シラス国を取り戻す



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20160310 昭和天皇


先日の日本史検定講座で、小山常実先生が日本を取り戻すことについて、「政治に期待してもダメだ」ということを仰っていました。
私もまったく同感ですので、このことについて、今日はお話したいと思います。

日本国憲法は、その前文に、
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」と書かれています。
つまり国際社会において「平和を愛する諸国民」が上であり、「われら(日本人)」はその下位に位置すると宣言されているわけです。
そしてその「われら(日本人)」は、同じく日本国憲法前文で、「国際社会において名誉ある地位を占めたい」と思っているわけです。そのように日本国憲法の前文に書いてあります。

エリート日本人ならば、当然、プライドがあります。
プライドがあるなら、下でいることに耐えられませんから、むしろ米国が代表する連合国(United Nations)の側に立って、下にいる日本を悪く言うことになります。
これが戦後体制です。
そして、社会のエリートがそのようにすることが、「国際社会において名誉ある地位」を得ることになるわけです。



日本人が諸国の下位に位置することを容認し、「国際社会において名誉ある地位」を得るためなら、なんでもしますと明言しているということは、カネを出せと言われればカネを出し、女を出せと言われれば女を出すといううことです。
ですから、以前、毎日新聞が英語版の「Wai Wai」で、日本人女性がまるで性的狂人のように描写した記事を連続して発信していましたが、ことの是非はともかくとして、そういう姿勢が、日本国憲法がその前文で求めている日本国民のあるべき姿とされているわけです。

しかしそのことが日本人に幸せをもたらすかどうかとなると、これは違うと思います。
また国際社会にしても、そうやって明らかに国家民族を下位に位置づけるということは、上下と差別を容認するということですから、これまた社会に与える影響は決して良からぬものとなります。

なんだかんだ言って、日本は大国なのです。
いまや、世界の通貨として認められるのは、ドルとユーロと円です。日本は一国で、米国やEUに匹敵する世界の信頼と信用を得ています。
その日本が、殴ればいくらでもカネを出す、なんでもする奴隷国家でいるということは、世界の民衆に、働かなくても誰かを殴ればカネでも女でも手に入るという誤った認識を与えることになります。
これは世界の平和と安定への冒涜でもあります。
なぜなら、誰が見ても不道徳だからです。

ということは、日本国憲法は、不道徳な憲法である、ということです。
そしてそのような不道徳を、いつまでも容認しているようでは、現代日本人は歴史に恥を晒していることになります。
おそらく後の世には、日本でも世界でも、日本が日本史上、もっとも程度の低くなった最低の時代として現代日本は認識されるのではないかと思います。
それくらい、日本国憲法は、むごいものです。

それもあたりまえのことです。
そもそも日本国憲法は、憲法ではありません。
名称こそ日本国憲法となっていますが、この憲法が制定された当時の日本は、独立国としての日本国ではありません。
「連合国占領統治領日本」です。

軍事占領下にあったのですから、当時の日本に、独立した国家としての主権も、独自の意思決定力もありません。
つまり、主体性がないということです。
主体性がないなら、憲法も存在できません。
つまり日本国憲法というのは、名前こそ「憲法」だけれども、
実態は、
「占領下の日本人の占領統治服務規程」でしかないということです。

ですから「占領服務規程」と読めば、冒頭の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」も納得です。
「平和を愛する諸国民の公正と信義」というのは、「占領軍を信頼して」という意味です。
「国際社会において名誉ある地位」を得たい」というのは、占領統治下から一日も早く抜けだして、独立した主権を回復したいという意味です。

問題は、その「占領統治服務規程」の枠内に、いまだに日本はあるという点です。
行政も司法も、立法府も、すべてその「占領統治服務規程」の枠内にあります。
つまり戦後政治は、日本国憲法という名の「占領統治服務規程」の枠内にあるわけです。

ということは、司法、立法、行政の力では、いまのフレームは「変えられない」ということです。
なぜなら、フレームの枠内にあるものには、フレームそのものを変えることができないからです。
それができるのは、日本国民の力だけです。

つまり日本国民が成長し、変わり、国民の側がいまの憲法、つまり「占領統治服務規程」を乗り越えていかなければ、日本は変わらないし、日本を取り戻すことなどできない、ということです。
すべての鍵は、国民が握っているのです。

