ルーズベルトニ与フル書 市丸利之助海軍中将



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20150601 ルーズベルトニ与フル書


先日ご紹介したDVD『戦後70周年に向けてー正しい歴史に学ぶすばらしい国日本』は、古代から近現代にいたる日本の歴史を動画と渡部昇一先生、惠隆之介先生、私のお話をはさみながら展開する動画です。
この動画のDVDバージョンは、全国の学校教師の皆様に、22万枚無償で配布となります。

ただ、たいへん長い動画で、全編で3時間半の膨大なものです。
ひとつひとつのお話は、15〜20分程度の単位で構成されていますので、すこしずつ切ってご視聴いただけますので、実際にご覧頂きますと、それほど負担にならずにご視聴いただけます。

ただ、長いので、このたびこの動画のダイジェスト版ができました。
ダイジェスト版は、新たに冒頭に市丸利之助(いちまるりのすけ)海軍中将の「ルーズベルトニ与フル書」を挿入して、全編で55分のものとなっています。

市丸利之助(いちまるりのすけ)海軍中将の、この「ルーズベルトニ与フル書」は、冒頭の11分ですので、できれば、是非、ここの部分だけでもご視聴いただければと思います。
当時の日本人共通の思い、そして激戦を戦い散華された私達の父祖の思いのすべてが、この市丸中将の手紙に凝縮しています。

「戦後70周年に向けて」ダイジェスト版


動画に収蔵した市丸中将の手紙は、原文ではなく、現代語に訳したものです。
訳の文責は私にあります。
そこで今日は、市丸中将の「ルーズルトに与フル書」の全文を、現代語訳と原文(日本語、英語)でご紹介します。

この手紙は、市丸中将の死後、「死に臨んだ日本の一提督の米国大統領宛の手紙」と題されて、米国の各大手新聞で、その全文が紹介されています。
また、戦後ベストセラーになったジョン・トーランドの「昇る太陽-日本帝国滅亡史」でも紹介されました。
そして全米で大絶賛され、「手紙」はいまも、アナポリスの海軍兵学校の博物館に展示されています。

また、今回ご紹介するダイジェスト版の動画も、近日英語版が制作され、世界に向けて配信されます。
その際は、是非、皆様にも拡散のご協力をいただきたいと思います。

市丸中将は、硫黄島の戦いで散華された帝国海軍中将です。
硫黄島の戦いは、昭和20(1945)年2月19日の米軍上陸から、3月26日の玉砕まで繰り広げられた戦いです。
日米の島しょに置ける戦いでは、唯一、米軍の死傷者数が日本軍のそれを上回った戦いです。

島にいた日本の守備隊は、陸軍が栗林忠道中将率いる1万3,586名、海軍が市丸利之助中将率いる7,347名、合計2万933名でした。
米軍は、そこに11万の大軍をもって挑んでします。
武力においても、火力においても、兵員の数においても、はるかに勝る米軍との激戦において、市丸中将は、最後の総員突撃を敢行するに際して、「ルーズベルトに与うる書」を遺されました。

内容は、ひとことで要約すれば、強国が弱国を蹂躙し、支配し、奪うのが当たり前とする19世紀的覇権主義を否定し、世界の人種それぞれがそれぞれの地域で自主独立し、もって恒久的世界平和を実現するという、まさに現代の世界の人々にとって立派に通用するものです。

市丸中将は、なぜ、死に臨んでこの手紙をしたためたのでしょうか。
それは単なる遺書だったのでしょうか。
当時、米軍は、戦いの後、日本兵の遺体から所持品を確かめていました。
市丸中将は、それを知って、この手紙を書いています。

市丸中将が硫黄島で最後の突撃攻撃を行って散華されたのは、3月26日です。
その9日前の3月17日、中将は、地下20メートルの洞穴に、動けるものを全員集めました。
そして副官である間瀬式次中佐が、一歩前に出て、「ルーズベルトニ与フル書」を読み上げました。

朗読が済むと、この書の和文のほうを通信将校の村上大尉が腹に巻きつけました。
英文のものは赤田邦夫中佐(二七航戦参謀)が身に付けました。
そして市丸中将は、栗林中将とともに、軍服にある一切の肩章を外し、ひとりの皇国臣民として最後の突撃を行って散華されています。

この最後の突撃のときの遺体の数は、わずか196柱です。
陸海合わせて2万933名いた守備隊は、3月26日の最後の突撃のとき、動ける者の人数が、すでに196名になっていたのです。

