また、和紙は繊維が長く丈夫な紙ですが、実はこの和紙、いろいろな種類があるけれど、原料としても最も多く使われたのが、麻でできた紙で、昔は「麻紙」とも呼ばれていました。
これまた紙の中でも、最も古い歴史のある紙です。
その麻紙ですが、まず麻の繊維から、最初は綺麗な着物が作られるわけです。
日本の着物はフリーサイズですから、だいたい三代(自分、子、孫の代)まで使われます。
けれど、経年劣化はあるわけで、最後は継ぎはぎだらけのボロになってしまいます。
そのボロになっった着物は、ほぐして雑巾や、袋物などに使います。
これまた、何十年か使うと、ボロボロになります。
するとこんどは、麻布を細かく刻んで煮沸し、漉(す)いて、麻紙として使います。
麻紙は、各種手紙や大福帳など書き付け用の紙として使われ、また丈夫さを活かして、ふすま紙や、障子紙としても使われました。
ということはつまり、我が家のふすま紙は、曾祖父や、そのまた曾祖母の着ていた衣類が、そのまま壁紙になっているなんていうことが、ごく一般的にあったわけです。
その襖紙や障子が破れると、これまた細かく刻んで漉き直し、またまた紙として再生して利用しました。
そうした再生紙は、書道の練習用紙などに使いました。
書道用の紙は墨で黒くなりますが、これをまた捨てずに何度も水に溶かしては紙にしました。
紙は、だんだん黒ずんできますが、そうして灰色が濃くなった紙は、最後には、ちり紙にしました。
昔のぼっとん便所時代を覚えておいでの方は、トイレ専用のちり紙に、ちょっとザラザラした濃い灰色のものがあったのを覚えておいでの方もおいでかと思います。
まさにそれが、再生を何度も繰り返した後の、麻の紙だったわけです。
我が家の曾孫が、習字に使っている紙は、実は、ひいばあちゃんの時代の襖紙(ふすまがみ)で、その襖紙は、そのまたひいばあちゃんの母親が、花嫁衣装に着ていた婚礼衣装だった、なんてことが、日本の家庭では、普通にあったわけです。
そもそも麻と人の歴史はとても古いものです。
紀元前1万年ほど昔のエジプトでも、麻は栽培され、麻の布が作られていました。
また、紀元前2000年(いまから約4千年前)のエジプト王の墓には、麻栽培についての壁画も描かれています。
エジプトといえばミイラが有名ですが、ミイラを包んでいた包帯は、麻布です。
日本では、福井県三方町にある鳥浜貝塚から、紀元前8000年頃の「麻縄」が発掘されています。
紀元前8000年というのは、いまから約1万年前です。
つまり、古代エジプトと同時期です。
その時期に日本でも麻は一般に使われていたのです。
1万年前といえば縄文時代の初期です。
「縄文」という名は、土器に「縄目の模様」がついているという特徴から付けられています。
この模様は、麻縄でつけたものです。
縄文式土器には、実は、土器の側面だけでなく、発掘されたすべての土器の底に、布によってついたと思われる繊維模様がついています。
これはおそらく、土器を作る際に、麻でできた布を下に敷いていたためと考えられています。
それだけ古い時代から、日本では「麻」や、麻で織った布や縄が使われていたのです。
ちなみに、鳥浜貝塚に限らず、いろいろな縄文時代や弥生時代の被服や紐(ひも)が出土しています。
その発掘された遺物は、ことごとく麻でできています。
繊維質を利用するという意味では、たとえば紐や縄などには、麻よりも、蔦(つた)や葛(かずら)などの蔓(つる)性植物の方が簡単に作れます、それらも結構丈夫です。
ところが、日本の古代遺跡からは、麻でできた布や縄は数多く発掘されていますが、蔦(つた)や葛(かずら)でできた縄や布は発見されていません。
どういうことかというと、理由があります。
蔦(つた)や葛(かずら)などのツル性植物から作った縄や布は、土中に埋めると、すぐに溶けてなくなってしまうのです。つまり腐蝕が早いのです。
これは、繭(まゆ)から作る絹糸や、綿花からつくる綿も同じです。
土に埋めたら、分解されて、すぐに消えてなくなってしまいます。
ところが麻は、なかなか溶けません。
だから1万年前の麻縄が、遺跡から発掘されているのです。
それだけ麻は、丈夫で長持ちなのです。
ですから、麻は、茎の繊維が衣類に使われるだけでなく、履物や、南京袋、あるいはいまなら鉄でできたチェーンのような丈夫さを要求されるところにも、活用されていました。
