日本では、軍隊といえば、国を護る訓練を受けた立派な兵隊さんで、その伝統はいまの自衛隊にもしっかりと受け継がれています。
戦いを避けるために最大限の努力はするけれど、戦わざるを得なくなったときは、まさに死力を尽くして戦う。
それが伝統であり文化です。
ところが、ChinaやKoreaでは、その伝統も文化も、日本とはまったく異なります。
戦いは肉体労働であって、軍を統括するエリートである軍の長は、屁理屈はこね回しますが、体を動かしません。
もちろん戦うことはありますが、その場合は、軍勢を揃えて大軍を組織します。
両者ともに大軍ですから、さぞかしたいへんな陸戦が繰り広げられると思いきや、そうはならず、軍と軍は、見せかけ上の衝突はするし、それによって雑兵たちが死ぬことはあるけれど、旗色が悪いとみるや、雑兵たちはすぐに逃げ出すし、軍の指揮官は、それより早くに逃げ出します。
彼等の国を馬鹿にして、このように申し上げているのではありません。
それが古代から続く、彼等の国の伝統文化であるということを申し上げています。
そもそも軍も官も、庶民からの収奪者たちです。
一般の民衆に、法外な税金をかけ、おとなしく払えば良いけれど、払わなければ拷問する。
それで何もかも持って行かれたところに、また別な軍がやってきて、再び民から収奪する。
差し出すものが何もなければ、最後には、体を差し出させて食べてしまう。
それが、古代から続いた、社会の姿です。
こうして何もかも奪われた民の中で、両親を殺されたり、あるいは、売られた子供(ChinaやKoreaでは、昔は16歳までの子供には魂が宿っていないとされていた)で、養父母が殺されたりすると、もう食べていけませんから、男の子のなかで、元気の良い体力のある子は軍閥に入ります。
そこでは武器を持たされ、多少の訓練があり、わずかばかりの食事と給料が支給されます。
育ち盛りで大食いの男の子なら、支給される食事では腹は満たせません。
それでどうするかというと、徒党を組んで手にした武器で、民家を襲い、食べ物を奪い、女を犯しました。
自分たちがそれができるエリア、つまり日本のヤクザでいったら「シマ」が、各軍閥の領地であり、まれに、その領地を、他の軍閥に侵されたといって、争いが起こります。
すると、兵が動員されますが、兵たちは、ただ「食べるために」兵になっているのであって、そもそも国を護ろうとか、忠義の概念だとか、そんなものは毛筋ほどもありません。
ただ、後ろから銃や刀で小突かれるから、やむなく戦っています。
指揮官も、自分の贅沢を維持したいだけで出てきていますから、相手がちょっとでも強いとみるや、さっさと逃げ出します。
指揮官が逃げれば、後ろから小突く督戦隊も逃げ出します。
そして督戦隊が逃げてくれれば、安心して兵たちも逃げ出せます。
戦いが相当ヤバイ状態になってから逃げるのでは、丸裸で逃げなければなりません。
ですから、相手の戦力が勝っているとわかれば、戦いが始まる頃に、財物や愛妾たちを連れて、まずトップが逃げます。
雑兵たちも、指揮官に右へならえで、自軍の守備するエリアから、ありとあらゆるものを強奪して逃げていきます。
大軍が正面衝突するケースも有りますが、それらは、まず間違いなく、遠征軍同士の衝突になります。
遠征軍同士の衝突は、ほとんどの場合、荒涼とした荒れ地で行われますが、そのような荒れ地には、食料がありません。
ですから、まれに両軍が雑兵同士を衝突させて、まとめて死者を出し、その死骸をひきとって食料にします。
目的は食料確保ですから、戦いは真剣だったかもしれませんけれど、一定の肉が確保できるレベルになったとみるや、両軍、兵を引き上げて、食肉の回収をします。
それが、いまも昔も変わらない、ChinaやKoreaの古代からの戦です。
では、勝敗はどうつけるのかというと、ここが面白いところで、体の良い所で双方から軍使が出て、お金で解決します。
戦場に出ている将軍にとっては、体裁が整い、自分が儲かれば良いのであって、戦いに勝とうが負けようが、報告書上に「勝った」と書ければ、それで良いのです。
