• 一隅を照らす、照らし続ける


    ■□■━━━━━━━━━━━━━■□■
    新年最初の倭塾は、1月21日(土)13:30から江戸川区タワーホール船堀 401号室で開催です。
    参加自由で、どなたでもご参加いただくことができます。
    皆様のふるってのご参加をお待ちしています。

    https://www.facebook.com/events/458686826358362

    ひとりひとりの力は小さいけれど、みんなが集まり、それを続ければ、必ず巨大な事業を為すことができる。

    20230117 伝教大師童形像



    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    !!最新刊!!
       自信作です!


    「一隅を照らす」という言葉があります。
    伝教大師が桓武天皇に宛てて記した「山家学生式(さんげがくしょうしき)」にある言葉です。

    「径寸十枚
     是れ国宝にあらず。
     一隅を照らす
     是れ即ち国宝なり」

    意味は、
     直径3センチもある宝石十個(金銀財宝)が国の宝なのではない。
     世の中の一隅で暮らす人々が、その場所で精一杯努力して光りを放つこと。
     それこそが国の宝である。
    といったものとされています。

    原文は
     照于一隅此則国宝
    となっています。

    「一隅を照らす」と書きたいだけなら、「照一隅」で良いのです。
    けれど原文では、なぜか「照【于】一隅」と「于」の字が入っています。

    「于」という漢字は、長い刀の象形で、ここから長い、永いを意味するときに使われる文字です。
    ですから「于」にウカンムリが付けば「宇」になります。
    地球から観たら傘か屋根のように見える大空、星空は、じつは果てしない。
    だからウカンムリに「于」と書いて「宇」です。
    つまり「于」は、果てしなく続くことを意味します。

    ということは、伝教大師が「照【于】一隅」と、あえて「于」を入れて書かれたということは、
    単に「一隅を照らす」だけでなく、それを「照らし続ける」、「永遠に照らし続ける」と述べていることになります。

    よく講義などで、
    「ねずさんの話を聞いて感動したけれど、
     自分でどうしたら良いのか、
     何をしたら良いのかわからない」
    といったご質問をいただきます。

    答えは、「一隅を照らす」です。
    何か大きなことをするとか、世直しをするとか、そんな大きなことではないのです。
    それはあくまで結果であって、我々が日々すべきことは、その日その日に自分なりにできる一隅を照らすこと、しかもそれを、「照らし続ける」のです。
    結局の所、継続は力なり、なのです。

    すごい人、と呼ばれる人がいます。
    そうした人たちの、何がすごいのかといえば、それは「続けた」ことです。
    続けたからすごいのです。

    1億円の宝くじに当たったというのは、ただの偶然か運です。
    そのような僥倖を得ることができる人も、世の中にはあるのでしょうけれど、そのような人は、1億人にひとりなのです。

    そうではなく、日々コツコツと善行を積み重ねる。
    それをひとりではなく、みんなで行う。
    一億人が1円ずつ持ち寄れば、1億円になってしまうのです。
    それを30日続ければ、30億円です。
    10年で300億、100年で3000億円です。

    続けるのです。
    ほんのちょっとで良い。
    続けることが、実は「照于一隅」の意味です。

    現状を憂いても、すぐには何も変わりません。
    けれど憂いているのなら、一隅を照らす、照らし続ける。

    比叡山に、伝教大師の童形像があります(トップの画像)。
    この像は、全国の小学生が、当時のお金で1銭(いまの1円)を出し合うことで建てられた像です。
    小学生の1円が、これだけ立派な像になるのです。
    大人たちが力を合わせれば、どれだけのことができるのか。

    全国の大型一級河川には、広大な堤防があります。
    その堤防のほとんどは、まだ建設重機のなかった江戸時代に、地域の人々が力を合わせて、人力でモッコを担いで築き上げたものです。
    ひとりひとりの力は小さいけれど、みんなが集まり、それを続ければ、必ず巨大な事業を為すことができるのです。

    一隅を照らすは、「照于一隅」です。
    一隅を照らす、照らし続ける、のです。

    日本をかっこよく!
    お読みいただき、ありがとうございました。
    YOUTUBE
    日本の心をつたえる会チャンネル
    むすび大学チャンネル


    人気ブログランキング
    ↑ ↑
    いつも応援クリックありがとうございます。



    講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、メールでお申し出ください。
    info@musubi-ac.com

    『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
    登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!


    【次回以降の倭塾】
    第96回倭塾 11/20(日)13:30〜16:30 東京都渋谷区代々木2-4-1 THビル2F Aルーム
    ※11月20日は開催会場が変更になっていますのでお気をつけください。
    第97回倭塾 2023/1/21(土)13:30〜16:00 タワーホール船堀401室
    第98回倭塾 2023/2/18(土)13:30〜16:00 タワーホール船堀401室
    第99回倭塾 2023/3/26(日)13:30〜16:30 富岡八幡宮 婚儀殿2F
    第100回倭塾 2023/4/23(日)13:30〜16:30 富岡八幡宮 婚儀殿2F
    第101回倭塾 2023/5/14(日)13:30〜16:30 富岡八幡宮 婚儀殿2F
    第102回倭塾 2023/6/25(日)13:30〜16:30 富岡八幡宮 婚儀殿2F
    第103回倭塾 2023/7/22(土)13:30〜16:30 富岡八幡宮 婚儀殿2F


                          

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ぜんこうのひとりごとの最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
むすび大学事務局
E-mail info@musubi-ac.com
電話 072-807-7567
○受付時間 
9:00~12:00
15:00~19:00
定休日  木曜日

スポンサードリンク

カレンダー

12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

スポンサードリンク

月別アーカイブ

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

スポンサードリンク

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメント、および名無しコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク