古事記は予言の書かもしれないというお話

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20170613 因幡の白兎
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20170526 古事記弐


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 7月 2日(日)13:30 黎明教育者連盟講演
 7月15日(土)18:30 第42回倭塾
 7月17日(祝・月)18:30 CGS【ねずさんとふたりごと】公開収録
 7月14日(金)08:00 ABCフォーラム朝食会(テーマ:百人一首)
 7月23日(日)14:00 第 1回名古屋倭塾(テーマ:古事記)
 7月27日(木)18:30 第17回百人一首塾
 *****

古事記にある大国主神話というのは、因幡の白兎の物語からはじまって、大いなる国の主として国が栄え、その国が高天原に譲られるまでの物語となっています。

要するに最後に大国主神は、国を高天原の神々に国を譲るわけですが、どうしてせっかく築いた大いなる国を、最後に譲ることになってしまったのかという秘密が、冒頭の因幡の白兎の物語にあります。

この因幡の白兎の物語は、大国主神がウサギを助けた物語としてのみ解説されることが多いのですが、実は違っていて、古事記の原文を見ると、ウサギのことを「菟(と)」と書いています。
ウサギは、漢字で書いたら本当は「兎(う)」です。
動物のうさぎさんは、耳が長いですから、頭の上に「ノ」が付いているわけです。これが耳です。
ところが古事記は、このウサギのことを、意図して「菟(と)」とクサカンムリで書いているわけです。

では「菟(と)」とは何かというと、これは植物のネナシカズラのことです。
ネナシカズラというのは、よく、森や林に行きますと、木の枝にまるで網でもかけたかのように、蔓性の植物が覆いかぶさっていることがありますが、それがネナシカズラで、地面に根っこを持たないいわゆる寄生木です。

この「地面に根をもたない」人のことを、昔は「道々の輩(やから)」といいました。
これは行商人や、全国を渡り歩いて技術を学んだり、教えたりする人たちのことで、要するに今風にいうなら、流通業をなす人たちのことを言います。
つまり、田畑を耕す農業や、製鋼やモノ作りなどの工業を行う人達が、地面に根を生やした人、流通に携わる人たちのことを、地面に根を生やさない人と例えたわけです。



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そして大国主神は、姻戚関係と商業流通の発展をもって、国を大きく富ませていきました。
つまり大国主神の築いた国家は、ひとことでいうなら、商業主義の国家であったわけです。

ところが、この商業主義というのは、現代日本もそうですけれど、あらゆることが経済性によって判断され、人々は少しでも多くの利益を得るために、他人との間で欲望を刺激しあいます。
これは夜の繁華街のようなもので、欲望のためにネオンサインがきらめき、客引きのお兄さんやおねえさんが、声を枯らして客を呼び込む。
華美な装飾が行われ、贅沢な暮らしが見せつけられる一方、人々は欲望に支配されて、我を忘れます。
別な例えをするなら、それはまるでソドムやゴモラのような情況です。

天照大御神が、子の天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)に「中つ国を知らせ」とお命じになられたとき、その天忍穂耳命が天の御橋に立って下界を眺めると、下界があまりにも騒々しい。
なぜならそこは商業国家であり、互いに慈しみ合って静かに暮らせる国ではなく、欲望のままに人々が声をはりあげて、自己の利益をはかる国であったからです。

そこで「これではいけない」ということになって、最終的に迩々芸命(ににぎのみこと)が地上に派遣されるのですが、このとき、「五伴緒神(いつとものをのかみ)」が迩々芸命に同行して天下っています。
これは五組の職業集団で、要するに迩々芸命は、中つ国を商業国から、モノ作り国に大変革しようとしたわけです。
そしてそれが成功することによって、日本は、現代においてもなお、モノづくり国家となっています。

商業国とモノづくり国では、何が違うのかというと、商業国では誰もが競争です。
誰もが自分の利益をはかるために、他人を蹴落とし、這い上がろうとします。
モノづくり国では、誰もが協調です。
誰もがみんなの利益をはかるために、みんなと協力し、みんなとともに幸せを築こうとします。

そして実はここからなのですが、ちょっと下の図をご覧いただきたいのです。
20170613 日本列島は世界の縮図



大国主神が王朝を築いたのは、いまの島根県出雲市、雲南市のあたりから、大社のある辺りから鳥取県境港市のあるあたり一帯です。
そこが大国主神の拠点で、そこから一族が山口県や隠岐の島あたり一帯の人々を支配し、そこから九州地方、四国、畿内、本州へと勢力を拡大し、北は北海道あたりまで、商業的勢力を拡大しました。

ところが、これを上の絵にある世界地図と重ねてみると、スカンジビア半島あたりにいたノルマン人が、全ヨーロッパの王朝を形成し、大航海時代にアフリカやオーストラリア、中東からアジアを植民地支配し、また一方では、北米大陸から南米大陸までに住んでいた現地人を攻め滅ぼして、そこを自分たちの土地にした・・・・つまり、大航海時代以降の白人種たちによる、植民地支配の形成の様子と、図が見事に重なるのです。