さらに、繊維をとったあとの茎からは、「おがら」と呼ばれる燃料がとれます。
この灰は、カイロ用やお盆のときの迎え火や送り火を焚くのにも用いられました。
実も、生薬の便秘薬などに用いられるました。
その実は、たぶん多くの皆様が、いまでも口にされています。
お蕎麦をいただくときに、わたしたちは七味唐辛子をちょっと麺つゆに入れますが、その七味唐辛子に入っている成分のひとつが、麻の実です。
そしてさらに、この実からは、油も採れるのです。
まさに麻は、その全部が、様々に工夫され、活用されてきたのです。
しかも麻は、めちゃくちゃ成長が早い植物です。
4ヶ月も経つと、高さが4メートルくらいになります。
まさに、汲めども尽きぬ井戸の水みたいなもので、大地の恵みそのもののだったわけです。
ですから戦前の日本では、米と同じくらい、日本中で作付けされ、戦前の小学校の教科書では、麻の栽培方法が、詳しく掲載されているほどだったのです。
さて、ここからが問題です。
冒頭で申し上げたエジプトの麻と日本の麻ですが、実は、その記述は、半分正しくて半分間違っています。
どういうことかというと、「麻」の定義です。
日本語では、ひとくくりに「麻」と呼んでいるのですが、英語には日本語の「麻」に相当する単語がないのです。
日本語でいう「麻」は、英語圏ではもっと細分化されていて、Ramie(ラミー)=「苧麻(ちょま)」、Linen(リネン)=「亜麻(あま)」、Jute(ジュート)=「黄麻(こうま)」、Hemp(ヘンプ)=「大麻」など、種類ごとに、異なる名前が付けられています。
そしてその種類は、なんと20種類もあります。
それぞれが、全然別な品種です。
たとえば、ラミーは、イラクサ科で、繊維の長さが25センチくらいの多年生植物です。
リネンは、アマ科で、繊維長3センチくらいの一年生植物。
ジュートは、シナノキ科で、繊維長3ミリくらいの一年生植物です。
まったく違うのです。
他にも、マニラ麻のことは英語でAbaca(アバカ)というけれど、これは芭蕉科で繊維長5ミリから1センチくらいで、多年生植物。
ヘネケン(Henequen=サイザル麻)は、石蒜科(セキサンカ)の多年生植物です。
つまり、種類も、科目も、生存年も、繊維の長さも、全然違うのです。
それがどうして日本では総括的に「麻」と呼ばれているかというと、もともと太古の昔から、日本には「Hemp(ヘンプ=大麻)」しかなかったからです。
ヘンプは、桑科の一年生植物で、繊維の長さは2センチくらいの一年草で、このヘンプのことを、日本では古来ずっと「麻」と呼んで来たのです。
その日本に、ヘンプ以外の麻がやってきたのは、実は明治7年のことです。
ロシアに榎本武揚が公使として赴任していたのですが、そのロシアで栽培されていたリネン(亜麻)が、北海道開拓に役立つのではないかと、彼が、当時北海道開拓長官だった黒田清輝に種を送ったのです。
これが日本におけるリネン栽培の始まりでした。
ここに目を付けたのが安田財閥の安田善次郎で、彼は帝国製麻株式会社をこしらえてリネンの栽培と普及に乗り出し、この会社がいまも東証一部上場となっている帝国繊維株式会社に至っています。
戦時中は、このリネンの栽培のために、北海道だけでも、約4万ヘクタールもの土地で、リネン栽培が行われていました。これが重要な軍事物資となっていました。
戦後は、その技術を活かして、リネンを利用した様々な布製品が作られるようになり、さらにラミーも導入され、一般には、それらすべてが「麻製品」として普及していったのです。
一方、日本に大昔からあるヘンプ(=大麻)は、多麻川(=多摩川/麻の多い川)や、麻草(=浅草/麻の生い茂っているところ)、麻布(麻がいっぱい茂っていて絨毯のようになっているところ)といった地名に象徴されるように、かつては日本中に、麻の原っぱがあり、また、専用の栽培所もたくさん設けられ、ごく身近な一般的な繊維材料として、たいへん多く用いられていました。
そういえば、神社の注連縄(しめなわ)も、いまでは、藁(ワラ)製の注連縄が用いられていますが、私などが子供のの頃は、注連縄といったら、そのほとんどが、麻でできているものでした。
麻と藁(わら)では、手にした時の感覚が、麻がちょっとトゲトゲ感があるのに対し、藁はスベスベ感があります。
全然違うものでしたのでよく覚えています。
