たたら製鉄のお話



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20151201 もののけ姫


昨日の記事で、タタラ製鉄のことを少し書きましたので、今日はそこをすこし掘り下げてみたいと思います。

「タタラ」は、漢字では、「踏鞴(たたら)」とか「鑪(たたら)」と書きます。
むつかしい字ですが、製鉄反応に必要な空気をおくりこむ送風装置が「鞴(ふいご)」で、それをみんなで「踏」むから「踏鞴」です。
「鑪」は、金物つくりのための炉が、そのまま文字になっています。

「タタラ」は、宮崎アニメの『もののけ姫』にシーンが出てきます。
冒頭にあるのがそのシーンです。
アニメをご覧になられた方なら、イメージし易いかと思います。
女性たちが巨大な釜の前で、力をあわせてフイゴを踏んでいます。

「タタラ」という言葉の語源はわかないとされています。
だから「タタール族によって日本にもたらされたのではないか」などと言い出す人がいて、この謎を解明しようと、ロシアのタタルスタンまで視察に行った人たちもいたそうです。ご苦労なことです。

そんな難しく考えなくても、女たちが熱い釜の前でフイゴを踏むのです。
まるでサウナで足踏みし続けるようなものです。
汗がタラタラ出る。
だからタタラで良いのではないでしょうか。


『もののけ姫』でもそうでしたが、タタラは、女たちが踏んでいます。
女たちを肉体労働させて、では、男たちは、いったいどこで何をやっているのでしょうか。

タタラは、鉄鉱石を高温で熱して、鉄を溶かしだすものですから、フイゴで風を送るのは女たちの仕事として、鉄鉱石を釜に持ち上げたり、後始末をしたり、溶け出した鉄を固めて、その重たい鉄を運んだりするのは、きっと男たちの仕事・・・そうでしょう。
けれど、それらは、タタラ踏みの前後に行われるものです。
もし、その前後の仕事が男たちの仕事なら、途中のたたら踏みは(その間、時間が空いているのですから)、やはり男たちの仕事になりそうです。

けれど、その「たたら」に、男たちがいないのです。
だから、「なぜそこに男たちがいないか」が問題なのです。

答えは燃料にあります。
タタラ場で火力を得るためには、男たちは山で木を伐り、これを運ぶ必要があります。
タタラ場では、鉄を採るために、三日三晩、釜を燃やし続けますから、そのためには大量な木材が必要です。

ところが木は、伐採して燃やせば、植林しても、次に刈り取りができるようになるまでに70年かかります。
植林しなければ、禿山が森に戻るまでに、最短で500年かかります。
つまり森の伐採は、植林事業と切り離せないのです。

同時にタタラを行うためには、鉄鉱石が必要です。
これも質の良い鉄鉱石は産地が限られますから、そうなると質の良い鉄鉱石が出て、森林資源が豊富な場所が、タタラ場に適した場所ということになります。

また、出来上がった鉄を運ぶに際しては、鉄は重量物ですから、運搬には流れの安定した川があることが望ましい。
流れのゆるい川があれば、重たい鉄を背負って山を降りる必要がありません。
船に浮かべて流すことができます。

つまり「たたら」には、山と森、良質な鉄鉱石の産出、穏やかな川という条件が必要です。
それだけの条件が揃ったところに、タタラ場が築かれるわけです。

そしてそのタタラ場を維持するためには、森のメンテナンスも必要です。
つまりタタラは、ただ鉄を作れば良いというだけではなく、林業と植林事業、河川の運搬事業が一体となれるような場所でなければ、優秀なタタラ場にはなれないのです。

まだあります。
そこで多くの人が働くのです。
人は食わなければ生きていけません。
多くの人が食べていくためには、昔は自給自足があたりまえでしたから、そのための田んぼや畑、つまり農地が必要です。
そしてそのためには、山中で、そこが平地であること、つまり盆地が必要です。

