お町さん

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お町さんの碑
20130126 お町さんの碑


戦後、戦犯として投獄、処刑された人の数は、約6千名にも達します。
その処刑され殺害された人の中に、女性が4人います。
4人の中には、東洋のマタハリと異名をとった川島芳子(かわしまよしこ)などもいるのですが、お町さんも処刑されたうちのひとりです。

愛知県の三ヶ根山に「お町さんの碑」があります。
そこには次の記述があります。

「お町さんは佛都福井県吉崎御坊近くの在家に生まれ、
 後、旧満州国安東市に渡って湯池子温泉の女中頭となり
 この地に終戦を迎えた。

 昭和二十年八月十五日、
 敗戦国民と化した在満日本人は
 家を奪われ財を失い、
 悲惨な俘虜の運命へと追い込まれて行った。

 奥地より陸続伝え来る無惨な同朋の悲報。
 然し此処にして誰に何ができるだろうか。
 若し出来得るとするならば機智縦横度胸あり、
 身を捨てて同朋の愛に死んでくれる、
 そんな女人でなければならない。

 国境、北辺より避難南下の人々を抱えて
 ふくれ上がった安東幾千万の
 日本人の命運を背負っての責は、
 余りにも重く、酬いられる保証は全くない。

 この時お町さんは人々に請われて「挺身娘子隊」を編成し
 その総監となり、
 ソ連軍駐し来るや慰安慰撫に奮闘司令官の信頼を
 一身にして日本人の被護活動に挺身した。

 奉天陸軍病院五龍背分院の重度傷病兵、
 三上勝弘中尉以下一〇八名が
 八路軍の分院接取により退去を余儀なくされ

 『止まるも死進むも死、
  ならば一歩でも日本に近付いて死ぬべし』
 と道を求めて彷徨終に得られず
 半死半生安東へ辿りついた彼等を迎え

 『お町も日本の女でございます。
  此の目玉の黒い間は
  滅多に餓死させるものではありません。

  お町は唐人お吉ではございません。
  お町には国府も八路もございません。

  日本人の為に生き、死ぬばかりでございます。

  時を経て、
  一顧だにされないだろうことは
  覚悟の上でございます』

 お町さんの活躍は
 満州電電安東支社長稲津宗雄氏の回顧録
 「望郷」の随処にかかれているが、
 彼女が心身困ばく、絶望のどん底にあった
 三上中尉以下に生きる気力と体力
 故国帰還の夢と希望を与えた事には
 全くふれられていない。

 あれから三十余年、
 いよいよかなしくあはれにお言葉が忘れられず、
 ソ連軍撤退して八路軍により
 鴨緑江河畔に銃殺刑となったお町さんへの、
 死をかけた平和への祈りと
 冥福の久遠をこめて此処に碑を建立す。

   昭和五十五年九月」

この物語を聞いた日の夜、あるスナックに伺いました。
そのスナックは、終戦後に南京から帰還された女性が経営しているお店です。
彼女は、大東亜戦争終結後、上海に疎開し、そこから日本に帰ってこられました。
復員船では、船倉に押込まれ、船酔いでたいへんな思いをされたそうです。
けれど彼女たちは、ソ連兵にも国民党軍にも、八路軍にも、まったく脅かされたり危害を加えられたりしていません。

なぜでしょう。答えは、根本博陸軍中将以下の元日本陸軍兵士たちが最後の最後まで武装を解かず、果敢に暴行魔たちを追い払い続けてくれたからです。
残念なことですが、世界は紳士ばかりではありません。
身を守るために、わたしたちは国家としての武装が必要なのです。

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コメント

takechiyo1949

殉教の烈女
殉教の烈女…お町さんこと道官咲子さん。
享年四十三歳。
戒名「寂道院釈尼妙咲」

お町さんが何で処刑されてしまったのか?
前から疑問でしたが、お町さんの娘のマサコ・デイーンさんを取材した長瀬正枝さんの著作があります。
参考までに。
合掌

杉田謙一

お町さんのこころに応えねば
お町さんの碑は涙なしに読まれないものです。
 命ある限り、参拝に来なければあの世で合わす顔が無いと、お町さんに救われた皆さんが参拝にこられていました。内地に送り出された時に財産を全て渡されて、送り出したと聞きます。 この碑に参拝するたび、日本女性の強さ、優しさにいつも感動しております。
 彼女達の帰国は叶わなかった。どれほど悲しく無念だったことでしょう。しかし、汚れた身を故郷に持ってはいけない。異国の地に果てても、誰か必ず日本を起こしてくれると信じていらっしゃった。この、やまとなでしこらの、身を以ってロシア兵をくいとめられた戦いに、命ある丈夫は応えなくては罰があたります。お町さんの願いをわするなかれ。
 ご紹介ありがとうございます。

まきの

ありがとうございます
あの碑を読んで、おぼろげにしかわからなかったことが、理解できました。
日本人として、又、自らの職業に自信と誇りがあったからこそ、成し得たことですね。
彼女のおかげで多くの日本人女性が救われたと思うと、女性として語り継ぐべき歴史だと思います。
現代に、日本人のどれだけが彼女のようにふるまえるかと思います。
職業によって人を蔑む、というのはある程度あることでしょう。
だからといって、綺麗な高給取りが人格も素晴らしいとは言えません。
世間的には立派な仕事ではないかもしれないが、自分は自分の仕事に誇りを持っている、昔はそういう人が多かったと思います。
歴史は正しく語り継ぎたい、史実を大切にする民族として切実に思います。

