インカと安全保障



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20150615 マチュピチュ


インカ帝国は、いまは南アメリカのペルーのあたりにあった一大文明国です。
最盛期には80の民族と1600万人の人口をかかえていたといわれています。
巨大な石の建築物があり、カミソリの刃も通さないほど精巧に重ねられた石の加工技術、黄金の仮面、水晶のドクロ、土器や織物、謎の高原都市などなど、インカの遺跡は、ものすごく高度な統治システムと、進化した技術に彩られています。
ところが、それだけの巨大文明でありながら、いまでは、その歴史、伝統、文化の一切は失われてしまいました。
遺跡も、いまではただの「謎」になってしまっています。

安全保障をないがしろにしたら、数千年続いた文明であっても、こういうことになるのです。
国会で安全保障にケチをつけている議員さんたちは、日本をそんな国にしたいのでしょうか。
だとしたら、彼らは私達庶民の命をないがしろにするテロリストであり、国民の敵です。

【新シリーズ予告】通史で学ぼう!「目からウロコの日本の歴史」
インカ文明のおおもとにあたるアンデス文明は、7500年前ころまでに始まったとされています。
7500年といえば、日本では鹿児島沖でカルデラ大爆発が起こり、遠洋漁業が始まった頃です。遠洋漁業の開始はその頃から突然釣り針が大型になっていることで確認できます。

アンデス文明を形成したインカの人々というのは、男性の身長が平均1m57cm、女性が1m45cmくらいで、モンゴロイドであったことが人骨から確認できます。
遺伝子的には、いまから1万8千年ほど前に、地球気温が急速に低下したとき、(北極圏、南極圏の氷が発達。年間平均気温で▲8度くらいだった)これにより、海面がいまより140メートルほど下がり、シベリア、アリューシャン列島、樺太、北海道、本州などがみんな陸続きになったといわれています。

このとき、バイカル湖のあたりにいたモンゴロイドが、一部は、中央アジアへ、一部が太平洋を南下して日本へ、一部がアラスカを経由して北米へと流れ、長い時間をかけて、南米にまで南下した、というのが通説です。
ところが南米のエクアドルあたりでは、日本の縄文式土器が発掘されてもいるわけです。
そうなると、陸路ルートだけではなく、海洋ルートも考えに入れなければおかしなことになります。

また、陸路についても、「バイカル湖あたりにいたモンゴロイドが北米→南米へと移動した」ことを証明するものは何もありません。
モンゴロイドがアジアから北米→南米へと移動したことは、人骨の特徴などで確認できるのですが、その出発点がどこであったかについては、確認がとれていません。

むしろ、最近のDNAの研究では、インディアンのDNAとアイヌのDNAとに濃い血縁関係があることが判明しています。
つまり、大陸と陸続きであった頃の日本列島は、ユーラシア大陸の東のはずれであり、そこから沿岸沿いに、北米→南米へと人が移住していったという可能性のほうが、むしろ説明が合理的なのです。
なぜなら人が移動するには、移動途中の食料確保が不可欠で、そのためには海の幸を容易に入手できる沿岸沿いの方が、太古の昔の人々の移動には適しているといえるからです。

この民族の特徴は、遺跡から武器が出土しないことです。
つまり、武器を持って人と争い、力で敵を征服するのではなく、自然と共存し、武器を持たず、争いを避けて技術の進歩によって人々の幸せを図ろうとし、太陽を信仰するという共通の特徴を持っています。

おそらく、こうしたことは、DNAのなせるわざといえます。
ヒトも動物も哺乳類であり、犬が犬種ごとに、性格がまったく違うのと同様、人間も、人種ごとにその性格的特徴、非常時の行動パターンなどがまるで異なるからです。

インカでは、太陽が崇拝され、灌漑と台地栽培によって、農業生産が行われていたようです。
そして、インカの遺跡からも、不思議なほど、武器が出てきません。
日本も、全国に数万カ所ある縄文時代の遺跡から、現在に至るまでただの一度も対人用の武器が出土したことがありません。
つまり、人が人を殺して「奪う文化」ではなく、人と人とが共同して食べ物を「つくる文化」を共有していたわけです。

一部の本によると、インカでは、灌漑農業のために貴族が労働力を搾取していたなどと書かれているものもありますが、インカの遺跡をみると、神殿、民家、要塞、道路など、きわめてすぐれた技術によって建設されています。
こういうことは、古来、上からの命令と奴隷のような隷従のもとでは、なかなかできるものではありません。

対立と闘争という一面的な見方しかできない共産主義史観では、こういう見方はできなくなってしまいます。
なぜなら人々が、むしろ喜びと未来への希望を持って力を合わせたときに、はじめて高度な技術が誕生するし、それが民生用であれば、なおのこと大きな力となるのは、人類史に変わらぬ真実であるからです。

たとえば、インカの石造りの幹線道路があります。
これは北部のキトからチリ中部のタルカまで、5230kmにも達する道路です。
その道路が、王侯貴族の栄華のためだけに築かれたとするのは、どうみても無理があります。
なぜなら、もし王侯貴族の栄華のための道路なら、その王侯貴族が政治権力を失った後、その施設はジャングルに埋もれてしまうと思われるからです。
みんなが使い、みんなが大事にするから、道路が伸び、補修され、大事にされるのです。

それを言うと、だって万里の長城は、皇帝の権力で完成したのだ、などという人もいます。しかし万里の長城が立派な城砦のような形状をしているのは、観光ガイドの写真に出ているごく一部分でしかありません。
長城といいながら、ほとんどの部分は単なる盛土が延々と伸びているだけです。

馬族の侵入を防ぎ、農地を守ろうとすれば、人々は長城を作ろうとする国家の指針に、進んで協力します。
その協力が、自らの家族や生命、財産を守るのに「必要な」行動だからです。

インカの道路は、王侯貴族が、彼女を連れて馬車で、チョロチョロする程度なら、ほんの数キロの道で構いません。
5000キロもの長い距離の道路が完成し、かつ保持されたのには、そこに一般の庶民の期待と協力と需要があったからと考えるのが自然です。

実際、この道路には、1トポ(約7km)毎に里程、約19km毎にタンボ(宿駅)が、設置されているのです。
この発音もおもしろいです。
トポ(徒歩)、タンポ(田んぼ)にも聞こえます。

他にもチャスキと呼ばれる飛脚が約8km毎に設置されていました。
そのチャスキは、タンボ間のリレー方式で、1日に、なんと約240kmの情報伝達能力を持っていたといわれています。

こうした情報伝達を、軍事利用と規定している解説書が多いのですが、そうした解説書では、インカの遺品に、軍事に不可欠の武器が出土していないことに触れません。
もちろん、武器が何もないわけではありません。
オンダと呼ばれる携帯用の投石機があります。
これは大型獣を倒す狩猟用のものであって、対人用の武器を目的としたものではありません。
そうしてみると、オンダが生まれたのは、多くの人々の情報伝達のため、つまり民生用と考えた方が自然です。

そもそも、なんでもかんでも古代は王侯貴族が大きな顔をし、労働は奴隷にやらせていた社会などというのは、そういう社会体制を基礎とする西洋か、日韓併合前の朝鮮くらいなものです。
一部の貴族だけが贅沢の限りを尽くし、一般の民衆が搾取され(中世ヨーロッパや、李氏朝鮮では、平均寿命が24歳くらいだった)る社会では、文明はかならず停滞し、退廃します。
逆にいえばインカは、すぐれた統治と豊かな民生のある武器を持たない文化が、そこにあったということです。

ところがインカは、それだけ発達した交通網や文化を持っていたことが、結果として、文明を滅ぼしています。
どういうことかというと、スペインの掠奪者、フランシスコ・ピサロの一行がやってきたのです。
武器を持たないインカの民に対し、ピサロは情け容赦なく銃をぶっ放し、女を強姦し、黄金や貴金属、宝石などの富への略奪を重ねました。

そして和平を願って交渉にきたインカの王、アタワルパを逮捕し、まる裸にして辱め、殺害し、ついには、わずか180名(たった180名です)の180丁の銃で、1600万人の人口を持つインカの大帝国を滅ぼし、その文明の痕跡さえも失うまでに、略奪し、滅ぼしているのです。

滅ぼした人数は、たったの180人です。
滅ぼされた側は1600万人です。人口のわずか0.001%です。
けれどたったそれだけの数のスペインの乱暴者が、1600万人の人口を持つ一国の文明を滅ぼし、富も、政治体制も、歴史も文化も、そして言語までも破壊し、失わせています。

申し上げにくいことだけれど、いま、ペルーのインディオたちのDNAは、100%インディオの純潔種というのはいません。
ほぼ100%の人が、スペイン人のDNAを持っています。
これがどういうことか、何を意味しているかは、ご想像におまかせします。

「武器を持たない文化」は、戦後の日本がそうであったように、内政面で人々の平和をもたらし、話し合いと共存、民生技術の進歩等、人々の生活を豊かにします。
なぜなら、対立したときの問題の解決に武器を用いることができない分、発達した内政用の統治システムが必要となるからです。

インカの滅亡は、大切な事実を、私たちに語りかけてくれます。
それは、すぐれた内政統治システムも、歴史も伝統も文化も、そこに安住すれば、「武器を持った粗暴な外国人」の前に、まったく無力だということを証明しているからです。

日本には、ポルトガル人たちが、インカにスペインがやってきたのとほぼ同じ時期にやって来ました。
ポルトガル人も、銃を持っていました。
けれどその銃を見た種子島の領主は、なんと現在のお金で銃一丁を5000万円という高値で、二丁も買い取りました。

ポルトガル人にしてみれば、これは大儲けです。
彼らは、これはすごい商売になる!と、さっそく本国に帰って大量の銃を仕入れ、船に積んでふたたび種子島に運び込もうとしました。
ところが日本は、ポルトガルの船が再びやってきたときには、種子島では買い取った銃を分解し、なんとポルトガル人の数十倍の火縄銃を、量産していたのです。
しかも、ポルトガル人の所持する銃よりもはるかに性能がいい。
だからポルトガル人は、日本を植民地にできなかったし、日本文明を滅ぼすこともできませんでした。

幕末も同じです。
黒船来航の何年かのちには、日本では、各藩が、それぞれに蒸気機関を開発していました。
軍艦も買い取ったし、日本中の武士たちが、攘夷と称して刀を持って暴れまわっていた。
これでは欧米列強は容易に日本に上陸できません。
そうやって時間稼ぎが行われている間に、日本はどんどん国力をつけ、明治政府が誕生する頃には、日本の保有する軍艦の数は、欧米から渡航してきている黒船を、少なくとも数の上では圧倒するレベルにまで達していきました。

何日か前に、広島と長崎に原爆が落とされたのは、日本がその時点で核による反撃ができる可能性が皆無だったからだ、と書かせていただきました。
現在でも、世界には、話し合いや和の心だけで平和的に物事を解決できるだけの高度な世界的統治システムは完成していません。
話し合ってダメなら、あとはチカラに物を言わせる。つまり戦争をして白黒をつける。
それが世界秩序です。
世界は、いまだに法のない群雄割拠の時代にあるのです。

言い換えれば、世界に向けて正義を実現できるのは、話し合いだけでなく、武力が背景にあるときだけです。
弱虫は、どんなに正しい理屈を垂れても馬鹿にされ、蹂躙されるだけなのです。
そしていまの日本は、あきらかにChinaやKoreaに馬鹿にされ、蹂躙されています。
簡単に言ったら、やくざ者に舐められているのです。

この日本の現状を救い、本来の日本の歴史、伝統、文化を取り戻すためには、私たち自身が、武力行使も辞せずという強い信念と実力を持たなければならないのだと思います。

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コメント

通りすがり

「ねずさんのひとりごとblog 2015/06/16」の原文を教えてください
なでしこアクションのコメント欄に「ねずさんのひとりごとblog 2015/06/16」からの引用と書かれているものがあります。原文を探しているのですが、できればどこにあるか教えてください。お願いします。
ttp://nadesiko-action.org/?page_id=6865&cpage=1#comment-12514

以下、引用
---------------------------

白子
comment_ID: 12514 June 17, 2015 at 12:25 am
韓国では現在の小中高校生に以下のような歴史を教えているそうです
少なくとも世界共通の真実があるはずです、いつ何処の国と戦ったのか、
そのことすら嘘を教えられていたら何事も噛み合いません。
以下 ねずさんのひとりごとblog 2015/06/16 より

1 朝鮮半島には、古代から同じ民族同士で殺し合う戦争はなかった。
2 昭和20(1945)年8月15日、日本は第二次世界大戦に負けた。
  このとき満州にいた日本軍がソ連軍に追われて朝鮮半島に侵入し、
  韓国を占領した。
  日本軍は韓国人の居宅にまで銃を持って侵入し、韓国人を虐殺
  し悪逆非道の限りを尽くし、さらに韓国を占領して居座りつづけた。
3 昭和25(1950)年6月25日に、朝鮮半島から日本軍を追い出す
  「韓国戦争」がはじまった。
  米英仏韓の国連軍が侵略者の日本軍を朝鮮半島から追い出し、
  韓国が勝利した。

