天皇陛下のおことば



20160720 日本史検定7期

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20160808 おことばを述べられる天皇陛下


昨日午後3時、天皇のお言葉が発せられました。
まずその全文を公開したいと思います。
この文は、宮内庁のHPで英文とともに公開されているものです。

*******

【象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば】
(平成28年8月8日)
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12</u>">http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12

戦後70年という大きな節目を過ぎ,
2年後には,平成30年を迎えます。
私も80を越え,
体力の面などから様々な制約を覚えることもあり,
ここ数年,
天皇としての自らの歩みを振り返るとともに,
この先の自分の在り方や務めにつき,
思いを致すようになりました。

本日は,
社会の高齢化が進む中,
天皇もまた高齢となった場合,
どのような在り方が望ましいか,
天皇という立場上,
現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,
私が個人として,
これまでに考えて来たことを話したいと思います。

即位以来,
私は国事行為を行うと共に,
日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の
望ましい在り方を,
日々模索しつつ過ごして来ました。
伝統の継承者として,
これを守り続ける責任に深く思いを致し,
更に日々新たになる日本と世界の中にあって,
日本の皇室が,
いかに伝統を現代に生かし,
いきいきとして社会に内在し,
人々の期待に応えていくかを考えつつ,
今日に至っています。

そのような中,
何年か前のことになりますが,
2度の外科手術を受け,
加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から,
これから先,従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合,
どのように身を処していくことが,
国にとり,
国民にとり,
また,私のあとを歩む皇族にとり
良いことであるかにつき,
考えるようになりました。

既に80を越え,
幸いに健康であるとは申せ,
次第に進む身体の衰えを考慮する時,
これまでのように,
全身全霊をもって
象徴の務めを果たしていくことが,
難しくなるのではないかと案じています。

私が天皇の位についてから,ほぼ28年,
この間私は,
我が国における多くの喜びの時,
また悲しみの時を,
人々と共に過ごして来ました。

私はこれまで天皇の務めとして,
何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが,
同時に事にあたっては,
時として人々の傍らに立ち,
その声に耳を傾け,
思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。

天皇が象徴であると共に,
国民統合の象徴としての役割を果たすためには,
天皇が国民に,
天皇という象徴の立場への理解を求めると共に,
天皇もまた,自らのありように深く心し,
国民に対する理解を深め,
常に国民と共にある自覚を
自らの内に育てる必要を感じて来ました。

こうした意味において,
日本の各地,
とりわけ遠隔の地や島々への旅も,
私は天皇の象徴的行為として,
大切なものと感じて来ました。

皇太子の時代も含め,
これまで私が皇后と共に行おこなって来たほぼ全国に及ぶ旅は,
国内のどこにおいても,
その地域を愛し,
その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ,
私がこの認識をもって,
天皇として大切な,
国民を思い,国民のために祈るという務めを,
人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは,
幸せなことでした。

天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,
国事行為や,
その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,
無理があろうと思われます。

また,天皇が未成年であったり,
重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,
天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。
しかし,この場合も,
天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,
生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

天皇が健康を損ない,
深刻な状態に立ち至った場合,
これまでにも見られたように,
社会が停滞し,
国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。

更にこれまでの皇室のしきたりとして,
天皇の終焉に当たっては,
重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,
その後喪儀に関連する行事が,1年間続きます。

その様々な行事と,
新時代に関わる諸行事が
同時に進行することから,
行事に関わる人々,
とりわけ残される家族は,
非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。
こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが,
胸に去来することもあります。

始めにも述べましたように,
憲法のもと,天皇は国政に関する権能を有しません。
そうした中で,
このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ,
これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,
相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,
そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,
安定的に続いていくことをひとえに念じ,
ここに私の気持ちをお話しいたしました。
国民の理解を得られることを,
切に願っています。

********


まず、天皇陛下のお言葉を、我々国民があれこれと忖度することは、ご不敬にあたると思います。
ですから、陛下のお言葉は、我々国民は、ただ受け入れるべきものである、ということを先ず申し上げたいと思います。

そのうえで、天皇の御肉声のことを、玉音(ぎょくおん)と言います。
ときの天皇が「全国民」に向けて玉音を発せられたのは、日本開闢以来たったの三回しかありません。
最初が昭和天皇の、昭和20年8月15日の終戦の玉音放送。
二番目が、今上陛下の平成23年3月16日の東日本大震災のあとの「天皇陛下のおことば」。
三番目が、今回の「天皇陛下のおことば」です。

終戦の玉音放送が、ものすごく大きな意味のあるものであったことは、いまさらご説明の必要はないことと思います。
5年前の東日本大震災のときの玉音放送は、東日本大震災という未曾有の国難に際して、当時の菅内閣が完全に機能不全に陥る中、陛下のお言葉は全世界に配信され、その結果、米軍が「お友達」と称して、日本に上陸しました。
総理官邸は、当時、米軍の上陸を断りました。
自衛隊の出動さえ、首相の命令のないままに、実は将独自の判断で初期出動がなされていたのです。
国家の非常時に、官邸が何もしない、何もできないなかで、自衛隊と米国政府が共同して、救助活動ができるようになったのは、ひとえに天皇陛下のお言葉のおかげです。