要するに、日本にはもともとヘンプ(麻)しかなかったところへ、明治以降に渡来ものとして、まずリネンが入って来て、次いでラミー、その後、大正時代くらいにマニラ麻やジュートなどが、入って来て、それらを総称して「麻」と呼んでいたのです。
けれど渡来ものと、日本古来の麻では、やはり種類が違うし、布にしたときの触感も違います。
そこで、日本古来の「麻」を、他の「麻」と分ける意味で、昭和初期頃から、日本古来種の麻を、「大麻(おおあさ)」と呼ぶならわしになりました。
「おおあさ」は、音読みしたら、「大麻(たいま)」です。
そういうわけで、日本では、もともとは「麻」といえば、「大麻」のことでした。
ところがその「大麻」が、いまでは、まるで麻薬のような危険な植物とされてしまっていることは、みなさまご存知の通りです。
なんといっても、大麻は、大麻取締法によって規制されているからです。
多くの人は、「大麻は麻薬取締法で規制されているものだ」と思っておいでのようです。
同じ「麻」という字が使われていますから、無理もないことです。
けれど麻薬は「麻薬及び向精神薬取締法(麻薬取締法)」、「覚せい剤は覚せい剤取締法」でそれぞれ規制されています。
大麻の規制は「大麻取締法」です。
「麻薬」と「覚せい剤」と「大麻」は、それぞれ取締る法律が異なります。
このなかで、「麻薬」と「覚せい剤」の取締は、戦前から行われていたものです。
ところが「大麻取締法」は、昭和23(1948)年、つまり戦後にできた法律です。
どうして法律ができたかというと、GHQの強制です。
その「大麻取締法」は、たいへん不思議な法律です。
なぜかというと、「麻薬取締法」や、「覚せい剤取締法」は、取締法ですから他の法律と同じように、第一条でそれぞれの法律の目的が明示されています。
当然です。麻薬なのです。
ところが「大麻取締法」には、その肝心の目的の明示がありません。
「麻薬取締法」の第一条です。
第一条(目的)この法律は、麻薬及び向精神薬の輸入、輸出、製造、製剤、譲渡し等について必要な取締りを行うとともに、麻薬中毒者について必要な医療を行う等の措置を講ずること等により、麻薬及び向精神薬の濫用による保健衛生上の危害を防止し、もつて公共の福祉の増進を図ることを目的とする。
「覚せい剤取締法」の第一条です。
第一条(この法律の目的)この法律は、覚せい剤の濫用による保健衛生上の危害を防止するため、覚せい剤及び覚せい剤原料の輸入、輸出、所持、製造、譲渡、譲受及び使用に関して必要な取締を行うことを目的とする。
「大麻取締法」の第一条です。
第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
取締のための法律というのは、第一条にその「目的」が明示されるものです。
どうして「大麻取締法」には、その明示がないのでしょうか。
目的のない取締などというのは、それ自体、あり得ないことです。
大麻取締法の第二条、第三条では、大麻は研究目的で都道府県知事の免許を受けた者でなければ、一切の栽培も所持も、譲渡もできない、研究目的以外には、一切、使用してはならない、ということが、目的が明確でないまま、定められています。
実は、これには米国の石油資本の影響があります。
麻は、荒れ地でもすくすく育つし、収穫高も多い。
繊維製品や紙製品としてきわめて歴史が古く、需要も多い。
その麻の栽培や収穫を規制すれば、石油から作られる化学繊維が爆発的に売れる。
そうすれば石油資本は、巨万の富を築きあげることができる。
そのために、麻=大麻=麻薬というイメージを作り上げ、麻を「麻薬(=源字は、魔薬)」として取り締まりの対象にまでして、規制してしまったのです。
つまり、私達現代日本人が、有害植物、犯罪植物と信じて疑わない「大麻(=ヘンプ=麻)」は、実はたいへんに身近な、生活必需品だったものを、石油資本が私的な利益のために、GHQを通じて強引に「魔薬」とされてしまったものです。
そして日本に限らず世界中で、ヘンプは、農業麻栽培や、産業が破壊され、それと同時に麻を利用した文化まで否定されてしまったのです。
密教系の仏教では、護摩焚供養があります。
これは麻の茎を燃やす供養です。
お相撲では、土俵のお清めに、麻の茎の束を燃やして出る煙で、土俵をいぶして、お清めします。