「ルーズベルトに与うる書」は、米海兵隊員の手で二人の遺体から発見されました。
従軍記者エメット・クロージャーは、発見の経緯と手紙の本文を4月4日、本国に向けて打電しています。
そして「書」は、米国内の様々なメディアで紹介され、「書」に書かれた理想は、形を変えて米国の理想となり、いまや世界の人類の常識になっています。

軍人にとっての勝敗は、もちろん戦いに勝つことです。
それが島の守備隊であれば、島を敵の手に渡さない、島を守りきることが軍人としての使命です。
けれど国を挙げての戦争は、国家の目的と目的がぶつかったときに、その紛争を解決するための最後の手段です。
大東亜戦争に関していえば、「優秀な白人種」が「劣勢民族である有色人種」を絶対的に支配し、蹂躙し、奪うのが当然とする価値観と、人種の平等と合い共に繁栄することを求める理想との戦いです。

戦いに「かつ」ということは、単に戦闘に勝つということだけを意味しません。
「克つ」は「勝つ」と同じで「かつ」と読みます。
「克つ」は、成し難きことを成すことです。
戦いに「克つ(かつ)」ことは、戦いの究極の目的を遂げることです。

市丸中将は、自らの死を目前として、たとえ硫黄島が奪われ、我が身が土に還ったとしても、人が人として生きることの大切さをこの「書」にしたためることで、死して尚、日本の描いた壮大な理想、悠久の大義のために戦い続けようとしたのではないかと。
そう、思うのです。

当時の駐米英国公使であるロナルド・キャンベルは、ルーズベルトについて、英国外務省に宛てた手紙で次のように書いています。
「ルーズベルト米大統領は、優秀な白人種とアジア人との交配によって新しいアジア系民族を産み出し、立派な文明と社会をアジアに建設しようと考えている。(中略)ただ大統領は、白人より二千年も遅れた頭がい骨をもつ日本人はこの対象から除外し、もとの四つの島に隔離して次第に衰えさせようと考えている。」

残念ながら、ルーズベルト大統領その人は、市丸中将の書簡が米本国に打電された8日後に他界ました。
けれど、市丸中将の「手紙」は、全米の良心を動かし、いまや人類の常識として後世に立派に生き残っています。
そこで市丸中将の遺稿となった「ルーズベルトに与うる書」の全文を、現代訳、原文(日本語、英語)3つでご紹介しようと思います。

まだこの「ルーズベルトに与うる書」をお読みになったことのない方は、是非、ご一読されてみることをお勧めします。
死してなお戦い続けた中将の心は、ついに世界を動かした、市丸中将のまさに血を吐く思いで書き綴ったこの「書」は、当時の日本の心を描いた不朽の名著だと思います。

尚、現代語訳は、ねずさん流です。
訳の不備は、すべて私にあります。

============
【現代語訳】
ルーズベルトに与うる書

日本海軍市丸海軍少将が、フランクリン・ルーズベルト君に、この手紙を送ります。
私はいま、この硫黄島での戦いを終わらせるにあたり、一言あなたに告げたいのです。

日本がペリー提督の下田入港を機として、世界と広く国交を結ぶようになって約百年、この間、日本国の歩みとは難儀を極め、自らが望んでいるわけでもないのに、日清、日露、第一次世界大戦、満州事変、日華事変を経て、不幸なことに貴国と交戦するに至りました。

これについてあなたがたは、日本人は好戦的であるとか、これは黄色人種の禍いである、あるいは日本の軍閥の専断等としています。
けれどそれは、思いもかけない的外れなものといわざるをえません。

あなたは、真珠湾の不意打ちを対日戦争開戦の唯一つの宣伝材料としていますが、日本が自滅から逃れるため、このような戦争を始めるところまで追い詰めらた事情は、あなた自身が最もよく知っているところです。

おそれ多くも日本の天皇は、皇祖皇宗建国の大詔に明らかなように、養正(正義)、重暉(明智)、積慶(仁慈)を三綱とする八紘一宇という言葉で表現される国家統治計画に基づき、地球上のあらゆる人々はその自らの分に従ってそれぞれの郷土でむつまじく暮らし、恒久的な世界平和の確立を唯一の念願とされているに他なりません。

