韓国では上に立てばあらゆることが正当化される?



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『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人! 第二巻: 「和」と「結い」の心と対等意識』
ねずさんの百人一首本は2015年3月発売予定です。
【チャンネルAJER】政治経済と人

【CGS ねずさん】第7話 教育もどき教育を問い質す!


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李氏朝鮮0118


日本人は、国家というのは「どの国も、その国なりの歴史伝統文化があるもの」と、気楽に思い込んでいます。
けれど、そういう国は、実は世界でも珍しい存在です。

そもそも国民国家(Nation State)というのは、17世紀の英国の清教徒革命、18世紀のフランス革命などにみられるように、絶対王政を否定し、君主に代わって「国民」が主権者の位置につこうという概念です。
なかでもフランス革命後に成立したナポレオンの治世が、あまりに軍事的に強大だったことから、19世紀にかけてヨーロッパの他地域でも市民革命が起ったり、あるいは王自体が立憲君主制を敷きました。
これが国民国家(Nation State)で、そういう概念が着想され、世界の主流となったのは、歴史時代が始まってから二千年の人類史の中で、まだ、たったの200年そこそこの歴史しかない概念です。

ではそれ以前の世界はどのようになっていたのでしょうか。
あるのは支配と所有の概念だけです。
これは倉山先生の受け売りですが、たとえば妻は夫の所有物です。その夫は王様の所有物です。ですから妻は(当然に)王様の所有物だ、というのが近世まで続いた世界の常識です。

とりわけヨーロッパでは、多くの国が外来王朝です。英国でさえそうです。
英国は、もともとは精霊信仰などをする多神教のケルト人たちが住んでいたエリアですが、そこに11世紀のある日、フランスからノルマンディ公が上陸し、ここを征服して王朝を築くことによって成立した国です。

そのノルマンディ公は、フランスのノルマンディー地方を領有していた親分さんですが、もともとはスカンディナビアからバルト海沿岸にいた海賊の「バイキング」の親方です。




そのバイキングの海賊の一味が10世紀にフランスに上陸し、内陸部を征服して暴れ回り、西フランク王のシャルル3世の軍と戦うのですが、このときシャルル3世は、バイキングたちに土地を与え、「その代わり暴るな」とやったわけです。
それでバイキングが住み着いた地域が、フランスのノルマンディ地方です。ノルマンは、ノルウェー地方の人々、つまりバイキングのことです。

ところがこの連中、やっぱりおとなしくしていない。
11世紀になると、海を渡ってイギリスに行き、そこで収奪をはじめるわけです。
この時点のノルマンディ公は、フランス王の家来です。
ですから英国王室はもともとはフランスの家来です。
けれど「家来」という立場から独立します。
けれどそのために、英国はフランスとまるまる百年戦い続けました。これが「百年戦争」です。
そして最終的に、英国はフランス国内での権益を失い、フランスも英国の支配権を失い、いまの世界地図になっています。

こういうお話をしますと、ここでまた多くの日本人が誤解するのが、
「これはフランスと英国の戦い」と、まるで国民国家としての総力戦のような誤解をします。
全然違います。

ある日、突然海賊の一味が村の近くに住み着いて、海の向こうの国とドンパチ始めただけのことです。
彼らの富に憧れて兵士になるもの、商取引をする者などもいますけれど、そこに国民国家的国民としての自覚はありません。
沖縄に米軍基地があって、そこから朝鮮戦争やベトナム戦争、イラク戦争に兵士たちが飛び立っていますが、だからといって、沖縄に住む日本語を話す人たちに沖縄国として朝鮮やベトナム、イラクと戦っているという自覚がないのとおなじことです。

王がいて、傭兵がいる。
戦うのは、基本、貴族と傭兵たちです。
なぜ貴族が戦うかというと、息子を近衛兵として人質にとられているからです。
裏切れば息子を殺すぞ、というわけです。
その貴族が率いる兵隊は、王がお金で雇った、いわばサラリーマン兵です。
サラリーマンですから、怪我をしたり死んだりしたら稼げなくなるから、乱戦になると、すぐに逃散してしまう。