盆地というのは、山中において、川が流れ、その川が氾濫することで自然に土砂が堆積し、平地になった場所です。
土地は平らで、地味も肥えています。
しかし河川が増水すると、容易に川が氾濫し、水害に遭いやすい土地でもあります。

古事記には、須佐之男命がヤマタノオロチを退治した場所は、「出雲の肥河の河原」であったと書かれています。
原文は「出雲国之肥河上、名鳥髪地」です。
「出雲の国の肥(ひ)の川上で、名前を鳥髪という地」と書かれています。
この場所は島根県仁多郡奥出雲町のあたりで、そこはかつて鳥上村と呼ばれていて、有名なタタラ場のあったところです。

この地には、上流で数えきれないくらいたくさんの水源地から水を集めて一本の川になった斐伊川があります。
つまり頭が八つで、胴体がひとつです。
この川は、盆地に入ると、いくつもの支流に分かれています。つまり尻尾が八つです。
そして、胴体には苔が生え、檜が生育しています。
盆地で川がいくつもの支流に分かれているということは、まさに大水が襲えば、盆地は水没してしまいます。
須佐之男命は、まさにそういう土地で堤防を築いたわけです。
それが、ヤマタノオロチの伝説です。

須佐之男命が、いつの時代にこの地に降り立ったのか。
はっきりと言えることは、6500年前から5千年前までの時代ではあり得ないということです。
なぜならその時代、日本列島のこのあたりの気候は熱帯性気候です。
つまり奥出雲の山中は広葉樹の熱帯雨林を形成しているわけで、これでは林業は成立しません。

ということはすくなくとも、奥出雲が温帯化して以降のことであることは疑いのない事実です。
温帯化したのは、4500年ほど前になります。
それが温帯性樹林に変わるためには、最低でも500年近い歳月が必要です。
ということは、およそ4000年前以降に、この地にタタラ場が作られたことになります。

最古の鉄器文明を築いたのは、トルコのヒッタイト族です。
ヒッタイトが鉄器を使い出したのが、3500年前です。
そのヒッタイトは、鉄を作るために森を燃やし尽くしてしまったことから、いまやかつてのヒッタイト文明のあったあたりは砂漠化しています。
ヒッタイトは自分たちの土地が砂漠化したことで、メソポタミヤに攻め込み、メソポタミヤ文明を完膚なきまでに滅ぼしました。
それだけでなく、おそらくは緑豊かであったであろうメソポタミヤの地から、鉄器を作るために盛んに木を伐り倒し、結果、メソポタミヤの地をも砂漠化させてしまっています。

実は、ヒッタイトがそうであったという歴史的事実は、同時に文明論的に、「ヒッタイトが鉄器を発明したとは考えにくい」ということも示しています。
なぜなら鉄の製造を、初めて行いだした地域では、おそらくは最初は偶発的な火災や、焼き畑などがきっかけだったことでしょう。
なんだかわからないけれど、赤い石から黒い塊が溶け出した。
熱いうちは柔らかかったけれど、冷えたらカチカチに固まった。

そんな経験の繰り返しから、では、冷える前に型に入れたら、好きな形ができるのではないか、という人が出てきます。
やってみたら、うまくいく。
道具として使える。
こうして鉄鉱石から溶かしだした鉄を鋳型に入れて好きな形の道具をつくるという技術が確立されます。

ところが、そんなことを繰り返しているうちに、鉄の中にはすぐに錆びる鉄と、錆びにくい鉄があることがわかるようになります。後者を「玉鋼(たまはがね)」と呼びます。
どうやったら「玉鋼」が採れるのか。
そこからまた、様々な工夫が始まります。
そしてこの頃になると、当然に、鉄の需要も増え、生産量も増えていきます。

ところが鉄鉱石は無尽蔵にあっても、それを燃やすための木は、いったん伐ったら、成長するまでに70年かかるのです。
しかも、禿山にしてしまうと、たたらの人々が食べるための盆地が大水の土石流に、全部やられてしまうのです。
当然そこには資源保護のための生産調整と、資源確保のための植林事業が、同時に起きてきます。