このことはかつて、

 四方の海
 皆はらからと 思ふ世に
 など波風の 立ちさわぐらむ

という明治天皇の御製(日露戦争中御製)が、あなたの叔父であるセオドア・ルーズベルト閣下の感嘆を招いたことで、あなたもまた良く知っていることです。

わたしたち日本人にはいろいろな階級の人がいます。
けれどわたしたち日本人は、さまざまな職業につきながら、この天業を助けるために生きています。
わたしたち軍人もまた、干戈(かんか)をもって、この天業を広く推し進める助けをさせて頂いています。

わたしたちはいま、豊富な物量をたのみとした貴下の空軍の爆撃や、艦砲射撃のもと、外形的には圧倒されていますが、精神的には充実し、心地はますます明朗で歓喜に溢れています。

なぜならそれは、天業を助ける信念に燃える日本国民の共通の心理だからです。
けれどその心理は、あなたやチャーチル殿には理解できないかもしれません。
わたしたちは、そんなあなた方の心の弱さを悲しく思い、一言したいのです。

あなた方のすることは、白人、とくにアングロサクソンによって世界の利益を独り占めにしようとし、有色人種をもって、その野望の前に奴隷としようとするものに他なりません。

そのためにあなたがたは、奸策もって有色人種を騙し、いわゆる「悪意ある善政」によって彼らから考える力を奪い、無力にしようとしてきました。

近世になって、日本があなた方の野望に抵抗して、有色人種、ことに東洋民族をして、あなた方の束縛から解放しようとすると、あなた方は日本の真意を少しも理解しようとはせず、ひたすら日本を有害な存在であるとして、かつては友邦であったはずの日本人を野蛮人として、公然と日本人種の絶滅を口にするようになりました。
それは、あなたがたの神の意向に叶うものなのですか?

大東亜戦争によって、いわゆる大東亜共栄圏が成立すれば、それぞれの民族が善政を謳歌します。
あなた方がこれを破壊さえしなければ、全世界が、恒久的平和を招くことができる。
それは決して遠い未来のことではないのです。

あなた方白人はすでに充分な繁栄を遂げているではありませんか。
数百年来あなた方の搾取から逃れようとしてきた哀れな人類の希望の芽を、どうしてあなたがたは若葉のうちに摘み取ってしまおうとするのでしょうか。

ただ東洋のものを東洋に返すということに過ぎないではありませんか。
あなたはどうして、そうも貪欲で狭量なのでしょうか。

大東亜共栄圏の存在は、いささかもあなた方の存在を否定しません。
むしろ、世界平和の一翼として、世界人類の安寧幸福を保障するものなのです。
日本天皇の神意は、その外にはない。
たったそれだけのことを、あなたに理解する雅量を示してもらいたいと、わたしたちは希望しているにすぎないのです。

ひるがえって欧州の情勢をみても、相互の無理解による人類の闘争が、どれだけ悲惨なものか、痛嘆せざるを得ません。

今ここでヒトラー総統の行動についての是非を云々することは慎みますが、彼が第二次世界大戦を引き起こした原因は、一次大戦終結に際して、その開戦の責任一切を敗戦国であるドイツ一国に被せ、極端な圧迫をするあなた方の戦後処置に対する反動であることは看過すことのできない事実です。

あなたがたが善戦してヒトラーを倒したとしても、その後、どうやってスターリンを首領とするソビエトと協調するおつもりなのですか?

およそ世界が強者の独占するものであるならば、その闘争は永遠に繰り返され、いつまでたっても世界の人類に安寧幸福の日は来ることはありません。

あなた方は今、世界制覇の野望を一応は実現しようとしています。
あなた方はきっと、得意になっていることでしょう。

けれど、あなたの先輩であるウィルソン大統領は、そういった得意の絶頂の時に失脚したのです。
願わくば、私の言外の意を汲んでいただき、その轍を踏むことがないようにしていただきたいと願います。

市丸海軍少将
==========

【原文】
(「米国大統領への手紙」平川祐弘 新潮社より)

