世界が納得する日



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20160202 文永の役


 来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに
 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
         権中納言定家


百人一首97番にある藤原定家です。
歌を簡単に現代語に訳すと、
「来ぬ人を松帆の浦の夕凪時に焼かれる藻塩のように身も焦がれつつ」となります。

この歌は『新勅撰集』(八四九番)に撰入され、詞書には「建保六年内裏歌合恋歌」とありますから、歌の優劣を競う歌会の場で、藤原定家が「恋」をテーマに詠んだ歌とわかります。
ですからこの歌は、恋の歌であり、来るあてのない恋人を、夕暮れの海岸で忘れられずに待っている、そんなシチューションを詠んだ歌であると、多くの解説書が解説しています。
恋しい思いを断ち切ることは、千年前も今も簡単にはいかないことですから、定家が女性の立場になって詠んだこの歌を、純粋に恋歌として鑑賞しても、もちろん構わないと思います。

ただし、この歌を「百人一首」の第97番歌として干渉するときは、いささかその意味合いが異なると思います。
以前にも申し上げましたが、「百人一首」は、百首の歌を、ぜんぶ合わせて一首の歌にして、飛鳥、奈良、平安と500年続いた朝廷と貴族による平和で安定した世の中の有様を後世に伝えようとした一大叙情詩だからです。


ですから当然、歌の順番に意味があり、一首一首を丁寧に紐解いて歌の真意を探っていくと、思いがけない深い意図があることに気づきま。
また歌には「権中納言定家」と職位が付されています。
歌に職位が付されているということは、職に関係した歌として読む必要があります。
同じ佐藤さんでも、「佐藤さん」とお呼びする場合と、「佐藤部長」とお呼びする場合では、そこに込める意味が異なります。
ましてこの歌の場合、百人一首を編纂した藤原定家が、自分の作品を紹介するにあたって「権中納言」と職位を付しているわけです。

そしてこの歌はまさに、「百人一首」の97番という大団円に挿入された歌です。
しかも選者である藤原定家自身が、自分の名前に「権中納言定家」と、職名を付して書いています。
なるほど恋歌として披露された歌ですけれど、恋歌だから「愛してるぅ」とか「恋してますぅ」みたいなことばかりを歌に詠んでも、それだけでは深みがありません。

まして藤原定家は政治家です。
世相や世情を、恋歌に託して読む。
そうすることで、「なるほど!」と読ませる。
そういうことができる歌人だからこそ、当代一級の歌人とされたのです。
つまりこの歌には、表面上「恋に焦がれる思い」を詠んでいるようでいて、実は、定家の職に関連した公的な意味が込められているということです。

藤原定家と同時代を生きた人であれば、定家が「恋に焦がれて」なんて詠んだら瞬間的に、恋とは別の意味があることを察しかもしれません。
なぜなら当時の社会情勢や人間関係、定家の人柄や考え方をよく分かっているからです。
けれど千年の時を超えて定家の歌に触れる私たちには、それが分かりませんから、何かほかの手がかりが必要になります。
それが歴史であり、「百人一首」の歌の配列であり、歌人名の表記方法であるわけです。

定家の歌の前に配列されているのは、参議雅経であり、前大僧正慈円であり、入道前太政大臣です。
そしてそれぞれの詩は、いずれも貴族政権から武家政権への移行により、世が乱れることを憂い悲しむ歌です。
さらにいえば藤原定家自身も、まさに時代に翻弄される人生を送った人でもあります。

定家が生まれたのは、平清盛の全盛期です。
二十代の前半に「源平合戦」があり、その後、鎌倉幕府の成立と相次ぐ内乱がありました。
それまで日本の歴史は、和を貴ぶ歴史です。

ちなみに「和」という漢字は、「のぎへん」に「口」と書きます。
「のぎへん」というのは、穀物のことを指します。
ですから「和」という漢字は、穀物をみんなの口で分け合うという意味があり、そこから「和」という日本的な意味に使われる漢字になっています。
そして日本は「おおいなる和の国」です。
だから「大和(やまと)」といいます。

そのようなわけですから、日本人は本来、「和」の対局にある「乱」を嫌います。
「乱」という漢字は、もともとは「亂」と書きました。
この字は、もつれた糸を引っ張りあうるさまをあらわします。
乱れ、もつれた糸をひっぱりあったら、もっと混乱します。それが乱です。