少し考えたらわかりますが、これは実はたいへんなことです。
もし日本の自衛隊が、中共や北朝鮮に、それぞれの政府の了解もなく勝手に上陸して作戦行動を開始したら、これは、国際問題になります。
けれど、東日本大震災の際は、その米軍のおかげで、多くの日本人の命が現実に救われました。
また、それにより、他国の軍隊が日本国土内で活動しているという現実を前に、ときの日本政府も自衛隊の活動を追認せざるをえなくなったのです。
そのおかげで、どれだけ多くの人の命が救われたか。

三度目が今回の玉音放送です。
このお言葉も、実に大きな意味を持ちます。
テレビなどを見ていると、コメンテーターさんは、ただ陛下が譲位を求めたお言葉と、故意にお言葉を矮小化させようと誘導していますが、実は本当はたいへんなことです。

なぜたいへんかというと、今上陛下はこの玉音放送を、ビデオメッセージという形で、全国民はおろか、全世界に向けて発信されているからです。
そして引退とか退位、譲位というお言葉こそお使いになられなかったものの、「80を越え」というお言葉を二度繰り返し、殯(もがり)や葬儀などの例をあげて、その必要をお話になられました。
内容は、論評の隙がないほどに、陛下のお言葉は正論です。
天皇陛下は、1800字程度の「お言葉」のなかで、「象徴」という言葉を14回も繰り返され、憲法のもとに忠実にその職責を果たされてこられたことに触れられています。
つまり天皇の存在は、憲法のもとにあることを意味します。
ところが天皇の退位や生前譲位に関する規程は、日本国憲法はおろか、皇室典範にもその記述はないのです。

ここに論理の矛盾があります。
「象徴天皇」が憲法下の存在なら、譲位はできません。なぜなら規程がないからです。
ところが陛下は、譲位せざるをえないということを、繰り返し述べられています。

この場合、日本国政府および日本国民ができる選択は4つしかありません。
1 憲法を改正する。
2 皇室典範を改正する。
3 新法をつくる。
4 放置する。
 

1を行うには、あまりに時間がなさすぎです。
憲法を変えるには、国民投票が必要になるからです。

2は、現状では第四条に「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」とあるだけで、生前退位、生前譲位に関する規程がありませんから、これを国会で改正することになります。
国会立法という意味では、3の新法で対応するも同じです。
内閣で起草し、国会がこれを承認決議して、施行となるという手順になろうかと思います。

ところがこれは重要な問題を引き起こします。
つまり天皇であれば、天皇の国事行為は、憲法でがんじがらめに縛られています。
けれども、生前に天皇をご譲位されたあと、前天皇がいかなる地位となるのかが問題になります。
これは上皇等の呼び方の問題ではなく、退位後の天皇は、国事行為の範囲でなければ活動できないのではなく、私人として、自由な行動が保証されることになるからです。

天皇の国際的な影響力は計り知れないものがあります。
あえて申し上げるならば、日本国総理大臣の数倍、もしくは数千倍の影響力がある御存在です。
その影響力を持ったまま、譲位後の天皇は自由な活動が可能になるのです。
このことを皇室典範や新立法で阻止することはできません。
なぜなら、天皇の国事行為の制限は、憲法上の規程だからです。
退位後の天皇の行動だけを法で規制することは、不可能です。

そして4の放置も不可能です。
今上陛下は、全世界に向けてメッセージを発せられたのです。
放置をすれば、日本国政府は、世界に向けてその信用を著しく劣化させます。
そしてこのことは、二つの特殊な国を除いて、世界における日本の地位を低下させることになります。
日本人の多くは、日本を立憲民主主義国家だと思っていますが、世界は日本を君主国と見ているのです。

そして今回の天皇陛下のお言葉は、私たち国民に対して、陛下が「憲法に規程されていないことが、世の中で現実に起こりうる」ということを明確にお示しになられたということを意味します。
つまり憲法があって国家があるのではなく、国家や憲法よりも、もっと上位のものがある。
憲法が全てであって、憲法さえ守っていれば万事安泰ということでは決してないのだということを、このたび陛下は身をもってお示しになられたということができます。

少し詳しく述べます。
今回のお言葉において、陛下は冒頭で、「天皇という立場上,現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,私が個人として,これまでに考えて来たことを話したいと思います」とお話になりました。
憲法に規程された国事行為のみを行う天皇ではなく、天皇個人としてのお考えを、全国民に向けて、そして全世界に向けて発信されたわけです。
そのことの重みを、まず考えてみる必要があります。

「個人としてのお考え」とは何かといえば、「憲法下の象徴天皇として誠実にこれまでやってきたけれど、年齢的にもう退位譲位をしたいし、そのようにすべきだ」というものです。
ところが、それが現行憲法や皇室典範では不可能だと、おっしゃられておいでになるわけです。

ということは、憲法や皇室典範の規程は、実態にそぐわないということです。

それならば、天皇は本来であれば、政府等に命じて、これを修正させれば良いはずなのですけれど、それは天皇は国政に介入してはならないという現行憲法上、やってはいけないことになっているわけです。
必要があるのに、それができないということは、憲法および皇室典範の不備です。