なぜ麻を使うかというと、麻を燃やして出るときの煙には、鎮咳作用があって、煙を吸ってもゲボゲボならないからです。
しかも煙でいぶすことで、たとえば相撲なら、土俵の上にいる小虫や害虫を追い払うことができます。
つまり、ちゃんと意味があるのです。
このとき燃やして出る麻の煙を吸うと、大麻反応が出ます。
当然です。ゲボゲボ咽(む)せない麻の煙を吸っているからです。
以前、お相撲さんから大麻反応が出たといって大騒ぎになったことがありましたが、繰り返しますが土俵は大麻の煙で清めるのです。
その煙を吸ったお相撲さんを検査すれば、大麻反応は(あたりまのことですが)出ます。
それがなぜ、あのような大騒ぎになったのか。
相撲協会内に巣食った在日コ●アンが権力を取ろうとしてマスコミを動員して騒ぎ立てただけのことです。
ひどい話です。
個人的に大麻の吸引(マリファナ)をしようとかいう思いはまったくありません。
ただ、麻がほんとうに不適切で危険な、取り締まらなければならないほどの危ないシロモノなのかは、公害対策と文化保持のために、再考する必要があります。
そもそも麻は、先に述べた通り、生育期間が木と比べて非常に早くて、半年程度で収穫可能です。
紙も採れるし、油も採れる。
麻からプラスチックも作れます。
石油でつくるプラスチックは、土に分解しないし、燃やせば大量のダイオキシンを発生させるけれど、麻の茎に含まれているセルロースを原料として作られる麻プラスチックは、自然に土に分解するだけでなく、有毒物質も発生させません。
燃やしても有害物質が出ません。
また、麻の実は、消化吸収に優れた良質なタンパク源と8種類の必須脂肪酸が含まれていて、必須脂肪酸のリノール酸とアルファーリノレイ酸が3対1という理想的な割合で含まれていて、きわめて健康に良いし、麻でできた衣類は、まさに速乾吸汗品です。
そして古着は、ほぐして砕けば紙になり、麻紙は、なんどでも再生可能な究極のエコ用紙です。
米国は自国の国益のために、他国の法にさえ介入し、麻を天敵、取締の対象としました。
よその国の法律を変えてまでも、自国の国益を得ようとする。
こういうことはアメリカに限らず、ウシハク国ではあたりまえに行われることです。
親米、反米、新中、反中、いろいろな言葉がありますが、こういう議論自体が、実はまるで意味のないことといえます。
Chinaにしても米国にしても、他の国々にしても、どこの国も自己の利益しか考えず、そのためには武力行使も辞さない権力者という名前のギャングと、それに仕える者たちがいるというだけの話です。
そのギャング達を指して、「ギャングのみなさまの公正や信義に信頼します」などと呆けたことを言っているのは、戦後日本くらいなものです。
よく「◯◯人にも善(よ)い人はいる」といわれます。
私もそのように申し上げることが多々あります。
ただ、気をつけなければならないのは、同時に「◯◯人には悪い人もいる」ということです。
問題は、その悪い人が徒党(ギャング)となって、権力(人・カネ)と武力(力)を合わせ持っているかどうかです。
では、善悪とは何かといえば、答は簡単です。
善は、大和言葉で「よし」です。
「よし」は「世し」で広く世の中のためになることです。
これが良いことであり、これを行う人が良い人です。
悪は、大和言葉で「あく」です。
「あく」の「あ」は「ど真ん中」を意味します。「く」は食うです。
ど真ん中の人だけが贅沢に食うのが悪です。
簡単に行ったら自己中です。
他の大勢が大損したり辛い思いをすることになっても、振り向かない。
自分さえ良ければ、それでよいというのが、「あく」です。
ですから善い人・善い集団が政権を取っていれば、その国はみんなが豊かになり、安全に安心して暮らせるようになります。
悪い人・悪い集団が政権を取っていれば、その国は、一部の人たちだけが年収何百億もの生活をし、他の大勢は、年収100万円未満で暮らさなければならなくなります。
すると必ず、その中から出世のために、その一部の人たちに媚びる者が現れます。
当分は、それで競争社会ができあがります。
けれど多くの民は、貧しいままです。そしてそれが常態化してくると、それが社会的ストレスとなり、民衆の武力蜂起が起きて、政権が倒れ、金持ちが粛清され、国がなくなり、新たな王朝が支配します。
世界の歴史はその繰り返しです。