4 北朝鮮はソ連軍と中国軍が北朝鮮から日本軍を追い出した。
  中国軍と韓国軍は「韓国戦争」で、ともに日本と戦った戦友である。
5 慰安婦とは、日本が「韓国戦争」の時に20万人を強制連行して
  ジープに乗せて売春させていたものである。
6 昭和20(1945)年8月15日は、日本が戦争に負けた日で
  韓国の建国記念日である。

7 竹島は「韓国戦争」で日本を追い出したときに取り戻した島である。
8 北朝鮮と昭和39(1964)年に国境紛争が発生したが、同じ民族で殺し合う
  大きな戦争にならなかった。
  また韓国は一度も北朝鮮と戦争していない。
  同じ民族同士で戦争する理由もない。
9 日韓条約は過去の植民地支配の謝罪、賠償条約である。

10 韓国は戦勝国で、国連設立に参加した当事国であり、
  最初の国連加盟国である。
11 この歴史認識は、韓国の40代以下の韓国人に共通した歴史認識。
12 韓国の小中学校では、週3~6時間この教育をしている。

笑えないのは、このあまりにも荒唐無稽な法螺話を、彼らは頭から信じ込んでいること、日本国内でも正史として認識している人たちが数多くいること、さらにこの法螺話をなんと「前提にして」、彼らが日本人に歴史の修正を求めていることです。
さらにあろうことか、その一部が国会議員となり、知事になり、国の内外の政治に混乱をもたらしています。

また、こうした「被害を受けた」というレトリックをまともに受けた韓国人が、日本人女性を猟色することが過去の日本への恨であり、復讐であり正当な行為であり、だから日本人女性への強姦や暴行や虐待は正当な行為とまで言い出し、かつ実際に行動しているとんでもない連中まで現れている、という現実です。

以上
------------------------
引用終わり

シバサマ1966

No title
「世界に向けて正義を実現できるのは、話し合いだけではなく、武力が背景に有るときだけです」

これが現実です。

日露開戦前の外務大臣、陸奥宗光も同じことをいったそうですね。

今の多くの日本人がどうしてこんな簡単な事を何故わからないのか。
これがGHQの洗脳というやつですよ。

みんな目をかっぽじいて現実を直視しよう。

くすのきのこ

No title
こんにちは。
多民族、多言語の帝国であったインカ。
滅びたのは、兄弟喧嘩で膠着した権力闘争にスペインが付けこんだのと、疫
病(天然痘)による人的資源の損失が甚大であったというのが通説ですね。
そして、スペイン人の謀略に嵌りましたと。この時もキリスト教は植民地政
策の核として機能していますね。あと・・通訳がボンクラだった。きちんと
コミュニケーションをとれておらず騙されましたね。これも相当キツイ。
こう考えるとジョン万次郎を始め、元漁師であっても語学をマスターしてお
り、きちんとした人物であるならば、通訳として幕府や藩で雇い入れるとい
う姿勢がよかった。これは、身分の固定は一部流動的であった・・という一
例でしょう。また、危機に見舞われた時の冷静な判断力、慧眼も太平な江戸
時代を経ても失われていなかったと。流石に武士階級をトップに家を守れと
いう思想で方向づけた徳永だけの事はあります。当時の日本は結構な地方分
権だったにもかかわらず、中央を大事にする一家だったのかな。ww
疫病。幕末にやはりコレラが流行っています。普通はコレで人物がいなくな
り困る。日本は逆に既得権益者が減った分、ソウでない者達が大きな活躍を
する舞台絵図となってしまったりしてる。1822年初回コレラ発生。西日
本で蔓延するも、関所のお陰か江戸には入らず?これは世界的流行だったと。
1853年ペリー来航。1854年。安政三大地震で東海が、四国がそして
江戸が。駿府城、掛川城は倒壊し、江戸城半壊。津波あり、その他イロイロ。1856年ハリス来日。江戸の暴風雨。1858年よりコレラ再び。コレは
アメリカ水兵が持ち込んだ模様。江戸にも被害が?・・江戸時代好きな方達
にとっては、美味しい下りですね。あまりの愛のために陰謀論まで出て来る
始末。時代は、その時を生きる一人一人の総意が作っていくものです。とり
あえず日本では。あまりにも感覚を狂わされているような暴論が・・。
自分としては、日本人の遺伝子のふり幅が大きいために、集団としては疫病
への耐性を持ちやすいのか?・・というところが面白いです。まあ1822
年の初回のコレラ発生のお陰で、免疫力がつきやすくはなっていたのかな?
とも。インカでは被害が少ない地区でも3割やられたとかいう説もあります
から。バイオテロってこわ~いですね。



