三原じゅん子議員の八紘一宇発言に思う



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三原じゅん子0407


三原じゅん子議員が予算委員会で「八紘一宇」の言葉を用いたことが物議をかもしているのだそうです。

そもそも予算委員会では、この言葉はまったく問題になっていませんでした。
むしろ三原じゅん子議員の質問に対し、答弁に立った麻生太郎財務相が「この言葉を知っている人、手を挙げて」と呼びかけたのに対して、わずか2名ほどしか手を挙げていません。
むしろそのことの方が、私にははるかに問題と思えるのですが、

「戦時中のスローガンを国会でなぜ?」(3月19日付朝日新聞)
「侵略戦争を正当化」(3月19日付東京新聞)
「戦意活用スローガン『八紘一宇』国会発言」(3月27日付毎日新聞)

などなど、八紘一宇=戦争礼賛と極めて短絡的に捉えて、リベラル系のメディアが一斉に批判したのだそうです。
このことについては、三原じゅん子議員自身が、インタにビューに答えている記事が公開されていますので、そちらを御覧頂いたほうが早いかと思います。

■東洋経済オンライン
「だから私は「八紘一宇」という言葉を使った」
〜予算委員会での発言の意図を本人が説明〜

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八紘一宇を戦争中のスローガンだとか、侵略戦争を正当化だとか、戦意活用スローガンだとか、どこをどう捉えたらそのようになるのか、私にはさっぱり理解できないことです。

なぜなら、そもそも八紘一宇というのは、日本書紀の神武天皇記に載っている、神武天皇による日本の建国の詔の中にある言葉です。

そこには次のように記載されています。

 上則答乾霊授国之徳
 下則弘皇孫養正之心
 然後、兼六合以開都
 掩八紘而為宇、不亦可乎

「上は則(すなわ)ち乾霊(けんれい)の国を授(さず)けたまいし徳(とく)に答え、下は則ち皇孫の正を養うの心を弘め、然(しか)る後、六合(りくごう)を兼(か)ねて以(もっ)て都を開き、八紘(はっこう)を掩(おお)いて宇(いえ)と為(な)さん事、亦(また)可(よ)からずや。」と読み下します。

「乾霊(けんれい)」は、祖先の霊で、この場合、神武天皇の祖先は直系となられる天の神々を意味します。
その神々が国を授けてくださった徳にお答えし、「皇孫の正を養うの心を弘め」とあります。

この「皇孫の正を養うの心」というのが、実はとても大切なところです。
というのは、この「皇孫の正」というのが先般、大国主の国譲りのところでご紹介した「シラス国」を意味するからです。
(参照→http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2161.html
すなわち、権力によって頭ごなしに支配し人々を隷属させるのではなく、みんなが情報を共有し、互いに助け合って生きる国を意味します。
それって、とってもありがたいことです。
ごく一部の国の、一部の偏った人を除いて、世界中のほとんどすべての民衆が願っていることです。

そして「六合(りくごう)」というのは、東西南北の六つの方角に上下を合わせた6つの方角で、これは天下を意味します。
ですから「六合を兼ねて以て都を開き」というのは、世界全体、天下万民のために都を開く、といういう意味です。

「八紘」は、「天地を結ぶ8本の綱」です。四方八方です。
その四方八方を掩(おお)って、「宇(いえ)と為そう」というわけです。
「宇(いえ)」というのは、屋根と読んでも良いかもしれません。

つまり神武天皇は、「国土開闢(かいびゃく)以来の神々のご意思であられるシラス国を築くため、ここに都をひらき、世界全体がひとつ屋根の下に暮らす家族として仲良く暮らすなら、それはなんと楽しくうれしいことであろうか」と仰せられた、というのが日本書紀の記述です。

これが、わたしたちの国の建国の詔(みことのり)であり、わたしたちの国の「建国の理念」です。
そしてこの詔のなかに、まさに八紘一宇が登場しているわけです。

英語では、八紘一宇は、Universal brotherhood(世界同胞(兄弟)主義)と訳されています。
戦前のわたしたちの国の外交文書では公式に、この用語が用いられていました。
それこそが、わたしたち日本人の国の理想であり、理念であり、基本姿勢そのものであるからです。

そのどこがどうまずいのか。
私にはさっぱりわかりません。
「Universal brotherhood」が、イケナイ思想だというのなら、世界の人々が兄弟、家族として、仲睦まじく暮らそうじゃないか、という理念がイケナイというのなら、世界の人々が敵対し、殺し合い、誰かが富を独占して、あとの民衆は食うや食わずの生活をすることが理想だとでも言うのでしょうか。

八紘一宇が説かれたのは、神武天皇が即位された「辛酉年春正月庚辰朔」の日と、日本書紀に書かれています。
これをグレゴリオ暦に換算すると、紀元前660年2月11日になります。
いまから2675年前のことです。

