• 究極の民主主義「シラス」


    次回倭塾は、明日7月17日(土)13時半から富岡八幡宮婚儀殿、テーマは「幻の極東共和国と古代の日本」です。
    詳細は→https://www.facebook.com/events/884676452313311


    古代ローマでは、市民というのは、国を護る意志を持ち、国を護る義務を果たせる者のことを言いました。いまでも世界では、ありもしないデタラメで世間をたばかり政府の転覆を図ろうとする者は、カルト、テロとして、家族も含めて逮捕投獄死刑があたりまえです。
    ところが日本では、そうしたありもしないデタラメで世間をたばかり政府の転覆を図ろうとする者が、堂々と国政に立候補し、政治家となり、あるいはメディアを押さえて世間を混乱させています。
    けれど、これは「結果」です。それ以前に有権者の意識が変わらなければならない。そのためにも、「しらす」という言葉を復活させていかなければなりません。

    天皇皇后両陛下
    20200716 天皇
    画像出所=https://dot.asahi.com/aera/2019102300016.html
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    古事記に「国譲り神話」があります。
    出雲にあった大国主神が高天原の求めに応じて国を譲り渡したお話です。
    大国主は国の譲渡の条件として「私の住処(すみか)として、大地の底まで宮柱が届き、高天原まで千木が高くそびえ立つほどの、大きく立派な神殿を建ててください。そうすれば私はそこに隠れましょう」と述べました。
    そうしてご創建されたのが出雲大社(いずもおおやしろ)です。

    この「国譲り神話」は、わたしたちの国が、戦(いくさ)よりも話し合いで解決する精神や、敗れた側を皆殺しにしたりするのではなく、その名誉を讃え尊重するという日本的心の教えとして紹介されることが多いのですが、もうひとつ、実はとても大切な教えが書かれています。
    それが「シラス」と「ウシハク」です。
    この「シラス」と「ウシハク」について、古事記の大国主神話から学んでみたいと思います。

     *

    大国主神は、若い頃は大穴牟遲(オオナムチ)という名でした。
    この頃のエピソードが有名な因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)です。
    大穴牟遅は、ウサギを助けることで、やさしい性格であること、古代の医療知識を持つ頭の良い青年であることが明かされます。
    そしてこの助けたことがご縁となって大穴牟遅は八上比売(やがみひめ)と結ばれています。
    つまり見た目も良い若者であったわけです。

    ところが大穴牟遅が八上比売と結ばれたことで、彼は兄の八十神たちから激しい嫉妬を受けます。
    古来、男の嫉妬は女性の嫉妬の何百倍も怖いといいます。
    案の定、大穴牟遅は、何度も命まで奪われるような仕打ちを受けます。
    多勢に無勢どころか、大勢の兄たちに対して、大穴牟遅はたったひとりです。
    一方的にイジメられるのです。

    心配した母や大屋毘古神(おほやびこのかみ)の勧めに従って大穴牟遅は、根の堅州国(ねのかたすくに)の須佐之男命(すさのおのみこと)を尋ね、そこで厳しく鍛え上げられます。
    そして須佐之男命の太刀や弓をいただいた大穴牟遅神はイジメていた八十神たちを全部やっつけて、八千矛神(やちほこのかみ)となり、大いなる国の主となったというのが、大国主神話です。

    大国主神の治世によって、中つ国はおおいに発展し、国力を充実させて遠く韓国(からくに)までも平定したということが古事記に書かれています。
    彼の国は国の領域も経済もおおいに発展して大いなる国となったのです。
    ところがこの大国主神の国には、二つの大きな問題がありました。
    ひとつは、大国主神が大王としての権威と権力の両方を併せ持つ存在であったこと、もうひとつは、国際交流によって都市部の経済がたいへんに発展した国であったことです。



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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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