バイキングがなぜヨーロッパで強かったか、どうして各国の王や貴族の地位を得ることができたか(ロシア王朝もフランス王朝も、もともとバイキング王朝です)といえば、彼らはもともと海賊です。
海賊は船で戦いますから、陸の戦いと違って、逃散するということができません。
ですから、船長と一体化して戦うという習慣がありました。
だから強かった。というより逃げなかったから、すぐ逃げるサラリーマン傭兵に勝てたということです。

ちなみに、サラリーマン傭兵の逃散をこれを防ぐために考案されたのが、軍楽隊(鼓笛隊)です。
あれはお楽しみの儀礼兵などでは決してなくて、もともとは軍のまさに中心だったのです。
絶対に逃げない忠誠心の高い者だけが集められ、軍楽隊を構成しました。
ですから、超エリート兵です。

傭兵たちは、重装備で身を包み、鼓笛隊の演奏に合わせて集団で前進したり後退したりする。
それで衝突して、どちらかの軍隊の体制が崩れれば、それで勝負あったです。

それ以上戦って傭兵たちが全滅してしまえば、王の存続が危なくなるのです。
兵のいない、文字通り、裸の王様です。
こういうのがヨーロッパの戦いでした。

では、一般庶民はどうだったのでしょうか。
ある日、暴力団の何々組がやってきて、「ここはオレたちのシマだ」と言い出して、ミカジメ料をとる。
けれど、だからといってミカジメ料を払っている人たちが、その暴力団の構成員になっているかといえば、違います。
つまり、王や貴族と、民衆の間には、単に収奪関係があるだけで、そこに一体関係はないのです。

ただ、西欧の場合は、両者の溝を宗教的権威が埋めていました。
ローマ法王庁があり、古代ローマ帝国があり、そして歴史はヘロドトスによって、「小国同士が争っていても、共通の敵が現れた時には一致団結し敵を打ち払う」という共通認識がありました。

そして宗教建築にみる権威が、領主や王族が見倣う権威の在り方となり、城は典雅に築かれ、王侯貴族のための備品や音楽が発達し、そのための商業も同様に発展を見ましたし、民衆と王たちは、共通の宗教で結ばれる関係となっていたのです。

ところが、ChinaやKoreaは、この宗教に儒教を採用しました。
ローマ法王庁は「神のもとの平等」を説きますが、儒教にあるのは、どこまでも「上下関係における上位者の優位性」です。

つまり西欧が「神のもとの平等」と「王や貴族の軍事力」がアイデンティティの中核になったのに対し、東洋では、「上下の支配と隷属」が、社会構造の中心となったのです。

ですからたとえば朝鮮半島では、人口の3%の両班階級は、まさに神としての存在でした。
それ以外の全ての民衆は「ヒトモドキ」です。
ヒトモドキということは、犬猫豚牛と同じです。
しかも飼い猫、飼い犬なら可愛がりもされますが、名前もないただの野良犬、野良猫、野生の豚牛です。
ですから言うことをきかないヒトモドキには、世界の刑罰史上、最も過酷な刑罰が、日常的に付与されました。

朝鮮半島で、つい100年前まで、囚人を縛り付けて全身の骨を一本一本折っていくというような、およそ人間のすることと思えないような残酷が平然と行われたのは、一般の民衆が野生の牛馬もしくはそれ以下のヒトモドキとしか認識されていなかったことによります。

さらに伝統的権威の否定がありました。
朝鮮半島では、もともとはいまの韓国南部の加羅地方(馬韓、弁韓、辰韓)のあたりは、倭国、つまり日本でした。
その倭国の民は、誰もが人として生きることが認められ、人間の尊厳が守られ、人には身分の上下はあっても、人としては対等であるというのが、古代からの倭人たちの思考です。

