ビートルズ日本公演50周年

20160623 中山成彬2


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20160630 ビートルズ


昨日今日と、ビートルズの来日50周年を記念して、武道館で『来日50周年記念 日本武道館公演「ザ・セッションズ」~ザ・ビートルズ at アビイ・ロード・スタジオ~』が開催されています。
この公演は、昭和41(1966)年6月30日から7月2日にかけて武道館で行われたビートルズのコンサートを記念してのものです。

ビートルズの世界的な人気はいまさら言うまでもありませんが、もともとデビュー当初はアイドルグループと認識されていたビートルズが、後年に行くに従って、まさに世界史に残る偉大な存在とされるようになったことには理由があると思います。

ビートルズの歌は、歌詞が日本的なのです。
というより、西欧的一神教的ドグマを否定して、日本的思想が歌詞に盛り込まれているのです。
もちろん曲も良いです。
しかし、そこに文化的メッセージ性が、極めて濃厚です。

たとえば「イマジン(Imagine)」です。

*****
Imagine there's no Heaven
(想像してごらん 天国なんてないよ)
It's easy if you try
(簡単だよ。やってごらんよ)
No Hell below us
(地面の下に地獄なんてないよ)
Above us only sky
(ボクたちの上には、ただ空があるだけさ)
Imagine all the people
(みんなもさ、想像してごらんよ)
Living for today...
(ただ今を生きているんだって..)


Imagine there's no countries
(想像してごらん 国なんてないって)
It isn't hard to do
(そんなに難しいことじゃないよ)
Nothing to kill or die for
(殺す理由も、死ぬ理由もない)
And no religion too
(そして宗教もない)
Imagine all the people
(みんなもさ、想像してごらんよ)
Living life in peace
(ただ平和に生きているって...)

You may say I'm a dreamer
(ボクのことを夢想家って思うかな)
But I'm not the only one
(でもボクは一人じゃない)
I hope someday you'll join us
(君だっていつかみんなと仲間になって)
And the world will be as one
(きっと世界はひとつになるんだ)

Imagine no possessions
(想像してごらん 何も所有しないって)
I wonder if you can
(君ならきっと出来るよ)
No need for greed or hunger
(欲張ったり飢えることもない)
A brotherhood of man
(人はみんな兄弟なんだって)
Imagine all the people
(想像してごらんよ みんなが)
Sharing all the world
(世界を分かち合うんだって...)

You may say I'm a dreamer
(ボクのことを夢想家って思うかな)
But I'm not the only one
(でもボクは一人じゃない)
I hope someday you'll join us
(君だっていつかみんなと仲間になって)
And the world will be as one
(きっと世界はひとつになるんだ)
*******

西洋的な唯一絶対神のもと、天国と地獄があり、人は裁きを受けるものとされてきた西洋界にあって、この歌の歌詞は、どうみても八紘一宇とおおみたからです。
神がいて、その神の下に人がいるというのは、上下関係、支配と隷属の関係です。
そして権力者は、神の代理人です。
代理人ということは、この世において神そのものの権威権力を行使できる存在ということで、西洋における大衆運動というのは、ずっと、この支配と隷属による圧迫感との戦いの歴史であったということができます。

ところがビートルズは、そうした西洋的な神と人との長い歴史の戦いに、見事に簡単に終止符を打ってしまったのです。
それが、「人こそが大事」という歌によるメッセージです。

宗教や思想にかぶれるのではなく、人々が協力しあうことがたいせつ。
宗教や思想のために人を殺す社会じゃなくて、人そのものがたいせつ。
欲張りのお金持ちがすべてを牛じるのではなくて、老いも若きも金持ちも貧乏人も、みんなが協力しあうことがたいせつ。

そういうメッセージを、ビートルズの歌は、世界に向けて発信したわけです。

ビートルズは、英国のサウンド・グループですが、その英国は、王とキリスト教が入ってくるまで、ケルト人の国でした。
そのケルト人の信仰は、日本と同じ多神教です。
ありとあらゆるものに、精霊が宿るというのが、ケルト信仰です。

英米のファンタジー映画などに、妖精がたくさん出てきますが、それらはキリスト教の神々ではなく、ケルト信仰の神々です。
ディズニー・アニメでも、様々な妖精たちが登場しますが、それらの背景は、英国のケルト信仰が母体になっているといわれています。

ちなみに魔法使いのおばあさんといえば、黒い服を来て、鼻が高くて長くて、黒のつば広帽子をかぶっている姿で描かれますが、あれはもともとは、ケルトのお医者さんの服装、習俗です。
要するに、西洋の中世において、医者の姿が、魔女のスタイルとされたわけです。
簡単に言ったら、いまのお医者さんの白衣姿が、カルトの魔法使いの服装として、リンチ私刑の対象になったようなものです。

あるいみ、とてもおそろしいことですが、それでも古い時代からのケルトの信仰は、アイルランドやウエールズ、スコットランドに残り続け、それがビートルズの時代になって、日本的多神教の教えとリンクすることで、ビートルズという媒体を経由して、世界にその文化が拡散されたわけです。

その意味では、私は、ビートルズの人気は、単に歌謡グループサウンズとしての人気というよりも、古くて新しい価値観の提示による、いわば新たな信仰に近いメッセージ性の人気だったのではないかと思います。

歌でもアニメでもそうなのですが、多くの人が納得するのは、それらに込められた文化性です。
いくら歌が上手でも、絵がきれいでも、そこに文化性がなければ、世界の人々は納得しません。
ですから日本アニメが人気だからと、韓流アニメがその模倣をしても、世界ではまるで相手にされない。
日本人がアメリカ文化の模倣をしても、世界からは相手にされない。
逆に日本のど演歌が、いま全米で人気だったりします。

私たち日本人には、世界最古の国家としての古くて長い文化があります。
日本人がその文化性を取り戻し、日本人一人一人が、日本の文化を世界に向けて堂々と発信できるようになったとき、おそらく世界は変わる。

日本の外務省の弱腰外交は、常に批判の的ですが、これは外務省に限ったことではなく、日本政府自体、もっというなら日本人自身が、日本文化を空気のようにそこにあるあたりまえのものとしか考えて居らず、その深味や凄味を具体的な形として理解していないといえるのではないでしょうか。

日本を取り戻すということは、お茶やお花を取り戻すということではなく(もちろんそれも大切なひとつですが)、日本が上古の昔から育んできた日本的精神性のカタチを取り戻す。
あるいはそれを日本の常識化するということではないかと思います。
私はそのように思っています。

20160623 中山成彬2


20151208 倭塾・動画配信サービス2


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コメント

天海

どう読んでも
神道、というよりも、グローバル、ニューワンオーダーの世界観のようですが、、、気のせいか?

-

No title
来日50周年記念コンサートは中止されています。

http://sessions-japantour.com

にっぽんじん

犯罪者には処罰を
中国は南シナ海を独り占めにする国際法違法行為を強行しています。12日に出される国際仲裁裁判所の司法判断にも従わないと言っています。法に従わない者は罰せられるべきです。

中国を恐れて世界が処罰しなければ不法国家が後を絶たなくなります。弱小国家には法に従わせ、力の強い国には法を曲げる。このような世界を作るべきではありません。

中国が国際法を守らないのであれば、国連が制裁すべきです。たとえ経済的にリスクがあっても、守るべきことは守る必要があります。それが正義というものです。正義が通らなければ闇になります。

junn

No title
2030年までに海中の酸素レベルが著しく減ってしまう可能性
https://gunosy.com/articles/R8zz6
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
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出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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