ところが世界で二番目に古い1700年の歴史を持つサンマリノ共和国は、一度も民衆の武装蜂起が起きず、戦乱の歴史であるヨーロッパの歴史においても、ずっと国を保ってきた国です。
なぜそれが可能であったかというと、サンマリノはその草創期から独自の共和制を敷き、民衆が統治上の最高決定権を持つという政体を堅守したことによります。
民衆が、民衆の利益のために、民衆のための政治行ない、特定の者だけが贅沢三昧な暮らしをすることを拒否し、そのために独立を保ち続けました。
だから国が潰れることなく保たれました。
もっともサンマリノの場合、人口が約3万で、国民全部が、ある程度顔見知りという社会環境を持つからこそ、それが可能であったということもできます。
人口が1千万人を越すいわゆる大国で、ずっと変わらぬ国を保ったのは、世界の中で日本だけです。
なぜ日本が国を保てれたかというと、政治権力者よりも上位にある国の最高権威者が、すべての民を大御宝と規定したことによります。
そして「民衆の利益こそが国の利益」という思想が堅固に保たれることによって、日本は、2676年という、世界最古の歴史を保ち続けています。
さて、麻は、戦後のGHQと、それを背後から支える米国石油資本によって、麻薬とされ、エコロジーで環境問題さえひき起さず、夏涼しくて、冬温かい麻製品の多くを私達は失いました。
ちなみに、日本古来種の麻を使って、その麻を化学薬品を使って精製することなく(麻の繊維はデコボコしているのですが、工業化のために繊維のデコボコを化学薬品で整える)、そのままの麻の繊維を活かした、昔ながらの本麻のタオルやショール、財布などの小物を扱っている会社があります。
実は、ウチの妻がひどい肩凝り症なのですが、「騙されたと思ってこの本麻のタオルを使ってみてくれといわれ」と言われて、その会社のタオルを、家にいるとき肩にかけるようにしたのですが、すると不思議なことに、そのタオルを肩にかけた瞬間から、肩のあたりがホカホカしてきて、一週間で肩凝りの症状が見事に緩和されました。
自然の植物がもつエネルギーなのかどうかわかりませんが、実に不思議なことです。
当該サイト↓
http://shop.shizenkaiki.com/?pid=61927420</u>">
http://shop.shizenkaiki.com/?pid=61927420わたしたちは、麻という、夏涼しくて冬温かい繊維製品を失いました。
そして現代人は、肩凝りに悩まされ、暑い夏を乗り切るためには、石油を炊いた電力でエアコンをつけ、そのエアコンの放射熱で、巷はさらに暑くベトベトした気象となり、一方では紙パルプを得るために、森林を広域で破壊し、石油製品廃棄物は新たにダイオキシンの産業廃棄物問題をひき起し、石油を燃やした炎はCO2問題をひきおこしています。
そしてエアコンの放射熱とアスファルトを炎天下に晒された都会では、夏になると上空に冷たい空気が来ることで極端に大きな積乱雲を発生させ、昔なら考えられなかったようなどしゃ降りの雨(ゲリラ豪雨)を発生させています。
戦後生まれの私達は、子供の頃から、「古くからある常識は疑ってかかれ」と教わってきました。
そして古くからあるしきたりや、常識を否定し、変えることが、新たな時代を築き、新たな文化を育てると信じて、戦後の数十年を過ごしてきました。
けれど、いま、振り返ってみるに、私達が戦後「常識」として信じ込んでいたものこそ、単に「信じ込まされていた虚像」にすぎなかったのではないかと感じます。
私達は、戦後新たに「常識」となったすべてを、もう一度見直し、温故知新、古きをたずねて、新しきを知り、古くて良いもの、いまの方がよいものを組み合わせて、よりよい未来を子供たちに残して行く、そういう責任があるのだと思います。
どこかの誰かの金儲けのために、処罰規定まで加えられて国家ぐるみで騙されるなどというものは、早晩見直すべきことであると思います。
そもそも「政治」の「政」は、正しいに、動詞を示す記号の「攴」が加えられてできている漢字です。
「ただしきを行なう」のが「政」なのです。
麻について、わたしたちは堂々とこれを見直すべきときにきていると思います。
※この記事は2008年10月の記事をリニューアルです。
お読みいただき、ありがとうございました。