日本海軍、市丸海軍少将、書ヲ「フランクリン ルーズベルト」君ニ致ス。
我今、我ガ戦ヒヲ終ルニ当リ、一言貴下ニ告グル所アラントス。
日本ガ「ペルリー」提督ノ下田入港ヲ機トシ、広ク世界ト国交ヲ結ブニ至リシヨリ約百年、此ノ間、日本ハ国歩難ヲ極メ、自ラ慾セザルニ拘ラズ、日清、日露、第一次欧州大戦、満州事変、支 那事変ヲ経テ、不幸貴国ト干戈ヲ交フルニ至レリ。
之ヲ以テ日本ヲ目スルニ、或ハ好戦国民ヲ以テシ、或ハ黄禍ヲ以テ讒誣シ、或ハ以テ軍閥ノ専断トナス。思ハザルノ甚キモノト言ハザルベカラズ。
貴下ハ真珠湾ノ不意打ヲ以テ、対日戦争唯一宣伝資料トナスト雖モ、日本ヲシテ其ノ自滅ヨリ免ルルタメ、此ノ挙ニ出ヅル外ナキ窮境ニ迄追ヒ詰メタル諸種ノ情勢ハ、貴下ノ最モヨク熟知シアル所ト思考ス。
畏クモ日本天皇ハ、皇祖皇宗建国ノ大詔ニ明ナル如ク、養正(正義)、重暉(明智)、積慶(仁慈)ヲ三綱トスル、八紘一宇ノ文字ニヨリ表現セラルル皇謨ニ基キ、地球上ノアラユル人類ハ其ノ分ニ従ヒ、其ノ郷土ニ於テ、ソノ生ヲ享有セシメ、以テ恒久的世界平和ノ確立ヲ唯一念願トセラルルニ外ナラズ。
之、曾テハ「四方の海 皆はらからと思ふ世に など波風の立ちさわぐらむ」ナル明治天皇ノ御製(日露戦争中御製)ハ、貴下ノ叔父「テオドル・ルーズベルト」閣下ノ感嘆ヲ惹キタル所ニシテ、貴下モ亦、熟知ノ事実ナルベシ。
我等日本人ハ各階級アリ。各種ノ職業ニ従事スト雖モ、畢竟其ノ職業ヲ通ジ、コノ皇謨、即チ天業ヲ翼賛セントスルニ外ナラズ。
我等軍人亦、干戈ヲ以テ、天業恢弘ヲ奉承スルニ外ナラズ。
我等今、物量ヲ恃メル貴下空軍ノ爆撃及艦砲射撃ノ下、外形的ニハ退嬰ノ己ムナキニ至レルモ、精神的ニハ弥豊富ニシテ、心地益明朗ヲ覚エ、歓喜ヲ禁ズル能ハザルモノアリ。
之、天業翼賛ノ信念ニ燃ユル日本臣民ノ共通ノ心理ナルモ、貴下及「チャーチル」君等ノ理解ニ苦ム所ナラン。 今茲ニ、卿等ノ精神的貧弱ヲ憐ミ、以下一言以テ少ク誨ユル所アラントス。
卿等ノナス所ヲ以テ見レバ、白人殊ニ「アングロ・サクソン」ヲ以テ世界ノ利益ヲ壟断セントシ、有色人種ヲ以テ、其ノ野望ノ前ニ奴隷化セントスルニ外ナラズ。
之ガ為、奸策ヲ以テ有色人種ヲ瞞着シ、所謂悪意ノ善政ヲ以テ、彼等ヲ喪心無力化セシメントス。
近世ニ至リ、日本ガ卿等ノ野望ニ抗シ、有色人種、殊ニ東洋民族ヲシテ、卿等ノ束縛ヨリ解放セント試ミルヤ、卿等ハ毫モ日本ノ真意ヲ理解セント努ムルコトナク、只管卿等ノ為ノ有害ナル存在トナシ、曾テノ友邦ヲ目スルニ仇敵野蛮人ヲ以テシ、公々然トシテ日本人種ノ絶滅ヲ呼号スルニ至ル。之、豈神意ニ叶フモノナランヤ。
大東亜戦争ニ依リ、所謂大東亜共栄圏ノ成ルヤ、所在各民族ハ、我ガ善政ヲ謳歌シ、卿等ガ今之ヲ破壊スルコトナクンバ、全世界ニ亘ル恒久的平和ノ招来、決シテ遠キニ非ズ。
卿等ハ既ニ充分ナル繁栄ニモ満足スルコトナク、数百年来ノ卿等ノ搾取ヨリ免レントスル是等憐ムベキ人類ノ希望ノ芽ヲ何ガ故ニ嫩葉ニ於テ摘ミ取ラントスルヤ。
只東洋ノ物ヲ東洋ニ帰スニ過ギザルニ非ズヤ。
卿等何スレゾ斯クノ如ク貪慾ニシテ且ツ狭量ナル。
大東亜共栄圏ノ存在ハ、毫モ卿等ノ存在ヲ脅威セズ。却ッテ、世界平和ノ一翼トシテ、世界人類ノ安寧幸福ヲ保障スルモノニシテ、日本天皇ノ真意全ク此ノ外ニ出ヅルナキヲ理解スルノ雅量アランコトヲ希望シテ止マザルモノナリ。
飜ッテ欧州ノ事情ヲ観察スルモ、又相互無理解ニ基ク人類闘争ノ如何ニ悲惨ナルカヲ痛嘆セザルヲ得ズ。
今「ヒットラー」総統ノ行動ノ是非ヲ云為スルヲ慎ムモ、彼ノ第二次欧州大戦開戦ノ原因ガ第一次大戦終結ニ際シ、ソノ開戦ノ責任ノ一切ヲ敗戦国独逸ニ帰シ、ソノ正当ナル存在ヲ極度ニ圧迫セントシタル卿等先輩ノ処置ニ対スル反撥ニ外ナラザリシヲ観過セザルヲ要ス。
卿等ノ善戦ニヨリ、克ク「ヒットラー」総統ヲ仆スヲ得ルトスルモ、如何ニシテ「スターリン」ヲ首領トスル「ソビエットロシヤ」ト協調セントスルヤ。
凡ソ世界ヲ以テ強者ノ独専トナサントセバ、永久ニ闘争ヲ繰リ返シ、遂ニ世界人類ニ安寧幸福ノ日ナカラン。
卿等今、世界制覇ノ野望一応将ニ成ラントス。卿等ノ得意思フベシ。然レドモ、君ガ先輩「ウイルソン」大統領ハ、其ノ得意ノ絶頂ニ於テ失脚セリ。
願クバ本職言外ノ意ヲ汲ンデ其ノ轍ヲ踏ム勿レ。