当時の暦が信用出来ないというのであれば、では、日本書紀が書かれたときでも良いです。
日本書紀は、奈良時代の養老4(720)年に成立しました。
ということは、どんなに譲歩したとしても、すくなくとも西暦720年、いまから1295年前には、この八紘一宇、Universal brotherhood、世界同胞(兄弟)主義、という概念が、日本の統治の中にあった、ということです。

世界が同胞なのです。
つまり、もったいなくも我が国最高権威である天皇、その天皇に親任される大臣や閣僚、官憲などの政治権力者、そして一般の私達のような市井の末端の民衆が、みんな兄弟だよ、家族だよ、と、我が国の最高権威であり、初代の天皇である神武天皇が、高らかに宣言してくださってるのです。

そしてそのことは、最大譲歩しても1295年前のことです。
ヨーロッパで、市民の権利が認められるように成ったのは19世紀のことです。
そのヨーロッパで、最古の王朝がデンマーク王室で、成立がちょうど千年前です。

そのデンマーク王室が成立したよりも、300年も前に、日本では日本書紀が編纂され、そこで神武天皇の詔勅として「八紘一宇」が高らかに宣言されているわけです。

イギリスのマグナカルタが成立したのだって1215年です。
同じくイギリスの権利の章典が1688年です。
そこで認められたのは、ようやく国民の権利です。

けれど日本では、初代神武天皇のときに、国民の権利どころか、兄弟家族として、民衆ひとりひとりの人格権が認められていたのです。
だから日本は、昔も今も、言論が自由なのです。

もちろんいくら自由だといっても、連合赤軍のように、仲間を片端から殺したり、浅間山荘に立てこもって銃の乱射をすれば、これは犯罪者として罰せられます。
あたりまえのことです。
それはテロリストだからです。

同様に、いくら言論が自由だからとって、昨今の左翼系メディアのように、八紘一宇を「戦争中のスローガン」だとか、「侵略戦争を正当化」だとか、「戦意活用スローガン」だったとか書き立てるのは、これは行き過ぎです。
なぜなら、それは、言葉の本質をわきまえない嘘だからです。

日本のメディアは、嘘は容認するけれど、真実は伏せるのでしょうか。
それでメディアの社会的役割を果たしているといえるのでしょうか。

国を、マンションに例えてみたらわかります。
いま、これをお読みの方の中にも、マンションにお住まいの方は多いかと思います。

そのマンションに、ある日突然、サブマシンガンで武装した一団が入り込み、住民たちに銃を突きつけ、マンションの出入口に陣取って、マンションの出入口を通る度毎に通行税を課し、さらに旦那さんも奥さん方も、みんな仕事をしないと食っていけないのに、旦那たちに銃を突きつけて、その通行税の徴収役にする。
警官隊がマンションを包囲したら、旦那たちは後ろから銃を突きつけられて、その警官隊の盾にさせられる。

ありえないことと思うかもしれないけれど、この例えは、かつてのChinaや西洋の城塞都市に、そっくりそのままあてはまります。
そういう暴力によるウシハク体制と、マンションの住民みんながひとつの家族のように、仲睦まじく、みんなで力を合わせて、住み良いマンションを築いていこうとする社会と、どちらが良いのでしょうか。

いま、三原じゅん子議員を批判し、八紘一宇を「戦争中のスローガン」だとか、「侵略戦争を正当化」だとか、「戦意活用スローガン」だったとか書き立てているメディアは、まさに前者のサブマシンガン武装体制こそが正義だと言っているのと同じことです。
それに気づかないとしたら、いくらいい大学を出ていたとしても、どんなに高収入を得ていたとしても、ただのおバカです。

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コメント

愛知のおばさん

そうかしら…
国会議員が八紘一宇(本当は、はっこういう、らしい)を知らないことを嘆かわしいと仰いますが、そうでしょうか?

国会議員になるにあたって、試験や基礎知識辞典でもあるのでしょうか?

自民党の中ですら、「日本は侵略戦争をしてアジアを苦しめた」という議員がいるのですよ?

まして、軸足が隣国にあるような議員なら尚更でしょう。

自民党内に二人しかいないのであれば多少は問題かもしれませんが、国会議員に二人なんて、ちっとも不思議ではありません。

私はむしろこの言葉を国会議員に確認した麻生議員が策士だったのでは?と思っています。

そうでなければ、新聞はどこも問題にはしなかったはず。
そうでなければ、現代日本人が八紘一宇という文字を新聞紙面で見ることもなかったはず。
そうでなければ、戦前のスローガンであったこと、その意味は皆一つ屋根の下で仲良く暮らすこと、なんて現代日本人が知る由もなかったはず。