つまり、苦労して築いてきたものであるからこそ、生産調整したり、植林までして産業保護を図ろうとするのです。
これは、苦労のない者、結果だけ、できあがりの鉄器だけを欲しがる人には、到底わからないことです。

ヒッタイトは、結果だけを欲しました。
ということは、ヒッタイトは、鉄の製法を開発した種族ではなくて、伝えられた種族であったといえると思います。
逆に言えば、世界中に製鉄の技法を伝えた民族がいたのです。

そしてその種族は、タタラのために木を燃やしながら、それが小規模なうちから工夫を重ねることで、森林資源を維持している種族であるはずです。
なぜなら、維持保持ができなければ、他の種族に教えるという余裕がなくなるからです。

そうすると、もしかすると、約4千年前まえのある時期、日本で製鉄が生まれ、それが何らかの事情でヒッタイトに伝わり、ヒッタイトの鉄器文明を生んだとも考えられてくるのです。

人間は、動物、つまり動く生き物です。
昔、お笑いコンビが、貧乏旅行で世界を歩いた番組がありましたが、人は移動する生き物なのです。
あり得ないことと決めつけることはできないことです。

そしてもしそうであるとするならば、このときの須佐之男命の物語は、いまから約4000年前、紀元前21世紀くらいの出来事ということになります。

逆に、それくらい長くて古い昔から製鉄の技法が確立されていないと、日本刀は生まれないはずなのです。
日本刀の技術は、世界に一つだけの技術です。
鉄で剣が作られ、それが刀に進化する。
私たちは千年前の日本刀を、いまでも見ることができます。
いまと同じ形です。
つまり進化していません。

軍用に日本刀を超える刀をつくろうと、世界中で技術の粋を集めた研究が進められ、ようやく最近になって、様々な工夫を凝らし、また日本刀と同程度の硬度を持つ軍用ナイフが開発されていますが、それでもまだ切れ味という点では、押し切るものであって、日本刀のように「刀身が吸い込むような切れ味」というのは実現できないのだそうです。

千年たっても変えられないのです。
では、様々な工夫によって、そんな日本刀が開発されるまでには、いったいどれだけの歳月を要したのでしょうか。
すくなくとも、5〜600年ということはないと思います。

縄文文明というと、土器の文明というイメージで語られることが多いのですが、土器は、土を焼いて作ります。
つまり、縄文文明は、火の文明でもあったということです。
火があり、鉄鉱石があるのであれば、鉄の文明が縄文期に始まっていたとしても、実は何の不思議もありません。
現に、縄文時代の遺跡から、数多くの鉄器が出土しているのです。

日本は、ほんとうに底の深い国であると思います。


追記
冒頭でたたら場と女性たちのことを書いていますが、わかりやすさ、イメージのしやすさのために「もののけ姫」のワンシーンをご紹介し、そこから話を発展させています。
史実として、たたら踏みが女性の仕事であったということを書いているのではありませんので、その点、ご理解を賜りたいと思います。

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よね?ww

めめ

No title
こんにちは
いつも楽しく読ませていただいております

個人的に「たたら」は「沢山の足」という意味で
「足(た)等(ら)」の「た」を畳語にして「足々等(たたら)」なのかな、と勝手に思っています

もののけ姫のタタラ場は製鉄のために森を焼き、一方で食料は搬入していました
つまり鉄が作れなくなれば物流が途絶えるわけで、
当初エボシは森林資源が枯れたらタタラ場を捨て、禿山と男女を残して消えるつもりだったのでしょう

自分は原始的な日本の製鉄は、今も野鍛冶がやっているように小金属片を集めての低温焼き戻し鍛錬で、農具を細々と作っていたのではないかと想像しています
様々な出来の鉄を組み合わせていたので、日本刀のような硬くて柔らかい武器を作れた……とか