-

更新ありがとうございます
毎日の更新、お疲れ様です。
日本の安全保障について、ニュースで国会の様子を放送していますが、
どれも「法案反対」が前提の一方的な内容ばかりでうんざりしています。

先日の南京虐殺のご解説や通州事件のお話はとても大切だと思います。
「やられたらやり返す」ではなく「起させないようにする」にはどうするか。
それには力での均衡も時には必要だと思います。
南京虐殺や通州事件は過去の出来事で片づけてしまうのではなく、これから
起こり得るかもしれないと認識した方が良いかもしれません。
(もちろん、あんなことはもう2度と起きて欲しくないし、起きないに
 越したことはありません。いや、絶対に起こしてはならない!)

感情的になってしまい、乱文になってしまいました。
蒸し暑い日が続きますので、ご自愛ください。

Leshakko

No title
昔、何かの本で読んだのですが、
インカ文明は車輪技術が無かったそうです。
昔の朝鮮半島と同じですね。

マチュピチュ遺跡ついては、修復を当時の王族が行おうとして、
事故を引き起こし大量の死者を出したとか。

家程の大きさの石を切り出し、
あの遺跡まで運ぶとは車も無しには無茶ですね。

という事はあの遺跡は彼らが作ったのではない、
そんな感じで、謎です。

皇国臣民

武とは、ほこを止めるという意味ですよね。力が無ければ大切な物は守れない。

ポッポ

No title
インカ帝国は、平和で文明の優れた素晴らしい国だったのですね。
周囲に武器を持った野蛮な部族もない、人々の暮らしやすい国で実にうらやましいと思います。

そんなに良い国であっても、武器を持った野蛮な輩が攻めてくると、想定外のことですから悲惨なことになります。

国家を形成するとき、その国家を統治するものが行わなければならないことは、国土と国民を守ることだと思いますが、インカ帝国はこれを行う術を持っていなかったから、わずかな侵略者に滅ぼされたと言うことですね。

今の日本は、国土と国民を守る自衛隊がありながら、憲法でこれを出来ないように縛っています。
万が一、どこかの国が日本を攻撃したとき、素晴らしい憲法は残ったけれど、国土と国民が敗戦により失われたのでは、洒落にならないと思います。



このところ、国会議事堂では、余り仕事をされていないように思います。
衆院厚生労働委員会の渡辺博道厚労委員長は、12日に労働者派遣法改正案の同日の採決を先送りしましたが、これに絡んで民主党は審議妨害を行い、渡辺委員長は頸部を負傷しました。
審議妨害は平和安全法制特別委員会とも連動しているのですが、そのやり方はピケを張ったり、渡辺氏を直接暴力的に攻撃したりの、およそ品性のないものでした。思わず昔の社会党を思い出しましたが、考えてみれば近年では三宅雪子氏の勝手に転倒負傷もあったのですけれど、こちらはきちんと暴力的に扱われているビデオが放送されました。

国会議員は、それぞれの委員会でよりよい法律を作るための、論戦をしていただきたいと思います。
委員会で質疑のボイコットをしたり、くだらない質問で質疑時間を消費したりでは、質問時間の浪費だと思います。挙げ句の果てに、質疑時間が短いといいながら、質疑時間をボイコットしていては国会議員の品性を疑いたくなります。

しかし、国民は国会議員を選挙で選択し、その国会議員はどの議員も税金から一人当たり3,000万円もの歳費をいただいているのです。この意味を理解した上で、政治にあたっていただきたいと思います。


しばらく前に、参議院議員の片山さつき氏が委員会に2分遅刻したとして、委員会の議員から糾弾されました。確かに、委員会は重要ですから遅刻は許されません。ただし、このときはEU議会幹部との面会が予想外に延びたもので気の毒な一面がありました。
しかし、11日に3分遅刻した民主党の小西洋之氏の場合は、理由が明らかではありません。また、「大変失礼いたしました。」では、お詫びになっていません。(この写真も見ましたが、片山氏を小馬鹿にしています。)
小西氏は、片山氏に辞職しろと要求していたのですから、自分が遅刻したのならば彼は辞職すべきです。
自分にそれだけの覚悟がないのならば、余分な言葉を発するものではありません。彼は、歳費を年間幾ら受け取っているのかを自覚していないと思います。

