二宮尊徳のこと



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掛川駅前の二宮尊徳像
掛川駅前の二宮尊徳


昔あって、いま無くなってしまったもののひとつに、小学校の正門あたりの二宮金次郎の銅像があります。

重そうな薪(まき)を背負って読書に励むその姿は、戦前は勤勉の象徴であり、二宮金次郎は、小中学生のもっとも尊敬する歴史上の人物で、つねに1位、2位を占めている人だった。

ところが戦後左翼の反日家たちは、こういうところにもくだらない陰謀をめぐらし、二宮金次郎は軍国主義の象徴である。子供たちに勤勉を強いるものである、などと称して、いまどきは小学校の正門前に、二宮金次郎の像を置いている学校のほうが、むしろめずらしいという状況になっています。

で、実際に二宮金次郎が軍国主義の象徴であったかというと、そういう意図で校門わきに銅像が設置された例は、実は皆無です。

そもそも、二宮金次郎の銅像が小学校に設置されるようになったのは、彼が貧しい農家の出でありながら、一生懸命家の仕事を手伝いながら勉強に励み、長じては世のため人のために尽くしたというその生涯の姿にあります。

だからこそ戦後日本を統治したGHQでさえも、「二宮尊徳翁は、日本のエブラハム・リンカーンである。自由と民主主義を日本で初めて実践した人物である」(GHQ、インボーデン少佐)と称して、二宮金次郎の銅像の小学校設置をまるごと認めています。

ついでに申し上げると、GHQは、戦前の日本で、全国の駅前や公園に置かれていた旧帝国軍人の銅像のほぼすべてを撤去しています。
生き残ったのは、マッカーサーが世界第一の陸軍軍人として尊敬していた大山巌元帥の像と、この小学校の校門脇の二宮金次郎像くらだとさえいわれている。

逆にいえば、GHQでさえ「日本の自由と民主主義の象徴」と評した二宮金次郎像を、戦後左翼は、その存在さえも葬り去ろうとしたわけです。

現に、公立中学校の歴史教科書に、二宮尊徳の名前の記載はありません。
歴史教科書といえば、東京書籍、日本文教出版、帝国書院、教育出版、清水書院あたりが定番だけれど、この5社の教科書には、二宮尊徳も、二宮金次郎も、まったく記載がない。

ようやく昨今になって、正しい歴史を教えようとする教科書が2社あらわれた、というのが実情です。

今年は4年に一度の、次年度以降の教科書採択の年に当たるけれど、二宮尊徳の記載があるのは、自由社と、育鵬社の2社だけです。

ちなみに自由社の歴史教科書は、二宮尊徳について、「歴史のこの人」というコーナーを設けて、まるまる1ページをさいて紹介しています。

以下の文です。

~~~~~~~~~~~
◆働きつつ学ぶ

「柴刈り 繩ない ワラジをつくり 親の手を助け 弟を世話し・・・」
これは二宮金次郎(のちの尊徳)のことを唄った小学唱歌の一節である。

幕末の頃にいまの神奈川県の小田原近くの農家に生まれた人物で、戦前には日本中の小学校の校庭に、柴を背負って歩きながら読書をしている姿の銅像があった。

金次郎が生まれた天明年間、飢饉や打ちこわしなどで人々が苦しんでいた時代だった。
幼少の頃、河川の大洪水で田畑は水没し、父も病に倒れたため、11歳で家を継いだ。

それからは村人とともに堤防工事に協力したり「大学」などの書物を声に出して読みながら、8キロの山道を薪(たきぎ)を背負って歩いたという。

やがて母が亡くなると、兄弟三人は一家離散となり、金次郎は16歳のとき、伯父(おじ)に養われることとなる。

生粋の百姓である伯父は、夜中に読書をするのを、油がもったいないといって禁止したので、行燈(あんどん)に寝巻を巻いて、隠れて勉強したという。

金次郎は、立派な百姓になるためには学問が必要」と考え、なにごとにも工夫をこらした。
自ら菜種油を手に入れ、一年で八升の油をつくり、田植で残った稲穂を拾って、年に何俵も米を生産している。

ここに金次郎の「積小為大(せきしょういだい=小さいことでも積み重ねると大を為す)という思想がある。
金次郎は、単なる農業者だけでなく、いまでいうところの実業家(経営者)でもあった。

◆藩の再建に貢献

わが家を再建し、二宮家本家の復興や村の名主、岡部家の財政再建、藩の家老服部家の再建に成功している。
これによって藩内で名前を知られるようになった金次郎は、小田原藩大久保家の分家である旗本の領地など、下野の国(現在の栃木県の一部)でも農村の経営指導に活躍した。

今日、二宮尊徳といえば、単に「勤倹貯蓄(よく働きよく節約してお金を貯めること)」の人材とだけみられているが、江戸時代の社会で稀にみる近代的財政家の先駆者だったのである。

尊徳の教えは、明治以降も引き継がれ「報徳社」という結社が全国に組織された。
~~~~~~~~~~~

