• 張作霖と張学良に学ぶ個人主義と国家主義の違い


    次回倭塾は7月17日(土)13時半から富岡八幡宮婚儀殿、テーマは「幻の極東共和国と古代の日本」です。
    詳細は→https://www.facebook.com/events/884676452313311


    日本を護るということは「庶民の幸せこそ国家の幸せである」という人類共通の理念を護るということです。このことは、万古不易の、人類が希求してきた最も偉大な行為です。
    私たちは、わたしたちの手で、この日本を護りぬかなければならない。そうしなければ、この国を、そして「民の幸せ」を希求して亡くなっていかれた英霊たちに申し訳ない。

    山海関
    山海関



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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    もともと「清」という国は、現在のChinaの東北省、昔の満洲国のあたりに住んでいた女真族の王のヌルハチ(努爾哈赤、太祖)が、1616年に明から独立して建国した「後金国」が前身です。
    ヌルハチは満洲文字(無圏点文字)を制定し、八旗制を創始する等、満洲人が発展する為の基礎を築き、1619年にサルフの戦いで明軍を破りました。

    1636年、女真族、モンゴル族、漢人の代表が瀋陽に集まって大会議を開き、そこで元の末裔であるモンゴルのリンダン・ハーンの遺子から元の玉璽を譲られて、ヌルハチが大清皇帝として即位して「清」は建国されました。
    そして女真の民族名を「満洲」に改めました。

    「満洲」という民族名は“文殊菩薩(もんじゅぼさつ)”に由来たと言われています。
    文殊菩薩というのは、梵名をマンジュシュリー(मञ्जुश्री [maJjuzrii])といいます。
    智慧を司る仏で、武力ではなく「智慧」で国を治めようとした建国の理念が、そうした名称にも表れているといえます。
    もっとも清王朝で独自に考えたわけではなくて、どうやらチベットから、いわゆる「よいしょ」された文殊菩薩から、満洲の名が生まれているようです。

    清をChina全土の王朝にしたのは第四代皇帝である康熙帝(こうきてい:在位1661年~1722年)です。
    康熙帝は、清代のみならず、唐の太宗とともに、中国歴代最高の名君とされいます。
    自ら倹約に努め、明代の1日分の経費を1年分の宮廷費用として遣ったり、使用人の数を1万人以上から数百人にまで減らすなど国費の無駄遣いを抑え、さらに治安の維持を図って、China全土の物流を盛んにし、内需を拡大し、民の生活の向上を図ったとされています。

    また「康熙字典」、「大清会典」、「歴代題画」、「全唐詩」、「佩文韻府」などを編纂し、「古今図書集成」の編纂を命じて文学の興隆を図り、また朱子学を尊重し、自ら儒学者から熱心に教えを受けて血を吐くまで読書を止めなかったともいわれています。
    「朱子全書」、「性理大全」など、朱子に関する著作をまとめ、明史を編纂し、イエズス会宣教師ジョアシャン・ブーヴェらを用いて、Chinaで初の実測によるChina全土の地図「皇輿全覧図」を作成させたりもしています。

    要するに、歳費の無駄を省き、自ら質素倹約を旨とするとともに、国内経済の振興を図り、民を豊かにし、文化の興隆を図った立派な皇帝だったわけです。



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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

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