つまり今上陛下は、現行憲法および皇室典範の不備を明確にご指摘されたことになります。
しかもそれを、「個人としての考え」と言いながら、全世界に向けて発声されたわけです。

このことがもたらすメッセージの意味は重大です。
世界中から尊敬されている日本国天皇が、明らかに戦後日本の政府に対しての不満を述べておいでになるからです。
このことを陛下は、
「日本国憲法下で象徴と位置づけられた」
「憲法の下もと,天皇は国政に関する権能を有しません」
と二度に渡って述べられています。

要するに端的にいえば、自分は憲法通りにやってきたけれど、憲法の記載には明らかな無理があると、身を持ってご指摘になられているわけです。

保守の中でも、憲法に関しては、憲法無効論、改正論で割れています。
しかも、憲法を今後どのようにしていくかについても、意見は割れていて統一的なものはいまだにできていません。
けれど、現行憲法の成立過程云々や、今後の憲法の在り方の議論以前の問題として、誰が見ても不備があるなら、それを変えるのは当然のことです。
矛盾や不備があっても護憲と叫んで思考停止に陥ることは、マヌケなことです。
矛盾や不備があれば、どんどん変えていくのが、本来あるべき姿です。
ところができない。
政府にも、国民にもできない。

日本は、どこまでも天皇あっての国であり国民です。
これを取り戻していくことが、私たち臣民の使命です。

今後、国の内外から大きな圧力が生まれることと思います。
それにより、天皇は憲法よりも上位の存在でなければならない。
それがシラス国日本の本来の在り方です。
今回のことを契機に、日本が本来のあるべき姿に一日も早く戻ることを期待します。

20151208 倭塾・動画配信サービス2


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コメント

m!sh

No title
ここのコメントを読んでいると、皆あまりにも天皇陛下のお言葉を批判し過ぎのような気がします。

今上天皇は、こういう言い方はちょっとアレですけど、80過ぎのおじいちゃんなんですよ?
普通の日本人は歳をとるにつれて、自分がいなくなった後の子どもや孫のことを心配して、不安になって、できるだけ迷惑を掛けたくないと考えて「葬儀は質素で良いよ」とか言ってしまうものだと思うのですが…それがそんなにおかしいことですか?
歳をとって先のことを考えて気が弱くなってしまうのは当たり前のことだと思うのですが。

ネット上では「天皇陛下の今回のお言葉は憲法違反」だとか「象徴がこんなこと言うなんて」みたいな意見までありましたが、天皇を何だと思ってるんですか。
今回、陛下は「体力がきつくなってきて公務に差し支えが出て来ています。『察してください。』」と仰っただけでしょう。これに関しては8月9日の西さんの「譲位は特例措置で」というコメントに同意します。
ただ、喪儀に関連する行事については、日本で伝統的に行われてきたのですから変えるべきではありません。これに関しては、日本国民は天皇陛下のお気持ちを理解しつつ、これまで通り行わせてくださいとはっきりと言うべきです。経済停滞についての言及もありましたが、天皇の喪儀なのだから多少の停滞は当然ですし、何より、そういったものも含めてここは日本という国なのだと私は思っています。
なぜか最近の日本人は、マイナス面は全て削ぎ落としていくという非常に欧米的な考え方の人が多くなってきていますが、マイナス面も他方から見れば美点になりますし、もう少し視野を広げてほしいと思います。

最後少し話が逸れましたが私が言いたかったのは、天皇陛下を安易に批判するのではなく、『陛下のお気持ちに理解を示す』という過程をネット上であっても、もう少し大切にしてほしいということです。

歴史の真実

非掲載で結構ですが、小名木先生は是非お読み下さい。
反駁は一切排除ですか?
私は最近の宮内庁や御皇室と同様、先のコメント投稿者お二方の“オカシイ”意見は“オカシイ”と申し上げたまでのことなんですがね。

貴ブログも終わりましたね。
以前にも申しましたが、ブログランキングが下降の一途を辿るわけです。

がく さんも8/10に投稿されてましたが、私も下記のブログ主の主張こそ、まさに正論だと思いますよ。

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/9938202e6ee4c06a41f7fbb74fd2d4c2

天皇陛下万歳

No title
天皇と国民主権を崇めるそぶりを見せながら、護憲の天皇陛下と国民多数を思考停止やマヌケと白々しく中傷しない方がいい。
日本会議は普段から皇室を中傷し過ぎだ。

猫めでる婆

皇居半蔵門が重要ポイント
aramitamaさん

あなたのコメント中の
>上のコメントでは無知のあまり、天皇の代行で祭祀を行われている皇太子殿下がなにもやっていないようなことを書かれている方もいます。
とは、私のことを指すのでしょうか。
なにもやっていないならば、まだいいです。
今回の「山の日」記念式典は、もともと皇太子のみがご臨席予定でしたが、皇太子妃と愛子内親王が急きょ同行となり、会場となった松本市はてんやわんやの大騒ぎとなった模様です。
宮内庁のドタ出発表が9日ですから、11日の式典に合わせ現地はどんなに苦労したことでしょう、長野県民として憤りを感じます。
東宮職のトップである皇太子は、こんな好き勝手を何年も許し続けてきたのですから当然責任を取ってもらわなければ国民感情が許しません。
おそらく不眠不休で警備に当たった警察官の、心身両面のご無事を祈るばかりです。
暑い盛りでしたから、過労による殉職者などが出ていないか心配でなりません。