そもそも、二宮尊徳は、明治33年に学校教科書で採用されて以来、昭和20年までずっと、教科書でその人物が紹介され、戦前は、小中学生の「尊敬する人」で、常に1位、2位を占めていた人です。

そして修身教科書のなかで、「酒好きな父のために、草鞋を作って酒代を稼ぎ、父が亡くなってからは、朝早くから山で芝刈りをしたり、薪(まき)とって、それを売り、夜には下足のはなわをなったり、わらじを作ったりしてよく働いた」といったエピソードが紹介され、そのときの像が、全国どこの小学校に行っても、正門付近に、設置されていたのです。

考えてみると、二宮尊徳の生涯に代表される勤勉、孝行、我慢・倹約・公益の概念は、万国共通の素晴らしい考えと行動です。

戦後左翼は、この二宮尊徳を子供たちへの教育から除外したけれど、なんといまでは中共政府が、教科書の中で二宮尊徳を紹介している。
≪参照→http://plaza.rakuten.co.jp/jifuku/diary/201102260006/

戦後左翼が、否定しつくした二宮尊徳を、戦後左翼が信奉し、尊敬しているChinaの中共政府が、二宮尊徳を教科書に載せて、子供たちに教えているのです。
馬鹿な話です。

ところで、二宮尊徳といえば、少年時代の薪を背負ったかわいらしくて健気な姿ばかりが印象強いですが、大人になった尊徳は、なんと身長6尺(180センチ)を超える大男で、しかもどんぐりまなこで、眉も太けりゃ髭も濃い。

明治初期の頃の日本人の平均身長が、155センチ程度であったことを考えると、さしずめ現代人の感覚で言ったら、身長2メートルを超す大男、となります。

腕力もあり、腕もたち、しかも勤勉で頭がよくて、実行力もある、二宮尊徳は、そういう人物でもあったわけです。

つまり、薪を背負って読書をしていた紅顔の美少年は、強くて凛々しくて男らしい偉丈夫に成長し、公のために尽くす生涯を歩んだのです。

毎朝、早起きして、片道8キロの道のりを歩いて師匠のもとに通い、一生懸命勉強して、親孝行し、長じてはみんなから尊敬を集める人物となった。

そういう人物を、教えない。だから誰も知らない。
それどころか軍国主義の産物とか、まるっきり見当違いなレッテルを貼って貶め、その存在を抹消しようとする。

日本人は、そんな戦後を、抜本的に考え直さなければならないときにきているように思います。

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二宮金次郎 (唱歌)


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コメント

通り過がれなかった人

尊徳さんって…
尊徳さんって本当にごっつくて背の大きい人だったんですね。
20年前に亡くなった爺様がたまに教えてくれたことです。
何代前の大爺様か忘れましたが、尊徳さんが農作業道具のクワなどを借りにウチに来たそうです。背の高くガタイの良い人だった。そして今で言うマネジメント能力などに長けている人だった。そうウチには伝わっていました。
子供ながらに、『んなわけねーべ、蒔きをしょってる銅像の尊徳さんは小さいじゃん』なんて思ってました。
今回のお話しで何となくイメージが出来ましたことに感謝致します。
そう言えば、その寄贈した農作業道具は大切に使われていたのか、小田原の尊徳記念館に今も置かれています。

一有権者

No title
共通一次世代様。うつみさんは小野寺議員がどこの選挙区出身か判ってあんな事いってるんでしょうか。?
彼の出身が気仙沼だって事を。

自分こそ一週間でいいから被災地の避難所で暮らしてみろって言いたい。
私も津波が来るほど海岸近くに家があったわけではないが岩手の被災地にすんでいます。最近急に暑くなってきて瓦礫からの腐臭が凄い事になってきつつあります。
こんな中自衛隊の皆さんや警察の皆さんは頑張ってくださってます。本当に感謝と尊敬の念にたえない。

日本のマスコミは売国政治家同様に信頼置けないと思いますね。視聴率さえ取れれば日本の国や日本国民の事なんかどうでもいいのでしょうね。

愛信

ベトナム海軍が実弾演習へ 南シナ海、中国を牽制か
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/asi11061022270004-n1.htm

結束が乱れる上海機構、財政破綻の共産原野
に吹き荒れるジャスミン革命の嵐。

【その他の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/snt/snt.cgi
【その他のタイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。

きなこ

No title
TVは洗脳の道具ですね。省エネで全部閉鎖になればいいのに。デスノートが欲しいと思ってしまいますね。

粗歌を一首

No title
>古道につもる木の葉をかきわけて、天照す神の足跡を見ん


尊徳公の作でしょうか。

では、私も。


書につもる  知恵の結晶

世のために

活かし廻らす  人ぞ尊し

確かに

No title
「古道につもる木の葉をかきわけて、天照す神の足跡を見ん」

共通一次世代

今日のTBS「ひるおび」の動画です。番組自体が異常です。
【YouTube - うつみ】
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=21MCPDJcWMo

一有権者さん、今日は、辛坊治郎が中川さんが亡くなられる前、たかじんの委員会の番組で、中川さんを愚弄した以来の悔しさと、憎しみを持ちました。

辛坊はあの時音声を消された部分を何と言ったのか。辛坊は大阪府知事選に立候補するのなら、それを、はっきりさせるべきだ。

消された音声は何を言っていたのか、辛坊治郎は正直に答えられるのか。有権者の前で。

一有権者

No title
うつみ宮土里こそ、被災地に一週間でも一ヶ月でもすんでみろと怒鳴り替えしてやりたいよ。

ホントにふざけるなと。!(怒)TBSに抗議すべき。!
あんな馬鹿降板させるべきだ。!

