中国史は大きな勘違い



  
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梅0312


Chinaの歴史というと、みなさん思い浮かべるのは紀元前221年の秦の始皇帝の時代から、同じく紀元前にあった項羽と劉邦で有名な漢王朝、その後の戦国時代から、軍事帝国としての隋の帝国、唐の国、宋の時代、モンゴルの元王朝、明、清と続く歴代王朝の歴史であろうかと思います。
そしてこれらが、いわゆる「中華王朝史」のようなものと、多くの方が漠然と思っておいでなのではないかと思います。

けれど、実は、その理解は、まったく間違っている、というのが今日のお話しです。

まずわかりやすいところで、元の王朝を例にあげます。
元が、モンゴルの大帝国であったことは、みなさまご存知の通りです。
そしてこのモンゴルの大帝国は、モンゴルを名乗るChinaの北方の遊牧民のひとつの部族が、まさにユーラシア大陸を席捲して、巨大な帝国を築いたことも、みなさまご承知おきのとおりです。

つまり、元はChina本土に住む漢民族による民族王朝ではないのです。

モンゴルが統治している時代にも、漢族という人たちはいました。
漢族というのは、単に「漢字を使う人達」という意味で、民族ではありません。
どうみても白人系にしか見えない人、ポリネシア系やアフリカ系にしか見えない人でも、漢字を使う文化の中にあれば、それが漢族と認識されました。


ではこの人達がどういう人たちだったのかというと、華僑などの交易商人たちでもあったわけです。
Chinaの税制というのは、日本のように農家が「お米を年貢として収める」というものではありません。
交易商人が移動する際に、城塞都市ごとに関所を設けて税を取るという仕組みで、これが古代の王朝から近代Chinaまでずっと続いています。

ひらたく言ったら、高速道路の通行料金のようなものを通行者から取っていたわけです。
ただし、日本の高速道路は車種ごとに金額に違いがあるだけですが(乗用車よりトラックの方が通行料が高い)、Chinaの場合は、積み荷の内容によって、値打ち物なら余計に税をふんだくる、といったシステムが採られていました。
元は、こうして都市を移動する商人たちに税をかけて収入を得ていた城塞都市を、一定のエリアごとにわけて、このあたり一帯の都市は、いくらの税を払いなさいとやって、China本土に君臨したわけです。

要するに元はChina本土において、これは元の大帝国の支配地全部同じですけれど、人々の移動と物流に税をかけて、一帯全部を支配していたわけです。
ですから元の時代、China大陸にいた漢人たちが「元人」や「モンゴル人」になったわけではなくて、漢人は漢人のまま、元によって支配されていたわけです。

このことを、もっとわかりやすく言うなら、元の時代のChina本土は「元によって植民地にされていた」ということになります。
同様に、歴代のChinaの王朝は、紀元前に成立した前漢以外、すべて外来王朝です。

最初にChinaを統一した隋は、鮮卑(せんぴ)系の遊牧騎馬民族の王朝です。
そもそも隋という国号の文字は「祭りの肉の余り」という意味の漢字ですから、いかにも肉食の遊牧民らしい国名です。
唐(とう)も「大きな口」という意味で、これまた鮮卑系です。
宋(そう)も皇帝は趙氏の一族で、これまた遊牧民族系です。
明(みん)は、漢族である安徽省の貧農の末子、朱元璋(しゅげんしょう、漢族)が建国した国ではありますが、この時代、国の北は北元(モンゴル族)と後金(ツングース)によって征圧され、度重なる遊牧民族の侵入で常に国が危機状態に置かれていたわけで、これは統一China王朝とは言い難く、実際、国土のほとんどを遊牧民族に奪われています。
清(しん)も、女真族(満州族)が建てた王朝で、これまた漢族の王朝ではありません。

もっというなら、秦の始皇帝も、中原諸国からは蛮族とされていたウイグル王朝です。
つまり、国名となっているCHINA(チャイナ)も、もともとは「秦(CHINE)」からきていますが、その国名自体が、異民族支配の外来王朝であり、言い方を変えるならば、最初に中原諸国を統一したウイグル族の族名が、CHINAの語源です。

そして前漢(BC221〜AD8)を除く、その他の時代は、ずっとChinaは異民族に支配され続けた植民地であったわけです。

私たちは、近世以降、欧米列強の植民地となった諸国の惨状を知っています。
それと同じ支配が、実はChinaではなんと紀元前からずっと続いていたわけです。

考えてみると、漢族というのは哀れなものです。
インドやアフリカの諸国などよりも、はるかに古い昔から、すでに二千年にわたって、外来王朝によって植民地にされ続けたのです。

だからといって、同情して彼らをやみくもに歓迎するということも、決して望ましいこととは思いません。
そうではなく、「彼我には、その歴史伝統文化に根本的な違いがあるのだ」ということを、我々自身が、しっかりと認識しなければならないのだと思います。

同じ日本人の、同じ地域どころか同じ町内の同じ班に住むお隣りさんでも、家風の違いはあります。
お隣さんがすべて正しくて、ウチが常に間違っているということもないし、ウチが常に正しくてお隣さんが間違っているということばかりでもありますまい。
お隣さんが、どんな車を買おうが、何を食べようが、ド派手な夫婦げんかをしようが、関係ないのです。
要するに、隣はとなり、ウチはウチです。

国家においても同じことです。
隣国には隣国の歴史があり、価値観があります。
それが我々と違っているのはあたりまえのことです。
日本は日本。その自覚をしっかりと持つ事、そして彼を知り、己を知ることが大事なのだと思います。