日本の歴史は今もって謎だらけです
証拠が無ければ無いものとして扱うのでなく、想像を膨らました方が歴史を楽しめます
シュリーマンの例でなくとも、意外と夢の方が正しいこともありますし、
地中海の「海の民」が実は日本人だった、とかの新発見があれば面白いですね

たまにはコメントしてみます。

No title
人間が砂漠を作り出しているという話はだいぶ前から良く聞く話でしたが、実際に動画が誰でも発信できるようになってから、事実として確認できると思います。
中東で普段は干上がっている川が、雨が降ると大水になって車に乗っている人がそのまま流されてしまう動画を見ることが出来ます。
あれだけ水量が有れば草木が沢山茂ることが可能でしょうが、丸裸の砂漠状態なので一日で水が流れきってお終いの様ですね。
そういえばODAかなにかで立派に植林をしてあげても切り倒してしまう国が有りましたねぇ~・・・破壊して奪い取ることしかしない民族はつける薬は無い様ですね。

さてヤマタノオロチですが、知り合いに思い切りパヨクな人が居るのですが、その方が申すには、踏鞴の技術をもった人たちが外部からその土地へやってきて戦いをしてその土地を手に入れた話だと言っていました。パヨクですから外部とは彼の国です。
え~と・・・その人とはだいぶ長い事話をしましたが、慰安婦が有ったのだから彼の国に謝罪するのは当然だとも言っていました。
このパヨクは雄弁で自分でどんどん話をしてくれるのですが、自然とそっちの話に持っていく辺りは金筋入りだなぁ~・・・と笑いをこらえながら聞いていました。
パヨクの話はこれ以上は書きませんが恐らくは皆さんがご想像される通りの人物だと思います。

私はこの分野は苦手ですが、踏鞴の技術が元々そこに有ったというのは本当だと思います。そしてその技術が強い力をもたらしていたのだろうとも思いますね。そしてねずさんのお話は色々としっくりくる部分が有ります。後は証明できれば良いのですがこれがなかなか難しいので時間が掛かるでしょうね。

それからねずさんのお話を元にアニメ映画を作成したらとても良いと思うのですがそういった話は無いのでしょうか?あの業界も色々有るから難しいかな?

さて、悠久の時に思いを馳せて焼酎一杯は何と贅沢な事だろうと思いながらコメントさせていただきました。

敬具。

ポッポ

No title
縄文時代の素晴らしさについて、文部科学省はどれだけ理解しているのでしょうか?
衣服についても、たたらによる製鉄についても、小学校でもっと紹介して子供たちに、日本の素晴らしさをもっともっと教えて欲しいと思います。



>安倍晋三首相のメールマガジンで、東京電力福島第1原発事故の際に海水注入を止めさせたとうそを書かれ、名誉を毀損されたとして、民主党の菅直人元首相が安倍氏に謝罪掲載と損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は3日、菅氏の請求を棄却したそうです。

菅元首相が今、様々なマスメディアで福島原発事故が発生した際のの活躍を主張しても、国民は当時の事故の際の実態を覚えているのです。

苦し紛れのマスコミ対応や、東京電力に対する威圧的な発言、吉田所長の命がけの活動、挙げ句の果てに浜岡原発の合理的な説得力を持たない発電停止とその後の日本全体の電力不足、全ては今の日本の経済に影を落としたままなのです。