共通一次世代

No title
【ザ・特集:「家庭内野党」伸子夫人に聞く 菅さんが総理になって(毎日新聞2011/6/9)】http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110609ddm013010005000c.html

日本国の首相公邸を「首相の社宅」と言い、毎日の記者は「、「アジト」 と呼ぶ。

「菅さんの原点はゲリラ、市民ゲリラだってこと、もっと思い出してもらわなくちゃ。 」
「昔の菅さんを知る支持者のみんなからさんざん言われるの。
あと少ししかないなら、何かやってくれなきゃ。面白くないよって。私もそう思う」
「震災の復旧・復興はほかの人でもできるけど、“政治とカネ”の封じ込めだけは菅さんじゃなきゃできない 」

韓国人からカネを貰うという外患誘致の「大罪」を犯しておきながらこの言い草。
自ら認める「国家破戒テロリスト」。

朝ズバで、「実際、メディアにも朝鮮学校卒業生がたくさんいるんですよ」と暴露したという毎日の記者、鈴木琢磨を「首相アジト」に引き入れて「まあ、飲め飲め」と。

これが今の日本の「ファ-ストレディー」の姿。吐き気がする。
夫婦揃ってさっさと公邸を出て行け!!

そして、今日のTBSの「ひるおび」で、実家が被災し、家族で避難所生活もし、友人も失い、その中でずっと毎日、東京と気仙沼を往復しながら、被災地で必要な法案を作るために現地の声をまとめ、国会に出席し、頑張っている自民党の小野寺議員に向かって、うつみ宮土理が奇声を発しながら、「被災地に一週間でも一か月でも住んでみろ!!」と罵りました。あまりに酷い。

うつみ宮土理を許せません!!司会をしていた「めぐみナニガシ」も同罪です!TBSを本当に許せない!!

共通一次世代

No title
最近、二宮尊徳の言葉で「胸中の温気(うんき)」という言葉があるのを知りました。

========【二宮翁夜話】より
大道は譬(たとえ)ば水の如し、善く世の中を潤沢して滞(とどこほ)らざる物なり、

然る尊き大道も、書に筆して書物と為す時は、世の中を潤沢する事なく、世の中の用に立つ事なし。

譬ば水の氷りたるが如し、元水には相違なしといへども、少しも潤沢せず。

水の用はなさぬなり。

而(しか)して書物の注釈と云ふ物は又氷に氷柱(つらら)の下りたるが如く、氷の解て又氷柱(つらら)と成りしに同じ、世の中を潤沢せず、水の用を為さぬは、矢張(やはり)同様なり。

扨て此の氷となりたる経書を、世上の用に立てんには胸中の温気(うんき)を以て、能く解して、元の水として用ひざれば、世の潤沢にはならず、実に無益の物なり。

氷を解すべき温気(うんき)胸中になくして、氷の儘(まま)にて用ひて水の用をなすと思ふは愚の至りなり。

=========

(書物に書いてある「真理」は、そのままでは氷のようなものであり、世の中には、役立たない。
書物の中で氷となったままの「真理」を、世のため人のために伝えるためには、自分自身の胸の中のあたたかい心でよく温めて、その氷を溶かし、水にし、実生活で活用できるようにしなければならない。 熱い心を持たずに、「真理」「教え」を溶かしもせずに使おうとするのは、愚かなことである。)

ねずきちさんのブログも「氷を溶かす」手助けをしてくれているように感じます。

今日は仕事が休みでしたので、参議院予算委員会を11時過ぎから見る事が出来ました。
自民党の義家議員は、福島での放射線量基準値による学校の混乱問題から始まり、民主党政権が如何に日教組の強い影響を受け、教科書を含めた日本の子供たちの教育環境を破壊しているかを追求していました。

竹島や外国人参政権に関する表記など、如何に自分たちの都合の良い方向へと子供たちを洗脳しようと日教組が教育を行っているか。

二宮尊徳も否定し、赤穂浪士は集団報復だと教える日教組。

今日はNHKで国会中継が流されていました。義家議員も、「なんととしても国民に真実を知らせたい」、そういう思いがひしひしと伝わってきました。それだけ内容が充実していました。是非動画がアップされたら見て欲しいと思います。
多くの国民に今の民主党政権の危険を知って欲しい。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

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E-mail info@musubi-ac.com
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○受付時間 
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