ところが保元の乱以降、平安時代の後期から鎌倉時代の初期にかけては、いまの時代でいえば、国会の本会議の席上に、武装集団がなだれ込んだような状態になったのです。
国内は騒然となり、人と人が殺し合い、多くの血が流れるという時代になりました。
そんな時代を、なんとかしてもとの平和と安定の時代に戻したいということが、藤原定家をはじめとした、当時の朝廷の皇族や貴族たちの願いですし、武士たちの願いでもあります。

この歌にある「藻塩」とは、海藻から採る塩のことです。
古代から中世にかけては、海藻に海水をかけて天日干しし、これを焼いて乾燥させたものを水に溶かし、それを煮詰めて塩を精製していました。
ですから藻塩は長時間、火にかけて作るものですし、それに塩は人が生きていくために絶対に必要なものです。
そして同様に、人々が暮らす社会においては、人の身体に塩が必要であるのと同様に、世の平穏と安定、そしてなにより平和こそが大事です。

そういう平和な日々を、なんとしても取り戻したい。
けれど、そう思うそばから、世の中がどんどん崩れいていく。乱れていく。
だからこそ、世の中の平安を取り戻したいという定家の願いは、まるで来ない人を夕方の海辺で待っているような情況です。
そして、人々に必要な藻塩を焼いて取り出すように、乱世の中から平和と平穏を取り戻したい。
その思いは、まるで「身をこがす」かのような思いです。
定家は、そのことをこの歌に託しています。

日本人が理想として目指してきた国のカタチは、平和で平穏で、誰もが安心して安全に暮らせる世です。
これは太古の昔も、いまの日本も、まったく変わらない日本人の思いです。
そしてその思いは、一部の大金持ちだけの繁栄と贅沢を実現するために他の大多数の国民が犠牲になる社会とは、真っ向から対極をなす思いです。

権力や財力を手に入れた人たち(これをウシハク人たちといいます)は、その権力や財力にものを言わせて、さらに自己の利権を拡大しようとします。
彼らにとって、民衆は力のない存在であり、ただ利用主義的に利用するだけの存在であり、虫けらのように踏みつけても殺しても、ただ次から次へと湧いてくる存在です。
民衆の安全など眼中になく、おのれの都合だけが優先します。

先般、鬼怒川の河川敷に設置した太陽光発電施設が原因で堤防が決壊してたいへんな被害が出ました。
自己の利権の都合だけで、民衆のことを考えない。
だからあのような事故が起こります。

この時期、日本全国、雪の被害に悩まされます。
首都圏など、1〜2センチ雪が積もっただけで、交通網が遮断され、たいへんな事態となります。
けれど考えてみれば、日本がいま支那や韓国に無償で、ただあげているお金や、国内でまわりまわって沖縄での左翼の合宿デモのお金を出したりといった無駄金を使う暇があったら、その予算の一部を首都圏交通網の雪害対策に回すだけで、線路に雪が積もらず、幹線道路の雪が溶け、空港の利用停止が起きなくて済むようになるのです。

大臣の金銭疑惑を追求する政党はあるのに、雪害対策を追求する政党がないのは、いったいなぜなのでしょうか。

20151208 倭塾・動画配信サービス2


ところが後世を生きる私たちは、定家が70歳から74際の人生最後の4年間を費やして「百人一首」を編纂をしたこと、そして定家が亡くなったわずか23年後に、元寇(文永の役、1274年)が起きていることを知っています。

歴史を振り返るとき、なんと世の乱れが始まった保元の乱(1156年)以降の百年の間、日本国内で武士が台頭して血なまぐさい実戦経験が積まれましたが、そうした実践経験が十分積まれたとき、実は「元寇」が起きています。
だからこそ、「元寇」は撃退されています。
それはまるで、神々のご意思によって、この間、日本人は厳しい訓練と薫陶を受け続けたかのようです。

幕末も同じです。
黒船がやってきましたが、その時点で日本はすでに西欧社会に負けないほどの学問力を、江戸270年の時をかけて育てていました。
だからこそ開国後の日本は、瞬く間に日清日露を征し、世界の強国となっています。