それから、もしあなたが私を無知とおっしゃるなら、平成の皇室に心痛め皇居半蔵門ウォッチャーまで目指す私に対して大変失礼ではありませんか。
なぜ皇居半蔵門が重要ポイントなのかといいますと、本来この門は天皇・皇后両陛下と皇太子ご一家だけが使用できる特別な門なのですが、陛下の思し召しがあればほかの皇族方もご使用になれます。
つまり、半蔵門を使用できる皇族方は天皇陛下にとって特別な存在という、陛下の御意思が全世界に向けて表されるわけです。
当然各国の大使館は本国にこの事実を報告して、外交上の基礎資料としていることでしょう。

正確に何年前からかはわかりませんが、皇位継承順二位・三位の親王がおいでになる秋篠宮ご一家に半蔵門使用が許されています。
ご訪問内容が私的である場合は、ご一家のほうでご遠慮して乾門を使うこともあります。
たかが門、されど門、陛下はご発言に制限がかかるお立場でありながら、このように分かる人には分かる御意思の表し方をなさっています。
いずれ皇太子ご一家が半蔵門使用を許されなくなる日が来るであろうと、自信をもってここに申し述べます。

それから、もう一点、
>昭和天皇は最後寝たきりになられて国事行為も、祭祀もできませんでしたが、それでも国は滞りなく回っていましたし、
とんでもないです。
自粛ムードで社会が停滞し、歌舞音曲はまかりならぬみたいな圧力がかかりコンサートや芸能人の結婚式まで中止になりました。
忘新年会は軒並み中止となったので飲食店が悲鳴を上げ、あまりの自粛圧力に恐れをなしておめでたい年賀状を出してもいいのかと本気で悩む人までいましたよ。
まだバブル崩壊前でしたから何とか持ちこたえられましたが、今度あのような国を挙げての消費活動停止が起きたら日本経済は壊滅するでしょう。
ところで、あなた、昭和天皇御崩御のとき、おいくつでしたの?
覚えてらっしゃらないのですか。

ゆき

海外に慰霊に行かれるのに○國神社にはなぜ行かれない
ねずさんのお立場上、お言葉を批判なさることができないこと、お察し致します

国学者であるねずさんからしたら、このお言葉の不自然な文体に気付かれないはずがない…しかしお立場上、批判はできないこと、
かまどから煙をみた天皇の逸話から、おおみたからを説くねずさんが、おおみたからより自分の家族が大事と宣う不自然さをお立場上ご批判なさることができないこと、お察し申し上げます

つまり、ねずさんのブログで学んだ私達が、気付く時なんですね!

祭祀王たる天皇が、祭祀はしない、でも炎天下のフィリピンで慰霊はする(しかし外国で散華した英霊も九段下にいる)、鬼怒川洪水の翌日に美術鑑賞には行幸できる

御公務がきついのなら、昭和天皇の時のように摂政をお立てになったらいいだけのこと

昭和天皇は実は既に年末にはお隠れになって、でも経済的混乱に配慮して、正月三が日から少し経った7日に崩御されたことにしたんだ、と当時囁かれていました

御自ら伝統破壊をするのは高祖神に対するご不敬ではないでしょうか

西様のコメント
〉革命勢力の「天皇制」を認める事に繋がったり、意図せず皇室や天皇陛下に対して不敬な行為、または皇室破壊につながる可能性もある為、「譲位」に関しては、細心の注意を払って、慎重に議論を進めるべきだと思います。

本当に、これに尽きます

aramitama

天皇陛下は譲位については仰っていません
ねずさん、いつも素晴らしいお話をありがとうございます。

今回も大変勉強になりました。
ただし1点だけ気になりましたのが、天皇陛下が譲位のお気持ちでいらっしゃるように書かれていたことです。NHKのスクープが出てからマスメディアは全て譲位ありきで変な造語をして報道していますが、陛下のお言葉に譲位の意思は表れていませんでした。もちろんそういうお気持ちをお持ちかもしれませんが全くその点にはふれていませんでした。しかし今国内だけでなく海外からも譲位の圧力がかかっています。これでは、明治期に皇室典範が出来た時に、他からの圧力で天皇が譲位することになってはいけないと懸念した通りとなってしまっています。

私は以前から皇室典範は、天皇と皇族にお返しするべきだと考えておりました。もちろん手放しではなく明治期に出来たような旧皇室典範の皇室会議が出来るようにすべきだと。明治期に出来た皇室典範では皇室会議は成年以上の皇族男子が中心でそこに内大臣、司法大臣、宮内大臣、枢密院議長が同席し天皇または他の指名された皇族が議長で行われました。当時は宮家が多かったから全員かどうかわかりませんが天皇と皇室がメインで行われた会議でした。ところが現在は会議のメンバーは10人でその中には皇族は二人しかいません。総理大臣と衆議院と参議院の議長と副議長、そして宮内庁長官と最高裁判所の長たる裁判官ともう一人の裁判官。そして有識者会議が開かれる時には、皇室や天皇について無知な人ばかりが集まっているという有様です。