取り戻すべき日本の形は明白です。
天皇を中心とし、天皇を国家元首として、すべての日本の領土領民が天皇の「おおみたから」とし、その天皇によって親任された政治家が、おおみたからである臣民が豊かに生活できるように活動する。
そういう日本の上古の昔からある体制を取り戻すことです。

教育が変わらなければ、政治家が変わらなければというのは、私は、甘えであり依存であると思います。
そうではなく、私たち自身が変わることです。
幸い、「占領統治服務規程」も、言論の自由は認められています。
そして、何が正しいのかを判断できる教養と民度の高さを、日本人はちゃんと持っています。

そして日本はシラス国です。
シラス国は、漢字で書いたら「知国」です。
私は日本人を信じます。


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コメント

today

No title
こんにちは

時々拝読させていただいております。
はじめてコメントします。

3月8日の「姫路城のありがとう」でも同じような
「日本人が諸国の下位に位置することを容認」を
感じました。

拙ブログの「姫路城のありがとう」
http://yaplog.jp/todays_afpbb/archive/685

taigen

No title
>シラス国は、漢字で書いたら「知国」です。

知は知識と知恵が有ります。
知識は情報ですから現在は溢れる程得られます。
知恵は実際にどのように活用できるかという応用力が必要になってきます。
例えば我が地元のカステラはポルトガルの宣教師が伝えた技法を参考にして作られた物ですが、現在のスペインやポルトガルのカステラの元になったというビスコ-チョよりカステラの方がはるかに美味いです。

藍より出でて藍より青くができるという事です。

桐一葉

取り戻そう 日本は日本人のもの
くすのきのこさんへ
一見すると真っ当な意見にも見えなくはないですが、ゆとり教育の教科書のオテホンのよう。
ねず先生が沢山のブログ記事で言わんとしていることがおわかりかな?
くすのきのこさんは、今の日本の現状、ご存知ありやなしやと拝察いたします。

くすのきのこ

No title
こんにちは。
日本の歴史は、必然があって積み重なってきたのではないでしょうか?
皇室は常に国の中心であったでしょう。人々の無意識の中でも中心であった
のではないかな?であれば、なにも慌てる必要は無いと思いますよ。あんま
り頑張りすぎないで粘り続けるのが良いと思うのです。これは・・生死に関
わった事がなければ・・わかりにくい心持ちかもしれませんが。
期待?なにを期待するのでしょうか?既に確信はあるというのに。表面で何
が変わろうとも、変わらない本質を持っているという確信を。
そして、日本国へのお題が”より良い社会とはどういう社会であるかの追及”
であるのならば、戦後の経験から考えなくてはね。新しい装いでありつつ古
くからの皇室を大事にする社会。平安時代までは皇室の閨閥に揺すぶられて
しまい、結局破綻しました。また、上皇の親政も破綻へ。そして長らくの戦
乱の時代へ。そこから、権威と内政権力を担う政権の完全分離へと。この方
法は巧くいき、永らく江戸時代は安泰でした。そこへ今度は欧米列強という
強国と世界経済の干渉という・・つまり”外圧”という新たな課題が・・。
ですから一度は皇室に大政奉還されたわけですが、外圧に弱く、あっという
間にうち続く戦争へ突入。外交べたは英国から指摘され、ドイツに説明を受
け・・・という。派兵に途切れがありませんでした。現代でも欧米列強は、
ず~~っと弱肉強食の理屈・・力こそが正義・・で派兵し続けていますね。
今はウクライナや中東です
ですが・・本当に地上の生命が弱肉強食ルールに規定されているのであれば、
何故人類はこんなにも虚弱なのですか?牙もなく鋭い爪もなく、速く走れる
足もなく、高くジャンプもできず、そこらの細菌やウイルスに体を蝕まれ・・
それなのに滅びる事もなく、今や人口過剰に悩むというww集団の力や知能
で立ち向かったからでしょうか?
”国”も同じような生命体と捉えると・・確かに今は軍事大国が幅をきかして
いるように見える。けれどもいつまでもそうでしょうか?日本は専守防衛に
特化し、在日米軍にカネを払い(このほうがお金の節約になるのだそうです)
その結果平和産業に邁進し続けてこれました。そしてアジア各国に技術援助
を含む援助を続けてアジア全体が浮上。そのために今や欧米はチャイナとい
う巨体を持て余す事態にwwアジアを食い物にするのは難しくなってきた。
次いでインドです。英国との結びつきは深いけれども、もしチャイナが内乱
で倒れても、インドは賢く動くように努めるはず。今はアメリカが南米を始
めとして世界各地に基地を持ち、英米の国際金融が世界を押さえている・・
けれどもチャイナやインドという巨体はもう完全には押さえきれないでしょ
う。下手を打てないww弱肉強食のルールを変えなければ、いつかは欧米が
やられる・・その事に速く欧米列強が気付き、ルール変更へと進むのを待つ
時期のようです。すでにシリア空爆のツケの難民爆弾により欧州は揺れてお
りますね。軍事という牙を引っ込めなければ自国が平和的?に侵略されてし
まう。
やはり日本の歴史は必然があって積み重なってきたと思うのです。欧米列強
や国際金融の外圧は未だに強いですが、明治の時代よりも、翻弄される事を
利用するくらいの経験を積んできたはずだし?ww、アジアの巨人達もいる。
牙を引っ込める事を西アジア(中東)を相手に学習中の欧米~大きくラフ
に捉えるとこういう状況・・とも考えられるw・・。
日本は専守防衛に努め、内政は政権に任せ、外政は政権と皇室の二重外交で
(今もそうですが)あたり、ゆっくりと諦める事なく自国らしくいけばいい。
英国のように、不成典憲法がよいかとww今までの憲法は経験則として活か
すと。(どうやらワイマール憲法というのが大きな下敷きらしいのです。)
憲法云々で内紛を起こしていい時期でもありませんし、改正や削除は日本ら
しく、100年位かけてもいいのじゃ~ないかな?既に70年間機能してき
た。問題点は改正するとして、魔改造するのが日本流では?wwバッサリ否
定するのはチャイナっぽいww
弱いはずの人類が地上で幅を効かせた理由は・・社会の形成によると考えま
す。ですから、よりよい社会を目指し続ける努力が人類を・・あるいは日本
を助ける道ではないでしょうか。・・その努力を無駄だと思わないで下さい。