左翼の戦争展などを見に行くと、満州事変において、満州の英雄が張学良で、彼は満州で善政を敷いていたのに、日本軍に蹴散らされて悲惨な運命をたどった、などと、嘘八百を書いたものが展示されたりしていることがありますが、その張学良は、奉天軍閥の長であり、満州で民衆から5年先の税まで一方的に取り立て、払わない者は拷問して殺害し、自分は、まるで御殿のような家に住んで、贅沢の限りを尽くしていました。
そして張学良は、満州軍閥20万の軍勢を養っていました。
けれどその20万の張学良の軍勢は、たった1万の日本軍によって、完膚なきまでに蹴散らされ、張学良は200人の超絶美人の愛妾を連れてイタリアに逃げ、ムッソリーニに女性を献上したりして、ヨーロッパで贅沢三昧の暮らしをしています。
いったいどこがどう「抗日の英雄」なんだか。
このように書いていくと、「そうはいっても、朝鮮戦争のときには、北朝鮮は韓国に進撃し、南端の釜山まで迫ったではないか」という声が聞こえてきそうです。
大きな誤解があるようです。
朝鮮戦争が起きた当時、まだ韓国は混沌とした状態にあり、米国が大統領に据えた李承晩は、英語が達者というだけで、なんの政治力もなく、国内は混沌としていました。
しかも農繁期に入っており、韓国の兵隊の多くは、すでに田舎に帰っていました。
一方、この時点の北朝鮮は、当時、世界最強と言われたソ連製のT型戦車をソ連から支給されていました。
つまり北朝鮮は、軍事的に圧倒的に優位な情況にあり、当時の北朝鮮軍が韓国を襲撃することは、まるで軍隊が丸腰の民家を襲撃するのと、まったく同じ状況になっていたのです。
だから北朝鮮は、ソ連に対する兵器代金の支払いの問題もあったし、韓国に進撃したのです。
ですから緒戦における北朝鮮軍の進撃は、まさに「無人の野を行くが如きもの」であったし、兵たちは略奪強姦のし放題でした。
このときの韓国の民衆ほど、哀れなものはありません。
逃げる韓国軍に、何もかも収奪され、女達を犯され、ようやく自国の軍が去ったと思ったら、何もかも奪われたあとから、北の軍隊がやってきて、さらに食べ物や財産、さらには女達まで略奪していったのです。
さからえば殺される。それだけのことです。
ただ、北朝鮮の誤算は、釜山まで追い詰められた李承晩が、ここまで追い詰められて、やっと元日本軍将官だった金錫源氏や、白善燁氏に、軍の指揮権を渡したことです。
日本の陸軍士官学校出身者である両将軍は、元日本兵を組織し、わずかな兵力で北朝鮮軍をまたたく間に撃退してしまいました。
また、米軍を筆頭とする連合軍も、金錫源氏や白善燁氏の作戦指揮を受け入れたことから、またたく間に戦況は北朝鮮不利となっています。
(詳細は→
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2703.html</u>">
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2703.html)
つまり朝鮮戦争は、緒戦において、北の側に圧倒的優位な情況があった、軍事バランスで言ったら、10対0くらいの戦力の違いがあったことから、起こった戦争であったわけです。
では、いまの戦力状況はどうでしょうか。
北朝鮮 韓国
陸軍 兵員 約101万人 約52万人
戦車 3500両 約2300両
ヘリ 約300機 約450機
海軍 兵員 約6万人 約6万8千人
艦艇 約650隻 約190隻
総トン数 11万トン 約15万トン
航空機 約20機 81機
空軍 兵員 約11万人 約6万5千人
保有機 約1300機 約790機
核兵器 10発未満 0発
つまり、どちらかが「圧倒的有利」という状況にはありません。
ということは、今回の北と南の衝突も、拡声器やらを使っての盛大な宣伝活動はさかんに行われるでしょうし、北も南も、互いに兵を繰り出して、一触即発の演出はするでしょうし、まれに威勢のいい鉄砲玉みたいな者が、銃を乱射して、逆に撃たれて死んだりといったケースはあるでしょうけれど、要は、カネで解決ができてしまうわけです。
ただし、パフォーマンスは、盛大です。
大統領が軍服を着るというのは、いわば皇帝が軍装をするということと同じことで、まさに国を挙げて戦うぞ、というポーズです。
そして、このような威勢のいいポーズがとられるときというのは、裏でカネが動いて、事態が沈静化することがわかっているとき・・・でもあるのです。
北には、いまカネがありません。
日本もカネを出しません。
となれば、韓国に「攻めるぞ」と脅しをかけて、カネをまきあげる。
韓国は韓国で、支持率の低迷する大統領が、軍服を着て「断固戦う」と派手なパフォーマンスを繰り広げ、威勢のいい発言を、毎日繰り返すことでしょう。
そして威勢のいい発言が出れば出るほど、緊張状態が長引けば長引くほど、韓国の民衆による大統領支持率は右肩上がりになる、という寸法です。
北は、メンツがたち、カネがもらえて満足。
南は、カネを払って大統領の支持率が急上昇して満足。
これで四方丸く収まる、という寸法です。
ちなみに、Chinaの人民解放軍(満州軍閥)が、北朝鮮国境付近に軍を展開しています。
たいへんにわかりやすい動きで、北が韓国からカネをもらうなら、俺達にも分け前をよこせ、ということです。
ですから北は、南との交渉で、その満州軍閥の人民解放軍に支払う金額まで、韓国からいただかなければなりませんが、南の大統領は、これに応じることであろうと思います。
ただ韓国は、これによって大統領の支持率はあがるでしょうけれど、国の経済は、なお一層悪化の一途をたどることになろうかと思われます。
北は、手に入れたカネで、さらに軍拡を行うでしょうし、韓国は経済が破綻し、3〜4年のうちに国家破産に至る可能性が高まろうかとおもわれます。
日本企業で、韓国とお付き合いのある会社は、早めに韓国から手を引いておくことをオススメします。

↑ ↑
応援クリックありがとうございます。
■ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」
http://goo.gl/WicWUi</u>">
http://goo.gl/WicWUi■「耳で立ち読み、新刊ラジオ」で百人一首が紹介されました。 http://www.sinkan.jp/radio/popup.html?radio=11782■ねずさんのひとりごとメールマガジン。初月無料 http://www.mag2.com/m/0001335031.html</u>">
http://www.mag2.com/m/0001335031.html【メルマガのお申し込みは↓コチラ↓】
ねずさんのひとりごとメールマガジン有料版
最初の一ヶ月間無料でご購読いただけます。
クリックするとお申し込みページに飛びます
↓ ↓

コメント
さか
本もたくさんかいていらっしゃるのですね。
日本を知るために特あを知りたいと思っています。こどもと学んでいます。
昔、水滸伝を読んで、人肉食が出てき過ぎて、不気味でした。こういう解釈もあるとは面白いです。ニューギニアだけでなく、ひろくあったことですから。
2017/04/09 URL 編集
ぽーる
双方に利益があるなんて真の兄弟ですね笑
2015/08/25 URL 編集
たつき
こういった事実・史実を一般にまで広めれば現状みたいな「共存共栄・皆仲良く平和に」みたいなアホな幻想も生まれず、ただひたすら国益をどぶに捨てる真似をせずにすんだものを(^_^;)
自国の歴史について学なら、小さい頃から自分達に近い国との関係性何かを事細かく叩き込むのは基本だと思うのですが、こんな環境に仕立て上げた連中が本当に恨めしい…本当にすみやかに是正されて欲しい問題ですねえ。
2015/08/25 URL 編集
-
いえいえ、どうでもよくありません、村山さんには村山談話の破棄をご存命の間に破棄して頂かないと、未来永劫日本国民がその負の遺産を背負うことになります。
破棄、日本国民の一人として切に願うところです。
で、本題のお隣ですが、勿論すっごく問題ありなのですが、私的にはこの北と南の行動、言動を見てる限り、多分皆さんも同じ事を考えられたと思いますが、また何時もの事かと冷めた目で見ていました。
これまでどれだけの小競り合いがありました?
