女系天皇容認論の怪



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眞子内親王殿下の御婚約を寿ぎ心からのお祝いを申し上げたいと存じます。
発表の際の記者団の姿勢も、世界から賞賛されるたいへん紳士的なものであったことも、よかったと思います。
ただし、朝日など一部の紙面で、このことを機会に「いまこそ女性天皇を」とタイトルしながら、中身が女系天皇をすすめるような内容であったことは、世間をたばかる不埒な振る舞いであると申し上げざるを得ません。


20170905 眞子さまご婚約
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 *****

9月3日に、眞子内親王殿下の小室圭さんとの御婚約が発表されました。
心から寿ぎのお祝いを申し上げたいと存じます。

眞子内親王殿下は、東日本大震災のときに身分を隠していち女子大生として被災地のボランティアにご参加されました。
誰よりも一生懸命に立ち働くお姿は、本当に素晴らしいものであったと誰もが賞賛を惜しまないものであったと伝えられます。
まさに我が国の誇りの内親王殿下であられると思います。

さて発表の日、午前に御皇室の伝統に基づいて天皇陛下が結婚を了承され、宮内庁の山本信一郎長官が記者会見をしてお二人が婚約されたことが公式に発表されました。
そして午後3時から赤坂東邸で、お二人の記者会見が行われました。

記者会見で、いまの率直な気持ちを尋ねられた眞子内親王殿下は、
「本日、天皇陛下のお許しを頂き、
 婚約が内定いたしましたことを
 誠にうれしく思っております」とお答えされています。
ご結婚は、来年秋をご予定されておいでとのことです。

眞子内親王殿下の御婚約は、国際的な大きなニュースでもあります。
この記者会見のときの記者団の対応は、伝統ある日本に恥じない立派なものであったと伝え聞いています。
こういうところで民度が出るのです。
しかもそれを世界が注目しているのです。
非礼な態度をとる記者がいなかったことは、本当によかったと思います。

ただ、一部朝日などの特に新聞紙面において、「女性天皇」に触れながら、文意を見れば「女系天皇容認」に誘導するような識者と称する人たちのコメントを含む報道がなされたことは、世界中からの物笑いになる、あまりにも程度の低いものであったことは、仮にもしその新聞社が今後も生き残るとしたら、社史に残る恥ずかしい出来事として記録されるに違いないと思います。

我が国には「女性天皇」は、過去にも事例があります。
しかし「女系天皇」は、まったく例がないというだけでなく、実は我が国皇室を否定する意図を含む、たいへん重大な問題を含む意見なのです。





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20170526 古事記弐


我が国において「女性天皇」は、これまでに登場しています。
いずれも偉大な天皇として歴史に名を刻む天皇です。

聖徳太子の時代の推古天皇がそうですし、大化の改新があった当時の皇極天皇も女性です。
我が国がはじめて対外的に「日本」を名乗ったのが持統天皇です。
元明天皇によって、古事記が世に出されることになりました。
奈良の都に遷都され、日本書紀を世に出されたのが、歴史上、最も美しい天皇と伝えられている元正天皇です。
他に孝謙天皇、称徳天皇、明正天皇、後桜町天皇がおいでになります。
このなかで後桜町天皇は、江戸時代中期の天皇で現時点では最後の女性天皇です。

要するに「女性天皇」は、おいでになるのです。
しかしいずれもその女性天皇は、男性天皇のお血筋にあって、前(さき)の天皇の皇后陛下や皇太子妃というお立場から皇位に就かれる、あるいは元正天皇のように男性天皇直系のお血筋で独身のまま皇位に就かれておいでになります。
つまり「血筋」が維持されているのです。

ではなぜ「血筋」が大切にされたのでしょうか。
理由は2つあります。
伝統と、社会の保持です。

伝統というのは、「天皇のお血筋は我が国最高神である天照大御神からの直系のお血筋である」という神語(かむかたり)に由来します。
我が国は天照大御神の孫にあたる迩々芸命(ににぎのみこと)が天孫降臨して初まった国であり、その直系のご子孫である神武天皇を国家創業の祖とする国です。
その125代目の直系のお血筋にあたられるのが、今上陛下です。