日本の歴史を振り返ると、このような不思議な流れが随所に見受けられます。
それはまるで、何か大きな力によって、すべてのことがつながり、大いなる意思のもとに起きている事柄であるかのようです。

明治以降の日本は、開国、欧風化を急ぐあまり、日本古来のあらゆるものを捨ててきました。
特に戦後はこれが加速しました。
それはまるで、あたかも「古い着物は脱ぎ捨てて」という言葉どおりのものでした。

ところが最近になって、2700年来和を大切にしてきた日本という文化が、実は、いま世界中の人々に、人類の暮らしにとって、もっとも大切なことは何なのかを、あらためて問いなおしてきているように見受けられます。
保元の乱以降の武家の台頭が元寇から国を守り、
江戸幕府270年の平穏と武士道の伝統が世界から植民地支配を駆逐したように、
いま、日本は、本当の意味での平和と繁栄とは何かを、世界に訴えようとしているのかもしれません。
そしてそういう時代の端境期に、いま、私たちはいるように思います。

何十年か後、世界に日本の本当の「和の心」が広がったとき、世界中の人々が、日本の大東亜戦争の敗戦の意味が、実は「なるほどそういうことであったのか」と納得でき日がやってくるのではないか。

そんな気がするのです。

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コメント

くすのきのこ

No title
こんにちは。過去の清濁を呑み込んでこそ一歩進めるというもの。
倒幕云々について・・撹乱コメ?wwどんな世の中でも権益者と、そうでな
い者の押しくら饅頭があるものです。社会変革が必要ではないのか?と庶民
が不安に思うのには、既に様々な兆しがあり事件があったのです。例えば、
13代、14代と実子の無い将軍が続き、最後の15代将軍へと繋げたので
す。疫病も流行りました。黒船来航から大政奉還までの、足掛け14年間。
統治階級であった武士達が考えつくし、大規模な内戦を避けつつ争い、そし
て統治権を引き渡す決断をした。その間も外国勢力の攻勢は持続。そして明
治の御上は、その軋轢の責を担われた。だから当時の人々は納得したのです。
黒船来航時にこんな狂歌が詠まれ広がる程に日本の庶民は文化的でした。 
 泰平の眠りをさます上喜撰(蒸気船)たった四杯で夜もねむれず
上喜撰は上物の緑茶”喜撰”と蒸気船。船は1杯とも数える事もあったと。
何事にも良し悪しはあるものですが、先人達の選択を呑み込んでこそ、先へ
進めるのです。太平洋戦争も同様です。何やら悪いイメージばかりのようで
すが、お陰で農村の女性達は救われてますよ。また、様々な悲惨な因習も撤
廃されてきました。山深い郷では食べれないがために、次男などを作男にし
たのですが、口をきく事もせず人間性も育てないまま・・というような・・
また地域の血縁が濃くなりすぎて・・など・・地方には転がっている話です。
過去の時代の流れを否定するのは簡単で、呑み込んだ上で先に進むのは簡単
ではない。だから、次世代に望みを繋いでいくのでは?嘆くばかりでは埒が
あかない。漸進あるのみ。それを見守るのが御上では?
 藤原定家の歌は、いろんな連想ができますね。まず、万葉集6巻
名寸隅(なきすみ)の舟瀬や見ゆる 淡路島 松帆の浦に 朝なぎに 玉藻
刈りつつ 夕なぎに藻塩焼きつつ 海人娘女(あまおとめ)ありとは聞けど
見にいかむよしのなければ ますらをのこころはなしに 手弱女(たわやめ)
の思ひたわみて たもとほり 我はぞ恋ふる 舟楫(ふなかじ)をなみ
明石の名寸隅から見える淡路島の松帆の浦には、朝凪に玉藻を刈り、夕凪に
その玉藻から藻塩を作るために焼く海女の娘達がいると聞くが、見に行くた
めのすべがないので、男気なくか弱く心がおれて、行き来しつつ船と楫があっ
たらと恋しく思うばかり。 笠金村(かさのかなむら)
これを土台としたのでは?定家の引き算芸術による見事な恋歌のような・・
ムム・・でも会いにいけないもどかしさではなく、待つ身のつらさに挿げ替
えられているかも。まず分解してみると・・
こぬひとを・・・・・・・・未だ来ない人を
まつ ほ の うら の・・待つ 火 の(ような)内心 の
夕なぎに・・・・・・・・・日暮れ前の静まりに
焼くや・・・・・・・・・・燃焼させてみようか
もしほ の・・・・・・・・書きあつめた筆記などの(諸々)
           (かき集める藻塩草とかけてあるとしたらこうなる)
身もこがれつつ・・・・・・我が身も焦がす思いで
あっちっち~!な恋歌??で、これが98番歌の”御禊”へと繋がる?火の浄
化の後に、水によるお清めへ?ちょ~いと頭を冷やそう・・みたいなww
冒頭の”こぬひと”をなんと捉えるか?流された後鳥羽院?恋歌だから女性?
こういうのはどうでしょうか?連想は自由ですからww
 未だ来ない未来の人々、次世代の成長した子供達を待つ熱い気持のゆえに。
 もうすぐ世は変わり夜が来る、その前の静けさの夕暮れのような今の内に、
 (掲げる灯火となるように・・あるいは残り火か・・)
 人の心に焼きつくようにしてみるか、書き集めた筆記の諸々を。我が身を
 燃え焦がすような思いで。
藤原定家は、源氏物語や土佐日記などの古典の書き写し、注釈も行い、名月
記という日記を記載、和歌集の編纂(小倉百人一首、新古今和歌集、新勅撰
和歌集など)歌論書数冊などなど・・をものにしています。全て自筆。消し
ゴムは無しww筆写した体験のある方ならわかるだろう、あの時間のかかる
作業ww他人様の書いた物を写すのは、特に疲れるものです。定家の残した
ものは、小倉百人一首だけではないのですね。日記は、国宝指定だそうです。
56年間の日記!だそうで・・真似できません。まさにペンならぬ筆は強しw








