ある猛暑の日

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20160127 1958年
昭和34年


今上陛下がまだ皇太子だった頃のことです。
夏の、それも猛暑の日のことです。
ある地方でご公務に赴かれ、昼食をその地のホテルでとられました。

これは常々思うことなのですが、真夏の、それも猛暑の日ともなれば、私たちは軽装ですごします。
けれど、いまの皇太子殿下もそうなのですが、ご皇族の方々は、皆様、猛暑の中にあっても常に正装でおいでになります。

ところが、ホテルの従業員が、よほど緊張したのでしょうか。
皇太子殿下ご夫妻(いまの天皇皇后両陛下)が、その日、お部屋でご昼食をとられたのですが、何を間違えたかそのお部屋に「暖房」を、それも最強にセットしてしまったのです。

その日ホテルが用意したご昼食は、郷土料理の熱い鍋だったそうです。
ホテルとしては最高の美味しい料理をお楽しみいただこうとしたのです。
ところがお部屋の空調を間違えてしまったのです。

食事がお済みになられた頃、ホテルの支配人は、お部屋にご挨拶に伺いました。
ドアを開けた瞬間、びっくりしたそうです。
部屋の中はまるでサウナ室状態だったのです。

さて、どうなったのでしょうか。




ホテルの支配人は、平謝りに謝りました。
故意ではないのです。過失です。
けれど、とりかえしのつかないことをしてしまったのです。

そのとき、皇太子殿下は笑って、「おきになさらないでください」とおっしゃられたそうです。
そればかりか、お料理がたいへん美味しかったとお褒めの言葉までくださり、一切の責任の追求さえ殿下は拒まれたそうです。

20160127 昭和41年
昭和41年


もうひとつあげます。
毎年8月15日に、東京・武道館で「戦没者慰霊祭」が執り行われます。
ご存知のとおり、この慰霊祭には、天皇皇后両陛下のご臨席を賜ります。
席には、国会議員ほか、日本の偉い人たちが集まります。

その席で、次々と壇上に立った偉い人たちが何を言うかというと、
「今日の平和があるのは九条のおかげである」
です。

「戦没者慰霊祭」というのは、勇敢に戦って散って行った英霊たちの慰霊をする式典です。
その英霊たちは、九条のために散華されたのではありません。
日本を守るために散華されたのです。
そしてその御霊を慰めるための式典です。
言い換えれば、英霊となられた方々のおかげで、いまの日本の平和と繁栄があることを、その英霊に感謝するための式典が「戦没者慰霊祭」です。
戦後の平和と繁栄が九条のおかげというのなら、それは英霊たちへの感謝どころか冒涜でさえあります。

そのような破廉恥な挨拶を、毎年、8月15日に、セレモニーとして恒例化し、行ってきたのが戦後の日本であり、戦後の日本の「支配階層」です。
これを戦後の用語で「敗戦利得者」といいます。
そして、その「敗戦利得者」たちのヨタ話が、誰よりも戦没者への深い愛をそそいでくださっている陛下の目のまえで、戦後70年間、毎年繰り返されてきたのが、戦後日本です。

そしてこの恥知らずな「戦没者慰霊祭」が、靖国神社の目と鼻の先で、毎年、政府の代表から左右両方の国会議員や、世の中のVIPと呼ばれる人たちが全員集合した中で行わわれ続け、しかも政党によっては、靖国神社を廃止して、「戦没者慰霊祭」に一本化すべきだという議論まで出されているわけです。

昭和天皇も、今上陛下も、ことの異常さはお感じになっておいでだったことでしょう。
それでも、戦没者への国をあげての慰霊は、絶対に必要なことです。
だからこそ、毎年ご臨席を賜っています。
きっといつかは、日本人が自らの手で目覚める日が来る。
そのように国民を信じてくださっていたからなのであろうと思います。

陛下をお守りするのは、アメリカでもなければ、国連でもありません。
ましてや支那でも韓国でもありません。
私たち日本人が守るべき、もっともたいせつな存在が、天皇という日本独自の存在です。
天皇の存在そのもののありがたさを、しっかりと胸に刻みつけること。
そのことこそが、日本人か日本人でないかを区別する、試金石なのであろうと思います。

私達の先人達は、そうやって私達の国を護ってきてくれました。
そのおかげで、いま、私達は平和な日本で生活しています。
アメリカ領だったフィリピンでは、いまでもコンビニの入り口には、ショットガンを持った警備員が立っています。
フィリピンだけではありません。
世界の多くの国の実情がそうなのです。
科学とむき出しの暴力と一神教の世界、それが世界でもあります。

私たちが天皇のおいでになる日本人に生まれたことがどれだけありがたいことか。
そのことを、私たちは今一度思い返す必要があると思います。

昨日の日本のこころを大切にする党・豊島IFCONで講演のあと、
「日本のこころとは、ひとことで言ったら何か」というご質問をいただきました。
私は、
「天皇のシラス国です」と即答させていただきました。



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コメント

くすのきのこ

No title
こんにちは。
御二人がフィリピンのマニラ空港で、機上に乗り込む入り口の前で最後に
お辞儀をなさったお写真がジャパントゥデイ?に載ったようですね。
これに対し、好感をもってネットにコメントしている当地の方々もいらっ
しゃるようです。
チャイナが関与したと思われるデモも一部あったようですがww
戦中、アメ軍が一番悪さをしたという事については・・ダンマリですねww
日本と同じく、アメ軍に守られているわけですから、まあね・・ww

九条信者が大切なのは結局自分の命と特亜だけ

無抵抗主義は誰も守らない
憲法九条があっても北朝鮮は核兵器開発をやめない
憲法九条があっても中国共産党の海洋侵略はとまらない
憲法九条があっても世界から軍隊はなくならない
憲法九条があってもテロから日本人の命は救えない

九条信者がどんなに優秀でも自然災害から多くの被災者を救出することが出来ない
九条信者がどんなに優秀でもピースボートのように危険地域では自衛隊の護衛を断らない
九条信者がどんなに優秀でも戦争よりも多くの命を奪っている自動車の利用をやめようとしない
九条信者がどんなに優秀でも北方領土や竹島は帰ってこない、拉致された方々も帰ってこない
九条信者がどんなに優秀でも国民の安全と生存権を侵害することはできない

-

更新ありがとうございます。
今上天皇陛下は皇太子時代から温厚篤実なお人柄であられたのですね。
比べたら失礼ですが、これがどこぞの会社の会長やら御曹司やら歌舞伎界のプリンスやらとかだったら、責任者呼んでこい俺は何様だと思ってんだみたいな事をいいだしそうです(笑)。日本国で最高位の御方が決して偉ぶらずに庶民に接して下さるという事は、世界広しといえど日本の天皇陛下しかおられません。有り難い事です。

天皇陛下 ありがとうございます
弥栄

one

No title
いい質問でしたね。私も、最後の答弁が、一番残っております。
1,2秒でしょうか…。ちょっと考えられましたね。

えっちゃん

No title
今日もありがとうございます。

「私達の先人達は、そうやって私達の国を護ってきてくれました。そのおかげで、いま、私達は平和な日本で生活しています。」

 心に刻みたい、言葉です。

junn

No title
神勅[1]憲法前文に「天壌無窮」を
http://yomei-hanabishi.seesaa.net/article/432681150.html

神勅[2]お天道様が見ている
http://yomei-hanabishi.seesaa.net/article/432681328.html

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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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