠牲にするところに戦争が起こるのです。


    <意見4>
    国旗や国歌はナショナリズムとして悪用されることも多い。確かに、植民地から独立したばかりの国などでは、国旗や国歌が人々の心を支え、支配者に抵抗し、国をまとめていくよりどころになる。しかし、愛国心をあおることで、自分の国が最もすぐれているような錯覚を起こさせ、まわりの国を侵略したり、支配したりすることも多い。戦前の日本やドイツがその典型的な例だ。

    <回答>
    国旗や国歌は自己の所属する国土や民族への愛の象徴です。家族を愛し、友を愛し、地域を愛し、国を愛する心を否定することのほうが、異常です。
    歪んだ愛国心で日本を侵略したり、他国の領土を勝手に支配しようとしているのは、日本ではなく中共や韓国です。
    中共の行ったウイグルへの弾圧、自国の若者への天安門の虐殺、チベットへの一方的な侵略、満州国の併合、内モンゴルの一方的併合、香港での武力行使。ちなみに韓国の初代大統領の李承晩は、日本との国境に関して一方的な線引を行いましたが、このとき九州は韓国領だと、一方的に主張しています。


    <意見5> 
    近年、ユーゴスラビアでおきた内戦は政治家がナショナリズムをあおりたてたことが原因だ。それがきっかけで、異なる民族同士が憎しみあい、殺しあうという悲惨な状況に広がっていった。その中で、民族の国旗や国歌は互いの憎しみをあおる働きをしていた。政治家が国民に愛国心を強制し、国旗や国歌を押しつけるというのは、非常に危険な状況だ。

    <回答>
    日本では、政治家が国旗や国歌を押し付けているのではなく、日本の民衆が国旗や国歌を愛しているのです。
    それを上にあるような「少数意見」で、政治によって歪めようとすることのほうが、よほど危険な状況です。

    <意見6> 
    オリンピックやサッカーのワールドカップで、日の丸を振り回し、ナショナリズムをあおるのは決して良いことではない。確かに、「がんばれニッポン」を連呼し、ナショナリズムをあおれば盛り上がる。ヒトラーや以前の共産主義国がスポーツを政治の道具として利用してきたのもそのためだ。しかし、選手は自分自身のために競技をするのであり、「お国のために」戦う兵隊ではない。国旗を振り回し、国ごとにメダルの数を競い合うような国際大会はスポーツ本来の姿をゆがめてしまう。
     
    <回答>
    スポーツ選手は、自分のための戦いであるのと同時に、多くの応援してくれるみんな、ささえてくれているみんなとともに、そこで戦っているのです。そのみんなの象徴が国旗であり、国家です。とりわけ我が国の日の丸に象徴されているのは、大きな和であり、みんなの真心です。
    応援してくれているみんな、試合でがんばっている選手、そのみんなの気持ちの統合の象徴が日の丸なのです。その日の丸を否定するということは、みんなの気持ちを否定することです。そのほうがスポーツマンとしても、応援団としても、はるかにおかしいし、恐ろしいことです。

    <意見7>
    愛国心というのは、国民一人一人が心の中にそっと持っていればいいものだ。自分が愛国者であることを声高にとなえたり、他人に愛国心を強制したりするべきものではない。まわりから、愛国者であることを強制される社会というのは恐ろしい社会だ。

    <回答>
    周囲から愛国者であることを強制されない社会の方が恐ろしい社会です。
    隣人を愛さないで良い、極端にいえば、隣人通しでいがみ合う社会が良い社会であるとは、おそらく世界中の誰も考えません。


    <意見8>
    確かに、日の丸や君が代が好きな人は大勢いる。しかし、そのことと学校のような場での強制とは話が違う。日本では、日の丸や君が代について、過去の歴史から抵抗を感じている人も大勢いる。にもかかわらず、一方的に日の丸や君が代を強制するのは「思想の自由」に反している。

    <回答>
    そう思うなら、日本から出て行くことです。
    日本が嫌いなら日本にいていただく必要はありません。

    <意見9> 
    学校での日の丸・君が代の強制は行き過ぎだ。君が代を歌わなかっただけで、生徒がどなられたり、教師が謹慎させられたりというのでは、戦前の国家主義のようだ。

    <回答>
    戦前の国家主義云々ではなく、国家国旗というものは、当該国の象徴です。
    それを否定するということは、当該国家を否定しているということで、否定するような人に我が国にいていただく理由はありません。
    日本からは、世界中にむけて航空便も船便もあるので、お好きな国に出て行かれることです。
    けれど、出て行った先のその国で、当該国の国旗や国歌を否定したとき、あなたの命があるかどうかは、保障の限りではありません。

    <意見10>
    アメリカ人の星条旗への思いは、たんに愛国心と言うだけでなく、「民主主義」や「自由」への思いも込められている。アメリカは様々なところからの移民で成り立っている国だから、国旗や国歌はそういう国民をまとめていくためのシンボルになってきたからだ。それに対して、日本の場合、国の成り立ちがまるで違う。そのため、日の丸は「民族主義」や「国家主義」のシンボルという性質が強い。星条旗と日の丸を同じように論じるのはおかしい。
     
    <回答>
    日本は米国よりも、はるかに歴史の古い国です。
    もっと史実を勉強してください。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    それぞれの<意見1〜10>をお読みいただいておわかりいただけようかと思いますが、こうした<意見>なるものは、いわば現行犯の泥棒が警察官に向かって「お前が泥棒だ」と言っているのと同じです。
    声は大きいかもしれないが、言ってることはデタラメです。


    お読みいただき、ありがとうございました。
    日本をかっこよく!! むすび大学。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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