なぜ直系でなければならないかは、社会の保持に理由があります。
我が国は、天皇という国家最高権威によって民衆が「おほみたから」とされるという国体を持っています。
これを「シラス統治」といいます。
政治権力者は、天皇の下にあって、民が豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくことが使命とされます。
つまり政治権力者は、天皇の配下でしかないのです。
これが我が国社会の根幹です。

ところが世界の国々は、どこの国でもそうですが、王であれ、大統領であれ、書記長であれ、国家最高の存在は、常に政治権力者です。
本来、権力は責任を伴うものです。
ところが権力者が国家最高の存在であれば、その権力者はいっさいの責任を回避することができます。
責任を伴わない権力ほどおそろしいものはありません。

たまたま、その国家最高権力者が、人格も素晴らしく、また素晴らしい政治手腕を発揮する人物であれば、世は平穏に治まるかもしれません。
けれど、そうとは限らないということは、これは世界の歴史が証明していることです。
もしその最高権力者が、何万人、何千万人の自国民を殺しても平然としているような狂人であった場合、その国の人々は、果たして豊かに安全に安心して人生を過ごすことが可能でしょうか。

そこで近代以降の世界では、選挙を用いて国家最高権力者を選任しますが、けれどもひとたび選挙に受かってしまえば、やはり牙を生やすことはあるのです。
強権を発動し、軍とその国の通貨の印刷権にものを言わせて反対派を粛清し、皆殺しにし、それを正当化して、それを認めない者には死を与える。
これは選挙が行われるようになった近代以降に現実に起きていることです。

だからこそ、国家最高権力者に責任を問うことができる立場、つまり国家最高権威の存在が必要になります。
それが我が国では天皇です。
天皇は、政治権力者ではありません。
天照大御神直系のご子孫として、直接天照大御神とつながるお役目を持たれた神官の中の大神官です。
そして天皇は神々と一体となられます。
これを「シラス」といいます。

そして天皇は神々と一体となって民衆を「おほみたから」とします。
政治権力者は、天皇と、天皇の「おほみたから」双方への責任をもって、政治の三権を揮います。
これが「シラス統治」です。

「シラス」というのは、漢字では一文字で「知」と書きます。
この字は、「矢」と「口」で出来ていますが、祭壇に矢を杯を捧げて神々をお招きし、神々のお知恵をいただくという意味で成り立つ字です。
ですからたとえば「知識」というのは、神々の知恵を識(し)ることであり、「知恵」というのは、神々の知識の恵みを得るという語感になります。

要するに神々と一体となって、民衆が豊かに安心して安全に暮らせるようにしていく。
そのために、神々とつながるお役目をもつ人を国家最高権威とし、民衆のために働くべき政治権力者をその下に位置づけたのが、日本の統治スタイルの根幹なのです。

このことは裏返しにいえば、我が国において民衆の「権力からの自由」は、天皇の御存在によって担保されているということになります。
だから日本人は「自由のために戦う」必要なく、豊かに安心して安全に暮らしてくることができたという、世界的にも稀有な歴史を刻むことができたのです。
これがシラス統治です。

権力よりも上位に国家権威を置くということは、力の強さだけでいうならば、当然、権力者の方が力が強いわけですから、その力を凌駕するだけの誰も否定できない事情が国家最高権威の側になければなりません。
その「誰も否定できない事情」を、我が国は上古の昔に、天皇のお血筋においたわけです。
つまり民衆を「おほみたから」とする国家最高権威には、歴史的な血筋が必要なのです。

ところがそのお血筋は、一歩間違うと、お血筋が絶えてしまうことになります。
それが「女系天皇」と呼ばれる仕組みです。

天皇のお子は、男性なら皇子(みこ)、女性なら「皇女(ひめみこ)」と呼ばれます。
皇女の場合、その中でも特に天皇のお血筋の濃い女性は内親王と呼ばれました。


眞子内親王殿下は、小室さんとのご結婚によって小室家に嫁ぎますから、そこで小室家の一員となられます。
つまり秋篠宮眞子内親王殿下というお立場から、ご皇族の地位を離れて、新たに「小室眞子」さまとなられるわけです。