おかげで国民は、今でも民主党の政治力のなさを忘れることはありません。

あばら家 送達

自然の力は強く、人の力は弱い
ヒッタイトは鉄を取り出すために木を伐採しまくったので、現在でいう中東の辺りが砂漠化してしまった。
一方、日本では鉄を取り出したけれども、植林も同時に行ったので砂漠化することはなかった。
そういうこともあったと思います。
しかし砂漠化した原因、砂漠化しなかった原因の多くは、伐採や植林という、人によるものではなく、気候によるものが大きいのでは、と思いました。
紀元前の人口は現在と比べて、めちゃんこ少ないです。
もちろん機械化などもされていません。
つまり、人口が少なく、機械化されていないということは、需要が小さく効率も悪いということです。
ですので、広範囲にわたる中東の辺りの砂漠化の原因をヒッタイトの鉄精製によるもの”だけ”、と考えるのは、ちょこっと飛躍しているように思えます。
おそらく、ヒッタイトが無双していた頃に気候が変わったのだと思います。
そして、その気候の変化が起因してヒッタイトが弱体化し、また、植生も変わり木々が自生できなくなったのだと思います。
ほら、現在のシベリアだって、いいかげんなロシア人たちが数百年にわたって木々を伐採しまくっていますけど、いまだに無尽蔵と言っていい程の森林資源をもっていますもの。
でも、そんなシベリアだって気候が変われば植生も変化するはずです。
日本だってそうです。
近年の日本は気候条件が植物にとって非常に良いので、木々を伐採してほったらかしにしていても、百年くらいで勝手に森を形成してしまいます。
縄文後期の日本の気候がどうであったのか、詳しいことは正直誰にも分かりません。
現在の科学をもってしても、多分こうだったであろう、という仮説レベルのものでしかありません。
仮説レベルのものであるので、もっと科学が進歩すれば、また違うもう少し信憑性の高い仮説が生まれるのだと思います。
科学にしてもなんにしても、人の力なんて自然の力と比べると、とても小さいものなのだと思います。
今、人類は大気中に含まれる二酸化炭素の量を減らそう、などというアホなことをやっています。
経済活動を停滞させてまでやってしまおうという狂気的な試みです。
大気中に含まれる二酸化炭素の量なんて地球の活動が少し変化すればすぐに変わってしまいます。
地球レベルでみれば、大気中に含まれる二酸化炭素量の変化なんてその程度のものです。
ですが、人が減らそうと思って減らせるような代物ではないと思います。
金さえあれば民間人であっても宇宙に行ける時代です。
しかし、それでも所詮、人の力なんてものは、自然の力の前に晒されると、なす術もないほどのか弱いものなのだということに、いまだ変わりはないのだと思います。


きょろ

No title
こんにちわ
きょろともうします。
日本刀が高等な技術でつくられたものとは
知りませんでした。
どんなに昔から製鉄の技術をもっていたのか・・・。
気になります。

勤多労

所詮、反原発左翼制作のアニメ
かのアニメ映画では、女たちこそたたらを踏んで逞しく労働していますが、男たちはだらしなく養われているだけのように見えてきます。今回ねずさんが紹介してくださった男たちの姿は登場しないのです。戦中・戦後世代の左翼しいては彼らに占拠されたマスメディアが、如何に悪しき半日・反伝統思想に満ち満ちているかの証明でしょう。我々日本人は今こそマスコミ・アカデミズム的権威から徹底的に距離を置くべき時と思います。具体的には先ずテレビに依存した生活を改めましょう。出来ることからこつこつと。

垂逸

No title
ジブリはあくまで現代のアニメで、あのような描写はフェミニズムの極地ともいえるものでしょう。多くの伝統技術と同様、女は作業場の禁忌です。大相撲の土俵に女が上がれないのと同じことです。

駿河の守利昌

稀有の環境
ROM専です。

面白いことを言う人の言ですが、 「日本は火山も多い所です。氷河期や高温の熱の結果を工夫に繋げることは、予想されます。」と言及しています。

また、自然環境がまれに見る程豊かで、山の恵み海の恵みが豊富です。豊かな食料だけでなく、加工にもを凝らしたでしょう。島国で川の流れも早く、水害も多いでしょうから土木への創意も想定されます。稀有な環境とそこに息づいた人々の知恵が、いまの大和民族に繋がっていると考えます。

日本列島の環境は、災害だけでなく恵みも齎しています。やはり、素直に理解することが大切ですね。
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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