ところが倭人たちの国を裏切りによって追い出した朝鮮半島の施政者たちにとって、民衆のこうした思想は、施政にとって邪魔なものでしかありませんでした。
だから彼らは、徹底的に、倭人の文化を破壊しました。
倭国の領土を奪い、倭国の高い文化を持つ人々を「自分たちの格下」としてヒトモドキ扱いにしました。
反抗すれば、暴力と死が与えられました。
韓国は最近、出土した古墳を破壊したり、明らかに日本の領土である竹島を勝手に占領したりしていますが、こうした文化破壊や泥棒行為は、何もこの数十年のことではなくて、二千年前からずっと繰り返され続けてきたことです。
それが朝鮮支配層の民族的DNAです。

日本統治時代、日本は朝鮮王族の尊厳を認める代わりに、そうした両班層の支配君臨意識を否定しました。
そうでなければ、朝鮮の人々の近代化が不可能だったからです。
おかげで日本は、その両班層から、たいへんな恨みを買いました。

終戦後、韓国の初代大統領になった李承晩は、まさにその両班の下級階層出身者でしたが、彼は、「李氏朝鮮時代はとても平和で豊かな国だったのに、日本が全てをぶち壊しにした」と主張しました。
まさに両班階級にとっては、その通りであったかもしれません。
ただし、そのために朝鮮半島が当時、世界で最も、物心両面の貧困国となっていたということが、彼の主張からは見落とされています。

ちなみにこの李承晩の主張は、最近の民主党首脳陣の発言とよく似ています。
彼らの統治の3年間、日本経済はメタメタに弱化したことは、あらゆる指標が証明していますが、先般の選挙のとき、彼らの中の某元幹事長が、「我々が政権を担っていた時、景気は3倍になった」と発言しました。

彼にしてみれば、そのとおりなのです。
彼らは、特権を駆使して一部の企業だけの便宜を図ったのです。ですからその企業と彼らの個人所得は3倍になりました。けれどその分、他の絶対的多数を占める普通の日本人の生活は極端に貧しくなりました。

一部の支配層だけが良い暮らし、贅沢な暮らしを得ることを政治目的とするのが「ウシハク」統治です。
すべての人がよくなるようにと考えるのが「シラス」統治です。
この違いは、大きな違いです。

千年以上もの長い間に、もともとは倭人であった朝鮮の民衆も配階級である両班層の影響を受けました。
とにかく上に立てば、ありとあらゆるわがままや傲慢が許される、という誤った考え方にとりつかれていきました。
狼に育てられた人間の子供は、文明社会に戻れず、狼と同じ行動しかとれなかったといいます。
これと同じです。
日本国内では在日問題がありますが、狼の子を文明社会で育てても、やはり狼は狼です。

当時、満州国は、東洋でもっとも経済が右肩上がりで発展した国だったのですが、陸続きである満州に、彼らは、豊かな暮らしを求めて大挙して出かけていきました。
そして満州で、朝鮮式の「上に立つ者は、下の者からすべてを奪うことができる」を、地で行いました。
彼らは、「我々は第二日本人である」と名乗り、自己の利益や欲望のために、Chinese、Korean、蒙古人等から、徹底的な搾取や窃盗、強盗、強姦、放火を重ねたのです。

これを後押しすることになったのが、朝鮮総督府でした。
朝鮮総督府は、朝鮮人の圧力に負けて、彼らに日本人名を名乗ることを許しました。
彼らにとっての動機は、「日本人の名前を名乗れば、Chinaや満州で大きな顔ができる。現地の人から収奪し、自己の利益を図ることができる」というものにすぎなかったのですが、朝鮮総督府は、彼らの圧力に負けて、それを許してしまうわけです。

これには、当時の日本の右翼も影響しました。
日本人的な価値観を濃厚に持つ日本右翼は、朝鮮人たちも人間であり、人として対等である、と彼らの主張を受け入れたのです。
本当は、狼として、明確に区別して、動物園に入れておいたほうが、彼らにとっては幸せだったのであろうと思います。

結局、大陸で第二日本人を名乗っていた朝鮮人たちは、大陸内で猛烈に嫌われました。
けれど、大陸の人達からすれば、朝鮮人は第二日本人だから、抵抗できない。
このことが、日本の敗戦後、ふたたび、大きな動きとなります。

