オバマ政権によって日本はどうなるか



obamasi

ブッシュ氏が靴を投げられ、オバマ氏が大統領に就任する日も近くなりました。

オバマ氏は、中国寄りの外交政策といいますが、それが具体的に何を意味するのか。
日本はそのことをよく考えてみる必要があろうかと思います。

オバマ氏の所属する民主党は、基本的に内政重視です。そしてオバマ氏は米国内における黒人社会を選挙基盤としています。

黒人社会というのは、米国において、いわば日本に於ける在日韓国人に近い存在といえます。非常な金持ちもいますが、多くは貧しく、先祖来、被差別を受けていたという強烈な意識を持っています。

黒人の人気女性歌手が、白人興業団体の元で歌を歌うと、それだけで黒人女性歌手は、全米のブラック系の芸能プロダクションや公演会場でボイコットを受けたりもします。
それだけ強烈な被害者意識を持った社会であるということです。

オバマ氏は、保護主義、内政重視政策を採るといわれていますが、ここで基本政策として採られるのは、米国社会における富の再配分です。
ホワイトの金持ちから富を取りあげ、貧しい被差別者に富を分配する。これが基本的なdチェンジの志向です。

この志向を外交上に展開すると、東亜政策もおのずと見えてきます。
つまり、富める者をなんでアメリカが守ってやんなくちゃいけないんだ?という発想です。富める者から富を取りあげ、貧しいものに再配分するという姿勢です。

日本に関していえば、日本はアメリカの庇護のもと、これまで十分に富める国となったのだから、もういまさら守ってやる必要などない・・・・となります。

むしろ、巨大な人口を抱える中国の成長を手助けすることで、アメリカ黒人社会以上に貧しい者を多く抱える中国国家の繁栄を約束することができるし、それは15億人という巨大市場をアメリカにもたらすことになる、というのが基本的東亜政策になります。

それはいったいどういう理念なのか、もうすこし詳しく述べます。

地勢的に見れば、日本という国はアメリカ合衆国におけるカリフォルニア半島みたいなものとみることができます。いまはこのカリフォルニア(日本)が、合衆国から独立して、独自の繁栄と富を誇っている。合衆国側(中国)は、貧しい国民を多く抱えています。

合衆国側(中国側)に多くの貧しい人がいるなら、カリフォルニア(日本)を合衆国に併合させ、その持てる富を全米に再配分すれば、合衆国全体(東亜全体)が潤うことになる。つまり、巨大な人口を抱える中国が貧しく、そのすぐ隣に富める国があるならば、その富を取りあげ、巨大な貧しい人々に再配分する。これが「チェンジ」です。

なんで十分に富める国となった日本を、アメリカが兵力まで派遣して守ってやんなくちゃいけないんだ? そんなおカネがあったら、そのお金は、米国民の生活の向上のために使うべきじゃないか? という保護主義の発想です。

つまり中国が、日本や北朝鮮、韓国を併吞し、中華人民共和国朝鮮省、中華人民共和国日本省とするために、軍事行動を起こしたとしても、アメリカはこれを守らない。守る必要もない。

なぜなら、たとえば日本は、十分に中国と戦えるだけの富を米国の庇護のもとに、すでに持っている。十分な富がありながら、自ら努力して国を守ろうとせず、その結果、中国に占領され、属州化されたとしても、それはつまり日本という国の自己責任でしかない。

日本が、憲法9条がどうのこうのと、手続きや自国内でしか通用しない屁理屈を振りかざして、自らの身を守る努力をしないなら、なんでアメリカが、自国民の命を賭けてまで日本を守ってやる必要があるんだ? アメリカは、世界の警察などではないし、またそうしなければならない義務もない。合衆国政府は、あくまで合衆国民のために存在しているのであって、日本のために存在しているのではない。

アメリカにとっては、日本が中国に占領されたとしても、それによるデメリットはほとんどない。むしろ、アメリカの借金が帳消しになるだけのことだし、日本に対する米国農産物の輸出も、それが15億の人口を有する中国に振り向けられば、市場はいっきに15倍に膨れ上がる。

いまや世界は、自由主義対共産主義というイデオロギーの対立の時代ではない。資源の配分を巡って、いかに自国民を保護するかという時代が到来しているのである。いつまでも、自由主義圏の保護のためにと、日本や台湾、韓国といった小国の保護を図る時代はとっくに過ぎたのである。世界は、北米経済ゾーン、EU経済ゾーン、中華経済ゾーンという3大経済ゾーンによって、分割される時代が到来しているのである。

