• 琉球は竜宮


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    歴史をたどれば、「琉球」は「流求(りゅうぐう)」であり、「りゅうぐう」は「竜宮」です。
    わたつみの大神がおわし、豊玉姫が山幸彦と恋をした、あの神話に登場する場所が竜宮であり、それが沖縄です。

    20211008 竜宮城
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    沖縄と琉球王国

    いま、中学校の歴史教科書を見ると、沖縄は琉球王国という、日本とは別な国であり、これを1609年に薩摩藩が侵攻して領土にしようとしたけれど、江戸幕府が琉球王国の独立性を認めた・・・みたいなことが書かれています。
    おそらくこれを読んだ中学生は、「ああ、沖縄って、もともと日本ではなかったのだ」と思うに違いないように思います。

    ところが教科書のこの記述、かなり政治的に偏向したものです。

    そもそも沖縄について史書に登場するのは『隋書』の「巻81列伝第46東夷伝」が初出で、ここに「流求國」の記述があります。
    つまり「琉球」は、実は「流求」と書かれていたわけです。

    その「流求」の表記が、いまのような「琉球」になったのは、14世紀後半の明の時代のことで、琉球三山時代に沖縄に遭った3つの王朝(琉球國山北王、琉球國中山王、琉球國山南王)の冊封を、明が認めたときに、実は明への冊封国の証として「氵」が「王偏」に置き換えられて「琉球」となりました。

    沖縄ではこの後、中山王が他の2つを滅ぼして琉球王国を成立させています。

    ところが、明が琉球三王に冊封を与える少し前に書かれた日本の『日本扶桑国之図』には、沖縄のことが「龍乃國」と書かれています。
    「龍乃國」とは何かというと、実は日本では古くから、海神の住む竜宮(りゅうぐう)のことを言います。

    ここが注意どころです。
    「琉球」とか「流求(りゅうきゅう)」といった記述は、あくまでチャイナが日本語の発音を、彼らの漢字に当て嵌めたものです。
    チャイナは周辺国には、基本、ろくでもない字を当てるという習慣があります。
    ということは、「流求(りゅうきゅう)」は、もともとは「竜宮」であったということです。

    つまり沖縄のことを、日本では「竜宮(りゅうぐう)」と呼び、これをチャイナが「流求(りゅうぐう)」と書き、後にこれを「琉球」と表記したというのが、歴史に現れた表記の変遷です。

    では「おきなわ(沖縄)」という表現はどこから来ているのかというと、この呼称の初出が淡海三船が記した鑑真の伝記の『唐大和上東征伝』(779年・宝亀10年)です。
    この書の中で鑑真らが、島民に「ここは何処か」との問い、島民が「阿児奈波(あこなは)」と答えたという記述があります。
    つまり鑑真らが到着した753年(天平勝宝5年)には島民たちが自分たちの住む島々のことを、この時点ですでに「おきなわ」と呼んでいたことがわかります。

    その「おきなわ」の表記を「沖縄」にしたのは、江戸中期の新井白石で、1719年の『南島誌』の中で『平家物語』に登場する「おきなわ」のことを、漢字で「沖縄」と記しました。

    「おきなわ」の語源には諸説ありますが、おそらくこれは「おおきな環(わ)」のことで、これは万年の昔、まだ海面がいまよりもずっと低かった時代に、琉球諸島から小笠原諸島、マリアナ諸島にかけて、大きな環状列島が形成されていたことから「おおきな環」とされたか、あるいは当時琉球列島の西側に「ひる湖」と呼ばれる大きな内海があり、その周囲をめぐる國であったことから「おおきな環」とされたのか。
    いずれにしても、かなり古い時代からの呼称の名残と考えるのが、もっとも正しいことのように思います。

    この沖縄が、日本民族とは異なると言い出したのが実は、共産党の徳田球一で、終戦後、在日本朝-鮮人連盟から資金提供を受けて共産党を再建した徳田球一が、「沖縄民族は少数民族であり、歴史的に搾取、収奪された民族である」と主張。
    これを奇貨として、マッカーサーが「沖縄人は日本人ではない」として、日沖を分断して琉球列島を米国軍の支配下に起き、結果、いまでも沖縄には米軍基地がある、、というのが歴史の流れです。

    筆者が、動画などで時折「りゅうきゅう」という用語を使うことで、「りゅうきゅうという用語は分断用語であって使うべきではない」というお叱りをコメント欄でいただくことがありますが、歴史をたどれば、「琉球」は「流求(りゅうぐう)」であり、「りゅうぐう」は「竜宮」です。
    わたつみの大神がおわし、豊玉姫が山幸彦と恋をした、あの神話に登場する場所が竜宮であり、それが沖縄です。

    共産党や共産主義のように、なんでも対立で物事を考えるのは、みずから争いを生もうとする、よろしくない思考だと思います。
    たいせつなことは、「むすび」です。

    国境だの民族だのといったものが、まだ存在しなかった時代。
    海洋民族である日本人は、海を島を渡りながら、いまのような国境なんてもものに縛られずに、もっとずっと自由に暮らしていたし、美しい海と真っ白な砂浜を持つ「おおきな環」の島、そこにある宮殿は、まさに竜宮城そのものであったのであろうことは、想像に決して難くないことです。

    共産主義的対立観などに縛られず、もっと自由になりましょうよ。
    それが「日本をかっこ良く!」ということなのだろうと思います。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

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