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「WGIP」というのは、「War Guilt Information Program」の略称で、日本人に戦犯意識を刷り込むように占領軍が計画・実行した情報戦略プログラムです。
この「WGIP」は、戦後長いこと「実在が疑わしい」とされてきました。
ところが、2015年に近現代史研究家の関野通夫先生が冒頭の写真にあるような「War Guilt Information Program」と現実に書かれたGHQの指令文書等を発掘したことで、戦後の左翼の隠蔽工作が白日の下に晒され、その実在が証明されたものです。
この「WGIP」に、「30項目の報道規制」というものがあります。
一覧は下に付しますが、その中の17番に「神国日本の宣伝の禁止」が書かれています。
そしてこれに伴う「四大教育司令」として、
・国家神道や神社神道に対する政府の保証や支援、保全などの廃止
・修身授業の停止
が唱えられています。
これにより、占領統治下の日本国内において、修身の授業が廃止され、また日本古来の神道が、一宗教法人の扱いになるというおかしな状況が生まれています。
世界の歴史ある諸国に、修身や道徳といった徳育を成すための教育を「要らない」としている国はありません。
その授業がないとしたら、中共か韓国くらいなものです。
あそこは、そういう授業があっても、そこで学んだことは単に自己都合を正当化するための能書きにしか用いられないという、大昔からの伝統があります。

神道については、そもそも日本に「宗教」という造語が生まれたのが幕末頃のことで、英語の「Religion」を翻訳する際に、仏教用語から「宗教」という文字が充てられたものです。
仏教用語の「宗教は」、仏教を信仰する際の「おおもとの教え」という意味で、単に教義だけを指す言葉だったのですが、これが「Religion」の訳語となり、明治2(1869)年のドイツとの修好通商条約締結の際の訳語とされてから以降、宗教一般を指す用語として定着したと言われています。
一方、「Religion」は、もともとの語源はラテン語の「religens(没頭する)」から派生した語で、ラテン語で「re-」が「繰り返し繰り返し」という意味ですから、ある事柄に繰り返し没頭するもの、という意味の言葉が「Religion」になったわけです。
つまり、毎週日曜学校に行くとか、神様に祈りを捧げるとかの行為が「繰り返して没頭する」から「宗教」というわけです。
もともとの仏教用語としての「宗教」の教えの根本といった語彙と、ラテン語の「religens(没頭する)」ではだいぶ趣旨が違いますが、両者が合わさることによって、「没頭すべき教えの根本が宗教」という意味になってしまったのは、果たしてその後の日本にとって良いことであったかどうかは疑問です。
そういうわけで「宗教」が幕末から明治初期にかけてできあがった概念であるのに対し、日本には上古の昔から神道がありました。
これは漢語にしたら「神道」ですが、もともとは「神ながらの道」です。
「神ながらの道」は、八百万の神々への感謝の道でもあります。
八百万の神々は、森羅万象の一切のことですから、森羅万象一切への感謝の気持ちを、生きる道にまで高めた日本的思想です。
「WGIP」は、これを否定したわけですから、戦後の日本人や、この「WGIP」のままに活動しようとする敗戦利得団体の日教組あたりが、感謝の心を否定してしまう団体に成り下がるのは、無理からぬことです。
感謝の心の反対は、傲慢で自分勝手な心ですが、たしかに日教組を始めとした敗戦利得団体やその思想は、そのすべてが「傲慢で自分勝手」なものになっています。
国民の誰もが「傲慢で自分勝手」に成ってしまったら、果たして国はどのような国になるのでしょうか。
その答えも、実は『古事記』に書かれています。
「狭蝿なし悪鬼悪神がはびこる」とあります。
まるで狭いところにたくさんの蝿が群がって飛んでいるかのように、うるさくて不潔で、誰もが自分個人の欲望のとりこになって、他人を犠牲にしてはばからない。
誰かが富を独占すれば、その他大勢は、誰もが貧困になります。
