• 歴史家の立場、啓蒙家の立場


    ◆本日、倭塾開催です。
    13時30分講義開始、場所は東京江東区の富岡八幡宮婚儀殿です。
    https://www.facebook.com/events/469516267509745

    ◆◆ニュース◆◆
    新刊『日本建国史』発売中。
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    Amazonベストセラー1位(古代日本史)


    理系、文系を問わず、実は答えは無限にある。
    その無限の答えをもとめて、日々進化させていくのが学問です。
    学問は、決まりきった答えのお仕着せではない。
    そしてそういう自由な発想から、人の社会は、豊かさが得られていくのであろうと思います。

    20210610 トポロジー
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    歴史というのは、事実を元にしたひとつのストーリーのことをいいます。
    だから歴史のことを英語で「ヒストリー(History)」といいます。
    「History」は、「his story(彼の物語)」から来た言葉です。

    ストーリーには、かならず解釈が入ります。
    ですから事実と歴史は異なります。
    事実はひとつです。
    けれど、歴史は幾通りもの解釈が成り立ちます。

    まず事実について、先にお話します。
    「織田信長は本能寺の変で明智光秀に討たれて死んだ」
    というのは事実ではありません。
    「織田信長は本能寺の変で明智光秀に討たれて死んだと書いてある文献がある」
    ということと、
    「21世紀のとなった今日、織田信長は生きていない」という、この2つが事実としてあるだけです。

    実際に本能寺の変で亡くなられたのかどうかは、実は「わからない」のです。
    けれど、「わからない」と言っていたら、始まらないので、なぜそのように書かれているのかを、いろいろと推理するのです。
    そして、数ある推理のなかの、もっとも論理的で再現性が高いであろうと思われるストーリーが、歴史になります。
    ただし、このときそのストーリーは、見る人の立場によって、千変万化します。

    たとえば先の大戦であれば、日米が戦ったことは事実です。
    これを米国の立場からストーリー化すれば、白人社会が持つ植民地という財産を奪いにきた黄禍である日本が、英仏蘭などの諸国を次々と打倒して飲み込んでいくなか、米国民が勇敢に戦って、これを粉砕し、米国民が美女を手に入れたというストーリーになります。
    おもしろいもので、このストーリーは、ギリシャ時代のヘロドトスの『ヒストリアイ』とまったく同じ筋書きであり、H.G.ウェルズの古典的SF小説である『宇宙戦争』ともまったく同じストーリーです。

    『ヒストリアイ』に書かれた歴史は、
    「自分たち白人が、小国に分裂して互いに争っている時に、東洋(アジア)から強大な悪の帝国であるペルシャが襲ってきて、次々と白人国家がやられていった。そのとき、ひとりの英雄が立ち上がり、追い詰められつつあったギリシャの諸国を取りまとめ、強大なペルシャをやっつけて、美女を手に入れて、めでたしめでたし」、というものです。
    西欧の歴史は、すべてこのパターンよって形成されます。

    このパターンというのは、たとえていえばテレビドラマの、テレビ朝日・木曜ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~シリーズ』のようなもので、並み居る大学教授たちが内輪揉めしているところに、特別な重体患者がやってくる。
    誰もが逃げ腰になって責任のなすりつけ合いばかりをしている中で、独立系の外科医である大門未知子が、その難関とされる手術を「わたし、失敗しないので!」
    と、毎度おなじみの名言を吐いて、片付け、さっそうと病院を去っていく・・・といったようなもので、人は、こうした「毎度おなじみのパターン化されたストーリー」に安心するのです。
    逆に、このストーリーから外れると、人々は途端に不安になって、局に苦情が殺到することになります。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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