• 禁門の変のお話


    次回倭塾は7月17日(土)13時半から富岡八幡宮婚儀殿、テーマは「幻の極東共和国と古代の日本」です。
    詳細は→https://www.facebook.com/events/884676452313311


    知行地を持つ武士は、俸禄を支給される武士よりも、より位が高いとされました。なぜなら知行地を持つということは「知らすを行う武士」であることの証であり、知行地に住む人々の生活一切に責任を持つことであったからです。そのための知行地なのです。
    なぜそのようになるのかといえば、知行地に住む人々は、すべて天子様の「おほみたから」です。それは天子様(天皇)の「御宝」をお預かりする、ということです。たいへんなお役目なのです。
    そしてそうしたご皇室を最高権威とするという思考のもとに、いまなお続く「皇居勤労奉仕」が行われていたのです。

    20190717 蛤御門の変
    画像出所=http://www2u.biglobe.ne.jp/~yamy1265/kyoto-131.html
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    7月19日は、元治元年(1864年)に禁門の変があった日です。
    すこしややこしいですが、旧暦で元治元年7月19日、新暦ですと1864年8月20日になります。
    この禁門の変は、京都で起きた武力衝突事件で、蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)とも呼ばれています。

    ちなみに「変」というのは、本能寺の変、桜田門外の変というように、政権に対する武力行使で、警察力で対応できない陰謀や襲撃のことをいいます。
    警察力で対応できるものは「騒動」です。

    ですから、60年安保とか70年安保などが、もし自衛隊が出動するような事態であれば、江戸時代なら60年騒動とか70年騒動と呼ばれていたかもしれません。
    あるいは最近の森友学園や、加計学園問題などは、一昔前なら森友騒動、加計騒動です。

    もっともこのように言葉の使い分けを厳格にすると、騒動の当事者は処罰されてあたりまえ、という気風が日本社会には色濃く残っていますから、国壊議員さんや国壊メディアにとっては、いささか使いにくいことでしょう。
    そこで「○○問題」と称して、曖昧な言葉を使っているのかもしれませんね。

    さて、禁門の変ですが、禁門というのは天皇の御在所である京都御所にある門のことをいいます。
    京都御所は、簡単にいうと、御所の周囲を京都御苑が囲む・・・つまり京都御苑という広い庭園の中に京都御所がある、というつくりになっています。
    外側の御苑にある門が9つ、内側にある御所の門が6つです。
    それらすべてを総称して「禁門」といいます。
    ひとことでいえば、禁裏の門という意味です。

    内側の御所の門には、それぞれ建礼門とか建春門院などの名前が付けられています。
    外側にある御苑の門には、それぞれ蛤御門(はまぐりごもん)、堺町御門、寺町御門などの名前があります。
    禁門の変は、その外側の方にある蛤御門付近で長州と会津・桑名が衝突した事件です。
    そのため別名が「蛤御門の変」というわけです。

    実はこの戦いは、たへんな戦いでした。
    まず畿内における大名勢力同士の交戦は、大坂夏の陣(1615年)以来249年ぶりのことでした。
    次にこの変で京都市中の民家が戦火で約3万戸も焼失しました。
    京の都が乱によって焼失したのは、応仁の乱の際の大内政弘の入京の1467年から、397年ぶりの出来事です。
    まさに「変」だったわけです。

    この禁門の変は、一般に、
    「京都を追放されていた長州藩勢力が、
     会津藩主・京都守護職松平容保らの排除を目指して挙兵し、
     京都市中において市街戦を繰り広げた事件」

    と説明されています。
    ところが実は、会津藩や桑名藩にしてみれば、この変は、たいへんに、たいへんに、たいへんに迷惑なものでした。



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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

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