市丸海軍少将
=========
【英文】

A Note to Roosevelt
Rear Admiral R. Ichimaru of the Japanese Navy sends this note to Roosevelt.
I have one word to give you upon the termination of this battle.
Approximately a century has elapsed since Nippon, after Commodore Perry’s entry to Shimoda, became widely affiliated with the countries of the world. During this period of intercourse Nippon has met with many national crises as well as the undesired Sino-Japanese War, Russo-Japanese War, the World War, the Manchurian Incident, and the China Incident. Nippon is now, unfortunately, in a state of open conflict with your country.
Judging Nippon from just this side of the screen you may slander our nation as a yellow peril, or a blood thirsty nation or maybe a protoplasm of military clique.
Though you may use the surprise attack on Pearl Harbour as your primary material for propaganda, I believe you, of all persons, know best that you left Nippon no other method in order to save herself from self-destruction.
His Imperial Highness, as clearly shown in the “Rescript of the Founder of the Empire” “Yosei” (Justice), “Choki” (Sagacity) and “Sekkei” (Benevolence), contained in the above three fold doctrine, rules in the realization of “Hakko-ichiu” (the universe under His Sacred Rule) in His Gracious mind. The realization of which means the habitation of their respective fatherlands under their own customs and traditions, thus insuring the everlasting peace of the world.
Emperor Meiji’s “The four seas of the world that are united in brotherhood will know no high waves nor wind” (composed during the Russo-Japanese War) won the appraisal of your uncle, Theodore Roosevelt as you yourself know.
We, the Nippon-jin, though may follow all lines of trade, it is through our each walk of life that we support the Imperial doctrine.
We, the soldiers of the Imperial Fighting Force take up arms to further the above stated “doctrine”.
Though we, at the time, are externally taken by your air raids and shelling backed by your material superiority, spiritually we are burning with delight and enjoying the peace of mind.
This peacefulness of mind, the common universal stigma of the Nippon-jin, burning with fervour in the upholding of the Imperial Doctrine may be impossible for you and Churchill to understand.
I hereupon pitying your spiritual feebleness pen a word or two.
Judging from your actions, white races especially you Anglo-Saxons at the sacrifice of the coloured races are monopolizing the fruits of the world.
In order to attain this end, countless machinations were used to cajole the yellow races, and to finally deprive them of any strength.
Nippon in retaliation to your imperialism tried to free the oriental nations from your punitive bonds, only to be faced by your dogged opposition. You now consider your once friendly Nippon a harmful existence to your luscious plan, a bunch of barbarians that must be exterminated.
The completion of this Greater East Asia War will bring about the birth of the East Asia Co-Prosperity Area, this in turn will in the near future result in the everlasting peace of the world, if, of course, is not hampered upon by your unending imperialism.
Why is it that you, an already flourishing nation, nip in bud the movement for the freedom of the suppressed nations of the East.
It is no other than to return to the East that which belongs to the East.
It is beyond our contemplation when we try to understand your stinted narrowness.
The existence of the East Asia Co-Prosperity sphere does not in anyway encroach upon your safety as a nation, on the contrary, will sit as a pillar of world peace ensuring the happiness of the world. His Imperial Majesty’s true aim is no other than the attainment of this everlasting peace.
Studying the condition of the never ending racial struggle resulting from mutual misunderstanding of the European countries, it is not difficult to feel the need of the everlasting universal peace.
Present Hitler’s crusade of “His Fatherland” is brought about by no other than the stupidity of holding only Germany, the loser of the World War, solely responsible for the 1914-1918 calamity and the deprivation of Germany’s re-establishment.
It is beyond my imagination of how you can slander Hitler’s program and at the same time cooperate with Stalin’s “Soviet Russia” which has as its principle aim the “socialization” of the World at large.
If only the brute force decides the ruler of the world, fighting will everlastingly be repeated, and never will the world know peace nor happiness.
Upon the attainment of your barbaric world monopoly never forget to retain in your mind the failure of your predecessor President Wilson at his heights.
-Rear Admiral Ichimaru