 






-

日本に革命は要らない
「変化」を、良い方に解釈して生きていかねばなりませんが
革命(維新)を起こすたびに、日本はそれまでの
日本らしい佳さを失っている気がします。

お家が傾くと、蔵の中の古き佳き物を悪い友達に騙されて持ち出し
高く売り飛ばす身内が現れるものです。

今、戦後からの反動で和風ブームですが
ランキング上位ブロガーやコメンテーターから、驚くような粘着をされます。
私は、国家や民族、文化等について疑問を感じたときは
陛下ならなんと仰せだろう…と考えます。
そうコメントすると、「皇室を出して下品だ」と袋叩きにあってしまいます。
革命は避けられない流れなのでしょうか。

現在は憲法改正について考えています。
9条改正は当然ですが、今の自民・公明・維新の改正案では
他の部分が日本人にとっては宜しくないと思います。
まさしく「革命」が起こってしまいます。

昭和天皇の御製の意味を、耳を澄ませ心を澄ませて考えています。
「うれしくも 国の掟のさだまりて あけゆく空の ごとくもあるかな(1946年日本国憲法公布時)」
「ふりつもる み雪にたへていろかへぬ 松ぞををしき 人もかくあれ(一九四六年歌会始)」

物申すTV

No title
昨年末日韓合意直後に発表されたと見られる、日本政府表明が国連に行ってた様ですね。
慰安婦問題に関し、国内資料のみならず元慰安婦らの証言、
集められる資料全てを調べたが当時の軍関与の強制証拠は無かったと。
しかも、文中にさりげなく
【米公文書の中にも見当たらない】と。

さて、この表明が国際的にどうとられるかが楽しみです。
日本を戦略統治していた米の公文書にも無かった。とはっきり釘打ってる訳です。
それでもなお日本軍が強制的にーーーって言うのは米に喧嘩売る事になる?
ま、当分日本叩きはやめないでしょうねぇ。
彼らにとって金の生る木、いや、金になる手段ですから。
金にならないと分かれば引っ込むのだろう。

それにしても阿部さんの背後に居るであろうブレーンは凄過ぎる。
まさに国士。中身は靖国の英霊さん達では?
言われ無き戦犯国日本に対し、世界が納得する日はもうそろそろですかね~。

にっぽんじん

国家の品格
藤原正彦氏はアメリカの大学で数学の教鞭をとった数学者です。その彼が23年前に書いた本に「国家の品格」があります。ミリオンセラーとなり、日本中で読まれました。

