Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。
《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。
《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。
コメント
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安全保障は国益の最優先課題です。その最重要必要条件
が国力強化であり、トランプはそれを、ほとんどの日本
人が聞き取れる英語で”Make Amarica great again.”と
表現しました。国力の源泉は強い経済力であり、トラン
プは積極財政政策で、所得2倍、GDP成長率2倍を目指し
ており、これは的を射ています。
彼の政策は経済政策としてはリベラルなので、格差縮小
政策と誤解されがちですが、そうではなく、経済成長で
貧困を撲滅させることで支持者を満足させるものです。
(ただし低所得者向けの低金利政策はある。)この点は、
安倍政権のものに近そうです。事実、安倍総理との電話
会談で、トランプはアベノミクスを高評価し、手本にす
ると述べたそうです。これを今週の会談で話題とし、二
人の信頼関係を築くべきです。
彼の経済政策の一つは減税ですが、富裕層の減税大で、
消費性向の高い低所得者層の減税が小さく、消費拡大に
効果的ではなく、財政政策効率が低いと予想されていま
す。これは共和党本来の政策なので、議会との摩擦もな
く、スムーズに実行可能です。
もう一つの政策が、財政出動50兆円のインフラと軍事へ
の投資ですが、これは本来の共和党との政策とは反する
ものなので、党との折り合いをつける必要があり、ス
ムーズに行けるかは疑問です。ただし、新自由主義で共
和党的だった自民党が、現政権の金融緩和のようなリベ
ラルな経済政策を実施するように変身したので、積極財
政の実現可能性はないとも言えません。これに関し、以
下のようなプラスの材料があります。
・軍事費支出ではあったがレーガノミクスが前例として
ある。
・積極財政政策のみでは、Mudell-Flemingモデルが有効
なら長期金利上昇となり、低金利政策と矛盾するので、
FRBは日銀のような国債買取などの長期金利制御政策をと
る必要がある。その面では、FRB議長が講演で「高圧経済
路線を目指す」と述べており、FRBとの折り合いがつきや
すい。これで日米が共通政策を取ることになり、両国が
より緊密になる。
・接戦で危ぶまれていた上院選の勝利は、トランプ効果
否定ができないので、共和党との関係が改善される気運
が生まれそう。
以上のアメリカの積極財政政策が軌道に乗れば、日米が
同様な政策で親密化でき、日本国内の「クニのシャッキ
ンが~」と扇動している緊縮財政派の発言力が低下しま
す。
2016/11/14 URL 編集
junn
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2016/11/14 URL 編集