眞子内親王殿下のご成婚の記者会見後、一部の大手メディアは、早速、「女系天皇の道が開けた」と識者と称する馬鹿者たちを次々登場させて報道していますが、それこそ売国奴の名にふさわしい暴行です。

天皇というのは、我が国臣民を代表して、天の神々と繋がるお役目です。
国民を代表して諸外国と繋がるのは、政治権力の府である政府の役割です。
臣民を代表して天と繋がるのは、天皇だけのお役割です。
神に繋がる御存在ですから、天皇は国家最高権威なのです。

その天の神々と繋がる国家最高権威の天皇が、臣民を「おほみたから」とする、というのが、我が国の上古の昔からの形です。
そしてこの形のことを、古い日本語で「シラス」と言いました。
ですから日本は「天皇のシラス国」です。

天皇がなぜ国家最高権威として神々と繋がるのかといえば、神々の中の最高の御存在が天照大御神です。
その天照大御神からの直系のお血筋にあられるのが、天皇です。
血筋は、常にその時代において、誰もが知ることですから、これは誰にも否定できない事実です。

その事実のもとに、国家最高権威となられているのが天皇です。
天皇には、子があります。
子は、男子もあれば、女子もあります。
女子の場合、これを内親王と呼びます。

内親王は、いまでは一般に「ないしんのう」と読みますが、もともとはこのように書いて「うちのひめみこ」です。
現在の皇室典範では、天皇からみて直系二親等以内、つまりお孫さんまでの方に与えられる称号とされていますが、古くは「親王宣下を受けられた皇族女子」に与えられた呼称です。

内親王殿下がご結婚によって、たとえば藤原家に嫁げば、皇族を離れて藤原家の一員になります。
これは当然のこととご理解いただけると思います。

では、仮にもし、内親王殿下がChinese国籍の「王(ワン)さん」や、Korean国籍の「朴(パク)」さんに嫁いだからどうなるのでしょうか。
当然、王さん、朴さん家の一員になります。

生まれた子も、もちろんChina国籍の「王○」やKorea国籍の「朴○○」となります。
その子は、もちろん天皇家のお血筋をひかれるお子ではありますが、けれど皇族ではありません。
その皇族ではない「王○」君や、「朴○○」君が、日本の皇位継承者となり、果ては天皇となったら、日本はどうなるのでしょうか。
あるいは、元の大帝国があった時代に、仮に内親王殿下が、フビライ・ハンに嫁いだとします。
そしてその子の、「○○・ハン」が、日本の皇位を継いだとします。
すると日本はどうなるのでしょうか。

上の答えは、日本にChinese王朝や、Korean王朝が誕生することを意味します。
下の答えは、日本が元の一部となることを意味します。
つまり、日本が独立した国家ではなくなるということです。
そしてChina王朝にしても、元王朝にしても、国家最高権力者は、国家最高権威と国家最高権力を併せ持つ絶対者です。
つまりその瞬間に日本の民衆は「天皇のおほみたから」という地位を失い、権力によって支配される隷民となります。
これが、いわゆる「女系天皇」という言葉が持つ意味と危険です。

要するに内親王は、ご結婚されれば、別な家に嫁ぎますから、その子は天皇にはなりえません。
なぜなら天照大御神から代々続く家系が途切れてしまうからです。
このことが意味することは、実はただひとつです。
それは、日本から権力者を超える国家最高権威が失われ、日本人が権力の奴隷となるということです。
これが「女系天皇」の持つ意味と危険です。

日本人は、日本を「権力者に支配してもらい、自分たちが隷民となる」ことなど、おそらく誰一人望んでなどいないと思います。
日本共産党ですら、すくなくとも表面上は「民衆のために」を謳っているほどです。

しかし日本を支配し、日本人を隷民化したい人は世の中にいるかもしれません。
すくなくとも、「女系天皇」を容認したいなどと言っている人たちは、その意味を知ると知らざるとを問わず、結果として、日本人を隷民化することに協力し、一役買っていることになります。
彼らが馬鹿者だと断じるのは、それを自覚さえしないで、女系女系と馬鹿の一つ覚えのように唱えているからです。

