大和言葉のシラス、ウシハク

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是川遺跡・合掌土偶
20150730 是川遺跡


大和言葉っておもしろいです。
アとかイとかの一音一音に意味があります。
その意味の組み合わせで言語ができているわけです。
だから、その音を「ノ」で組み合わせます。

「ノ」は、神代文字やヲシテなどでは「田」のような字になりますが、調和がとれてそれが定着した状態を表すのだそうです。
ですから「藤原定家」と書いて「ふじわら の ていか」と、昔は苗字と名前の間に「の」を入れて読んでいましたが、藤原家と定家が、ここで対等に調和し、定着しているわけです。
さらに「ノ」は、調和のとれた「野(の)」であったり、そこから広がりを持つ「伸(の)」へと変化したりしています。

「ウ」もおもしろいです。
「ウ」は、海(うみ)、宇宙(うちゅう)のように、広大無変なものを指します。

そんなところから、ウシハク、シラスなどを大和言葉で読みとくと、これがまた実におもしろくなります。


まず「ウシハク」です。

「ウ」広大な、
「シ」すべてを覆う光が
「ハ」異なるもの(対立するもの)に
「ク」上からまっすぐに降りてくる

つまり「ウシハク」は、強大な(ウ)すべてを覆う力(シ)が、対立する(ハ)民衆にまっすぐに降りてくる(ク)ことを意味すると解釈することができます。
身勝手な領主の都合で、民衆の側の都合などおかまいなしに、支配し収奪されるさまを表していることがわかります。

では「シラス」はどうでしょう。

「シ」受け止めた光を
「ラ」伝え広め
「ス」バランスをとってみんなで住む

つまり「シラス」は、全てを覆う天上界のご威光のもとに、みんなが協力し合いながら住むさまとわかります。

ちなみに、日月神示では、そういう世界のことを「ミロクの世」と表現しているそうですが、これまた実におもしろくて、「ミロク」は、
「ミ」見えない力を
「ロ」固定化し
「ク」恵みを得る
という意味になります。
ミは「見えない力」で、ですから見えないけれど聞くことができるのがミミです。
ロは「上から降りてきた力を固定化する」という意味で、クは、それを循環させます。
つまり神々のご意思を固定化し、報恩感謝して生きる様が「ミロク」です。

こうなると、実は「シラス」と「ミロク」は同じことを、上から見るか、下から見るかの違いで、実は同じことを言っていることがわかります。

現代の考古学者や歴史学者の多くは、東京裁判史観に基づき、西暦552年の仏教伝来までは、日本には文字がなく、それまでの日本は「オクレた原始時代」としていたいかのようです。
けれど西暦57年には、倭の奴国王が後漢に使いを送り、金印を受け取っているわけです。

印鑑というのは、文書に押すものです。
そして当時のChinaでは(清王朝までずっと同じ)、印は、象牙印、金印、銀印、銅印の種類の区別がありました。

象牙印は、宗主国であるChinaの皇帝だけが使える印鑑です。
これはいまだにChinaでは象牙を権威の象徴としていて、昨年も習キンピラ氏がわざわざアフリカに出かけて行って、禁猟とされている象牙を飛行機いっぱいに積み込んで持ち去りました。
今も昔も、全然変わらないのがChinaということです。
ちなみに日本では、現代においても天皇の玉璽は金印です。
象牙は用いません。
動物の命を犠牲にした印というのは、国印にふさわしくないと考えられているからです。

さて、Chinaの印に話を戻しますが、象牙印以外の印は、これはオリンピックのメダルと同じで、金銀銅の違いは、そのまま「格」の違いです。
ちなみに上下関係を重んじるChinaでは、この「格」の違いは絶対で、仮に格下の者に、格上の者がメンツを潰されたなら、上の者は下の者に対していかなる残虐な仕打ちを与えてもかまわないというのが、彼の国の流儀です。
それだけに「格」の違いには厳格で、金印というのは、日本以外では、古代のChinaの雲南省の東部からベトナム北部あたりにあった王国の「滇(てん)」、後漢王朝の初代皇帝の光武帝の子の広陵思王、倭国に与えた実績があるくらいで、他にはほとんど例がありません。
ちなみに朝鮮半島の歴代王朝に与えられた印は、すべて銅印です。