まして、真珠湾のだまし打ちをしたような日本を、いつまでもアメリカが「保護」している理由は何もない。日本はすでにアメリカの保護により、十分、繁栄しているのである。
独立というのは、自ら闘って勝ち取るものである。

日本や台湾、韓国が、あくまで中国と一線を画し、自国の経済・文化を守ろうとするならば、それは、それぞれの国が、みずから努力すべきことである。天はみずから助くる者を助ける。みずから助ける努力をするかしないかは、それぞれその国の指導者と国民が選択すべきことで、合衆国政府が関与するところではない。

したがって、日本が、自らの独立を守り、いまの繁栄を続けたいと思うなら、それは日本人みずからが、軍事力を強化するなり、核を保有するなり、軍隊を増強するなり、自国内で努力する道を選択しなければならない。また中国を脅威と考えるなら、日台韓三国で、同盟を結ぶなりして、自らの国家を守る努力をすべきである。

彼ら(日本)がみずからそれを選択せず、結果として中華人民共和国日本省、台湾省、管国省とになったとしても、それは自らが招いた帰結であり、アメリカはこれに関与するものではない。

・・・・・・・・・・・・・・

以上は、オバマ政権に対する非常に偏った見方と思われるかもしれません。

しかし、米国が保護主義を採るということ、そして初の黒人大統領によって、富の再配分論を持ち出すということは、内政・外交とも、これまでとはまったく違ったカタチでの「チェンジ」が始まるということであろうかと思います。

上に書いた米国の東亜政策の転換は、極論でもなんでもない。普通にアメリカ国内で考えられているシナリオといえます。
しかも、こうした東亜の軍事的緊張は、アメリカのオーナーと呼ばれる米軍産複合体にとって、当面の非常に大きな市場獲得と利益をもたらします。

米軍産複合体が、世界の警察を自称する共和党を使い、イラクの攻撃をしかけたけれども、巨額な兵器を用いる戦争は、あっという間に終わってしまうし、その後の内乱で、米国民に多くの死傷者を出していることは、米国内での非難を被る事態を招いた。
それなら、保護主義を標榜する民主党に政権を執らせ、中国・日本・台湾・韓国・北朝鮮の軍事的緊張を高め、彼ら黄色い猿どおしで、勝手に殺し合いをさせたほうが、よほど利益になるし、米国民も安全である。
そう考え、巨額の選挙資金を民主党に充て、政治的志向はほぼ同じの女性候補と黒人候補を両立させ、米国の外交政策の大転換を図る。共和党は、誰から見ても華のないマケイン氏ですから、間違っても大統領になることはない。
女性候補のクリントン氏が勝てば、全米の女性票を集め、米国民を危険に晒すな、夫や子を危険な地域に送り込むなと活動させ、黒人のオバマ氏が勝てば、富の再配分をし、自分の身は自分で守れと安保破棄へと駒を進めることができる。
米軍産複合体にとっては、どちらが勝っても、東亜ゾーンに火種を巻くことになるから、そこに巨額の商圏が生まれる。

日本は、屁理屈が多いのです。自衛隊は軍隊か否か、田母神史観は是か非か。
銃を持った強盗が家に乱入してこようとしているのに、武器も持たずに、そのうち警察が来て犯人を逮捕してくれるだろうなどという発想をするのは、日本人くらいなものです。
強盗に襲われそうだとなったら、即座に銃に弾を込め、家族を守るというのが、悲しいかな、いまの人類にとっての世界の常識なのです。それが正しいか正しくないか。個人が銃を持つことが是か非かなんてのは、殺された後ではなんの意味もない。

アメリカの国歌「星条旗よ永遠なれ」は、激しい戦いの後に、翻る星条旗の雄々しさを歌った唄です。自由は、自ら闘って勝ち取るものだ。国民というのは、国を守るために死ねる覚悟のあるものが国民だ、という思想を歌っています。
闘えない者は、チキンといってさげすまれます。

米国から見たら、理屈ばかりで自ら闘おうとしない日本はチキンであり、真珠湾で大量殺戮を行った卑怯者の国でもあります。
そのような国を、どうしてアメリカ人が自国の国民の命まで犠牲にして守らなくちゃならないのか。日米安保は、オバマ政権の下で、事実上、有名無実となることを日本は覚悟しなければならなくなると思われます。

わたしたち日本人から見れば、中国という国家の持つ異形性は、信じられないほどすさまじいものです。一部の官僚だけが富を独占し、99%の国民は、貧窮のどん底にあえいでいる。言論に自由はなく、少しでも中央政府の意向に逆らえば、簡単に収容所送りとなる。政治犯の私有財産は全額没収され、人格権も認められることはない。

