• 白木屋火災事件と情報化社会


    ○最新刊『金融経済の裏側』11月24日発売。
    ○最新刊庶民の日本史11月15日発売。


    白木屋火災といえば、日本女性のパンツを穿く習慣の事始めのように言われていますが、実際にはこの呼びかけは、当時の朝日新聞の捏造です。

    白木屋百貨店の火災の様子
    20211216 白木屋
    画像出所=https://urbanlife.tokyo/post/43940/
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    !!最新刊!!予約受付中
     

    12月16日は、昭和7年(1932年)に、東京日本橋の白木屋(しろきや)で火災があった日です。
    午前9時過ぎに4階の玩具売場から出火し、地上8階の建物の4階から8階までが全焼して、午後12時過ぎにようやく鎮火しました。
    この火災が、我が国における高層建築物火災の最初の事例となりました。

    出火原因は、クリスマスツリーの飾り付けの豆電球を交換しようとした際に、電線がソケットに触れてスパークして火花が散り、これがクリスマスツリーに着火して、近くにあったセルロイド製のおもちゃに燃え移り、またたく間に大火災となったものです。

    消防署がポンプ車29台、ハシゴ車3台を出動させて鎮火にあたったけれど、当時のはしご車は低層階用だったし、ポンプ車の送水圧力も足らずに、放水が5階までしかとどかず、鎮火が困難で被害が拡大することになりました。
    この火災による死者は14人、負傷者67人でした。

    この白木屋百貨店の火災といえば、この火災がきっかけとなって、女性がパンツ(当時はズロースと呼ばれた)を穿く習慣が我が国に根付いたという話がよく出ます。
    内容は、当時の服装の主流が和服で、和装にはパンツの習慣がなかったため、ビルの高層階から飛び降りようとする際に下腹部が野次馬の前に露出されることを防ごうとして、煙に巻かれて死んだといったものです。

    ところがこの情報、実は朝日新聞の捏造で、実際には、高層階からの飛び降りで80名以上が助かっており、これとは別に、低層階の窓からにいた和装の女性店員がビルの窓から救助される際に、野次馬に見られていることに気が付いて裾の乱れを直そうとして地上に転落して負傷したケースがあったものを、この二つの別々の事実を勝手に結びつけて、話をでっちあげたものです。

    捏造であっても大手の朝日新聞による拡散です。
    他の新聞社も、それに追随し、結果、いつの間にか、白木屋=女性のパンツという話にされてしまいました。
    けれど、百万遍唱えようが、嘘は嘘です。
    近年では、実は違うよ、という指摘が、あちこちでなされるようになりました。

    ちなみにこの朝日新聞の捏造から、なにやら白木屋火災といえば、日本女性のパンツを穿く習慣の事始めのように言われていますが、実際には、朝日のこの呼びかけはほとんど功を奏していません。

    それよりも女性の下着のパンツ着用は、白木屋火災よりも10年ほど後の戦時中のことで、女性が戦時徴用で工場などで働くに際して洋装になる機会が増えたことによります。
    洋装の場合、スカートの下に、さすがに腰巻きというわけにはいきません。
    結局、女性のパンツ着用は白木屋火災が原因ではなく、むしろ先の大戦中の女性の洋装化が原因となっていたのです。

    思うに、文化というものは、それが社会的に一般化したときに、はじめて発達するものであるといえます。
    情報を一部のメディアが牛耳っている・・・つまり一部のメディアしか情報の発信源となる媒体がない場合、世論はそうしたメディアが完全に牛耳ることができます。

    ところが、情報媒体がネットや動画などの多岐にわたり、様々な人が情報発信ができるようになると、すべての情報が白日のもとに出てくることになります。
    すると、一部メディアの意図的な情報操作が、世間で通用しなくなります。
    つまり、多様な情報媒体を人々が取捨選択できるようになることで、嘘や誤魔化しや捏造がバレ、真実が見えてくるようになるのです。

    「嘘は百回言ったら本当になる」という時代は、もはや過ぎ去りました。
    いまは、
    「百万遍唱えた嘘が、一片の真実によってすべて打ち砕かれる」と、そういう時代です。
    そしてこのことが何を意味しているのかと言うと、「戦後という特殊な反日時代の終わり」です。
    我が国は、これまでと違った、まったく新しい情報の時代に入ったのです。


    日本をかっこよく!
    お読みいただき、ありがとうございました。
    YOUTUBE 日本の心をつたえる会チャンネル


    人気ブログランキング
    ↑ ↑
    応援クリックありがとうございます。

    講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、メールでお申し出ください。
    info@musubi-ac.com

    《倭塾の日程》
    【開催を予定しておりました1月22日(土)の倭塾は、都合により2月に延期になりました】
    2022年2月23日(水・祝)13:00〜16:30 第89回倭塾 タワーホール船堀4F401号室
     https://www.facebook.com/events/579487736653084


    『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
    登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!


                   

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
むすび大学事務局
E-mail info@musubi-ac.com
電話 072-807-7567
○受付時間 
9:00~12:00
15:00~19:00
定休日  木曜日

スポンサードリンク

カレンダー

11 | 2021/12 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

スポンサードリンク

月別アーカイブ

ねずさん(小名木善行)著書

  

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

スポンサードリンク

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメント、および名無しコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク