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(それぞれの画像はクリックすると当該画像の元ページに飛ぶようにしています)靖国神社の銀杏

中村匡志さんという方がいます。
前回の衆院選で、次世代の党から出馬された方です。
東大の法科を出て、ドイツから認証翻訳士の称号を得、中村国際事務所の代表を努めておいでの方です。
ちなみに少林寺拳法3段の武道家でもあります。
その中村匡志さんが、自らの学びとして、昭和12年の文部省編『国体の本義』の現代語訳を、自身のHPで公開しておいでになります。
『国体の本義』は、日本の国のはじまりから、天皇の聖徳、和の精神、武の精神、結、人の和、国民生活、祭祀と道徳、西洋思想や東洋思想の特質から我等の使命まで、幅広く日本精神を解き明かした名著です。
原文は文語で書かれていて、たいへん勉強になるものです。
すこし引用してみます。
*****
清明心(せいめいしん)中村匡志訳
http://tadashiism.jp/kokutai23.php</u>">
http://tadashiism.jp/kokutai23.php君民和合の家族的国家生活は、「明浄正直」の国民性を生んだ。
すなわち文武天皇御即位の宣命その他において、
明(あか)き浄(きよ)き直(なお)き誠の心
清き明き正しき直き心
と繰り返されている。
これはすでに、神道における「みそぎ祓え」の精神として語り事にもうかがわれる。
天武天皇の十四年に御制定になった冠位の名称には、勤務追進の上に明浄正直の文字が示されている。
いかにこの国民性が尊重せられたかがわかる。
「明浄正直」は、精神の最も純な力強い正しい姿であって、いわゆる真心であり、まことである。
このまことの外部的表現としての行為・態度が「勤務追進」である。
すなわちこの冠位の名称は、明るい爽やかな国民性の表現であり、また国民の生活態度でもある。
しかしてまことを本質とする明浄正直の心は、単なる情操的方面に止まらない。
明治天皇の御製に、
しきしまの 大和心の おおしさは
ことある時ぞ あらわれにける
と仰せられてあり、よく義勇奉公の精神として発現する。
万葉集には
海行かば 水み潰づくかばね
山行かば 草むすかばね
大おお君きみの 辺へにこそ死なめ
かえりみはせじ
と歌われ、蒙古襲来以後は、神国思想が顕著なる発達を遂げて、大和魂として自覚せられた。
まことに大和魂は「国祚の永命を祈り、紫極の靖鎮を護り」来たったのであって、近くは日清・日露の戦役において力強く覚醒せられ、且つ具現せられた。
明き清き心は、主我的・利己的な心を去って、本源に生き、道に生きる心である。
すなわち君民一体の肇国以来の道に生きる心である。
ここにすべての私心の穢は去って、明き正しき心持が生ずる。
私を没して本源に生きる精神は、やがて「義勇奉公」の心となって現れ、「身を捨てて国に報ずる心」となって現れる。
これに反して、己に執し、己がためにのみ計る心は、我が国においては、昔より「きたなき心、穢れたる心」といわれ、これを祓い、これを去ることを努めて来た。
我が国の祓(はらい)は、この穢れた心を祓い去って清き明き直き本源の心に帰る行事である。
********
昨日、ユートピアのことをすこし書きましたが、戦国時代の日本にやってきたフランシスコ・ザビエルは、日本を「ここは天国だ」と呼びました。
なんと、我々の目から見たら、最高に国が荒れた戦国時代が、ザビエルの目からは、地上の楽園、この世の天国に見えたというのです。
私たち日本人には、まさに蓬莱山、極楽浄土をこの地上に築き上げた実績があるのです。
いくら天国といっても、私たちは神の身ではありません。
熱い日もあれば、寒い日もある。
嬉しい時もあれば、悲しい時もあります。
不幸の波に沈むこともあるでしょう。
それでも、ひとりひとりが我が身を律しながら、互いを認め合い、互いに助けあって、次代を担おうと努力してきた歴史が、間違いなく日本にはあります。
そしてこのような歴史を日本が生んだ根幹にあるのが、日本における天皇の存在です。
世界の君主は、君臨する支配者です。
君主は神を代理する者であり、神の権威と権限をもって、領土領民の全てを支配しました。
支配するということは、所有するということです。
所有するということは、私有するということです。
だから歴史上に現れた世界の君主は、領土領民のすべてを私有する者です。