===========

戦後70周年に向けて
「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」プロローグ(1:54)
https://youtu.be/S__Pnh3acmU</u>">https://youtu.be/S__Pnh3acmU
第1部 日本人のメンタリティのルーツ 小名木善行 2/8◯(50:51)
https://youtu.be/cGBGZu2qTkU</u>">https://youtu.be/cGBGZu2qTkU
第2部 マッカーサーと東京裁判 渡部昇一 3/8 (28:08)
https://youtu.be/ZOTfQCjDO8w</u>">https://youtu.be/ZOTfQCjDO8w
第3部 パール判事と東京裁判 渡部昇一 4/8 (15:24)
https://youtu.be/YOqry3596nw</u>">https://youtu.be/YOqry3596nw
第4部 日本の近代史を客観的に検証する 5/8◯ (53:35)
https://youtu.be/_RWZfy6RmsQ</u>">https://youtu.be/_RWZfy6RmsQ
第5部 海の武士道 敵兵を救助せよ 恵 隆之介 6/8 (36:06)
https://youtu.be/WOwplyJ9LG4</u>">https://youtu.be/WOwplyJ9LG4
第6部 安倍総理はリビジョニストか?歴史修正主義者のレッテル 7/8 (18:50)
https://youtu.be/DSTvHPw1I6U</u>">https://youtu.be/DSTvHPw1I6U
正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」エピローグ 8/8 (10:57)
https://youtu.be/LG4yod1tQx8</u>">https://youtu.be/LG4yod1tQx8

「戦後70周年に向けて」ダイジェスト版
https://youtu.be/-usWnzcFUhw</u>">https://youtu.be/-usWnzcFUhw


この動画は、以前、小泉元総理の就任演説の際に紹介した『米百俵』の映画製作をした斑目力曠先生(元一部上場企業社長、元大僧正)が、自費で制作された動画です。
先生は自費でこの動画を制作され、それを日本中の教師の皆様に無償配布されています。
日本を取り戻そうという動きは、いま、いよいよ本格化してきつつあります。

この動画のダイジェスト版は、近日英語版が出来ます。
そして英語版は、世界に拡散されます。
日本はいま、日本が持つ本来の姿を取り戻そうとしつつあります。


※現代語訳は2012年1月に記事にしたものです。

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コメント

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No title
ねず先生
いつも心が洗われる記事、誠にありがとうございます。
今回の記事を読んである感情が心の中を過りました。
残念なことに私の会社も他の会社のように帰化在日が人事、予算、調達権を牛耳り、日本人が見えないけれど奴隷のように虐げられています。
ある感情とは、自分の子々孫々のために自分のことはどうなってもいい、正しいあるべき国に出来れば何も望まない。
そのためには私は魂が地獄に落ちようとも鬼神になって日本を取戻したい。
そういう感情です。
見て見ぬふり、現実から逃げる、そういうのはいともたやすい事。
しかし、損な性分の私はそれが出来ない。
前の選挙では中山先生を応援しましたが残念な結果でした。
しかし、日本を取戻すために良識ある先生を国会の場に戻っていただくために力を合わせていきたいと考える者です。
先生もお体をいたわって頑張っていただきとうございます。