日本人が教育からシラスを失い、72年も経過してなお、政治は民のためにあると信じているのは、日本の歴史がシラスにあるからです。
そして「たみこそがおほみたから」という、日本の統治は、天皇の御存在なくしては語ることができないものです。

その天皇の権威は、血筋によって保たれてきたのです。
女系天皇容認説というのは、日本からその血筋を奪い、天皇の国家最高権威を奪おうとする動き以外の何物でもありません。

そして日本から、国家最高権威としての天皇の存在がなくなれば、日本は単純に権力者が民衆を支配する国になります。
ということは、女系天皇容認論者というのは、日本を権力で支配したい人たちの説であるということがわかります。
実にとんでもないことです。

ともあれ眞子内親王殿下のご婚約は、皇民として、たいへんおめでたく、うれしいことです。
だからこそ、日本人はあらためて「天皇のシラス国」を再認識していかなければならないと思うのです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

浪速のお節介オヤジ

No title
遺伝学的に見て男性のDNA(♂)は代々継承されますが、女性のDNA(♀)は3代で途絶えます。
つまり女系を辿ると3代で血筋がなくなってしまいます。
これが女系天皇を認めてはならない理由です。
我が国は一時期の女性天皇はいらっしゃいましたが、血筋は全て男系です。
女系天皇を推進する連中は血筋を途絶えさせようと目論んでいるんです。
断じて認めてはなりません。

ゆき

他の方もおっしゃる通り
パラリーガル(無職)の男との結婚を認める…
普通の家庭なら家長が猛反対して許可が降りないような状況に、何故多くの国民はおかしいと気付かないのでしょうか

そもそも、神道の最高位の家系なのに、何故ICU(キリスト教大学)?

ネットでキム小室と呼ばれる、その父親の死因は自死が囁かれています

民間に降嫁されるとはいえ、外戚になるのですから興信所とか公安は何も調査しないのでしょうか

民間でも結構なお家柄ですと興信所に調査させます

しかし皇室の関係ではそれをするとある団体から猛烈な圧力がかかります

日本の国体に関わることですから、そこのところは「不敬」の一言で蓋をせず、きちんとして行くべきだと思います

-

No title
内親王殿下ご本人の意向はもちろん、今上陛下、父親王殿下のお許しを得ての発表です。この慶事に、殊更に内親王殿下の婚約者を呼び捨てにすることに正当性は無く、不敬そのものです。
GHQの画策とは、今上陛下、親王殿下がGHQの影響もしくは洗脳の下にあるとおっしゃりたいのでしょうか。そう信じておられるのであれば残念ながらあなたがそうあってほしいと念じておられる皇室は存在しないのです。しかし、それと礼儀は別の問題です。
内親王殿下の婚約者は、発表に至るまでにかなりの審査を通過された事でしょう。その上で発表に至った以上、敬称をつけてお呼びするのが正しい礼儀です。罵倒するかのごとくに呼び捨てにするのは不敬である上に文明的なやり方ではありません。

神無月

シラスとAI
昭和憲法のお陰で、手足を縛られたままの日本ですから、そこから変えなければ始まりませんね。

北朝鮮の情勢で、専守防衛の不自然さに気付く方も増えているようで、改憲への意識も高まっていくのでしょう。

その時に、皇室典範なるものの見直しも、お願いしたいものです。

日本にしか出来ない、シラス統治は理想です。

しかし、今の世は、社会のシステムが複雑化し過ぎて、身動きが取れない状態だと思うのです。

それを変えるとなると、大きなエネルギーが必要になります。
そこが、難問な所です。戦争以外で良い方法が有れば良いのですが・・・

将来、AIの進歩でAIが中枢を担うようになれば、可能性は有ると思うのです。

30年程先の事でしょうか?

sakur

No title
眞子内親王殿下の、お言葉が、とても素敵でした。

ポッポ

No title
日和歌 様

私の使いました用語について、誤りのあった語彙を示していただきありがとうございます。

それから、皇室典範についてですが、これを現行憲法に影響されるものとは思っていないため、「法律の枠外」との表現にしました。

また、臣民が皇室にもの申すなど不敬の極みとは思いますが、現在のマスコミなどには女性天皇や女系天皇のことが大きく取り上げられ、これを進めようとする勢力のあることも事実です。