アメリカで、論理的な思考の西洋社会で生活した彼は、論理的な思考が一番重要だと考えていました。論理的学問の数学者ですから当然です。

が、日本に帰り、日本で生活するうちに考えが変わりました。論理だけでは行き詰ることを知ったのです。論理中心の数学でさえ、論理的に説明できないことが「不完全性定理」という定理で証明されているそうです。

第二章の「論理」だけでは世界が破綻する
の中で、論理的に正しいからといってそれを徹底していくと、人間社会はほぼ必然的に破綻にいたります。と書いています。その理由は4つだそうです。

1.論理の限界(論理には限界がある)
2.最も重要なことは論理では説明できない
3.論理には出発点が必要
4.論理は長くなり得ない

でその理由を書いています。
学生団体のSEALDsが盛んに叫ぶ「民主主義」「自由」「平等」なども疑っています。

大事なのは日本人が古来から持っている「情緒」と「形」だそうです。「武士道精神」が一番大切だそうです。

23年前に書かれた本で、多くの日本人が感動したはずです。が、日本は氏が望んだ方向に動いていません。

政治家や学校の先生方に、もう一度読んでほしい本です。高校の道徳教本として採用して欲しい本です。

kanata

No title
ねずさんの長い歴史を俯瞰した上でのご意見には、いつも眼を見開かされます。それにしても保守は対立しやすいですね。桜の水島さんと田母神閣下の絶縁を持ち出すまでもなく、あちこちで喧嘩ばかりしています。工作員の暗躍もあるのでしょうが、いまは日本こそが「和の心」を取り戻さなければと思います。反日左翼と保守もどきが一緒になって安倍総理を批判していますが、そんな中でも安倍政権に対する支持率は上昇しています。先帝陛下は「やすらけき世を祈りつも 今だ ならず くやしくも あるか きざし 見ゆれど」とお嘆きになりましたが、「きざし」をさらに前へ、進めていかなければと思います。

-

No title
>明治以降の日本は、開国、欧風化を急ぐあまり、日本古来のあらゆるものを捨ててきました。
特に戦後はこれが加速しました。
それはまるで、あたかも「古い着物は脱ぎ捨てて」という言葉どおりのものでした<

戦後捨ててきたというか、戦後の混乱期に捨てらされたというか、
そして、新しい着物を選んだのは国民の我々です。
しかし、その着物が日本古来の精神にそぐうしなくなった、というよりも、本来日本精神が持っていた着物と全く違っていたというのを、戦後70年ここに来てやっと気が付きはじめたということではないでしょうか。
もし、新しい着物がぴったり合っていたら、これほどまでに心の荒廃は進んでいないでしょうし、情けないほどの日本の現状には至ってないはずです。

気が付いたらそこからが始まりです。
自虐意識の刷り込みにより、そこからの発想というか考えで何で本来の日本が取り戻せますか?
ねずさんの言葉をお借りすれば、「時代の端境期」にいる我々、日本人の一人一人が歴史(史実)から学ぼうとする努力が必要ではないでしょうか。
それが本当の意味において子々孫々を守る事に繫がるのではないかと思います。
しいては、ねずさんが言われるように、それが、世界にも繫がる、そのように思います。

そうすることにより、

>ところが最近になって、2700年来和を大切にしてきた日本という文化が、実は、いま世界中の人々に、人類の暮らしにとって、もっとも大切なことは何なのかを、あらためて問いなおしてきているように見受けられます。
保元の乱以降の武家の台頭が元寇から国を守り、
江戸幕府270年の平穏と武士道の伝統が世界から植民地支配を駆逐したように、
いま、日本は、本当の意味での平和と繁栄とは何かを、世界に訴えようとしているのかもしれません。
そしてそういう時代の端境期に、いま、私たちはいるように思います。
何十年か後、世界に日本の本当の「和の心」が広がったとき、世界中の人々が、日本の大東亜戦争の敗戦の意味が、実は「なるほどそういうことであったのか」と納得でき日がやってくるのではないか。
そんな気がするのです<

このねずさんの言葉が生きてくる、そのように思います。

一介の愛国者

続き
よく、明治維新や倒幕をしなかったら欧米列強の植民地になっていたという人々がいますが私はそうは思いません。

シラス国の完成形たる江戸幕府が欧米列強の植民地化になるのを許すはずがありません。

幕府も植民地化を防ぐために開国政策をはじめとする様々な政策を行ってましたからね。

寧ろ一枚岩となり幕府を支えて国と民を護りぬいていたら庶民は今も平和に豊かに暮らせていたと思います。

当然、宗教・祝祭・祭司等の弾圧も起きなかったでしょうしね。

私は八百万の神々と共に生きるシラス国の日本が断然良いと思います!

