学びは楽しく



20160915 富士山とコスモス
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◯ 学問は自由であるべき
◯ 社会人の学びは楽しくあるべき
と思います。

知らなかったことを知るということは、とっても楽しいことだと思うのです。
そこには知的な刺激があり、感動があるからです。

戦前戦中の小学生が、重たいかばんをぶら下げて、雨の日も雪の日も毎日片道5〜6キロの道を通い続け、田植えがあるから学校休めと言われると泣いて悔しがったという話をお聞きになられたことがあるかもしれません。
なぜ子供たちがそこまでして学校を好きになったかといえば、学校が楽しかったからです。
授業が楽しかったのです。

映画や演劇やスポーツの試合などは、お金を払って観に行きます。
なぜ観に行くのかといえば、そこに興奮があり、感動があるし楽しいからです。
これと同じです。

授業そのものに知的な刺激と感動がある。
尊敬できる先生がいる。
一緒に学ぶ友達もいる。
友達同士の競争もある。
それらの仕掛けが、渾然一体となって、子供たちにとって学校も勉強も、とっても楽しいものになっていたわけです。


20160810 目からウロコの日本の歴史



いまの学校には、サヨク系の先生がたくさんおいでになります。
本人はどのように自覚しているか知りませんが、ほとんど生徒たちから嫌われています。
授業もつまらない。

ある講演会場で、たまたま隣の部屋が左翼系の教師の研修がありました。
太鼓を叩いたり、お遊戯したり、お歌を歌ったり、楽しそうだったので、
「楽しそうで良いですね。幼稚園の授業ですか?」と聞いたら、
「中学校です!」と、露骨に不愉快な顔をされました。
生徒たちを盛り上げるために、教室でドタバタとお遊戯をするというのですが、自分が中学生なら、担任の先生は気でも狂ったのかとしか、たぶん、思いません。

一方、保守系の教師たちは、一生懸命、日本を学び、子供たちに日本という国への誇りを持ってもらおうと、歴史の話、偉人の話に加え、戦争についても、これをただ否定するという薄っぺらなものでなく、その中にある勇気と知恵と行動と愛を、子供たちに教えます。

子供たちの目の輝きが変わり、子供たちは他の教科の成績まで、メキメキとあがっていくのだそうです。
そういえば、以前、特攻隊の遺書を先生が紹介したら、ろくに勉強しなかった学校一の不良少年が、そのための演劇を企画して全校生徒に披露し、その生徒自身もまるで人が違ったかのように真面目で勤勉な学生になったそうです。

なぜそういうことになるのか。
これを右とか左とかという思想的対立として捉えると、事態を見誤ると思います。
違いをもたらしているのは、対立ではないのです。
感動なのです。

ある中学校教師は、子供たちに戦時中の沖縄県知事島田叡や、やまと心とポーランド孤児、トルコ軍艦エルトゥールル号事件、ペリリュー島の戦い、佐久間艇長の遺書、柴五郎中佐、上杉鷹山、特攻隊の遺書、昭和天皇とマッカーサー、日本ミツバチの団結力、板東捕虜収容所の松江豊寿中佐とドイツ人捕虜、台湾の八田與一、アーレイ・バークの絆などの話を生徒たちに聞かせます。

子供たちの卒業時の感想をいくつかピックアップしてみます。

 ***

○こういう考え方もあるのか、こんなすごいことがあったのかといくつもの新しい発見ができ.その結果、やる前よりいろんな考え方ができるようになり、しかもそれが広がっていったように思います。

○授業で出てきたどの人もすごい人で尊敬しました。僕もそういう人の生き方をまねて生きていきたいです。

○いつもの感想では、ありきたりなことしか書けなかったけれど、少しずつでも良いことに触れたり、昔の人の偉大さを感じ取ることが、自分の道徳心や公徳心をつけていくのに大切なことだと思っていた。

○国境に関係なく、誰かのために頑張れる人がたくさんいたことがわかりました。同じ日本人としてすごく誇りに思えたし、日本人で良かったと思えることが何回もあった。私もそのような日本人になりたいと思っている。

○授業は、その内容のほとんどすべてが思い出せるほどのものです。それくらい印象が強かったです。私は人の役に立てるような人になります。

○私が、道徳で興味を持った話はだいたい昔の日本人の話だった。その人たちは、今の日本人より強い意志を持っている人が多くて、世界に誇れる人たちだった。自分もこんな日本人になれるかな、と思うようになった。

○人としてどうあるべきか、どのような行動をとるべきか、いろいろなことを学びました。自分は義の心をこれからも大きく成長させていきたいです。

○集中して取り組めた。ものの考え方が変わったこともあった。これからの人生に活かしていけると思う内容ばかりだった。知らなかったことも多く、昔の人の偉大さや辛さなど、今知ることができて良かった。

○心が広く豊かになった気がした。

○自分の生き方について考えてみることのできる内容のものが多かったと思いました。この世界に生きている一人の人間として、私も何かに挑戦していきたいと思います。

○授業を通して感じたのは、人の幸せを考え、親切にすることで、自分も幸せになれるということでした。

 ***


社会人にとって、本業はあくまで仕事です。
ですから社会人の学びは、そこに

・生きる上で役に立つ
・知的な刺激があって楽しい

という2つのファクターが必要だと思います。
教条主義的になったり、狭いドグマに陥ったりすれば、それだけ保守派は、世間が狭くなると思います。
もっと素直に、いろいろな見方をして、楽しめば良いではないかと思います。