この現状を見るとき、不敬であることは承知の上で、日本は男系天皇の国であり、これを継承すべきとの意見を投稿しませんと、このねずさんのブログのファンが、ねずさんの主張に同意しているのか否か判然としないとされないためです。
これが不快と感じさせたのなら、お詫びします。

-

不敬の一言で真実から目を反らす事の方が、皇祖皇霊の神々様に不敬ではないですか? GHQの画策で皇族の権威が貶められている事に気づかない事に
唖然とします。

日和歌

皇統はイザナキから
皇統はアマテラス直系という表現では不十分ではないでしょうか。
神武天皇はニニギノミコトの男系孫であり、そのニニギノミコトはアマテラスとスサノオの宇気比によって生まれたオシホミミノミコトの子であるので、アマテラス直系というだけでなくスサノオ直系である。
つまり、日本の皇統は国産みの神であるイザナキから続く男系男子の皇統であるということである。
この部分が最も重要なのだと、しつこいくらいに書くべきです。
アマテラス直系だけだと皇統は女系だと言われることがありえると思います。

他のコメント様に失礼かとは思いますが、天皇家やら天皇制やらアカの用語を使う方は恥を知った方が良いと思いますが、いかがか?
それと、皇室の将来を決めるのは天皇陛下と皇族の方々です。臣民が皇室に物申すなど不敬の極みとは思いませんか?一刻も早く、皇室典範と称する皇室弾圧法を廃し、正統な皇室典範(明治典範)を皇室に奉還し、皇室の自治を正常化するべきです。

-

眞子内親王殿下の御結婚相手にはご不満をお持ちの方がいらっしゃるようですが、すでに婚約の調ったお相手を呼び捨てにすることは、内親王殿下に対する不敬です。
殿下は御結婚で皇族の身分を離れ、一般の国民になられるのですから無条件で婚姻の自由が認められるべきですが、内親王として婚約されるので、今上陛下が勅許を与えられています。今上陛下が勅許を与えたお相手を呼び捨てにすることは内親王殿下に対する不敬である以前に、今上陛下に対する不敬です。

k

No title
女性宮家が万が一創設されたとしても、婿に入るまともな日本人はまず存在しないと思います。
恐れ多くてお断りするのが普通です。
畏敬、畏怖、重責の念を感じないのは外国人か帰化人。
帰化人一般男性が皇族入し権力乱用する目的で工作する可能性もあります。
想像しただけで恐ろしい。
例えば愛子天皇が誕生した場合、国事行為、外交、神事等膨大な激務の他、女性として最も大切なお役割であり立派に教育しなければいけない子育てがあります。
今の天皇両陛下の仕事内容を1人でするなんて事はまず無理でしょう。
大事な神事さえ月のさわりの時は出来ません。
少しの想像力があれば女系天皇誕生の入口である女性宮家なんてのはあり得ません。
どんな時代になろうと価値観がコロコロ変わるイデオロギーであっても唯一変えてはいけないのは天皇の血統の原理です。

国民

悠仁親王殿下のお誕生日です。
皇位継承権第三位の、血筋正しい男系皇族男子がおわすのに、降嫁して平民となる眞子さんのことばかり取り上げて、女系にする危険性を煽るマスコミは放置し、悠仁親王殿下の警護等が疎かにされている現状を誰も指摘なさらないのでしょうか。
眞子さんはいずれ降嫁して平民になり、しかしながら未来の天皇陛下となられる悠仁親王殿下の義理兄になる人間に、あの小室という男を選んだという事実は消せません。
小和田恒等が順皇族などとうそぶき、東宮御所を我が物顔で闊歩していたようなことを、小室某がしないと何故言い切れますか?
眞子さんが小室某に降嫁される際に持たされる一時金一億数千万は税金です。
旧宮家が皇籍離脱させられ、先細りになっている皇族男子の血筋が疎かにされている現状を何故マスコミのどこも取り上げず、皇族男子ではない、それどころか日本人以外の男の血筋が皇室を乗っ取る可能性を秘めている女性宮家、女系天皇を持ち上げている危険性に気付かず、無邪気に眞子さんが降嫁されることを何故喜べるのでしょうか。