韓国籍

【寺社油事件】■犯人は韓国系で完全決着!
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◆官報
https://pbs.twimg.com/media/CGdaAfEUgAE5Def.jpg

◆別角度
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org347651.jpg

◆ニューヨークの不動産情報
ttp://newyorks.property/parcels/kanayama-masahide.43631.html
ttp://newyorks.property/parcels/masahide-kanayama.62269.html
下の方にBirthday 9/8/1962ってある
これ昭和37年9月8日

◆完全勝利
http://i.imgur.com/tOGvxQm.jpg

すー

No title
このDVDが多くの教育者によって拡散されることを願います。

「オランダに350年支配されてたインドネシアを、日本軍が9日間で解放」https://www.youtube.com/watch?v=OCy4xlS1EBY
この動画を観ても、いかに日本が和平のために戦ったかということがわかります。「無血進駐」なんて「ウシハク」には考えもつかないことでしょう。

昔、シンガポールに行った時も日本軍の展示がされていて「銀輪隊」のことを知った時には貧乏くさいと思ったものですが、地元に被害が少なく効率的に動ける行軍方法だったんだなあと今更ながらに思いました。

7月8日以降、ますます日本がいい方向へ進んできますよう。
願ってやまないです。

ポッポ

No title
市丸中将のこの書は、当時の日本人の心を表していたと思います。それ以上、何があるのかと思います。



最近のマスコミは、報道の検閲があるのでしょうか?
少し前には、韓国人の日本で活動している俳優が台湾で暴行事件を起こしたとき、日本人と言ったり、日本の俳優と表現していました。姓名は俳優名だけで、本名はなかったです。

神社に怪しい油をかけて汚損させた容疑者は、帰化したから日本人ですが姓名は明らかにされていません。

これらは、元来の日本人に対する対応とは、明らかに異なります。
これは、報道の意図的なものとしか考えられず、何らかの検閲があるとしか思えないのです。

-

韓国への渡航禁止へ!
韓国ではMERS(コロナウイルス)の感染者が増加し、死者も出ているそうです。即刻、韓国への渡航を禁止するべきです。また、韓国人の日本への入国も厳しく規制して貰いたい。TVでは、ほとんど韓国のコロナウイルス感染について伝えていません。日本国民を危険に晒すつもりか!

この文が現在米国で公開されているということが、逆に驚きです。
であるならば、天皇陛下がかの国に降り立たれれば、大統領お迎えは当然のことなのだろうと思います。なぜなら、世界で唯一のエンペラーだとしても敗戦国扱いなのに少しばかり不思議に思っていたのですから。これは、このような優れた先人の活躍により、天皇陛下を頂点とする日本の考え方が伝わった訳ですし。
現在の私たちも、日本を貶めようとする敵と闘わなくてはなりませんし、それはきっと世界が平和に向かう手助けにもなることでしょう。
だいたい、ISの資金源てどこよ。怪しいとされているあの国が解体すればかなりよくなるのでは?

皇国臣民

神州不滅。天皇陛下万歳。

はっちょもん

No title
死は終わりの始まり

メッセージを世界に向けて発信させた市丸中将は素晴らしい遺訓を残された。

ルーズベルト大統領もさすがに寿命を縮め、心臓が止まった。

このメッセージに恐怖を抱き、戦後処理は徹底的に排斥し、東京裁判などの理由もない演出で日本を自虐させていった。

「哀れ」


安全保障法の国会で「中東に限るのか」と執拗に追及している民主党議員。
言論の自由ではなく、言葉による威嚇攻撃であることを気付け。
まさに、先制攻撃を仕掛けている。
国難を引き寄せ日本を不安におとしいれている行為だ。
「逮捕」

junn

No title
ヘイトスピーチ規制法案提出・発議者と賛成者のリスト・橋下徹発案ヘイトスピーチ抑止条例案も提出
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5840.html

 


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
むすび大学事務局
E-mail info@musubi-ac.com
電話 072-807-7567
○受付時間 
9:00~12:00
15:00~19:00
定休日  木曜日

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