仁徳天皇のお話



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20160223 2月


仁徳天皇といえば、御陵と民のかまどの逸話が有名です。
仁徳天皇の4年、天皇が難波高津宮から遠くをご覧になられ、
「民のかまどより煙がたちのぼらないのは、
 貧しくて炊くものがないのではないか。
 都がこうだから、
 地方はなおひどいことであろう」と、
向こう3年の租税を免じてくださったというお話です。

ここまでは有名な話で、おそらく誰もが知っていると思います。
ところがこのお語しにはさらに後日談があります。

租税を免じてから3年がたったとき、天皇が三国峠の高台に登られると、炊煙が盛んに立っていたのです。
これをご覧になられた天皇は、かたわらの皇后に仰られたそうです。

「朕はすでに富んだ。喜ばしいことだ」
「変なことを仰言いますね。
 宮垣が崩れ、屋根が破れているのに、
 どうして富んだ、といえるのですか」
「よく聞けよ。
 政事は民を本としなければならない。
 その民が富んでいるのだから、
 朕も富んだことになるのだ」 

天皇は、ニッコリと微笑みながら、そのようにおっしゃられました。
この話を聞いた諸侯が、
「皇宮が破れているのに、
 民は富み、いまでは、道にモノを置き忘れても、
 拾っていく者すらないくらいです。
 それでもなお税を納め、
 宮殿を修理させていただかないならば、
 かえって、わたしたちが天罰をうけてしまいます!」と、
宮殿の修復を申し出たというのです。

それでも仁徳天皇は、引き続きさらに3年間、税を献ずることをお聞き届けになられませんでした。
そして6年の歳月がすぎたとき、やっと天皇は税を課し、宮殿の修理をお許しになられた、というのです。

そのときの民の有様を「日本書紀」は、次のように生き生きと伝えています。

 民、うながされずして材を運び、簣(こ)を負い、
 日夜をいとわず力を尽くして争いて作る。
 いまだ幾ばくも経ずして宮殿ことごとく成りぬ。
 故に今に聖帝(ひじりのみかど)と称し奉る。
 みかど崩御の後は、
 和泉国の百舌鳥野の陵に御葬し奉る。

「民、うながされずして」というのは、民衆が天皇に深く感謝して、誰に強制されるわけでもなく、促されるわけでもなく、ということです。
そして自ら進んで、材料を運び、荷物を背負って荒れた皇宮を修理したというわけです。
それも「昼夜をいとわず、力を尽くし、競い合って」です。
おかげでいくばくも経たずに、皇宮はきれいに修復されました。
そして、(ここからが肝心なのですが)、民衆は仁徳天皇がお亡くなりになると、その遺徳を讃え、和泉国の百舌鳥野に、御陵を作ったとあります。

この物語が示していることは明白です。
我が国が上古の昔から天皇を中心とした国づくりがなされたこと。
天皇がなによりも民の暮らしの繁栄を大切なものとされてきたこと、
そうした恩恵を受けた民衆が、ちゃんと「報恩感謝の心」を持っていたこと、です。

ところが、実は日本書紀の記述は、それだけにとどまりません。
なんと仁徳天皇の時代に、

・難波の堀江の開削
・茨田堤(まんだのつつみ)の築造
・山背の栗隈県(くるくまのあがた)での灌漑用水の設置
・和珥池(わにのいけ)・横野堤(よこののつつみ)の築造
・感玖大溝(こむくのおおみぞ)の灌漑用水の掘削と広大な新田の開発

などの大規模な土木事業を推進されたことが記されています。

なかでも茨田堤は、日本初の大規模土木工事です。
その茨田堤について、日本書紀には次の記載があります。

「どうしても決壊してしまう場所が2か所あった。
 工事の成功を期して、
 それぞれの箇所に1人ずつの河伯(川の神)への
 人柱を立てることになった。
 犠牲に選ばれたのは、
 武蔵の住人の強頸(こわくび)と、
 河内の住人の茨田連衫子(まむたのむらじのころものこ)であった。
 強頸は泣きながら入水していき、
 衫子はヒョウタンを使った頓知で死を免れた。
 結果として2か所とも工事は成功し、
 それぞれ強頸の断間(こわくびのたえま)、
 衫子の断間(ころものこのたえま)と呼ばれた。」

