日本人の誇り 三島由紀夫



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三島由紀夫先生


【日本人の誇り】文:三島由紀夫

一歩日本の外に出ると、多かれ少かれ、日本人は愛国者になる。

先ごろハンブルクの港に、日本船が日の丸を翻して入って来るのを見て、私は感激のあまり夢中でハンカチを振りまわした。
「ああ、オレもいざとなればあそこへ帰れるのだな」
という安心感を持つ。

私は巣を持たない鳥であるより、巣を持った鳥であるほうがよい。

私は十一世紀に源氏物語のような小説が書かれたことを誇りに思う。
中世の能楽を、武士道を誇りに思う。
日露戦争を戦った軍人の高潔な心情と、今次大戦の特攻隊を誇りに思う。すべての日本人の繊細優美な感受性と、勇敢な気性との、たぐいまれな結合を誇りに思う。

この相反する二つのものが、かくも見事に一つの人格に統合された民族は稀である。

われわれの誇りとするところのものの構成要素は、しばしば、われわれの恥とするところのものの構成要素と同じなのである。
きわめて自意識の強い国民である日本人が、恥と誇りとの間をヒステリックに往復するのは、理由のないことではない。

だからまた、私は日本人の感情に溺れやすい熱狂的な気質を誇りに思う。
決して自己に満足しない絶えざる焦燥と、その焦燥に負けない楽天性とを誇りに思う。
どこかになお、「ノーブル・サベッジ(高貴なる野蛮人)」の面影を残していることを誇りに思う。
絶えず劣等感に責められるほどに敏感なその自意識を誇りに思う。
これらを日本人の恥と思う日本人がいても、そんなことは一向に構わないのである。
~~~~~~~~~

三島由紀夫先生が自決されたのは、忘れもしない昭和45(1970)年11月25日です。
この頃の日本映画を観ると、男優さんたちが実にギラギラしています。
厳しさというか日本人魂への求道精神というか、日本人に一本、ピンと張った筋が通っている。

ところが昨今の日本映画といえば、たしかに女性は美しくなったかもしれないが、男優の多くは中味のない在日朝鮮人や軟弱さが売り物の安物役者さんが多く、日本男児であるはずが、ギラつくものが何もない人が多いような気がします。

精神力の輝きを失った日本男児では、未来は開けない。
私たちは、「巣を持つ日本人」に還らなければならないと痛感します。

そのためにも、日本人であることを誇りに思う心を、強く体内に育む必要があると思います。
そしてそれこそが、日本の<真の国力>の源泉なのだと思います。

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日本人は誇りを持っていいんだ!【日本再生】


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コメント

非政治的人間

No title
戦争に行きようがないからな。まあ、無い方がいいのは確かだし。
でも、同じ戦争に行きようがないなりに、あれこれ考えた三島方式と
何も考えずにゲームやってるような人間がいるなら、三島的な方式が1億倍
ましだろう。

そんな人間がいなくなれば、ゲームやレジャーに安息できる国力もなくなってしまうだろう。手前がっての附抜けた己の生活を基準にして、もっとハッスルして生きている知恵者・アスリート・政治的人種を嘲笑するのは、非常に平和的で大人しいが、邪悪さの本質にかけてはホロコースト並みかもしれない。

醜い自己愛のなせる業であろう。自分はすべてを分かった気でいるのだろうか。

三十代

戦争に行った人
「戦争は終わった。これからは復興するしかない」

戦争に行ってない人
ぎゃーぎゃー騒いで派手に自殺

どちらが好きですか?

某さん

無機的な からっぽな 或る経済大国 日本 三島由紀夫
長文コピペ失礼します。

【無機的な からっぽな 或る経済大国 日本 三島由紀夫】
http://sakura0501.at.webry.info/201008/article_5.html

「果たし得ていない約束」

 私の中の25年間を考えると、その空虚さに今さらびっくりする。

私はほとんど「生きた」とはいえない。

鼻をつまみながら通りすぎたのだ。

 25年間前に私が憎んだものは、多少形を変えはしたが、今もあいかわらずしぶとく生き永らえている。

生き永らえているどころか、おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまった。

それは戦後民主主義とそこから生じる偽善というおそるべきバチルスである。

 こんな偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終るだろう、と考えていた私はずいぶん甘かった。

おどろくべきことには、日本人は自ら進んで、それを自分の体質とすることを選んだのである。

政治も、経済も、社会も、文化ですら。

 …この25年間、認識は私に不幸をしかもたらさなかった。

私の幸福はすべて別の源泉から汲まれたものである。
 
 なるほど私は小説を書きつづけてきた。

…しかし作品をいくら積み重ねても、作者にとっては、排泄物を積み重ねたのと同じことである。

…気にかかるのは、私が果たして「約束」を果たして来たか、というこである。

否定により、批判により、私は何事かを約束してきた筈だ。

政治家でないから実際的利益を与えて約束を果たすわけではないが、政治家の与えうるよりも、もっともっと大きな、もっともっと重要な約束を私はまだ果たしていないという思いいに日夜せめられるのである。

その約束を果たすためなら文学なんかどうでもいい、という考えが時折頭をかすめる。

…戦後民主主義の時代25年間を、否定しながらそこから利益を得、のうのうと暮らして来たということは、私の久しい心の傷になっている。

 …私はこの二十五年間に多くの友を得、多くの友を失った。

…二十五年間に希望を一つ一つ失って、もはや行く着く先が見えてしまったような今日では、その幾多の希望がいかに空疎で、いかに俗悪で、しかも希望に要したエネルギーがいかに厖大であったか唖然とする。

 …私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。

このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。

日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう。

それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。

サンケイ新聞 昭和45年7月7日 三島由紀夫

一人の日本人

戦後日本人
私は、戦後の堕落は男性よりも、女性に現れてしまっていると思う。
芸能でなら男の役者には覚悟が見えず、女の役者には品性が見えない。
その原因は、社会の目の厳しさの少なさのかなー。

愛国志民

生きている軍神
今でこそ温厚な好行爺ぶりを見せている
小野田寛男少尉ですが、祖国日本の勝利を信じて闘い続けてた30年ぶりに
帰ってきた日本の興廃に落胆したのは想像に難くありません。
もしできたら、三島由紀夫氏に会わせたかったと思うのは、
私だけではないでしょう。
あと数年早く帰って来られていたら、三島由紀夫氏と連れ立って
一緒にブラジルの未開地に行っていたかも知れませんね。

騎兵

三島由紀夫は永遠だ
三島由紀夫は、日本人の魂のよりどころです。
切腹する決起は、昭和時代の安保闘争の虚偽を告発しました。
今の時代からは預言者的な言動一致の生涯です。
思い返して本を読み、感ずる事多しです・・・

大和

男性だけではありません。
同性として辛辣な物言いをしますが、女性のハシタナイ行動や、場を弁えない言動にも辟易です…。
やはり、70年代までは、家長もさることながら、頼もしい「山の神」が各家庭を護り導いていましたから、女は女として躾られ、男も男として育てられたのです。今は「山の神」が不在だからいけないのですよ。

ですがね、被災地などを回っていますと、そこには「ゆとり」など存在しないのです。逆境で覚醒した若者ばかりで、胸が熱くなります。

江戸時代のノンビリ風情同様、日本人って平和な時は羽を存分に伸ばして「有事の際」にスイッチが入る民族なのだと確信しています。有事になれば「覚醒」するのが日本人ですから!

楠公忠烈

No title
 三島由紀夫の誕生日の日は1月14日。私の祖父(帝國海軍准士官)が戦死した日と同じです。だから、三島由紀夫には特別なものを感じます。昨年靖国神社みたま祭に行って、3日連続で朝から晩まで靖国神社にいました。祖父と一緒にいるような感じがしました。遊就館の食堂の零戦のすぐそばで海軍カレーを食べましたが、祖父と一緒に食べたような気がしました。みたま祭開催中の靖国神社は他の時期の靖国神社とは雰囲気が違うようで、家に帰りたくなくなってしまってずっとここに祖父と共にいたいと思ってしまいました。今年もみたま祭に行きたいです。

サブロウ サカイ

No title
三島由紀夫さんが「クーデター」?を起こした事は私が中学生の時でした。当時は子供であり三島さんの心の中など判らないままに新聞、テレビを見ていました。最近になり
ようやく彼の言いたかった事が理解できるようになりました。惜しい方を死なせてしまいました、日本の誇りです・・・

斉藤一

震災をきっかけに
震災後の天皇皇后陛下、自衛隊の力の大きさを多くの国民は実感できたと思います。
それにしても陛下の慰問やお言葉、自衛隊の活動をまっ先に報道しないNHKニュース、大新聞は左翼に牛耳られているのでしょう。

桜子

No title
昔と違い今では多くの日本人が海外に出掛け、外から日本を見る事ができます。
少なからずとも三島由紀夫の言葉を感じた方、いたでは?日本人なら当然の感情です。
私も同じ思いをしたことがあります。
動画からは「いかに日本が素晴らしい」かが改めて伝わってきます。
いえ、今は悲しいかな、「いかに素晴らしかったか」という過去形に成り果てようとしています。
素晴らしい日本を取り戻す為自分に出来る事、たとえ小さくてもいい、努力していきたいと思います。

-

No title
役者さんじゃないけど

自民党の義家弘介センセは

日本男子って感じがします

イシコウ

No title
日本の映画界は左翼ばかりと津川さんが言ってましたね、TVなんか見るもの無いですもんね。

日の丸背負える役者は素敵ですよね。

伊予人

最近の俳優さんで
確かに昔の映画を見ると役者さんの輝きが全然違うなと管晋させられます。
ただ、最近の役者でも映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」で大場大尉を演じられた竹野内豊さんにはキラリと輝くものを感じました。
一見ふ抜けた日本人ばかりに見えますが、真の歴史と誇りを取り戻せば日本人としての輝きを取り戻せる。まだまだ日本人の大和魂は眠ってはいますが消えてはいないと思います。

amotoyamatotake

文化防衛論
三島由紀夫の文化防衛論は何度読み返しても含蓄のあるいい文章なのだが一番肝心の部分は天皇論だろう。

菊と刀の全体性、柔性と剛性、日本の歴史をひもとけば、倫理のかけらもない人間の姿も、忠義に生きた武士も幅広く存在するということなのだが、そういう自由のなかに天皇を配置して見せた三島由紀夫。

本人は武士道という近代合理主義を日本的に成立させてきた忠義という倫理よりも、文化の全体性を守護する天皇の盾となるという意味での皇軍に自衛隊が変成してほしいという願いをこめて武人の生き方を見出していたのではないかと思う。

自衛官といえ政権につかえる公務員であり、民主党政権下ではその意向によって、極論すれば共産党政権下では共産党政権の意向で動くビューロに過ぎないというのが実相であろう。

そこにあえて、自衛隊を天皇の軍隊としての夢を抱いた三島の思いはいまだに届いていない。おそらく戦前も戦後も単なる官僚機構に過ぎないのであるから、三島の片思いなのであろうがどこか自衛隊には政権に阿らない皇軍としての淡い期待をよせてしまう。幻想とは知りつつ・・

とまれ、百人斬り授業を許さない!!



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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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