天皇陛下は、
「我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ,
これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,
相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,
そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,
安定的に続いていくことをひとえに念じ」
とおっしゃっていますが、陛下だけでなく私達国民も陛下のおっしゃるように我が国の長い歴史を振り返らなければなりません。明治期に皇室典範が出来た時、我国の歴史や記紀を調べて各国の状況を参考にし練りに練られて造られたのが大日本国憲法と皇室典範です。ところが現在の私達は天皇や皇室について無知であり歴史に対しても無知なのに、色々と好き勝手に意見を言っており、これは一般人に限らず政治家等も相当な無知であるからこそ危機感を感じています。

無知のまま国の根幹に関わるとはいえ家庭法的性質もある皇室典範を天皇と皇室から取り上げたまま国民が好き勝手言ってその圧力でとなると愚民政治の影響まで出てしまいます。2000年あまり続いてきた歴史がそうなってしまっては日本は終わりです。

上のコメントでは無知のあまり、天皇の代行で祭祀を行われている皇太子殿下がなにもやっていないようなことを書かれている方もいます。天皇の代行もされる皇太子殿下と秋篠宮殿下では全く性質が違いますし御公務も違います。また皇太子殿下は天皇陛下と一緒には何処かへ行かれることはないのです。次の天皇となられる方をこのように知りもしないのに貶め、秋篠宮殿下と二つの勢力に分けようとして活動されている方々も多くいますし、陛下を貶める輩もいますから、陛下が現状ではこれからのことを心配されるのもごもっともなことだと感じています。

私は今年皇居の勤労奉仕に参加し、皇太子殿下を真近で拝見してその凛々しさに驚きました。殿下は宮中祭祀にも真摯に取り組まれていると聞いていましたが、祭祀をされている方ならではのオーラがあり、普段のお写真や映像とは全く雰囲気が違っていたのです。多分皇太子殿下も多くの批判分子の存在をご存知でしょうし、それは秋篠宮殿下、また天皇陛下におかれましても同様かと思います。私はそうしたことが、皇太子殿下の凛々しさをさらに増加させていると思います。

天皇の歴史をみれば天皇であるがため皇子であるがために悲劇に巻き込まれてしまった方々がたくさんいらっしゃいます。そして現在旧宮家を復活しない限り宮家も消滅するのみとなっています。そうした全てについて私達も勉強しなければならない、まずはそこからだと私は考えます。ちょっと知識を深めるだけで、天皇について理解できることは沢山あります。そうすれば良い状態にて皇室典範を天皇と皇室にお返しできるような形にもできるかと思うのです。天皇という人類の奇跡を途絶えさせないための中今を生きているのが日本人だと思います。天皇について考えることは=日本について考えることです。

昭和天皇は最後寝たきりになられて国事行為も、祭祀もできませんでしたが、それでも国は滞りなく回っていましたし、最後まで昭和天皇は昭和天皇でした。今上陛下はその事をよくご存知です。

たちばな

No title
天皇とは、神道の祭祀王たる方。
海外の王室とは訳が違うでしょう。
これを忘れている民が多いのではないでしょうか。と言うか、祭祀王であることを知らない国民も多いのでしょうね。
『天皇とは何はさておきまず祭祀』で、民を守るのが一番重要なお勤めのはず。
その祭祀王が「もがりが負担」? 驚きました。
しかも、「家族」に負担になる? 国父が国民をさておき「家族」ですか。
とても重要な祭祀ですよ、もがりって。(変換できなくて平仮名ですみません。)
今上陛下が負担に思ったのでしょうか?
だとしたら、先帝陛下に対してあまりにも失礼です。

祭祀王が「祭祀が負担」なんて言っていいんですか?
御命をかけて民を守るための祭祀をしてくださるからこそ、帝を敬愛し守ろうとしてきたのですよね。
祭祀を軽んじる皇室は要りません。
それで不敬だと言われるならそれで構いません。
神々の守りがないことが写真でもわかるような現皇太子夫妻が次代だなんて、絶対に認めません。

猫めでる婆

皇太子ご夫妻は健康診断の結果を公開してください
私はこのたびの陛下のお言葉を昭和天皇のご晩年と比べて、大変悲しい思いでお伺いいたしました。
昭和天皇はたびたび「東宮ちゃんがいるから大丈夫」と仰せられ、ご自身の老いについても鷹揚に構えておられたようです。
入江相政日記には、昭和天皇は儀式の際ミスをなさると「入江、間違えてしまった」とか、ある時は「入江、お漏らしをしてしまった」とか、ごく普通の高齢者としての日常がつづられています。

今回のお言葉の中に、
>私は国事行為を行うと共に,
>日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の
>望ましい在り方を,
>日々模索しつつ過ごして来ました。
とありますが、これは昭和天皇もご同様に模索された道であろうと畏れ多いことながら推察いたします。
ただお二方が決定的に異なっているのは、後に続く皇位継承第一位の親王に全幅の信頼を置けるか否かです。
現皇太子は否です。
嘘だと思うなら、宮内庁HPの皇室のご活動で皇太子同妃両殿下のご日程をご覧になってください。
ものの見事にスッカスカで、天皇・皇后両陛下や秋篠宮ご一家のご日程とは比べようもありません。
どうしてこんな惨状になったかというと、長年にわたる皇太子妃のドタキャン・ドタ出が原因で、ご臨席を賜りたいと願い出る団体等がほとんど皆無となったからです。
ドタキャン・ドタ出は警備に直結する一大事で、警察関係者は進退がかかったオーバーワークを強いられ大変だそうです。
皇族に対して怨嗟の声をあげることなどできませんが、現場の警察官の家族を通してジワジワと東宮一家のご行状は広まっています。
過剰警備の皇太子ご一家が原因の大渋滞も有名な話になりつつあり、皇太子ご夫妻がおいでになる日は車で出かけないなど国民が身構えるような有様です。

陛下のお言葉を受けて政府が今後皇室典範改正をするかもしれませんが、その際は皇太子ご夫妻の様々な“身体検査”も行われるのは当然だと思います。
表向きは陛下の譲位で、本当は皇太子の重大な事故の暴露になるかもしれません。
実際ご夫妻の健康診断結果も非公開ですし、定期的に受けているのか否かも公開されていません。
今上陛下がご高齢を理由に皇太子に譲位したら、なんと今度は皇太子に慢性疾患が見つかったでは、日本政府は全世界的な笑いものになってしまいます。

日本人である以上皇族の悪口を言うべきでないのは重々承知していますが、このたびの今上陛下の並々ならぬお覚悟を受け、皇室典範の第三条をもって皇位継承の順序を変えていただきたくコメントしました。

No title
マイホームパパです、日本国の、世界の。

体力面、健康面の不安があるなか、
万一、四年後のオリンピック開催の前後最中に御自身の身になにかあったらその行事の多さから開催に水を差しかねないし(先帝の大喪の礼の参列国、参加メンバーの顔ぶれを見ればわかります)、残された人々への配慮としてのお言葉だと思いました。逆に、単に子供たちへの気遣いと思いますかね?同じ状況は英国女王しか発生しないでしょうし。

天皇であり続けることに変わりはないし、天皇制の継続のことも述べられています。

何らかの手を打っておいてと、陛下からのありがたい提案だと思ったのですがね。

それをきっかけに、徐々に移行させるふうに。

なんでマスコミが「退位、退位」と騒いでいるのかもわかりません。

絶対に東京オリンピックの開会宣言は今上陛下で!

国民

今上陛下を蔑ろにする意図はないですが、摂政宮として秋篠宮親王殿下をお立てになればよいのでは。
先帝陛下はお身体の調子を悪くされた大正天皇陛下の摂政の宮としてしっかりおつとめしておられました。
今現在も、秋篠宮親王殿下妃殿下がしっかり皇室のおつとめをなさっておられるなか、血筋が明らかでないものがマスコミの既成事実かにより皇太子として、また皇太子妃として認識されてますが、果たして皇太子殿下妃殿下と呼ばれてる方々はおつとめをきちんとなさってはおられませんね。
今上陛下の御言葉は誰が言わせたのか、内廷でどのようなことがおきているのか、情報の即時共有と翻訳が可能な現代に、菊のカーテンを悪用されてるのを見てみぬふりは、万世一系を揺らがせにはしないのでしょうか。

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No title
光環から御言葉・・
昭和天皇の玉音放送に
その様なイメージを抱きました。

東北大震災の時 今上陛下の御言葉に
平成の玉音放送なのだと思いました。

この度の御言葉には 
どうしてか イメージが見えないのです。

同じ御方の御言葉なのに・・

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皇太子殿下の極端な公務の少なさは何を意味するのでしょうか。 秋篠宮親王殿下がほとんど公務に就かれています。橿原神宮参拝、東京空襲被爆者の慰霊祭の出席等。

雅子妃の実家が創価なのは周知の事実。 本当に祭儀を真摯に執り行う事ができましょうや。 神明を騙す事はできません。 些かでも偽りがあれば、天変地異、他国の侵攻という国難が現実のものになります。

がく

もうきれいごとだけをいっていられないのでは・・
ねずさん、

いつもブログ記事楽しく拝読しています。
とても、勉強になります。

今回の玉音ですが、
もうきれいごとだけをいっていられないのでは・・
と感じました。

日本の国体を破壊しようとする何らかの勢力が、明治維新以降、時間を掛けてしかけていたことの集大成が起こり始めているいるような気がします。

貴ブログと共に、とても勉強になるブログがあります。そこに、今回の陛下のお言葉への反駁がありました。(おそらく、既にお読みであると思いますが・・・)
紹介させて下さい。

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/9938202e6ee4c06a41f7fbb74fd2d4c2

