• タイムマシン


    8月14日(土)に靖國神社昇殿参拝を行います。
    受付開始は13時から。靖國神社参集殿正面入口前です。お志のある方、どなたでも参加可です。皆様のご参加をお待ちします。
    詳細は → https://nezu3344.com/blog-entry-4963.html

    ◆◆ニュース◆◆
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    歴史は、過去にあった出来事を覚える学問ではないと思います。
    過去にあった出来事について、なぜ起きたのか、どうしてそうなったのか、別な選択はなかったのかを考える学問です。
    ここを間違えると、大切なものが見えなくなります。

    20210801 タイムマシン
    画像出所=https://ameblo.jp/asakarakaichou/entry-12552163025.html
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    暑い日が続いています。
    早いもので、今日から8月。
    なんだか、ほんとうにあっという間です。

    さて、以前、平安時代初期の815年(弘仁6年)に、嵯峨天皇の命により編纂された『新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)』を例にあげ、そこで丁寧に調査された畿内1200の豪族の系譜が、
     皇別(天皇の血筋)
     神別(八百万の神々の血筋)
     諸蛮(渡来人)
    の3つに分類され、その数はちょうど3分の1ずつになっていたこと、つまり畿内の豪族の3分の1が渡来系であったと書かせていただきました。

    そのうえで、
    1 外国人が3分の1もいても、平和で豊かで安全で安心な国を築くことができた古代。
    2 外国人の割合が2%にも満たないのに、日々危険度を増している現代日本。

    この違いはどこにあるのでしょうか・・・と書かせていただきました。

    実はその答えはたったひとつ、
    「古代には、日本人が格(核)とすべきアイデンティティがあり、
    現代には、日本人が格(核)とすべきアイデンティティが失われている」

    です。

    だいたい、天皇のことをエンペラー《Emperor》と訳している時点で、狂っているのです。
    Emperorを皇帝と日本語訳するのは、正しいと思います。
    なぜなら、Emperorは、王の中の王、つまり最高権力者だからです。

    けれど天皇は、権力者ではありません。国家最高権威です。
    もっといえば、天皇は政治権力を持ちません。
    政治権力の無いお方を、あたかも政治権力者であるかのように世界中に誤解を与えて平気でいるから、おかしくなるのです。
    この点、日本政府も、日本の翻訳界も、あらためて日本人としての国史を基礎から学び直す必要があるように思います。

    絶対的な権力である王権や、法の執行官という権力による支配ではなく、
    権力よりも上位に天皇という不可侵の国家最高権威を持つ。
    そしてその国家最高権威によって、民衆を「おほみたから」とする。
    これこそが日本のシステムであり、およそ人類社会が考えうる最高でありかつ究極の民主主義です。
    なぜならこのシステムによって権力は、天皇の「おほみたらか」が常に豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくことが義務となるからです。

    7世紀の大化の改新は、まさにこのシステムを実現するためのものであったし、8世紀のはじめには記紀が編纂されることで我が国独自の民主主義の根幹となる神話が固定され、これによって我が国は真の自由、平等、博愛の文化精神を打ち立てました。
    それはフランス革命のバスティーユ襲撃(1789年)から遡ること千年以上もの昔のことです。

    この当時の日本には、半島や大陸からのみならず、遠くペルシャやヨーロッパ、アフリカからも人が集っていました。
    遣唐使を廃止しても、渤海との日本海交易は盛んに行われていたし、渤海の窓口となった東京龍原府(いまのウラジオストク)には、遠くペルシャ商人や使節団がやってきていました。
    日本は金(GOLD)の一大産出国だったし、ペルシャ交易があった事実は正倉院にその証拠がいくらでも残っています。
    そして人口の3分の1が外国からの渡来人でした。

    ところがそんな日本が、奈良時代には人口わずか450万人の国でありながら、奈良の大仏開眼のために全国から37万人もの喜捨が集まる豊かな国であり、平安中期には紫式部や清少納言などの女性たちが大活躍する文化性の高い国家を築いたのだと思います。
    この歴史が示すことは、日本国内が荒れる、乱れるのは、ひとえに外国人のせいではなく、日本人と日本人の織りなす社会自体が、しっかりとしたアイデンティティを持つことの重要性です。

    私は、動画やブログや講義を通じて、日本は良い国だ、という発信をし続けています。
    これに対し、「日本ばかりひいきするのはおかしい」という人がいます。
    アホか(笑)と思います。
    日本を貶める内容のものなら、教育界にも、動画にも、ネットにもゴマンとあります。
    そういうものばかりだから、カウンターとして、「別な見方もあるよ」と言っているのです。
    「思考停止にならないようにしましょう」と言っているのです。

    そもそも、何百年、何千年も昔の事実がどうであったかなんて、タイムマシンでもない限りわからないのです。
    当然、私にもわかりません。
    できることは、遺された手がかりをもとに、ああだったのではないか、こうだったのではないか、と、できるだけ根拠性を持って推測することだけです。
    だから、ひとつの推測だけで思考停止になりたくないのです。
    柔軟でありたいのです。

    歴史は、過去にあった出来事を覚える学問ではないと思います。
    過去にあった出来事について、なぜ起きたのか、どうしてそうなったのか、別な選択はなかったのかを考える学問です。
    ここを間違えると、大切なものが見えなくなります。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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