風来坊

20年ほど前のラジオ番組
場面は違うかもしれません。
しかし、今は亡き俳優「芦田伸介」さんが、満州からの引き上げ当時
の状況で、同じようなことを仰っていたことを記憶しています。

当時のことを正確に知る人が少なくなることに乗じて、サヨク共は、当時の話を捏造しています。

正しい歴史観とは、当時の話を正確に伝えることから始めなくてはなりません。

お祖父さんたちがご存命なうちに、できるだけ正しい歴史の口実を録音とともに残しておかなくてはならないでしょう。

まきこ

今回のお町さんのお話、何と美しいのでしょう。胸を打たれました。
同時に、私の中にある日本人としての、何か熱い物が沸々と沸き起こりました。それは、日本人として、誇り高く国や日本人の為に何かしたい。今よりも更に。そんな内に眠る思いを、目覚めさせて頂きました。
素敵なお話し、いつもありがとうございます。溢れる涙を堪えながら、文字を打っています。
日本人て本当に素晴らしい!日本大好き。

貼り付け

「SAYONARA」という映画
「SAYONARA」という映画があるんだが、日本人が出演してアカデミー賞まで貰った映画なのに、日本ではほとんど知られてない。何故かというと国辱映画だからで、日本でも公開されているんだが、あまり評判にならなかった。今は便利な時代で、それがネットで無料で全編見られます。


http://blog.shadowcity.jp/my/2013/01/sayonara-chotomattekudasai.html

韓国=強盗国家

先日逮捕された北朝鮮のスパイ、外務省や公安調査庁の採用試験を受けて潜入しようとしていたことが判明
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http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1359605164/


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にっぽんじん

財界人の責務
戦後の繁栄を築いてきたのは財界人達の努力のたまものと思います。と同時に今の荒れた社会を作ってきたのもまた財界人達ではないでしょうか。少子高齢化の要因の一つも財界人達の私益優先の「商魂商才」思想の結果ではないかと思っています。

国益よりも私益を優先する「商魂商才」思想は日本のためにはなりません。日本人なら「士魂商才」を優先すべきではないでしょうか。ベストセラーとなっている百田尚樹氏が書かれた「海賊と呼ばれた男」を是非読んでいただきたいと思います。

主人公は仮名ですが出光興産の実在人物です。私もその会社にお世話になりました。損得抜きで働ける仕事はお金では変えられない喜びがあります。それが本当の働く姿です。

団塊の世代の後輩

No title
シナは国民に反日教育を徹底し、だまされた若者達は「日本に原爆を落とせ!」といきまく。そんな体制の国家は「日中友好が大事です、尖閣は棚上げにしましょう」といまさら甘言をささやいたところでまったく信用できません。シナが信用に値する国になるには反日教育を改めなくてはなりませんが、絶対にやる訳ありません。ロシアにしても韓国にしても同様です。よってせめて我が国内の売国奴どもをやっつけるしかないのです、内を固め嘘八百の外圧を跳ね返す、それしかありません・・

ポッポ

No title
職業には貴賎があるが、人に貴賎はない。
職業の貴賎は難しいです。人のいやがる仕事は賎で、人のしたがる仕事は貴なのでしょうか? 報酬の少ない仕事は賎で、報酬の多い仕事は貴なのでしょうか?
元々は、これらを平等と考えるのが共産主義の一つだと考えた時期もあったのですが、現実は若干異なったようです。
自由と民主を守るのが保守ならば、保守は素晴らしいと思います。

ところで、2年半前のことになりますが、尖閣で漁船の衝突事件がありました。
そして、その当時のビデオは6分に編集されて国会議員に公開されましたが、その頃に海上保安官が46分のビデオをYouTubeで公開したことから、国民にも知らされることになったのですが、このビデオ、元々は10時間のものを編集したものでした。
東日本大震災では東京電力のビデオが隠されているとして、大問題になりましたが、これはその後、ほぼすべてを公開されています。(当初は音無でしたが、今は音入りになりました。)
尖閣のビデオを公開しない理由は、当初は裁判資料であるから公開しないとしていましたが、その被告である漁船の船長は既に帰国しており、日本の裁判所が呼び出したところで出頭することは全くないし、船長が帰国すれば裁判が成立しないことは、当初から分かっていたはずでした。
尖閣のビデオはそのすべてを公開し、これでもってその事件に終止符を打つのも、一つの考え方ではないでしょうか?
韓国は先日、靖国の放火犯人(中国人)を日本と犯罪者引渡の条約を締結しているにも関わらず、政治犯として中国に帰国させましたが、中国はこの犯人を日本に引き渡すとは考えられません。
尖閣の船長と同じで、日本は事件を終結することは出来ないと思います。

桜子

No title
お町さん、大和撫子の真髄を見せられたような気がします、ご冥福をお祈りします。
真の心の強さをお持ちになり、、そしてそれだけの優しさをお持ちの方だったと思います。
先の戦いで散華された英霊の皆さんとてその心は同じです。

男であろうと女であろうと日本人は強さの中に優しさを持っています、「強さ=優しさ」だからこそ対等になれるのだと思います、これが日本人です。

しかし世の中には心を伴わない「強さ=強さ」という国があるのも現実です。
日本人としての誇りを持って、その上でもっとしっかりと世の中の現実に目を向けるべきではないでしょうか。

>ボロは着てても心の錦、どんな花より綺麗だぜ、、、、この歌詞を思い出しました。
かくありたく思っています。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
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