ふじ

No title
全くもって、今上陛下にはがっかりいたしまた。
家族の負担やら、高齢化やら、天皇というのは会社の役員のように
降りれるものなのか。
ねずさんこそ、皇室の為に目覚めていただきたい。

愛信

皇室家系図とあなたの知らない10の事実
皇室家系図とあなたの知らない10の事実
http://www.bbc.com/news/world-asia-36983409

自動翻訳版
https://translate.google.co.uk/translate?sl=en&tl=ja&js=y&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&u=http%3A%2F%2Fwww.bbc.com%2Fnews%2Fworld-asia-36983409&edit-text=

詳細は
【皇室関係の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj7.cgi
【皇室関係のタイトル一覧】はこちらをクリックして下さい

夢のメトロ

現人神
日本の伝統文化として天皇陛下は現人神です。
その現人神を憲法や法律で規定しようとすることは不遜でしょう。
しかし、現代の日本の政治における天皇の機能を立法し規定することは、日本が法治国家として必要なことだと思います。

西

譲位は特措法で、例外的な場合に認めるべき
皇室に関わる問題は非常に難しく、専門家と称する者達ですらも、皇室に関わる伝統を正しく理解していなかったり(日本神話、神道、万世一系など)、意図せず不敬な表現(佳子「さま」(佳子「内親王殿下」が正しいのですが)など)や敬語問題、革命勢力の用いる国体破壊の為の表現(天皇制など)を用いてしまったりと、色々面倒な事柄があるのが実情です。

恐らく、現代で皇室というものを正しく理解している者達は、ほぼ皆無に近いだろうと思います(宮内庁や政治家、官僚、学者、神道の関係者でも皇室理解が怪しい人物が多いです)。

皇室に関しては、特別敬語や二重敬語を用いなければならない事が多い為、皇室の敬語問題は難しく、皇室敬語の使用には、かなり神経を使わなければなりません。

今回の天皇陛下の譲位に関する「勅語」は、陛下ご自身が天皇という立場において、「公務」の完全な遂行の為に仰せられたものだと思います。

となると、流石に我々国民としても、陛下の「御意志」を尊重しなければならない事は事実だと思います。

しかし、ここに厄介な問題があり、皇室や天皇陛下の「公務」の遂行に関して、平民が勝手にああだこうだと言えるものでは無いという問題があります。

下手に「譲位」を「制度」として認めれば、革命勢力が画策する所謂「天皇制」を認める事になりますし、そうなれば、国民の意思で天皇陛下を「退位(譲位)」させる事が可能となってしまいます。それは、絶対にあってはならない事だと思います。

皇室典範の改正に関しては、これは本来皇室の家法である為、憲法よりも上位の存在として位置付けられているはずで、何人も(例え皇族や天皇陛下であったとしても)触れる事は許されません。

従って、皇室典範の改正には大反対ですが、「公務」遂行の為に「譲位」を行う事を認めるというのならば、特別措置法で認めるべきだという考えです。

ただし、制度化ではなく、陛下のご健康などを考慮して、「公務の完全な遂行の為にやむを得ない場合」に、「例外的に認める」という事です。

今回の天皇陛下の「勅語」は非常に重大な問題なので、安倍政権としても検討しなければならないと思いますが、同時に下手な政治運営を行えば、革命勢力の「天皇制」を認める事に繋がったり、意図せず皇室や天皇陛下に対して不敬な行為、または皇室破壊につながる可能性もある為、「譲位」に関しては、細心の注意を払って、慎重に議論を進めるべきだと思います。

-

いつもありがとうございます。
9条が現憲法の一番大きな日本人を骨抜きにしてきた部分だと想います。自衛の為の軍事権も実質的に認めてられてないのですから。それは、主権国家じゃないという事です。

天皇を元首とするは、やはり天皇陛下に戦争責任の類が及ぶので反対です。 9条のみ改正で、後はそれほど改正しなくても現憲法のままでいいと想います。

ポッポ

No title
天皇陛下のお言葉は,見せていただきました。
天皇陛下の日頃のご苦労が,垣間見えた気がします。
現行の憲法が,皇室に関わる部分で不十分なものである以上,これは適正に改正されなければならないと思います。

一国民として,一つだけ希望を申し上げるならば,皇統は男性に限っていただきたいと思います。なにぶんにも,現在の皇位継承順位については5位までしか該当される方がおられません上に,4,5位の親王はご高齢ですから,不安を覚えられて女性天皇を掲げられる方もおられますが,恐れながらその場合には旧宮家を復活しますと,皇位継承者がなくなることはないと思います。

-

No title
私にはお怒りの原因が良くわかります。
また陛下が退位されたいとお考えになる理由には現政権にメッセージを送るためということにも合意します。陛下は国民が代表者を通じて主権を行使する形態を信じていらっしゃいます。そして自民党の改憲案の主権を制限する方向に向かうことを懸念されていると考えています。強制を好まないという陛下のご発言は以前にもありました。
正直なところ、憲法九条については既に解釈の変更でカタがついていますから、自民党というよりは安倍さんがやりたいのは主権制限であろうと考えています。九条はおとりです。それを理解されている天皇陛下が、退位の意思を表わすことで、憲法改定の処理を遅らせる意図をお持ちなのでは無いかとまで考えてしまいます。