ところが日本は違いました。
もちろん日本の天皇も、領土領民の全ての所有者です。
けれど、欧米やアジア、アフリカ諸国の全ての王や皇帝と違うのは、日本の天皇は最高権威であるとともに、民こそを最高の「たから」としたことです。
これを古い日本の言い方で「シラス(知)」といいました。
単に「私有する」ということと、「たからとしてシラス」ということは、まるで意味が違います。
諸侯が王の私物だった世界に対し、日本では政治権力者である諸侯は、天皇から、天皇のたからである領土領民を預かる立場です。
王が諸侯を支配し、諸侯が民を支配するという上下の関係ではなく、
日本は天皇が民をたからとし、諸侯が民を守るという仕組みを築き上げました。
これが「君民和合」です。
ただ和合するだけでなく、天皇も諸侯も民も一体となってひとつの家族となる。
これが「家族的国民生活」です。
古い言葉では、これを「八紘一宇」といいます。
このような国の形(これを国体といいます)が根底にあればこそ、日本人は日本の社会において明浄正直の国民性を、長い歴史の中で保持することができたのです。
そしてこのような国民性があればこそ、日本では千年の時を超えてまさに女性が輝く日本を築くことができたし、世界最強の民族として、500年続いた世界の植民地支配を、たった3年半で完膚なきまでに消滅させることができたのです。
日本を取り戻すということは、そういう日本を取り戻すということです。
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コメント
ポッポ
明浄正直は良いですね。
第一、生活している上でそうであることは、極めて楽です。
これが逆に、生活していくとき常に相手の本心を探って、これを罠にかけることを考えないと生きてゆけないのならば、毎日本当に疲れます。
こちらのやったことが間違っていたのならば、強弁してごり押しせず、誤りを素直に認めて「間違っていました。ごめんなさい。」で、次に進められるのならば、これほど楽なことはありません。
この考え方、いささか乱暴なようですけれど、天下の大新聞が32年間も嘘をつき続け、その上で中途半端な言い訳をするよりも、余程正しいと思います。
日本は小さな島国ですけれど、家族を大切にしてきました。
長い年月の間、ときには家族が生活して行くことができないこともあったと思います。そのときには、家族の誰かが犠牲になって、皆を生き延びさせることがなかったとは言えません。
そんなことが、、「身を捨てて国に報ずる心」を醸成したのかもしれないと思っています。
>世界最強の民族として、500年続いた世界の植民地支配を、たった3年半で完膚なきまでに消滅させることができたのです。
これを実行できたことは良かったのですが、そのための犠牲はあまりにも大きかったと思います。おまけに、助けた国にまで捏造した文句を言われているのですから、助ける相手を考えることも必要です。
シリアやイラクからの難民は、戦争による難民と経済的な難民があります。
これは、朝鮮戦争のときに日本へ不法入国してきた韓国人と、同じ目的である可能性も考えられます。
日本は、朝鮮戦争後に韓国人の難民(不法入国者)の帰還を希望したが、李承晩の引き取り拒否によってそれができませんでした。また、李承晩は、李承晩ラインを勝手に設定し、日本の漁船を拿捕、漁民を拉致しましたが、漁民を帰還させるために、不法入国者(犯罪者を含む。)を日本に居住させることになってしまいました。
そして、その後これらの犯罪者を含む不法入国者は日本に住み着き、強制徴用されたため日本にいるとか、帰る手段がないと言う者も多くいます。
シリアやイラクからの難民も、今回のISILの騒動が終わった後に帰国せず、ドイツをはじめとする欧州に住み着き、日本における在日同様にその国で暮らす場合が多いと思います。
50年後はどうなっているでしょう。
欧州で難民が集まって生活しますと、難民が集まって生活することがあると思いますし、そこには他の住民が入れない状況も発生する場合があると思います。
これは、日本で居住している韓国系や中国系のものが地域に集中することと同じですが、ときに石原都知事が日本人が安全ではないと言っていた地域を形作ることと、同様のことが起こるかもしれません。
2015/11/18 URL 編集
たまにはコメントしてみます。
敬具。
2015/11/18 URL 編集
j
2015/11/18 URL 編集