歴史や古事記や百人一首には、ナマの生があるし、苦境に打ち克つ精神があるし、誠心があります。
とても感動的だし、よい学びになります。
それに、知らないことを知るって、数学の難問が解けたときのような、すっごいワクワク感があります。
楽しく自由に。
それが明日の日本を拓く近道なのではないかと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

<参考>
服部剛著『教室の感動を実況中継! 先生、日本ってすごいね』


20151208 倭塾・動画配信サービス2


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コメント

服部剛

No title
ありがとうございます。
左翼系の先生で、チャンゴなんかをたたいて悦に入っている教師は、往々にして生徒から「変な先生だね」なんて言われてたりします。
特定の民族のことばかり誉め讃える教師は、影で生徒が「なんか変。バカみたい」なんて言われていることに気付いていません。
内緒ですよ。
教師こそ広い視野で物事を見る能力を身につけて欲しいですね。充分大人になっちゃってますからもう遅いかもしれませんが。

小泉、竹中は国賊。

現代の陰陽師、伏見顕正氏の政経ブログで
小泉純一郎の闇と利権について詳しく書かれています。 世の中の政治家は悪党ばかりだと溜息がでました。 関東ヤクザの稲川会との癒着も告発しています。小泉元総理は地獄行きは確定だと想いますね。

陸井夏樹

始らすから道らすを経て至らすへと続く知らす?。
_「ナニが分からないのかが分からない!」にしても躓く度に聞いては調べては見識技倆を高められますが、躓かないから聞きようも調べようもない「ナニが分からないのかすら分からない!」ときはどうしましょうネ?。ソンなコトってあるのか?・・・。
_誰もが知っていることですが、至高ではないが最善だと言われ、歴史を終わらせたとも言われました。また似たようなニュアンスでは人間の欲求の最上階があります。前者は民主主義で後者は自己実現です。
_ねずさんに知らす(しらす:治らす統らす添らす沿らす)を教わるまでは民主主義は自主協立所念、自己実現は納得の欲求とシロウト妄察で言い換えてみたものです。
※自主協立所念:津波てんでんコ(自知自重)と結っコ(公知公協)。
※納得の欲求:宿命の克服、運命の啓開、哲学的冀希、説得力の渇望の次の悲願、つまり知らす(納得の欲求)。
_まだ生っ齧りですが、知らすを道らすと換言して始らす(しらす:起/分かりたい)から道らす(しらす:人類は今ココ/守破離/荒和幸奇)を経て至らす(しらす:結/分かった)へと続く壮大な魂の霊(いのち/使命)の世界観を知らすに妄想してからは民主主義も自己実現も主佩く(うしはく:道らす文明の徒花)文化の興亡に懲りない、躓いても気付かない到達点?なんだろうと思うようになりました。
※民主主義:どう見ても主佩く(うしはく)民主他律主義ですよネ?。[対語]道らす自主協立所念。
_道らす(しらす)の和らす(しらす:今は荒霊、次は和霊)を出発点としている日の丸君が代号はまだスタートラインにすら至ってませんので知らすワクワク感はまだまだ続くんでしょうネ?。

junn

No title
安倍総理の自衛隊訓示と行橋市議会の犯した過ち。
http://yamatonococoro.seesaa.net/article/441936381.html

大阪市民

いつもありがとうございます。
所用があり東京に来ています。時間をつくり都庁前の新宿熊野神社と芝大神宮、増上寺に参拝参詣させて頂きました。熊野神社では都庁の近くでもあり、日本国の弥栄と共に小池都知事をご守護して頂けますように祈念を捧げました。 東京滞在して感じたのは、地下鉄で移動の時に駅名を示す電光掲示板がハングルが書かれていたのが
不快で非常に不愉快に感じました。英語表記だけで充分でしょ。なんでわざわざハングルで駅名書くのですか!大阪ですらそんな掲示板ないですよ。
東京五輪のダサい李朝の門番兵ユニホームも含めて、改めて欲しいと想います。

junn

No title
変なお辞儀の正体は・・・
http://ameblo.jp/simmons-boyaki/entry-11812648459.html

福永久

毎回、ありがとうございます。
毎回、楽しく、ためになる記事を拝読しています。ありがとうございます。

本日の先生の授業の話、私も経験した事があり、感銘を受けました。

左翼系の教師の中には左翼思想に固まり、自分達と考えを異にする者を完全に排除します。

そして、そのような環境で育つ子供達が、大人になって広く色々な分野で働くと、同じく、自分達がいつの間にか染まった左翼思想と違う思想を、彼らほどでなくとも否定する。

そのおかげで、彼らの思想を受けない私は異質の者として見られてきました。
今の職場でもその傾向はあります。

ですが、本日のブログを読みまして、例えそのような環境でも、真に伝えなければならない、本来、持ってなければならない日本人としての誇り、愛国心を取り戻すためにも、先ずは自分が頑張り、教え広める事が大事なのだとわかりました。

ありがとうございます。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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