日本が中華人民共和国日本省となるとどうなるか。
そのことは「ヤプー人の伝説・・・・・」という記事に書かせていただいていますが、日本が日本でいるために、子供たちや孫の未来のために、いまオバマ政権を迎えて、わたしたち日本人が、ものすごく重大な決断を迫られようとしている。

オバマ保護主義の台頭は、すくなくとも戦後特殊型日本というこの国のカタチに、大きな転換を迫ることになる・・・そんな気がしています。

02/14【オバマは左翼?】米中同盟の敵国は日本?!【桜 H20/12/18】


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コメント

ねずきち

ayarinさんコメントありがとうございます。
ayarinさんのブログ、けっこう楽しみにしているのでつ^^v

ayarin

大変参考になる貴重なコメントありがとうございます。
ちょくちょく寄らせてくださいね。

ねずきち

ジンクスさんコメントありがとうございます。
たぶん忘れたんでしょうね。
だからこそヒラリークリントンをそばに置いた。
ブレーンのほとんどは、クリントン政権時代のお化けです。
本当に日本はだいじょぶなんだろうかと、思ってしまいます。

ジンクス

なんかオバマのオッサンは
富の再配分って言っとりますが単にある所から
無い所に持ってくれば良いと言ってるだけ。
冷静に見ると言ってる事は共産主義的で
アメリカ、というか先進国の市場の根幹を
成す競争の原理すらも否定している・・・
これに気づかないとすれば
アメリカ経済はますます迷走するし、
それを誤魔化す為にアジアに火種を蒔くとすれば
アメリカ史上最もアホな大統領として永遠に語り継がれるでしょうな(業田良家の独裁君のノリで)

反日なだけならまだ諦めもつくがただの馬鹿だとしたら余計にうんざりする。
親中だったクリントン政権時代に中国がやったのが国家機密を盗んだ挙句にロシアにも垂れ流したっていうのを忘れたのだろうか?

ねずきち

>英雄さんコメントありがとうございます。
おっしゃる通り、一部の有志だと思います。
明治維新だって、薩長土のごく一部の志士が成し遂げています。
全国的にみたら、ほんのひとにぎりの勢力でしかない。

>S三号さんコメントありがとうございます。
「…それを置き去りにして、溜まってきた武器の在庫を消費するために、今度はアジアに火種を撒く。 」
まさに、ボクの言いたかったことが、この一文にあります。

>goisantaさんコメントありがとうございます。
いつもありがとうございます^^

goisanta

久しぶりです
ねずきちさん
 ぽっちり応援しておきました。
goisanta

S三号

なんだかなぁ…ですね。
今回ねずきちさんが書かれたオバマの考え方は、ネットで情報を集め多少なりとも世界に目を向けている人間なら、ぐうの音も出なくなる論です。
けれども、残念ながら日本人の大多数は、これを説かれても、は?戦争?ありえないし。何言ってんの意味分かんなーい…で終わってしまいます。他でもないアメリカ様方の仕掛けた「戦後教育」のお陰で。
私からすれば、手前の奴隷くらい手前で最後まで面倒見ろよ、と言いたくなりますけどねぇ。
いや、奴隷にしていいような下等人種はどうなろうと構わないと考えているのか。そのくらいでなければ世界中に戦争を振り撒くなんて真似はできないもの。

とりあえずオバマは勉強不足もいいとこですね。中国が未だに数千年前のシステムで動いていることをまるで分かっていない。
どうして日本が栄えて中国が衰えるのか。それには白人と黒人の貧富の差とは全く違う理由がある。
その理由であり原因を、つまり中国のシステム、中国人そのものをどうにかしなければ、結局のところ何も変わらないのに。

…それを置き去りにして、溜まってきた武器の在庫を消費するために、今度はアジアに火種を撒く。
この自分勝手さには、日本の一有志としては全く辟易するばかりです。ふぁっきんあめりか。

英雄

だから我々日本人の一部の有志が力を挙げなくてはならないのです。常に全国民が動く事などないのだから、志を持った武士だけが戦ってお上を廃止して日本を防衛するしかないですよ。夢見たいだ。失敗する。皆いうけど、もうやるしかないのですよ。国民は、このままだと洗脳されたまま滅亡しますからね。指導者になった人は棟梁として現在のような愚民の民主主義はやめて、一夫多妻で沢山子供を作ってもらって日本復活させるのです。頭をやわらかく。陛下は必ず追認してくれます。
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
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