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コメント
そら
それにしても…こんなニュースが↓。
大麻栽培 首相夫人も視察に - auヘッドライン
http://hl.auone.jp/article/detail?genreid=4&subgenreid=12&articleid=KTT201610180354&rf=passtop_%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9
なんだかな。
2016/10/18 URL 編集
akira
近年、海外では「医療用大麻」の合法化と普及が進み、その医療効果が証明されています。
日本は終戦後、法律で取り締まるようになった事から、麻の有用性について都合の悪いアメリカ大手製薬会社や、ロックフェラーが圧力をかけたのでしょう。
敗戦により、日本が植民地化された一例だと思います。
まだまだ日本では「医療用大麻」という言葉自体も普及されておりませんが、この流れは世界規模で止められなくなりました。
2016/10/10 URL 編集
愛信
https://twitter.com/shounantk/status/785034988139929605
反日売国テレビ局・マスコミが報道深夜い
自由を行使しているニュースです。
この置きビラを読んだ人は知人、会社の同
僚など多くの人に回覧しましょう。
電車の座席に置き忘れてきたりするのも効
果的な方法です。
詳細は
【マスコミ隠蔽の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
【マスコミ隠蔽のタイトル一覧】最新版はこちらをクリックして下さい。
2016/10/09 URL 編集
某氏
2016/10/09 URL 編集
-
アメリカ太平洋軍(Pacific Command)の年間軍事支出は約
1000億ドルですが、それに対し漢族共産党軍のそれは、
公称約1700億ドルですが、実際は2000億ドル以上ありま
す。現在、漢族共産帝国は、軍事用艦船と巡行ミサイル
の年間製造数が世界一であり、保有数もやがて世界一と
なります。
アメリカのCongagement政策が原因で、南シナ海は巡行ミ
サイルを含む漢族共産党軍の軍事拠点になり、聖域化さ
れます。そのため、有事にはアメリカ海軍は、南シナ海
と東シナ海への侵入不可能となります。
このような状況なので、アメリカ太平洋軍の主要な役割
は、漢族とのやらせの猫パンチ合戦で日本に疑似的安心
感を与えることによる、安全保障での日本の独自路線化
の阻止です。これは、漢族とアメリカの共通利益だと認
識されています。そもそも、以下の理由から、アメリカ
は漢族との軍事衝突は不可能です。
1. 親和政策を継続すれば必ず漢族は同じ価値観を持つよ
ういなる、という幻想(wishful thinking)を過去百年以
上持ってきた。
2. 元海軍参謀David C. Gompertは、The Paradox of
Power
http://ndupress.ndu.edu/Portals/68/Documents/Books/paradox-of-power.pdf
で、ミサイル、レーザー、高出力マイクロウェーブ、
パーティクルビームにより、せいぜい数日以内に双方が
軍事衛星を破壊しあい、それらをセンサーとして利用す
る無人機や誘導弾が無力化すると予想している。これに
呼応して、スコ―クロフト、キッシンジャー、ブレジン
スキーは、既に漢族軍事膨張阻止は手遅れだと表明して
いる。
3. 「核戦争になっても漢族は3億人残るので、それを恐
れる必要がない」とする核戦争論を持つ指導者がいたり、
大躍進と文化大革命などで何千万人も犠牲者を出しても
平気な国に対し、民主主義国は軍事衝突を起こしたくな
い。
残念なことに、有利なのは、兵法三十六計や孫子を駆使
する漢族になりそうです。それを踏まえて、日本は長期
戦略を立てるべきで、その最重要必要条件が、正しい判
断をする長期安定政権です。
2016/10/09 URL 編集
junn
http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/252.html
2016/10/09 URL 編集