北と南を見ていると、まるで犬の喧嘩のデモンストレーションを見てるようで、内心呆れているのが本音です。
つまり、オス同士の犬が出会い頭にお互いの縄張りというか、何だか知りませんが、歯をむき出してお互いに威嚇しあっているように想像してしまうのです。
後ろで何処と何処が動いたかは知りませんが、今回も引き分け。
ひとまずつかの間の平和が戻ってよかったですね。
と言うか、ほんとうに彼の国は私の頭の中では理解不能、、、。
2015/08/25 URL 編集
nob
・北にとって一番重要なのは「王朝の維持」と認識しています
故に戦争などによって特権が剥奪されるのが何よりも怖い
韓国に対しても、取れる戦術は「工作員による韓国の内部崩壊」であり、
それは半ば成功しつつあると感じます
米軍が縮小すれば更に有利になるでしょう、今仕掛ける必然性を感じません
・南の対応も、特筆すべきものは見当たりませんね
北の「関係改善に努力する意志がある」で早いうちに察したようです
それを踏まえてパククネも強硬発言で民衆を満足させ、支持率を上げる
南も統一など望んでいないでしょう、ましてや戦争を経た統一など論外です
もし現状で統一すれば、国内左派と元北朝鮮住民はアッサリと政権を奪い、
自分達や財閥を「親日派=反逆分子」として吊るし上げ、
賠償金代わりに財産を没収する、セヌリ党はそう考えるでしょう
更に「戦争」に関してはねずさんのお言葉通りかと
彼らは負けるかもしれない戦いでは、逃げ回る習性があります
「効率的な虐殺」を遅らせるためだけに命を捨てて戦って下さった
硫黄島の日本兵とは全く違う生き物です
今回の一件は、双方の締め付けや求心力の維持を主軸に置いた
ただの茶番というのが自分の結論です
そして今後も韓国は北朝鮮から「安全を買う」のでしょうね
2015/08/25 URL 編集
tbsasahinhk
どちらも胡散臭い人物には違いありませんけど・・・
2015/08/25 URL 編集
渡辺
私は、日本の最大の失敗は「朝鮮」を受け入れたことに尽きると思います。現在の日本の病巣です。
2015/08/25 URL 編集
にっぽんじん
日本のマスコミは「安保法制」に反対のようです。中国、韓国を支援するようです。国会では「共産」「社民」「民主」が中国、韓国支援の声をあげています。日本だけで防衛できると考えているのでしょうか。
今アメリカでは時期大統領選挙候補者が盛んに自分の政策をアピールしています。その中で異色なのはドナルド・トランプ候補です。共和党候補として他候補をリードしています。
その彼が現在の「日米安保」関係を批判しています。多くの国民も彼の言葉を支持しています。日本の国会議員たちはこの現実を知っているのでしょうか。「安保法案」が否定されれば日米間に「隙間風」が吹き始めます。アメリカ国民が「日米同盟」に不満を持ち始めたのです。
下記はトランプ氏の演説に関する論評の一部です。国会審議結果が日本の将来を大きく変える可能性があります。先生方は覚悟して、本気で議論して下さい。
日本は自国を攻撃されれば米国に防衛してもらうのに、米国が攻撃されても何もしないというのでは不公正だ、と声高々に批判したのである。日本の参議院では安保法制法案の審議が進行中だが、審議にあたっては同盟国の米国の動きを無視することはできない。その現実がやや乱暴な形で示されたといえよう。
日米同盟の現状を不公正だと非難
共和党候補の一員として米国大統領選予備選で活発に動くトランプ氏は、各種世論調査によると、現時点で少なくとも合計17とされる同党候補者の間でトップの支持率を保ち、共和党の「先頭走者」と評されている。
そのトランプ氏が8月21日にアラバマ州モービル市の集会で演説した。巨大なフットボールスタジアムの会場に約3万人ともされる参加者が集まった決起集会で、トランプ氏は赤い野球帽をかぶって檀上に登場し、日本の防衛について次のように熱く述べた。
2015/08/25 URL 編集