横暴な皇帝や王様は映画化されたものからのイメージがあります。現在でさえ史実に基づかない誤ったイメージの発信元だったりもしますしね。また、その方が刺激があって興行的にいいのでしょうが。
そんな映画を目にする度いつも心のなかでツッコミをいれていたのは、この大人数の、毎日の二回または三回の食事はどうしているのかと。
ならば、現実ではねずさんがおっしゃるとおり、自発的に皆で協力したというほうが自然な流れかと納得します。
一方、以前書かれていた現地調達というお話も納得します。

junn

No title
有事?になったとき国家公安の殲滅対象になっている

リストには反日勢力約7万人、そしてマスメディア2千人と

ありましたが、

現在、その数はどれくらいになっているのだろうか
http://takarin7.seesaa.net/article/420714697.html

ひろし

失礼致しました。
前記させた頂いたイスラム国が一番恐れているのは、クルド人部隊です。
チェチェン人と間違ってしまい申し訳ありません。クルド人部隊は、男性も女性も部族と土地を護る為に武器を持ち団結して闘います。統率された部隊でとても強いとの事です。私はその闘志を尊敬しています。

たんぽぽ

No title
インカ帝国のお話は過去のものではなくて現代にも
通じるものだと思います。決してあなどるなかれですね。
子供達にも広く伝えたい歴史の事実です。

やまと心(魂)には「和」と共に雄々しさも秘めていますよね。
平和を脅かす者たちに対しては・・・。

それにしても現国会の茶番劇にはうんざりします。
普段“話し合いで解決を”と発言していた人達が、
言っていることやっていることが違い過ぎます。
国民も目覚めつつあるので「偽」議員はいずれ淘汰されると
思います。それを早める為には先に気づいた人達の
努力が必要で・・・たまたま先に気づいただけと奢ることなく
拡散して行きたいです。

ひろし

ねずさんの仰る通りです。武とは古来より
無法な暴力を抑え懲らしめる為にあるものです。日本の武は神代からこの武を尊んできたからこそ、皇室を中心とする国体が保たれたのです。日本こそ、世界最高水準の国防力を保持しなければならないのは、皇室と日本人の生命、土地、文化伝統を護る為に必要です。これに異論を言うのは、日本人と子供達の命が他国に蹂躙されても良いという賊であると想います。 永世中立国のスイスは如何なる国の干渉を受けずに金融大国として強国なのは、国民は全て武器使用の訓練を受けていていざとなれぱ国民皆兵として戦時にあたる事を義務づけられている事と移民や帰化者を厳しく規正しているからです。 それから、野蛮で残忍なイスラム国の連中が一番恐れているのは、アメリカ兵ではなく、男性は勿論女性も武器を持ち優秀な兵として団結して事に当たるチェチェン人の方達なんだそうです。私達日本人も古来から婦人子を護る為に鬼神のこどく強かったのです。
スイス人やチェチェン人のように断固武力をもってでも日本国を侵す者どもは退ける闘志を持つのは当たり前の事ではないでしょうか。

にっぽんじん

不毛の国会
安保法制で不毛な議論が国会で続いています。憲法解釈問題ばかりで日本の安全保障問題は何も語っていません。法学者は学問の専門であって安全保障の専門ではありません。解釈問題ならどんな解釈も許されるはずです。憲法には自衛権については何も書かれていません。

犯罪は刑法で裁かれます。が、刑法にない行為は犯罪とはみなされません。憲法も同じです。憲法に書かれていない行為は違反にはなりません。憲法に書かれていない集団的自衛権の行使は容認できないと言いながら、日本はすでに集団的自衛権を行使しています。

アメリカと軍事同盟を結び、日本国内に米軍基地があるのは個別的自衛権でしょうか。ベトナム戦争では沖縄から米軍機が出動していました。このことに異を唱えた国会審議はあったでしょうか。特措法なしで認めていたはずです。

軍事同盟の意味を国会の先生方は理解していません。仮にアメリカが中国と武力衝突すれば、中国は日本を攻撃しても国際法で許されます。日本が攻撃しなくても攻撃されるのです。それが軍事同盟です。攻撃されたくなければアメリカとの軍事同盟を破棄して、米軍基地を全て閉鎖する必要があります。

安保法制に反対する議員の方々はアメリカの力はいらないと言うのでしょうか。共産党と社民党はいらないと言うでしょう。が、彼らは米軍なしでの安全保障については何も言いません。外交で安全を保障すると言います。それが出来ないから安保法制が必要なのです。

junn

No title
この夏に安倍総理が出す『戦後70年談話』

に向けて日本人が是非、知っておきたい知識
http://takarin7.seesaa.net/article/417875058.html
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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