ついでに申し上げると、いまは韓国は独立国として国印は金印です。よかったですね。
また台湾は、国連では国家として認められていませんが、台湾の現政権は中華民国で、これは台湾の政権ではなくて、いまだにChina本土における正統な主権者を標榜している政権です。
ですから台湾の国璽は、象牙印です。

話が脱線しっぱなしになっていますが、要するに西暦57年に日本に金印が送られているということは、当時の日本ですでに文字が使われていたということの証です。
また、372年には、百済王から七支刀(『日本書紀』では七枝刀(ななつさやのたち))が寄贈されていますが、この刀には、はっきりと漢字で銘文が掘られています。つまり文字が使われていたわけです。

さらにいうならば、全国各地で、弥生時代の銅剣や銅矛、銅鐸などが発掘されていますが、その多くには様々な模様や絵柄が描かれています。
いま、解読不能な「ただの模様」とされているものの多くが、実は神代文字だと、ちゃんと読み取れてしまうといいます。
もっといえば、縄文土器の模様は、実は文字であったのかもしれません。

そして日本は、もともと大和言葉があったがゆえに、歴史時代になってからChinaの漢字を輸入したあとも、それら輸入漢字のひとつひとつに、大和言葉の訓読みをあてています。
このあたりは、もともと日本文化圏にあった朝鮮半島が、Chinaに擦り寄って日本語を否定し、取り入れた漢字をすべて音読みだけで用いるようになったのと、大きな違いです。

たとえば「幸」という漢字があります。
音読みなら、「コウ」です。
訓読みでは、「サチ」です。

漢字の「幸」は、もともと象形文字で、刑罰で、手枷や足枷をハメられた姿を表しています。
つまり、手枷、足枷で自由を奪われた囚人の姿なのですが、これがどうして幸せなことなのかというと、「殺されるよりはマシだから」です。

「報」は、「幸」に「卩(せつ)」に、「又」と書きますが、「幸」は足枷をハメられた人の姿、「卩」は、ひざまずいている人の姿、「又」は両手を縛られている姿です。
つまり、両手を縛られ、足には足枷をはめられ、跪(ひざまず)かされている姿が、「報(=むくい)」というわけです。
上司に対する報告は、実は恐ろしい刑罰が待っているのかも(笑)。

要するに漢字の成り立ちは、そのほぼすべてが、きわめて残酷なものの裏返しです。

これに対して大和言葉の「サチ(幸)」は何かといえば、「サ」は太陽の恵み、「チ」は豊穣です。
作物がたくさん稔って嬉しいから、サチです。

このような大和言葉の意味の研究というのは、今後、もっと盛んになって行っても良いのではないかと思います。

たぶん、今日の記事だけですと、すこしおわかりになりにくいかと思います。
明日、もういちど詳しく述べてみたいと思います。


※今日の記事には、ことまとかさんのブログ「まとかなる やまと」を参考にさせていただきました。
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コメント

takechiyo1949

大和言葉…勉強中です
知らずに使っていた言葉に改めて感動したり、知ったからには改めねばと思う美しい言葉が、我国には沢山あります。
大和言葉…この歳になって楽しく勉強中です。

さて、仏教伝来まで我国には文字が無かった?
素人ですが信じられません。
縄文の邑を眺めますと、それなりの人口だったと思います。
天災の苦労もあれば、多くの喜びもあったでしょう。
それらを後代に伝える記録もでき無い「その日暮らし」だったとは、とても想像できません。

金銀銅鉄などは単なる鉱物でしかありませんが、加工に依っては「錬金」になります。
それもこれも、今に始まったことではありません。
遥か古代の親戚達の声…是非とも聞きたいと思います。

-

No title
中華人民共和国のほうは知りませんが
中華民国は玉製の国璽を使っていたはずです。

taigen

No title
http://www.katakamuna.net/index.html
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カタカムナ文明

私は所謂神代文字の中で興味を持っているのはカタカムナです。

臣民

No title
大和言葉は響きが独特で本当に好きです。

通りすがりの者です。

No title
更新お疲れ様です。無学の私でも大変楽しく読ませていただきました。政治や社会の問題提議と教養へ誘うバランスが良いこのブログはお気に入りです。
敬具