日本が強い国だから、彼ら朝鮮人は、第二日本人を名乗ることで、ありとあらゆる悪辣な行為をしてきたのです。
要するに、虎の威を借りて大きな顔をしてきたわけですけれど、その虎がいなくなってしまったわけです。
これはたいへんなことです。
なぜなら、彼ら朝鮮人たちは、Chineseや満州人たちから復讐されてしまうからです。

それを怖れた彼らは、今度は、「我々は日本に勝った、日本の圧政に打ち勝った連合国民である」と言い出したわけです。
見事な変節ですが、とにかく立場が上になりさえすれば、彼らにとっては何でも良い。
これが「三国人」です。

ですから「三国人」という言い方は、何も日本国内だけで彼らが暴れるために言い出したことではなくて、大陸でも、彼らは「三国人」を自称することで、今度は、敗戦国となり、大陸に残留していた日本人から、徹底的な搾取や強姦、殺人、放火を行いました。

要するに、それが彼らの本当の歴史なのです。
世の中がまっとうになればなるほど、彼らはそんな真実の歴史を直視できなくなります。
直視したら、政権も国家も崩壊するしかないのです。
ですから彼らは、そうならないように、子供達に、捏造した歴史を教え、そのために一日16時間も教育に拘束して洗脳し、また韓流ドラマを作って、ファンタジーにすぎない歴史を、真実の歴史として刷り込む努力を、国をあげて真剣にやっています。

これに対して日本はといえば、逆に歴史を奪われ、教育を奪われ、子供達も若者たちも、日本の努力や真実の歴史をまったく知らないで育っています。
なんと、織田信長は、現代人がタイムスリップして戦国時代に行った高校生であり、斎藤道三はそれより20年早くタイムスリップした出来の悪い現代日本の警察官なのだそうです。

その日本には、古い時代の縄文遺跡がありますが、その縄文人たちは、朝鮮半島にいた盗賊団が日本に渡って、全員皆殺しにして弥生人となり、その弥生人は土器や剣まであるのに箸も衣類も持たない貧困な人たちで、世界の最貧国となっていた日本に、仏教や箸や文字を朝鮮が教えてあげた、のだそうです。
すこし考えたらわかります。
仏教も経典も朝鮮半島生まれではありません。
日本には神道がありますが、朝鮮半島には、仏教以外、何があるのでしょうか。
日本語には漢字に訓読みがありますが、朝鮮には訓読みがありません。なぜでしょうか。

要するに底の浅いファンタジーでしかないのですけれど、そんなものにでもすがらなければならないほど、朝鮮半島には歴史がないのです。

そして、朝鮮半島には、朝鮮人という民族的アイデンティティもありません。
アイデンティティは、その国の歴史伝統文化に基づくものですが、その意味では、彼らにとってのアイデンティティは、上に立てばあらゆる収奪も強姦も正当化される、という、この一点以外に何もありません。
彼らにとっては、それが道徳観でしかないのです。

日本人は、そんな国と、関わる必要などないし、そんな連中とかかわるくらいなら、日本人は、もっと日本を学ぶべきなのです。




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コメント

kiwa

町工場の親方さんへ
やはり、そうだったのですね。
また、こうしてねずさんの知識の大海原で未見の師に再会出来た喜びです。
ありがとうございます。ねずさん、場所をお借り出来ましたことを感謝致します。

先だって、フランスで表現の自由を求めて国民的規模のデモ行進がありましたが、極右と言われている国民戦線の前党首は「Je ne suis pas Charlie」私はシャルリじゃないと表明してこれまでの自分の発言に対して整合性をもたせました。私は、最初えっ?な感じだったのですが、氏の発言骨子は自国文化を護る、つまりは自国に伝わったてきた宗教を護るということだったのだと理解しました。