ポッポ

No title
>天皇がなぜ国家最高権威として神々と繋がるのかといえば、神々の中の最高の御存在が天照大御神です。
その天照大御神からの直系のお血筋にあられるのが、天皇です。

日本の国民(臣民)は、その天照大御神からの直系のお血筋にあられる天皇の権威の元に、従属していると思います。
これは、政治の最高権力者も市井の民草も,
平等であるのが日本の特徴です。

次に、天皇家の事柄を定めた皇室典範は、日本の法律の枠外にあると思いますが、大東亜戦争に負けた際に、占領軍から法律の中に入れられてしまいました。
このとき、天皇の血筋を守るための皇室も最小限とされたのが、現在の皇位継承者を極端に少なくしたもので、これが現在の皇位継承者問題を作り出す要因でした。


女性天皇は、男性天皇に適当と思われる方がいない場合にのみ定められた方ですが、適当な男性が現れたときには天皇の位を譲られています。
そして、このことは第125代天皇にまで引き継がれてきました。
これは大変なことで、神武天皇を初代として皇紀2677年の現在に至るまで、この基本は守られ,男性による天皇制が維持されてきたのです。

何しろ125代もの天皇家ですから、適当な男性天皇候補がいないときは何処まで探しに行かれたのかと思う程の苦労が見えます。
中には、天皇の位を乗っ取ろうとした者までいたのですから、大変でしたでしょう。難題を乗り越えるために、男性天皇の系譜を維持されてきたと思います。


皇室の男性は天皇制の維持のために努力されてきましたけれど、女性である内親王も楽ではなかったと思います。
時の権力者は、天皇に誼を通じるために、娘を天皇の后としたことがあります。
これと同様(ではないのですが)に、内親王は他国の王室に嫁がれることで、日本の国の安寧を図ったのではないでしょうか。
これには、大韓帝国・皇宗第七皇子昌徳宮李王垠に嫁いだ(梨本宮)方子様、満州国皇帝の弟である愛新覚羅溥傑に嫁いだ嵯峨浩様がおられます。
もっとも、これは時代が変わりましたから、今では自由にされています。


天皇家のお血筋は、日本国のある限り守られると思いますし、日本の国民はこの天皇制を守らなければならないと思います。
皇位継承第三位である悠仁様は、今日が誕生日です。
これからものびのびと健やかに育ち、日本国の象徴として輝いていただきたいと祈っております。

疑問

国連や欧米人が「皇室が滅んだら大変だから、女系を認めよ」と命令するのはおかしい
>仮にもし、内親王殿下がChinese国籍の「王(ワン)さん」や、Korean国籍の「朴(パク)」さんに嫁いだからどうなるのでしょうか。

もともと中韓は、伝統的に「儒教」の国でもありましたので、父系主義、男系宗族主義の色濃いお国柄と言えます。
夫婦別姓も、「父系」を重視する儒教的価値観の反映よるものと思われます。
漢の皇室は「劉姓」、唐の皇室は「李性」と、「男系の家」が重視されます。
当然、日本の皇室に「婿入り」して、男子が生まれた場合、勝手に「王王朝の誕生」だ、「朴王朝が誕生した」と‶勝利宣言”を始める可能性も考えられますね。

「儒教」の影響が色濃くなかった倭人社会では、伝統的に「姓」や「苗字」は無かったものと思われます。
弥生社会には、母系的な雰囲気が強く感じられるとも言われています。

が、中韓が「男系主義」の国であるならば、それに対して十分に注意を払う必要はあるでしょう。

そもそも、戦後、戦勝国の人たちが「日本の皇族は多過ぎるから減らせ」と言って、多くの皇族を民間人の身分に落としてしまったのが「皇位継承者不足」の最大の原因かと思います。

なのに、今になって、国連の女性差別撤廃委員会や海外のマスコミが「皇室が絶えてもよいのか?!尊女卑はけしからんから、今直ぐ女系を認めよ」というのは些か傲慢ではないでしょうか?

日本の皇室の将来は、本来日本人が決めるべきであって、国連や欧米人が決めるべきではないと考えます。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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