犠牲となった者、犠牲にならなかった者のお名前まで、きちんと後世に遺しているのです。

あたりまえのことですが、こうした大規模土木工事には、一定の「技術」が必要です。
そして「技術」は、一朝一夕に出来上がるものではありません。
長い年月にわたる高度な築造技術の蓄積がなければ、なし得ることではないのです。
そして、それだけの技術が蓄され磨かれていくためには、それこそ何十代にもわたる土木工事の積み重ねの経験の蓄積がなければなしえないことです。
そして、かような大規模土木工事が、誰のために行われるのかといえば、地域の住民のためです。

公共工事としての土木事業は、水害から多くの人々の命と暮らしと田畑の作物を守ります。
それは要するに、みんなの暮らしが安全で豊かになる、ということです。
だからこそ、それをみんなで行うのです。

民の生活に安全が図られ、新田が開発されて収穫高が増えれば、その分、みんなが豊かになって、生活に余裕が生まれます。
世の中は平和になり、女性たちも安全、安心な社会の中で、美しく華やかに着飾れるようになります。

このことは、逆のケースを考えれば、ものすごくわかりやすいです。
逆のケースというのは、自然災害や戦さなどの人的災害で農地が荒らされ、狩り場がなくなり、食い物がなくなっていく状態です。
村の人口は100人いるのに、食い物は30人分しかないとなれば、逃げ出すか、隣の村を攻めて食い物を奪って来るしかありません。
けれど隣の村だって奪われれば、自分たちが食っていけなくなるのです。
結果、収奪が無限に繰り返され、連鎖し、血が流れ、人が死に、逃げ惑う人々はおしゃれなんてしていられなくなります。

世界には民族衣装がありますが、どこかの自称大国の場合、古代から中世に至る「民間衣装」としての民族衣装がありません。
有名な漢服などは、王朝文化の衣装であって、民間衣装ではありません。
これに対し、日本ではむしろ民間分野で、際立った衣装の発展があります。

民の暮らしが豊かで安全であれば、みんなが明るくなり、活力も生まれます。
隣国が大規模土木工事によって豊かになったと聞けば、「じゃあ、オラがさ村でも、同じことすべえ」となるのがあたりまえです。

ブータンで農業振興をし、最高位であるダショーの称号をもらった西岡京治は、従来の農法にこだわる村人たちと根気よく話し合い、その話し合いの回数は800回を超えたといいます。
そしてみんなが納得し、みんなが力を合わせて農法改良を行い、収穫高を格段に増加させ、ブータンの人々の暮らしの豊かさを実現しました。そしてブータンの人々は、いまなお西岡京治の遺徳を讃えています。

同様に、農業指導のために世界各国に派遣されている日本の国際貢献団も、話し合いと率先した労働と、現地の人々の協力の中で、橋を架け、井戸を堀り、農地を開墾し、新しい農法の指導をしています。
おかげで、荒れ地ばかりで貧しかった多くの国が、徐々に豊かな暮らしを手に入れることができるようになってきています。

大切なことは、ダショー西岡にしても、国際貢献団にしても、軍隊の力で武器を突きつけて現地の人に無理矢理言うことを聞かせたり、強制したりといったことはしていないことです。彼らはむしろ丸腰で現地にはいり、そこで繰り返し話し合って、農業の振興を図っています。

民族の習性や行動パターンは、千年や二千年経ってもそうそう変わるものではありません。
戦い、征服し、現地で略奪や強姦を繰り返すという習性は、日本人にはありません。
日本人は古代の昔から武器や武力よりも、食うこと、豊かになること、みんなが幸せに暮らせることのために、学び、行動し、みんなで協力しあって、ひとりでは決してできない大規模な土木工事や農業の振興を図ってきた民族です。