zipangu

No title
占領した国の憲法を作ることは当時の国際法違反であったはずです。日本国憲法を日本人が作ったように洗脳されているから、平和憲法を守れとかとんでもない主張がまかり通っています。誠に残念です。

No title
たった今、東日本震災追悼式典で天皇陛下のお言葉を賜ったのをNHKが流していましたが、スタジオに切り替わった時、目を疑いました。
女性アナウンサーはグレーのワンピースらしきを着ていましたが、メインらしき男性アナウンサー、ネクタイもせず開襟にしてブルーの毛糸のベストがボタンをしてないジャケットから鮮やかな色を見せてました。
なんなんでしょうね。バラエティーかなんかの番組のつもりなんでしょうかね。誰も意見もできない職場なんでしょうかね。
当然、かしこまった服装で臨むべきと思いますが、皆様はどう思われますか?

ポッポ

No title
>幸い、「占領統治服務規程」も、言論の自由は認められています。

しかし、大阪市ではヘイトスピーチ条例が成立し、川崎市でもその動きがあるとか、日本の表現の自由を守らなければならないと思います。
そしてもう一つ、先日、昭和天皇の生首写真を公開した事件がありました。

これは、到底、容認できることではありません。
いかに、くずの韓国人であろうと、品性のかけらもない韓国人であろうと、捏造した事柄を理由に天皇陛下の写真を、生首にすることなど許せることではありません。
こんな輩のために、ヘイトスピーチ条例などを作って、大阪市は恥ずかしくないのかと思います。

また、国際女子差別撤廃委員長は日本人の女性です。こんな女性が、天皇に女性はなれないと主張したため、日本は危うくこの委員会から女性天皇の可能性を勧告され掛けたのです。(幸い、問い合わせの際にその理由を適正に説明したところ、韓国は回避されたそうです。)

国際女子差別委員会も含めて、国連への拠出は半額程度に絞る必要があると思います。

junn

No title
女性天皇論は、ジェンダー・フリー(性差破壊)革命の一つ
http://hepoko.blog23.fc2.com/blog-entry-133.html



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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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E-mail info@musubi-ac.com
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