桐一葉

神が降りていない人
我々はシラス国のおおみたからと思っておりましたが、我々を懐深く慈しむよりも家族が大事とのこと。

身内の葬式がたいそう大掛かりで続く代替わりもめんどくさいから、先に代替わりをしよう、喪に服すのもちゃっちゃと済ませよう、125代代々受け継がれてきた伝統はことごとく破壊。

仕事はおおごと、やめたいけど遊びは今まで通り。

摂政を立てればなんの問題もないはずなのに、ゴリ押しで譲位。めんどくさいはずがその方が何倍も国に手数をかける。

きわめつけは夫婦揃って赤い色。
欧州他世界のプロトコルでは皇室とは今、天皇陛下、秋篠宮家、常陸宮家。
世界の方が真実をよほどよく知っている。

北のミサイル、尖閣徘徊の応援を受けてメディア独占、原爆の日の間にぶつけ、また、リオで日本を背負って勝負している若者に水を差す格好に。
ましてや、自衛隊キライ、日の丸キライ、君が代禁止、こんな日本のトップありますか?

ねずさん、教えてください。

陸井夏樹

道らす(しらす)がすべて。
知国(しらす:知らす治らす統らす添らす沿らす)を軽輩妄顧の生っ齧りに「この道しかない!この道/道らす」として「治らせる識られる(親任総覧)」と納得(承詔必謹/憲鎹〈ケンソウ〉:憲[心に刻み付ける]と鎹[心を繫ぎ留める])したとき、オミタミごときが天皇皇室に容喙することがあってはならない!オミタミごときが元首と認証したり、象徴と認定するコトもまたあってはならない!と道らす(承詔必謹/憲鎹)に読めたような気がして憲法第一章と皇室典範を何よりも先ず奉還すべきと不学無知も弁えずシロウト乱暴に呟いたコトがあります。道らす(憲鎹/硬性)が先ずあって祭祀典範(皇室典範/硬性)と国能典範(軟性憲法:経世済民典範)を下位に定める日本独自の法体系で享有民主云々に開化した主佩く文化を範とする法体系を根本から改め、道らす日本を取り戻すことにこそ160余年も続いた第三の国難に呻吟した意味があるような気がします。憲法9条(亡国呪文)がそのままなら政治的改憲?のハードルは低いと思いますので先ずは皇室典範の奉還を急ぐコトが肝要と思います。9条は国防放棄(外患解釈)にも自衛容認(啓継解釈)にも読めますので輿論次第のような気がします。

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今日の産経に拓殖大学の先生がよいお話を書かれていました。この認識が広まれば日本人の歴史感覚も変わってゆくかと思います。

オグラ

No.11
心あてに 折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる 白菊の花
有明の  つれなく見えし別れより 暁ばかり 憂きものはなし
朝ぼらけ 有明の月と見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
世の中よ 道こそなけれ思い入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

感謝です。

K

No title
↑の方が、なぜこのようにお怒りなのか、その真意がよく分からないのですけど・・・
天皇陛下のお言葉を素直に拝聴しましたが、私の感じた印象は、今回の記事のニュアンスとは少し違うような気がいたします。
それは現政権に対するメッセージも含まれているように感じたからです。それは自民党の憲法草案の中身に関係しているように感じます。自民党の憲法草案は、天皇陛下を元首に位置づけるものとなっているようです。憲法改正を争点にしないまま参院選挙で2/3以上を獲得し、やがて憲法改正に着手するであろう現内閣へのある種の「懸念」を表明させたのではないかと感じます。もちろん私は憲法改正に大賛成です。特に9条は、日本が主権国家として当然あるべき「形」に改正されなければなりません。しかし、天皇の位置づけは、皇室が未来永劫きちんと存続するよう国民を巻き込む議論の末、決定されなければならないと感じます。日本は今後、様々な困難に直面するでしょう。様々な紛争や場合によっては戦争等の危機も想定されます。元首には責任が生じます。尊い日本の皇室を存続させるためには、私たちはもっと慎重に憲法のことを考えなければならないと思います。

ネコ太郎

無私とは正反対のお言葉
天皇の役割は祭祀を通じて祖霊の教えを請い臣民を正しい道に導くことに尽きます。
昭和天皇が敗戦で疲弊した国民に対しておこなった行幸は一時的な手当てであります。先帝は国民のために死の床にあるまで常に無私の心で臨んでおられました。
今上陛下はこれをどこか誤解され被災した国民を訪問したり慰霊の旅をすることが天皇のおもな仕事であるかのように思われています。これでは体が持ちませんし本来の仕事である祭祀がなおざりになります。
今上陛下はGHQの強烈な洗脳を受けていますが、「残される家族」などというマイホームパパのような発言からみるとまだ洗脳は解けていないようです。祭祀が不足している証拠です。
広島原爆の日と長崎原爆の日の間にこのような私的な玉音を放送されるとは、まったく無私の心がないことを露呈させてしまいました。

junn

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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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