あのデモ大行進で大統領が掲げた理念はフランス革命後、現在の共和国の理念として採り入れられた「自由」「平等」「博愛」これらは啓蒙思想家達によって宗教をも否定する行過ぎた合理主義の考え方が根底にあることが如実に露わになった結果だったと思います。「自由」を支えている責任の依拠するところは道徳感だったり、倫理感であったりと不文律で個々人の良心の発露、その道徳感や倫理感は宗教心の涵養からしか生まれないように思います。その宗教を否定した上になりたった思想というのはむき出しのエゴイズムに帰結してしまうのではないか、と考えた次第です。しかし、フランスはゲソ法という言論統制下にあり、ある表現、発言空間の矛盾を糾弾することは出来ません。それで表現の自由を守れというのですから欺瞞もいいところです。今回の「Je suis Charlie」はイラク空爆の免罪符だったのではないかと思います。その空爆に巻き込まれ命を失う無辜の一般市民を一顧だにしないのがフランスの博愛です。

町工場の親方

「町工場の親方」
>ねずさん、記事と関係のない発言でたいへん申し訳ありません。
あの、町工場の親方さんは過去に「笑いながら朝日新聞を叩き潰す掲示板」の論客だった方でしょうか。

仰るとおり、平成13年春、66歳にして、初めてインターネット、「笑いながら朝日新聞を叩き潰す掲示板」、へ書き込みをするに際し、「町工場の親方」、のH.N.をつけました。
それ以降、私の生活はすっかり変わってしまうとともに、インターネット時代の有り難さを痛感する毎日を送っています。
このH.N.は、私がいかに朝日新聞を軽蔑、嫌悪しているかを表すため考えてつけたものです。
私は文字通り、町工場の親父で、79歳の現在でも毎日町工場で働いています。

しかし、もちろんそれで付けたわけではありません。「朝日」、「岩波」、NHKの尊崇おくあたわざる、戦後日本の代表的進歩的文化人、丸山真男、に当てつけてつけたものです。

敵対する人間同士が罵りあう場合、相手をよく 「ファッシスト」 と呼ぶことがあります。
私はこの言葉が嫌いで、今まで使ったことは一度もありません。潜在的に、私がかってファッシスト、と呼ばれたからかもしれません。 笑)

丸山は、「戦前の日本ファッシズムの担い手は、小工場主、町工場の親方、小売商店の店主、大工棟梁、学校職員、僧侶、神官・・」 と、無茶苦茶な決め付けをしました。

佐伯啓思・著---「現代民主主義の病理」・・・NHKブックス 
−丸山真男とは何だったのかー の章より

ーーーそして、さらに彼は、この無責任の体系の中で、ファッシズムを実質的に担った者は誰かというと地方のボス、小地主などの「疑似インテ」だという。ファッシズムの担い手は中間階層の「小市民」たちであるが、さらにそのうち次のような層である、と彼は言う。

「小工場主、《町工場の親方》、土建請負業者、小売商店の店主、大工棟梁、小地主、自作農上層、学校教師、ことに小学校・青年学校の教員、村役場の吏員・役員、その他一般の下級官吏、僧侶、神官、というような社会層」である。
よく並べたものだと思うが、職業でファッシズムの担い手を分類できるかどうかはともかくとして、むしろここに描かれているのは、丸山がもっともシンパシーを持ち得ない、もっと言えば、彼がその体験に根差して、おそらく嫌悪した階層であつたと言う方が適切であろう。その証拠に、彼は同じ小市民層といっても、次の者はファッシズムを担わなかったという。むしろ、「気分的にはファッシズム運動に対して嫌悪の感情をもった、」、層があり、それは、「都市におけるサラリーマン階級、いわゆる、文化人もしくはジャーナリスト、その他自由知識職業者、(教授とか弁護士とか)、及び学生層」、といったところなのである。そして丸山は丁寧にも、これらのファッシズムの嫌悪者たちを、「本来のインテリゲンチャ」、と呼び、前者のファッシズムの担い手たちを、「疑似インテリゲンチャ」、もしくは、「亜インテリゲンチャ」、と呼んだのだった。






ハローワールド

中国一般ピープルにとっての儒教
中国では秦の始皇帝以降、君臣関係といえば「皇帝-官僚」でした。中華王朝の官僚機構とは県城レベルまでの都市を相互に結ぶ商業ネットワークへの課税システムであり、農村には直接関与しませんでした。いまの中国も戸籍が都市と農村で別々になっている二重国家です。