先日、入唐求法巡礼行記の記述のお話しをしましたが、唐の皇帝が、まるでウサギやイタチでも殺すかのように、部下の将軍たちを殺すことに、たいへんな違和感を覚えた方もおいでになろうかと思いますけれど、唐が外来王朝による植民地支配であったと気づけば、それは特段不思議なことでもなんでもないということがご理解いただけようかと思います。

では日本はどうかというと、縄文人、弥生人入替り説といって、長く続いた日本列島の縄文人たちを、半島からやってきた弥生人達が駆逐して、外来王朝国家を築いたという「トンデモ説」を唱えた学者もいましたが、いまは、それら一連の説は、一切合切、デタラメであることが判明し、否定されています。

もちろん学会の中には、いまだにそうした「トンデモ説」にしがみついている日本語を話し日本人のような顔をした日本人でない人々もいますけれど、客観的事実として、それら「トンデモ説」が論拠にしている証拠なるものが、捏造や偽造、変造したものばかりであることさえも、すでに明らかにされています。

つまり、日本人は、縄文時代も弥生時代もその後の時代も、ずっと日本人は日本人のままなのです。
そして天皇家の歴史は、いったいいつ始まったかがわからないほどの遠い太古の昔から綿々と続いています。
そして日本人は、縄文以来の伝統として、人が人を殺すこと、支配したり収奪したりすることを嫌うという文化を育んできました。

実はこのことについて、ある人から面白い話を聞きました。
地球は、約6千400年周期で、男の時代、女の時代が交互に繰り返しているというのです。

男性は「減らす性」です。
戦ってライバルを殺し蹴散らし、自分だけの富を求めます。
女性は「増やす性」です。
子を産み、仲間を増やし、戦いよりも平和で富を築くことを求めます。

そしてその6千年前からはじまった男の時代は1995年には終わり、いまは女性の時代に入ったのだといいます。
それを「ガイアの法則」というのだそうです。

本当のことがどうかは、私にはわかりません。
けれど、ウシハク独裁者の都合の嘘八百な情報だけが垂れ流されて、人々が意に染まない戦いに駆り出されたり、財産のみならず命まで奪われるという時代から、多くの人が情報を共有する「シラス」社会に変化することによって、本当の意味で人々が平和に安心して生きることができる時代は、確かに到来しつつあるように思えます。

過去は学ぶためにあります。
過ぎた時代に、高い理想を持ちながら、道半ばで倒れた人もたくさんいました。
そしてそういう歴史上の、辛い思いをした先人たちすべての願いは、「俺達は苦しい時代を生きたけれど、これからの時代を拓く君たちは、ほんとうにみんなが幸せになれる時代を築いていってくれ」というようなものではないかという気がします。

そしてそんな時代は、いま、まさにやってこようとしています。
わたしたち日本人には、新たな時代を切開く、おおいなる使命がいま、課せられているのかもしれません。




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コメント

渡辺

悲しいことですが「トンデモ学者」達が日本をおとしめ歴史を破壊する為に改竄を図っていると疑うべきですね。戦後(もしかして戦前から?)、謀略に無防備で来てしまった結果を、よくよく思い知りましたから。
とにかく、スパイ防止法と国家反逆罪を一刻も早く整備しなければなりません。

鬼子

ガイアの法則
ガイアの法則についてここで何度かコメントしていましたが、人づてに聞いてようやく認識してもらえましたか。

出来ることならそのガイアの法則1・2(千賀氏著作)を買って読んでもらいたいのです。そこに書いてあることは単純明快で本当のことだとすぐにわかるはずです。

要点は「文明は約800年周期で、東西に”22・5度”ずつ交互に交替しつつ、衰退と進展を繰り返している。そして1995年から始まる日本が中心の文明は前後100年をかけて新文明へと転機していく。(1905~2095年ということ)。その間の社会リズムは144年周期の法則によって衰退を繰り返して変化していく。」

この144年リズムとは地球、水星、地球が太陽の中心と直線の角度を取る時期であり、陰陽の法則に基づいて、この半分の72年周期の時期、36年周期の時期を持って日本の社会情勢は変わって行きます。

陽のリズムになると外国を圧倒し発展し、陰のリズム周期では外国に翻弄され、もしその時期に対外的な攻防を繰り出すと、長い傷が残ることになるとあります。

くわしく書きます。まずその陽のリズム周期と言われる時期とは、1905年(04年)、1977年(76年)、2049年(48年)です。この時期は日本が世界文明となる展開期にあたり、外国を圧倒し輝きます。

文明転換の初めの1905年では、日露戦争という形で起こりました。
その72年後の1977年では高度経済成長です。
そしてこれからは陽の2049年に向けて日本は成長していきます。

逆に陰のリズムでは何が起こったのでしょうか?2012年(13年)、TPPによる危機、あるいは韓国の対馬進軍疑惑や全韓国大統領の日本支配完了宣言などがあげられます。

その72年前の陰リズム1941年は大東亜戦争を起こしてしまいました。結果は、まさに今でも傷を引きずっています。
そして、その72年前は明治維新・戌亥戦争が起こりました。これによって日本は日本文化の消失が起こったのです。つまり明治維新と先の大戦は、ガイアの法則において、もっとも起こしてはいけない時期に起こしたことだったのです。御国の苦しみは、法則どおりに訪れたものだったのです。

日本は女性性の国であり、そして男性性の国はイギリスにあたります。今後は女性性の国が発展します。これが「ガイアの法則」の一部です。

強く薦めますが、この本を買って読んでもらいたいと思います。嘘は書かれてないと思いますし、正しい歴史認識のためにも必要になるはずです。ガイアの法則は、天皇家の16菊紋の意味を持って書かれているからです。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

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