もちろん、高圧的な支配と強制によって灌漑や堤防工事を行うこともできます。
けれどそういう怖い国が攻めて来たら、みんなが抵抗します。

そうしたら血が流れる。流れれば、その記録が必ず残る。けれどその記録がなく、朝鮮半島でも、倭国は「95カ国を平定した」というのです。

 仁徳天皇の御世が、4世紀です。そしてちょうどその4世紀から7世紀にかけて、古代朝鮮半島でも古墳が発見され、当時の南朝鮮は倭国の仲間、倭国の住民となっていました。
朝鮮半島の史書である三国史記には、百済や新羅の王が、日本に皇太子(せがれ)を人質として送ったと書いています。そして先王が死ぬと「日本に人質となっていた皇太子が帰国して王位についた」と書いています。

なるほど漢字で書いたら「人質」です。けれど日本にやってきた皇太子は、別に牢屋に閉じ込められていたわけではありません。では何をしていたのでしょうか。むしろ自国の民のために、積極的に日本の土木技術などを学んでいた可能性はないでしょうか。

そういう意味では、人質というよりも留学です。
そして中には実際にそうした百済や新羅の皇太子が指揮して、日本国内の土木工事を手がけることもあった。それがいまでも百済堀のような名前で遺っています。

要するに、戦いや人殺しや強姦や収奪ではなく、ダショー西岡のようなリーダーのもとに、みんなで話し合ってより良い暮らし、より良い生活を手に入れる。
それが古来からある日本の統治手法だったし、だからこそ、血を流さずに東に55国、西66国、朝鮮半島の95国が、自然と大和朝廷に服し、仲間になっていったのです。

なるほどそれは、支那風の漢字で書けば、「征服」や「平定」です。けれど殺したり脅したりして領土にするのと、話し合ってみんなで努力して豊かになろうとすることで、自然と服するのとでは、その中味も意味もまるで違います。

けれど、そういう「みんなで協力しあい、力を出し合って」という考え方が、民度の低い、つまり上下関係だけでしか物事をとらえることができない者達には、まったく理解できないようです。
悲しいことですが、そうした人たちには、

 「役割分担と秩序のための上下関係」と、
 「隷属支配と収奪のための上下関係」

の違いが区別できないからです。
だから日本の影響下にはいることが、自分たち一部の支配層の権力が奪われるのではないかと恐怖します。
そしてその恐怖を日本に投影します。
だからそれが侵略にみえてしまいます。
これは、単なる自己投影です。

北朝鮮のさらに北側にある好太王碑は、だから倭国(日本)に影響された南朝鮮を奪還するために、5万の兵力を差し向けたと書かれています。
みんなが豊かになることが大事か、自分たちの一族だけが繁栄することが大事か。
この違いは、ベクトルがまったく異なっているのです。


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コメント

takechiyo1949

古墳の埴輪は人柱のなごり?
そう宣う方々が多数います。
そうは思っていませんが、長くなるので今日は省きます。

さて…人柱の「柱」は神を意味します。
万物には神が宿る…だから人工建造物に人の魂を捧げて神となし…奉る?
白羽の矢が立つ?
神隠し?
そんな切り出しで始まる話は山程耳にします。
しかし…靖国以外で「柱」に出会った記憶はありません。

takechiyo1949

人柱って?
古墳の埴輪は人柱のなごり?
そう宣う方々が多数います。
そうは思っていませんが、長くなるので今日は省きます。

さて…人柱の「柱」は神を意味します。
万物には神が宿る…だから人工建造物に人の魂を捧げて神となし…奉る?
白羽の矢が立つ?
神隠し?
そんな切り出しで始まる話は山程耳にします。
しかし…靖国以外で「柱」に出会ったことはありません。

越智冨雄

訂正します
すみません。
「あるブログのコメント」が正確な引用ではありませんでした。
訂正させてください。

「煩悩くん フルスロットル」というブログで、2015-07-24「伊雑宮と『うちは一族』」というテーマに寄せられたコメントでした。

HN観世音楽仏さんのコメント(一部の引用)
「★世界救世主のキリストは日本に生まれて、月光仮面やセーラームーンのように正体不明ですが、自己顕示欲がゼロなので、このブログを見ている彼(彼女)かも知れません。2015-08-08 観世音楽仏」

このコメントの前後に日月神示その他の予言の解釈が取り上げられていたので、混同してしまいました。申し訳ありません。ブログ主様・観世音楽仏様、ご迷惑をおかけしました。