古代中国の国(都市)や邑は血縁共同体であり、孔子はその関係を正す基礎として「仁」を説きました。孟子は都市化が進んだ時代となったため、血縁関係に見られる親愛の情を赤の他人にも疑似的に適用する「義」を推奨しました。朱子は南宋が北方の遼や金に圧迫される中、皇帝権力を強化するために「忠」を強調しました。

いずれにしもて政治哲学としての儒教は読書人階級のための教えであり、皇帝-官僚関係を規定するものでしかありませんでした。葬式儒教もありますが、道徳律としては「親と先祖を大事に」と言う程度であとは中国人本来の祖先祭祀を行うためのものです。

これは明清に至っても同様で、この時代になっても日本にみられる「将軍-大名」「寄親-寄子」「名主-農民」のような立場や地域ごとに独自の規律を持つ社会機構は存在しませんでした。人々の基本的な生活単位は個々の家(血縁)であって、家と家との間には身分上の上下関係がなく、農村の人々は一族の長に言われるから税を払い、兵役に人を出しました(略奪や人さらいも多かった)。

清末には、職能ギルドが義兄弟の契りを結んで疑似的な家族となって相互扶助の組織化する例が見られましたがこれはやがて黒社会となり、宗教集団は太平天国や義和団のような騒乱を起こすので、どちらも弾圧されました。

なので中国における上下関係とは中央政界と外交関係では必要欠くべからざるものではありますが、一般の人々の間にはあまり広まっておらず、現在でも中国人が日本型の人間集団(学校や会社など)に入ると、「先輩-後輩」関係に戸惑うそうです。

つまり、中国人の大部分にとっては儒教にいう君臣関係は単なるお題目であり、伝統的な親子関係こそが守るべき規範なのでしょう。一方、日本は自らの伝統と価値観に従って儒教を理想的に取り入れ、朝鮮は国王と両班が自分たちの都合に従って悪魔的に取り入れたということなのではないでしょうか?

kiwa

No title
ねずさん、記事と関係のない発言でたいへん申し訳ありません。
あの、町工場の親方さんは過去に「笑いながら朝日新聞を叩き潰す掲示板」の論客だった方でしょうか。当時、私は発言できる知識もなかったのでひたすらROMで勉強させて頂いていました。町工場の親方さんの発言はいつも理性的で論理明解、たいへん多くを学びました。少しは自分の発言も書き込めるようになったのでお人違いでなければお礼を申し上げたいです。もう10年以上前でしょうか?

teru

教育
私たち団塊世代の者たちは、このような教育は教えてもらえなかったですね。今の世代の若者もこのような歴史は学ばなかったと思います。戦後の教育では隣国の歴史は教えなかったのではないでしょうか。ねずさんのこの文章だけでも子供たちに教えてくれれば日本も変わると思います。勉強になる時間でした。

ギルガメス

プランタジネット家の歴史はイングランド史か?
> そのために、英国はフランスとまるまる百年戦い続けました。これが「百年戦争」です。

だいぶ端折ってあるので勝手に補足します(ごめんなさい)。百年戦争のときのイングランド王はプランタジネット家(旧アンジュー伯家)でした。イングランドを征服したノルマンディー公ギョーム(ウィリアム1世)は、長男にノルマンディー公の地位を、三男にイングランド王の地位を相続させます。本拠地はあくまでもフランスのノルマンディーでした。

ところが四男のアンリ(ヘンリー1世)が、この三男を殺して自らイングランド王になります。長男はアンリを懲罰するためにイングランドに侵攻しますが、アンリが返り討ちにしてノルマンディーに移り、ノルマンディー公を兼ねます。

アンリの嫡子は事故死していたため、アンリの死後に後継争いが起こりますが、結果としてはアンリの娘であるマティルド(マチルダ)が継承者とされました。マティルドの夫はアンジュー伯で、その子であるアンリ(ヘンリー2世)は父からアンジュー伯、母からノルマンディー公、イングランド王の地位を受け継ぎます(この相続でもひと悶着=戦争があるんですけど割愛)。