一介の愛国者

明治維新は正しかったのか?
私は愛国者です。

神話から江戸時代末期の日本はまさにシラス国であり日本であると思います。

そして、敬愛もできます。

また、戦後から現代までの日本も江戸時代以前とは言えなくてもまあまあ日本ではあると言えます。

しかし、大日本帝国に関しては手放しでは賛美も敬愛もできません。

明治維新は倒幕は本当に正しかったのか?

私は明治維新も倒幕も間違っていたと思います。

本当にシラス国の日本を愛し護るという志を持つのならば、

あのときは徳川幕府というシラス国の完成形たるものの下に一枚岩となり幕府と国を支え民を護り外国勢力から護りぬくべきであったと思います。

幕府も欧米列強の植民地化を防ぐために開国政策をはじめとする多種多様の策を練っていたのも事実ですしやはり倒幕は間違ってたと思います。

もしも、倒幕も明治維新もせずに幕府を支え国と民を護りぬいていたら廃仏棄釈はじめ宗教や祝祭や祭司等の弾圧も起きなかったと思います。

明治維新はキリシタン大名によるキリシタン革命という説もありますからね...


いずれにしろ私は神話から続くシラス国の日本を敬愛しています。

えっちゃん

No title
今日もありがとうございます。

「何十年か後、世界に日本の本当の「和の心」が広がったとき、世界中の人々が、日本の大東亜戦争の敗戦の意味が、実は「なるほどそういうことであったのか」と納得できる日がやってくるのではないか。」

そう思います。

世界一をライト兄弟に、ゆずった飛行機も。。そうだったように。。

とおりすがり

恵方巻きの由来は花街の遊女遊び・セクハラ行為
恵方巻きを食べている姿って、 どう見てもお行儀が悪いですよね?
ちょっとヒワイ、ハレンチとか思いませんか?

それもそのはず。
恵方巻きの由来説のひとつが、 大阪船場の花魁(おいらん)遊びに由来するのです。

どうやら、大阪の花街界隈では節分の日に遊女(売春婦)に 巻寿司を丸かじりさせるお遊びが流行っていたそうです。

旦那集が遊女に巻寿司を一本、ナニに見立てて丸かぶりさせる。。。
女性がいやらしい顔にさせられるのを見て旦那集が楽しんだ、まさに、昔のセクハラです。

だから、どんなに恵方だの、願をかけるだの言って正当化しても、
恵方巻きを食べる姿がイヤらしい印象になるのも無理ない訳です。

全国に丸かぶり寿司が広まったのは、 1998年にセブンイレブンが『丸かぶり寿司 恵方巻』という商品名で販売してからです。
この時始めて『恵方巻』という言葉がマーケティング策略として使われ、 そして、今では恵方巻きというと、節分の行事の1つとして全国で知られる様になったわけです。
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/83e7b9e51be5b65b2934ce9cc81d8407

taigen

No title
愛と誠② タイトルは一通の手紙から決まった
http://s.ameblo.jp/okseitai/entry-11236880654.html
愛は平和ではない
愛は戦いである
武器のかわりが
誠実(まこと)であるだけで
それは地上における
もっともはげしい きびしい
みずからをすてて
かからなければならない
戦いであるー
我が子よ
このことを
覚えておきなさい
(ネール元インド首相の娘への手紙)

この手紙の一文は
インド独立運動に身を捧げ
故に何度も投獄され、通算
10年も獄中生活をした
ジャワハルラール・ネルー
元インド首相が獄中から
娘『インディラ』に送った手紙である

>左派の人達が安易に使う「平和」ではなく、本当の意味の「平和」を追求していかなければなりませんね。

junn

No title
撲滅しよう!下品で破廉恥な《恵方巻》
http://www44.atwiki.jp/ehoumaki/sp/pages/1.html
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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