その貧困な者たちが、それぞれ身勝手をぶつけあえば、世の中から安心は消え失せます。
日本人に限らず、世界中の民衆の誰もが、安心して安全に、そして豊かに暮らしたいと願っているのだと思います。
そしてそのために日本が上古の昔からどのようにしてきたかというと、その民衆を「おおみたから」とし、民衆が豊かに安全に安心して暮らせる社会を築くことが、人の上に立つ者の使命とされてきたのです。
それが万古不易(ばんこふえき)の人の「正しい道」であると思います。
日本の通貨の円は、世界三大通貨の一角をなす世界的な信用と信頼のある通貨です。
その日本が、日本らしさを取り戻すことは、民衆がほんとうの意味で大切にされ、民衆が豊かに平和に暮らせる社会を実現することにつながるのだと思います。
逆に、強い通貨を持つ日本が、そうした「正しい道」を忘れてしまえば、日本は精神面における貧困を招き、それは経済面における貧困となって近い将来に現象が現れることになります。
豊かで安心して安全に暮らせる社会というものは、意図して作らなければならないものです。
そしてそのつくるための道を間違えれば、結果として、そこにはウシハク社会しか生まれない。
このことは、有史以来、人類社会が世界中で国家を形成してはつぶし、形成してはつぶしという繰り返しの中で明らかに証明されていることです。
逆にいえば、日本がなぜつぶれなかったのか。
そのことへの自覚を、私たち自身が取り戻すことなのではないかと思います。
正しい道への自覚が、日本を取戻すのです。
それが日本人が、豊かに安全に安心して暮らせる唯一の道なのです。
****
「GHQ四大教育指令」
1.総理大臣他公職にある人が神社に参拝し真榊等を奉納したりする際は私費でおこなうこと
2.GHQの政策に反対する教職員や官僚の公職からの追放
3.国家神道や神社神道に対する政府の保証や支援、保全などの廃止
4.修身、日本歴史、地理の授業の停止
「WGIP30項目の報道規制」
1.連合国最高司令官に対する批判
2.極東国際軍事裁判(東京裁判)批判
3.GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
4.検閲制度への言及
5.アメリカ合衆国への批判
6.ロシア(ソ連邦)への批判
7.英国への批判
8.朝鮮人への批判
9.中国への批判
10.その他連合国への批判
11.連合国一般への批判(国を特定しなくても)
12.満州における日本人の取り扱いについての批判
13.連合国の戦前の政策に対する批判
14.第三次世界大戦への言及
15.冷戦に関する言及
16.戦争擁護の宣伝
17.神国日本の宣伝
18.軍国主義の宣伝
19.ナショナリズムの宣伝
20.大東亜共栄圏の宣伝
21.その他の宣伝
22.戦争犯罪人の正当化および擁護
23.占領軍兵士と日本女性との交渉
24.闇市の状況
25.占領軍軍隊に対する批判
26.飢餓の誇張
27.暴力と不穏の行動の扇動
28.虚偽の報道
29.GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
30.解禁されていない報道の公表

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コメント
ムーミン親父
現在でも、政府より「ローマ法王」の言葉を信じ、私の意見に耳を貸しません
次の世代の子供には、日本人の誇りを取り戻してほしい
2016/03/18 URL 編集
WGIP30項目の報道規制は初めて見ました。
ありがとうございました。
此れでまた一つ、頭の中の靄が晴れました。
2016/03/15 URL 編集
「ど」の字
何もかも「日本が悪い」であの戦争を総括してしまう。
その行く末が現在の米国ですから、「天網恢恢」という言葉は本当だったのだなと慨嘆せずには居られません。
★
例えば、日本の民間人を遊び半分で銃撃した米軍戦闘機パイロット。
彼らは、本来なら長く米国を支えるエリートオブエリーツだったはずです。
米国至高のエリート軍人が為した非人道と命令違反を罰しなかった米国。
無抵抗な人を撃つ楽しさを覚え、しかも罰せられなかったエリートたちのその後の人生、一体どうなったのでしょう?
★
例に挙げるなら、まだまだ似たような事例はありますが。
一事が万事、この調子です。
これで米国が傾かなかったら、おかしいくらいのものです。
WGIPの件も、その長い失敗例のリストに名を連ねたに過ぎません。
嘘を吐いた事、嘘を吐くことを権力が強要した事は、今後長く米国を苦しめるでしょう。
願わくば、日本は「ああ」ならないように。
米国の失敗は、良く良く目に焼き付けておくべきです。
2016/03/14 URL 編集
ポッポ
よく考えてみると、この神さんは日本の神道のことで、仏さんの部分に仏教からキリスト教やイスラム教までが含まれていました。
20年程前にある権宮司さんの講演を聴いたときに、日本の神道は宗教としては進化していないと言われ、その理由は多神教であるとのことでした(国家神道に含まれるものです。)。
そして、祖母の言う仏さんは仏教であり、これは個人によって信心するものですが、通常は神と言われるキリストやアッラーも御釈迦様と同じ扱いでした。
判りにくくなりました。要するに、日本人は八百万の神を拝む神道は宗教以前に尊崇の念を以て接しているが、その他の神様や仏様を宗教と、捉えていると思うのです。
WGIPは、日本を破壊するために終戦後にGHQがソ連から米国までを使った手段だと思います。これに、3S政策も加味されます(3S政策については、https://www.youtube.com/watch?v=w30RSuafR1Msを御覧ください。)。
こんなものを占領軍が終戦後に行えば、日本の愛国政治家は日本のために何かできることがあるのでしょうか? 例えば、自分が米国人になったとして、日本を貶めようと考えることは何でもできます。
ですから、李承晩が「我々は戦勝国民だ」とまで言えたのです(さすがに、これは米国から否定されました。)。「竹島は韓国のものだ」として、武力占領もできたのです。
検閲はしないと言いながら、プレスコードやラジオコードで検閲し、日本の歴史書を焚書もできました。まっとうな、歴史学者を教育から排除し、代わりにソ連の意を受けた、日教組教育の種をまきました。
おまけに、日本人が日本の国を、守ることすらできない憲法を制定させました。ハーグの戦争条約の遵守なんてどこにもないのに、これが民主主義は正しいとして、国民を教育したのです。
それでもこの時代、反日の李承晩は慰安婦のことなど問題にもしていませんでした。
ソ連から米国までが日本を貶める政策は、それがいかに酷かったと言うことは、いまでもこれをマスコミが利用して、報道しない自由や曲解して報道すること、さらに日教組が自虐と反日に道が教育を行うことに、残渣として残っているように思います。
2016/03/14 URL 編集
えっちゃん
今年、来年と隠してきた事が白日にさらされるという年であると言われています。
まさに、どんどん、出てきているのですね。
関野通夫先生が指令文書等を発掘されたのも、そのひとつなのでしょう。
それを知り、「正しい道への自覚が、日本を取戻す」なのですね。
FBでシェアさせていただきました。
2016/03/14 URL 編集
junn
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/6bd6c42a0eafb1490033d468985b5ed5
2016/03/14 URL 編集
♪
"re-"は「繰り返し」の意味よりは強意、「強く~する」といったところ。
"ligo"は「結びつける」の意で、手元の羅英辞書には"to tie, bind, bind together, bind up, bandage, bind fast"とあります。
要は"religion"とは「人と人とを強く結びつけるもの、紐帯」の意味です。ある意味「絆」との関連を想起させますがそのようなニュアンスで捉えられるたかは不明です。
「religion」が「宗教」となったのは、様々な宗旨の人間が集住する現代的な都市生活に変化してきたことと関わりがあります。あるいは古代より国際的な都市では様々な宗旨の人間が離合集散してきたから、目の前にいる人間が信用できる人間か否かを手っ取り早く判断するためには、相手の宗教を尋ねる必要があったから、そうした都市では「宗教」とは多くの宗教を含む集合概念でした。
ところが19世紀あたりの欧・米で、「宗教=the religion」といえば、これはキリスト教でした。「皆が信じているもの」といえばキリスト教しかなかったからです。
実際"religion"は、使われる文脈、定冠詞か不定冠詞か、で意味・ニュアンスが相当に異なることがあるので、読み解く時は注意が必要です。
2016/03/14 URL 編集