ところがこのことによって、大国主神の一族は、超がつく大金持ちになったし、世界中がある意味、お金持ちになっていくのでけれど、その一方では、極端な貧富の差が生まれるわけです。
この極端な貧富の差というのは、商業主義のもとでは、やむを得ないこととはいえ、では、果たしてそれが民衆にとっての幸せであるかといえば、そこは疑問が残ります。

そして事態を憂慮された天照大御神は、天孫を降臨させで、この世、つまり世界を商業主義から、モノ作り主義に180度転換させるわけです。
モノ作り主義のもとでは、人々、つまり民衆こそが「たから」です。天孫=天皇です。

ごく一握りの人が、自己の「愛と喜びと幸せと美しさ」を手に入れるために、世界中から富を吸い上げる。
吸い上げられた側には、貧困と怨嗟(えんさ)と、暴力が待っている。
意外なことかもしれませんが、西尾幹二先生によると、西洋史というのは、暴力と支配の歴史なのだそうです。

その西洋にとって奴隷とは、もともとは戦いに敗れた側のことで、奴隷は人ではなく牛馬と同じ家畜となりました。
その西洋社会が、アフリカを筆頭に世界に輸出されるようになったのが大航海時代です。
大航海時代というと聞こえは良いですが、実際には、大略奪時代となりました。
これ以降、有色人種は、つい70年ほど前まで、人ではなく家畜だったわけです。

その世界の構造を180度塗り替えたのが大日本帝国です。
けれど、その大日本帝国は、いま帝国憲法が眠ったままの状態に置かれている(大日本帝国憲法は破棄も失効もしていません。法は廃止の決議がなされるまでは有効ですから、いまも実は大日本帝国憲法は有効です。ただその執行が停止された状態にあります)のと同様、いまだ眠ったままの状態にあります。

しかしもしかすると、天の石屋戸が開き、その後の世界に天孫降臨があるのかもしれません。
そして世界は、欲望の支配する穢れの世界から、民衆が「愛と喜びと幸せと美しさ」に生きることができる世界へと生まれ変わるのかもしれない。
古事記は、そのことを預言しているのかもしれません。

古事記が書かれた時代は、百済救援のために軍を起こしたけれど、白村江の敗戦で、甚大な被害が生まれ、朝鮮半島の権益を倭国が放棄した時期にあたります。
『ねずさんと語る古事記 壱』では、黄泉の国=朝鮮半島と書きましたが、その半島で、たくさんの同胞の命が失われたわけです。

そして半島では、日本が撤退したあとも、新羅と高句麗の戦いなど、その後も長く戦乱が続きました。
最後には、Chinaの王朝に完全に隷属することで、国を保持したとされていますが、実際にはこれは、China王朝に隷属することで、いわば暴力団新羅組を保持したにすぎません。
半島内にいる一般庶民は、ずっと暴力と収奪と無教育のもとに置かれ続けたわけです。
それはまさにこの世の地獄と言ってよく、しかも常に死の影が伴う社会です。
まさに、それは黄泉の国の姿そのものとなりました。

哀れなことですが、半島人は、倭人ではなくなることで、以後1300年以上にわたってまさに汚水が溢れ出す黄泉の国となり続けたのです。
古事記は、そんな黄泉の国と神々の国との交流を、千引岩で塞いだあとに、三貴神が誕生したと記述しています。
もしかするとそれもまた、何らかの預言であるのかもしれません。

お読みいただき、ありがとうございました。

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20160810 目からウロコの日本の歴史


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「お詫びと訂正」
第一巻八十三ページに「これは千葉の常若神社の渡邊宮司から教えていただいた話なのですが、聖徳太子の十七条憲法の各条文は、それぞれ創成の神々の神名と関連付けて書かれているからこそ、十七条なのです」とありますが、私が教わったことは古事記と聖徳太子に関するお話であり、聖徳太子の十七条憲法と神々の神名との関連付けは教えていただいたことではなく、私の考えであると、渡邊宮司をはじめ、関係各位に深くお詫びして訂正いたします。
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コメント

はなふだ

漸く
トランプ大統領気付いたって事でしょうか?

junn

No title
天皇陛下の退位の儀式は平安時代の儀式書「貞観儀式」などを参考に
http://toriton.blog2.fc2.com/blog-entry-4937.html

-

古事記は予言書
いつもありがとうございます。
古事記はいく通りもの読み方があるそうですが、根幹は、高天原が天下った
天孫である男系の天皇を神聖な権威として中心に頂き、天皇の赤子である国民が尊厳ある生き方ができるように示された予言の書だと想います。
この予言は神々様の計画実行の指令書でもあります。この計画が難なく実現するか、苦しみ多く天変地変を伴って天下されるが、私達日本国民の想いと行動に懸かっています。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
近日発売
『日本書紀』(タイトル未定)

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