観世音楽仏さんのコメントの「世界救世主のキリスト」と、私の考えている「救世主(地上の神)」は同じ存在と言えますが、日月神示の「てんし様」と同じ存在かは、私には判りません。

日月神示は大本教系ですから、「てんし様」は出口王仁三郎師、もしくはその後身の方を指すのでしょう。出口師は有栖川宮熾仁親王のご落胤とされ、親王は皇位継承資格者第一位であらせられたこともあり、「てんし様」に非常に近い位置にいました(少なくとも信者の間では)。
皇道大本にはそのような背景があったのですね。これもつい最近、『二人で一人の明治天皇』という本で知りました。

上のコメントでも述べた通り、予言や怪情報には惑わされないようにしたいものです。私のコメントは当然、予言でも何でもありません。

観世音楽仏さんのコメントは、「世界救世主出現の予言」を全て消し去ってしまうパワーがあります。う~ん、恐るべし。

越智冨雄

ヤマトよ、目覚めよ!
このコメントから、HNを、越智富夫改め、越智冨雄とさせていただきます。

年末年始にかけて、恐ろしい内容の本やネットの情報に出会いました。
いわく、「二人で一人の明治天皇」「もう一人の天皇」「三人の天皇」「裏天皇」。
はたまた、「明治・昭和・今上天皇の実父は誰誰である」「秋篠宮殿下の実母は誰誰である」等等。
もう、奇々怪々です。

さらに、「皇太子殿下が56歳7ヶ月にお成りになった時、ミロク(救世主)の役目を果たされる」という予言があるとか。今年の9月23日に注目すべきなのでしょうか?

今年2016年に富士山が大噴火し、本当の救世主(てんし様)が現れるとも。時期はともかく、日月神示(ひつくしんじ)ではそうなっていますね。それがいよいよ見られるんでしょうか。

私が思うのは、予言や怪情報に惑わされないようにしたい、ということです。
天皇にふさわしいのは、血筋とお覚悟です。何よりも正統天皇の証である、神器をご所持遊ばされていることです。
三種の中でも、神璽(しんじ)とされる勾玉が最も重要だと、先日、ねずさんのブログでもお話し下さいましたね。

ところが、「その神璽である勾玉を所持している」と主張する人物がいるのです。その人物は、事実上天皇を名乗っています。南朝の正統な後継者にして、後醍醐天皇の勅願による富士山本門寺の法統をも引き継いでいるとか。これで、日蓮の法脈(曼荼羅・本尊)が南北両方の皇統に信受されたことになる、とか。

日月神示でも、「てんし様(本当の救世主)は、皇室から出るとは限らんぞ」と書かれているらしい。
また、あるブログのコメントで、「その救世主(てんし様)は自己顕示欲が全くないから、どこにいるか分からない」と書き込まれてました。でも、名乗らなければ、誰にも分からないじゃないですか。一体どうするのでしょう?

救世主(地上の神)は輪廻転生していると感じている私にとって、今度現れる救世主は、20世紀最大の悪人の生まれ変わりです。あえてその役を引き受けられたのだと思います。実際は、悪人だと捏造されただけですが。その捏造に多くの人が気付かなければ、後身(こうしん。生まれ変わり)であるその人物を、救世主と認めるなんてことは誰にも出来ません。

生まれ変わり自体が証明出来ません。圧倒的多数の人々が、自身や他人の生まれ変わりを理解する、認識できる状態でないと無理です。一人一人が霊覚者にならないと。まず、私自身がそうなってなければならない。私が霊覚者だとはとても言えない。

それ以外だと、第三次世界大戦でも起こして連戦連勝ですか?そうすれば救世主と信じますか?そんな人物を私は救世主と認めない。今回は、戦争を起こさないのが救世主だ。救世主が望まなければ、大戦争は起きない、断じて。武の巨人であって欲しい。武とは「戈(武器)を止める」、争いをおさめることなので。

その方が、もし日本人であるとすれば、皇室を崇敬されると信じたい。皇室に誕生されていればいいのですが、前世が大悪人ではそれは難しい。

しかし、霊界では、その人物は第二次世界大戦の最大のヒーローと認められています。大戦中の全兵士から賞賛されています。このことを霊的に知ったのは今からちょうど30年前です。その時、同時に私は自分の前世を知りました。それは、とてもつらく、悲しい出来事でもありました。忘れもしません。1986年3月14日のことです。自分の前世を知ってこんなにつらい思いをしたのに、救世主を受け入れるためには全ての人が前世を思い出すべきだと言う。我ながらひどいやつだと思います。

それでも言いたい。日本人は、流言飛語に惑わされず、物事の真実に目覚めるべきです。何が本質で、何が重要なのか?全てが生かされる道こそ最上なのです。大和心は無私の愛です。その愛ですべてを包んであげましょう!