私は、麻生議員が三原議員を使って話題にしたマッチポンプである、ようにすら感じました。

はんな

No title
宮崎市の平和台公園にある八紘一宇のシンボル平和の塔の中に壁画があって、以前地元のテレビ番組でチラッと映り偶然見た私は思わず涙が溢れてきました。
それは、うる覚えですが戦火のなかたぶん大東亜共栄圏の実現を願い女神様の周りに中国、韓国、そして日本の子供が手をとりあって幸福を願っているようなものでした。当時の日本人どれだけ平和を願っていたのかどうしてそれをわかってくれないのかというなんともいえない複雑な気持ちが湧き上がってしまいまいした。ここ1年程度ですが、近現代史を学びあの映像を見てそんな感情が湧いてきましたが、ちょっと前では何の感情も湧かなかったと思います。
改めて、先人の方々に深く感謝をしたいと思います。
敗戦国として痛いペナルティーを課せられ、愛国心をもって頑張る人が未だに苦しい立場に立たされる状況にありますが、私のような無関心をえにかいた人間が気がつけたのです。
いつか状況が変わり、本来の言葉の意味がしっかり伝わるときがくると思います。

Pax Britannica

近衛を誉めるつもりはないけれど
「戦前」に八紘一宇という用語が登場するのは、昭和15年の「基本国策要綱」において東亜新秩序建設の基本理念としてです。東亜新秩序とは、中華民国・汪兆銘政府の成立を受け、昭和13年に近衛政権が謳った日満支連携の構想でした。日米交渉の行き詰まりから近衛政権が倒れ、大東亜戦争が勃発すると東亜新秩序は大東亜共栄圏へと拡大しますが、八紘一宇の理念は引き継がれ、大東亜会議、大東亜宣言へと繋がっていきます。

東亜新秩序は若き日に『英米本位の平和主義を排す』を書いた近衛発のものなので、英米中心の既存秩序に挑戦的ではありましたし、大東亜共栄圏に至っては完全に英米蘭植民地主義の否定なので、戦後すぐにGHQが「大東亜戦争」「八紘一宇」の用語を禁止して、なかったことにしようとしたのは分かるのですが、いま現在これを否定するのは「アジア、アフリカは植民地のままの方が良かった!」と言っているようなものです。

硫黄島

こんにちは
非常に残念な話ですが、ねず様のおっしゃるように八紘一宇を批判している人は、自分がウシハクだから、八紘一宇もまたウシハクだというふうにしか解釈できないのでしょう。

ハリウッド映画「マトリックス3」の中で、預言者がこう言っています――自分にない選択の先は見えない――。なるほど、当たり前の理屈かもしれない、けれども実はその真意は人間がなかなか理解できない、もしくは受け入れ難い「自己投影」を表しています。

ある意味、人間の純粋度を表すものかもしれない。というのも、八紘一宇を額面通りに受け取るならば、食卓を囲んで一家笑談する家族の画を、そのまま国に置き換えればよいからです。純粋でなければ、このような素直な解釈はできないでしょう。

振り返って左翼というのは、心が歪んでしまっている、つまり、純粋でなくなっている。だから、八紘一宇に対しても『解釈はただの表向きで、実際には侵略を正当化しただけだ』などと、180度違う解釈にひねくれてしまう。

こういうひねくれ者の解釈は、裏返せば『自分なら絶対にそうする』という“自白”とも言える。先程も言ったように、自分にない選択の先は「見えない」。従って、八紘一宇の理念を愚直なまでに心底信じて、ひたすらシラス国作りに邁進する純粋な人間など「いない」と思っているから、なぜなら自分がそう(ウシハク)だから、シラス国作りに生涯を捧げる者たちが作る未来が全く見えない。ですから、彼らひねくれ者にとって八紘一宇は侵略を正当化する屁理屈でしかない、ということになってしまいます。

このように考えていきますと、日本の御先祖様、もとい大和民族は世界で一番「純粋」なのであろうと、そう思います。でなければシラス国を作ることなんかできません。

ロシアの皇太子ニコライ2世を抜刀して切りつけた警察官と、軍事大国ロシアの怒りを沈め、どうにか我が国を戦争の災禍から、ひいては滅亡の危機から国を守ろうと自決してロシアの許しを乞うた女史、同時期に起きたこの二つの事件は異質に思われがちだが、実は同じ動機です。

純粋に国を想う心が、日本の「脅威」に対してどのように具現化したかの違いしかなく、つまり、表面が違うだけで根っこは全く同じだということです。命と引き換えにしてでも守らねばならない使命感があり、また、それは純粋でなければ持ちえないもの、神風特攻隊と同じなのです。

私たちは、このような大和民族の純粋さを取り戻さなければならない。神武天皇の詔を、ひねくれることなく純粋に額面通り受け止め、どこまでも八紘一宇に邁進する。簡単なようでとことん難しい、まさに大和民族の「奥義」だと思います。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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