アンジュー伯領はフランスの西半分に達する広大なものでした。ノルマンディー公領も豊かな土地で、それだけも国力はフランス国王領を凌駕するものです。イングランドはそのおまけでした。アンリはさらに婚姻関係を通じて、アキテーヌ侯領も支配下に置きます。アンリはノルマンディーのルーアンに首都を置き、その圧倒的な国力を背景にフランスの王位を狙います。

まあ、狙っていなかったかもしれませんが、フランス国王(カペー朝)にとっては脅威だったのは間違いありません。といっても正面切って戦える相手ではありません。そこで調略を使ったのか、アンリの息子たちがアンリに対して相次いで造反。最終的にアンリはフランス国王・フィリップ2世と組んだ三男・リシャールとの抗争の中で亡くなります。

「アンジュー帝国」を継承したリシャールは、イングランド王としては獅子心王・リチャード1世の名で知られる通り、十字軍に力を注ぎ、フランス王位にもイングランド治世にも興味を示しませんでした。そのリシャールが中部フランスで戦死すると後継者を巡って、アンリの四男・ジョフロワの遺児アルテュールと、アンリの五男・ジャンが争いました。後継者争いではジャンが勝ち、イングランド王・ジョンとなりますが、フランス国内の領土を巡ってフィリップ2世と対立し、結果としてそのほとんどを喪失することになります。ここまではイングランド史の一部ですが、舞台のほとんどはフランスです。

ジャン(ジョン)のあと、ヘンリー3世、エドワード1世、エドワード2世を経て、エドワード3世のときに百年戦争となります。直接の原因はフランスの王位継承(カペー家が断絶し、その庶流であるヴァロア家による王位継承にプランタジネット家が異を唱えた)、フランドル(フランドル伯に対抗する都市同盟をイングランドが支援)、スコットランド(イングランドのスコットランド侵攻で亡命したスコットランド王をフランスが保護)でした。

都民です。

No title
今日も歴史の事実を教えて頂き、ありがとうございます。そういえば、第二次世界大戦時に敗戦間際のドイツが、ローマ皇帝の船やパルテノン神殿等を爆破して回ったというドキュメンタリーを思い出しました。戦争の勝敗に関係のない、無意味で取り返しがつかない暴挙です。韓国は、自国の遺跡に同じことをしたのですね。
 信長のドラマは、観ていませんでした。しかしお遊びの番組の中でまで弥生人が縄文人を滅ぼしたと、無防備な視聴者に刷り込みをしたいのですね。日本は、縄文時代から現代にいたるまで日本人の国なのに、まだねずさんのご本を読んでいない人がいるみたいですね。あらゆる手段を使っての歴史の捏造作業には、計り知れない情熱を感じます。

ネコ太郎

腑に落ちました
まさしく、5分で解る西洋、東洋通史です。
西洋人や隣国人と日本人のメンタリティがいかに違うものか理解できました。
わが国の歴史が全世界の中できわだっていることを日本人自体が理解できていません。
皇室と英王室を比較するなど不謹慎なことです。ましてや中華皇帝や朝鮮王など取るに足らないものでしょう。

町工場の親方

自民党政府が絶対にやらねばならぬこと。
「近隣諸国条項撤廃」

一昨年、「朝日新聞社」、前で行われた抗議集会における、村田春樹氏の悲痛な演説。

「皆さん、いいですか、日本という国は、自分の国の子供たちの教科書を自分で作ることのできない国なんですよ。こんな主権国家がありますか。みんな、《近隣諸国条項》、というもののせいです。」

近隣諸国条項が、宮沢喜一、によって制定されて以来、教科書記述は全く歯止めが効かなくなり、日教組はコミンテルン史観による、書きたい放題の教科書を作りました。
一方日本の教科書に対しては、韓国から少しでも自分が気に入らない表現だと、やかましく、修正要求をされました。

なにより情けなく、腹が立ったのは、河野洋平、ハト山由紀夫が、「韓国の要求通り、扶桑社教科書を訂正せよ」、と言ったことでした。

現在でも、「朝日」、は、韓国は掛け替えのない隣国であり、
《近隣諸国条項》、を撤廃すべきでない、と主張しています。

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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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