ヤマトよ、目覚めよ!

子無零 すこぴお

滋賀県に北陸新幹線が通らなくても在来線分離
 JR西日本の社長が言うには「特急の代替」だから、
福井から京都ルート(小浜ルート)でも滋賀県の湖西線は並行在来線の定義に当たるんだそうです。
 確かに「小浜を通って大阪市に至る」のは閣議決定されているので北陸新幹線のルートとしては理解出来ますが、
昭和44年に国策で、いわゆる日本海縦貫線の東海道本線の貨物&特急バイパスとして
江若鉄道を買い取ったのに、半世紀も経たないうちに”JR西日本は民間企業だから法に則り”切り捨てる、
と言うのは、江若鉄道の出来た経緯を含めても、民のかまどの話とはあまりにかけ離れているな、と感じます。

ネコ太郎

ありがとうございます
日本書紀は日本の正史書です。戦後のガクシャが、なぜシナの歴史書ばかり信用して日本の正史を神話扱いするのか不思議です。

今回の仁徳天皇の記載にはたいへん驚きました。
民のかまどの話は良く耳にしますが、税だけでなく農業、治水など公共事業もおこなって民を富ませたことまでは知りませんでした。結果として古墳も残ったという説も納得できます。

安倍総理を支持している者ですが、経済政策だけは納得できません。
まさしく現在こそ民のかまどから炊煙が立ちのぼっていない状況です。
今まさに仁徳天皇の故事に習うべきときだと思います。

大阪市民

いつもありがとうございます。
大和朝廷の前はフキアエズ朝、その前は
高天原朝(アマテラス大御神)と出雲朝(スサノオ大御神)がそれぞれ内と外で日本と世界を統治されていた神代なのだそうです。本当に、天皇は万世一系なのです。

政経ブログで、でれでれ草さんがある意味不敬を覚悟で皇室内部のタブーを啓蒙されています。皇室が清浄でなければ日本の繁栄は有り得ないと断言されています。

私もそう想います。何故なら天皇陛下、ご
皇室というのは根本だからです。根本が乱れていれば、民草である私達の物心両面の繁栄はありません。畏れながら、
秋篠宮親王殿下と秋篠宮家の弥栄を
祈らずにはおられません。

えっちゃん

No title
今日も、ありがとうございます。

 「役割分担と秩序のための上下関係」と
 「隷属支配と収奪のための上下関係」
ということが、よくわかりました。

また、「恐怖を日本に投影します。だからそれが侵略にみえてしまいます。これは、単なる自己投影」についてもよくわかりました。

ありがとうございます。


桐一葉

聞かせてやりたい
23日にふさわしいお題でした。先生ご更新ありがとうございました。

天皇と将軍の違いは、もちろん大きく違いますが、将軍の住まい(城)は堀で守られているが天皇のお住まいは徳で守られている。だから堀はない。となるほどわかりやすいと聞いたことがあります。
ねず先生の記事でも何度もご案内戴いた、民は天皇のおおみたから。という事を実感させて戴くからこちらも敬う心があるのですよね。

昭和天皇は、震災などで国民が焼け出され困ったときの為にテントなど張れるよう、皇居地内の一部に原生林の森のまま広い敷地を残してくださいました。

今その場所は?

徳をもって治める。日本が連綿と受け継いできた日本の心、そのようなものが今の時代にどこかへしまわれてしまったような気がします。
特権階級と勘違いされては困りますよね。神に近いそのお立場にふさわしからずとならばその場を去る必要があることも歴史の中にありました。
血も心も受け継いでなければ日本のスメラミコトの存在にはなれません。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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