てっさん

No title
大和言葉50音の解説シリーズ希望します

河童工房

No title
鉄と金で思い出すのが スタートレックのお話
宇宙で 金が普通に使われていた惑星(ほし)があって、そこの財宝が
隠されている惑星を探す話ですが ふたを開けてみたら 鉄 赤さびだらけの。
つまり 金が普通に大量に産出される惑星では
鉄は貴重品だったというわけ。一つに固執すると視野狭窄に陥ります。保守もサヨクも高所から俯瞰することが今のよには大事ですよね
以上精神が金という話でした。

ふじわら の さだいえ

苗字
> ですから「藤原定家」と書いて「ふじわら の ていか」と、昔は苗字と名前の間に「の」を入れて読んでいましたが、藤原家と定家が、ここで対等に調和し、定着しているわけです。

藤原氏の「藤原」は、始祖・中臣鎌足が天智天皇より賜った「姓(本姓)」です(使い始めたのは不比等のころからとも)。「の」が入るのは「姓」と「諱(本名)」の間が原則です。

藤原氏の本流は後年、「近衛」「九条」「三条」「一条」「鷹司」といった家名(苗字)を使いますが、例えば「近衛前久」は「このえ の さきひさ」とは読みませんし、「三条実美」を「さんじょう の さねとみ」と読みません。

この人たちも朝廷から官位を貰うような場合、「藤原前久=ふじわら の さきひさ」、「藤原実美」を「ふじわら の さねとみ」として貰います(三条公の場合、明治になってからの戸籍名は「三条」だったと思われるので、新政府では違うかもしれませんけど)。

ということで姓と家名は別物なのです。が、間違っている場合もあります。豊臣秀吉の「豊臣」は朝廷から賜った姓のはずですが、あまり「とよとみ の ひでよし」とは読みません。秀吉自身、家臣に豊臣を名乗ることを気前よく許してますから、本人がそもそも姓を分かっていなかった可能性があります。

えっちゃん

No title
今日もありがとうございます。

興味深いので、ブログにアップさせていただきました。

それから、大和言葉と情報を記憶する水の氷結結晶とをあわせてみるとさらに面白いと思ったので、それもブログに書きました。

明日の記事も楽しみです。

ネコ太郎

日本の文明は世界最古
日本には漢字導入以前から文字があったのは確実です。
ヲシテ文献こそ真書中の真書です。
氷河期以前から日本ほど気候に恵まれた土地はありません。氷河期以後は大陸から分離して世界文明の常である民族の殺し合いがありませんでした。日本に最古の文明が育まれているのは当然です。
ホツマツタヱには一万年以上にもわたる縄文人、日本人の英知が詰まっています。
この千数百年世界の大半を席巻してきた一神教は破綻を来してきています。世界中の人の精神のよりどころは日本になるでしょう。
人類のためにも日本人が覚醒することが必要です。

鬼子

No title
象徴的すぎる話になり恐縮ですが、日本はよく金の国とか言いますが、実はそれはただ金が出土するだけという意味だけではなく、「精神」そのものが「金」なのだそうです。ちなみにユダヤは「鉄」です。
 今までの6500年間は「鉄の精神」が世界の核心であったためにユダヤ的な世界観が支配してきました。(金融世界や一神教の信仰等)しかし、その世界感も今や限界に達しました。この「鉄」の力を変容できるのは「金」の力だけだそうです。

今はこの「黄金の精神」の働きが殆ど働いていないそうで、2013年の伊勢と出雲の融合を開始の合図として目覚めさせないといけないようです。目覚めだしたその力が、まずは現在の金融世界を終焉させます。(2049年までに終わらせなければなりません。)それが出来るのは三千世界で唯一、この”金の精神”の持ち主である日本人だけです。

この金の力は今は日本人の潜在下に潜んでいるだけです。(スサナルノ神が隠れ神であるように。スサナルの神は男性神と同時に女性神。両性具有神。)2013年よりこの隠れた力を表に出す時代に入った、ということです。
 日本人は他国の血を混じわせてはならない、尊い血筋と言葉を持った民族だったんですね。

街のバカ猫2~

縄文土器の文様
>縄文土器の模様は、実は文字であったのかもしれません
この件について阪大の理系の教授が,
古代の「数の読み方」について本を出版されており,
その中に土器のドット文様が規則性を持って刻印されていることに言及されております.
縄文土器の文様には数学でいう「順列」の概念が入っているように思います

junn

No title
朝鮮は5千年前迄は、ほぼ無人半島http://z-shibuya.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-3d77.html
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
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住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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