対抗国家とお詫び国家



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おそらく向こう10年の間には、「天皇の知らす国」は、日本の常識となっていきます。
そしてそのことが、必ず日本を取り戻していきます。


20171218 20171218 昭和天皇
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 *****

以前、ChinaやKoreaは、戦前の日本に対する「対抗国家」であると書かせていただきました。
戦前の日本統治に抗して誕生したというのが建前ですから、日本への対抗が国家の正義です。
ですから、彼らにとっての愛国とは、反日です。
本来であれば、愛国というのは、自国の民衆の幸せのために発揮されるべきものなのですが、対抗国家の場合はそうはなりません。
自国の民衆の愛や喜びや幸せや美しさを犠牲にしてでも、反日であることが正義です。
反日のための国家なのですから、国民の生命や財産など、早い話どうでもよくなってしまうのです。

もっといえば、人類社会の一般通念では許されない悪行であっても、反日である、日本への対抗のためであると言い張れば、それは正義となります。
彼らは逮捕されると、ひたすらわめきちらし、脱糞までして理屈にもならない自己の正当性を訴えますが、彼らの国では、そうやって日本への対抗のためだ、反日のためだと言い張れば、それは無罪になります。
よく日本人女性が乱暴されて、彼らの国の警察に駆け込むと、「日本人だから仕方がないのだ」と逆に諭されてしまうというのは、警察官の姿勢というよりも、彼らの国で裁判になれば、実際にそういう理屈が通用してしまうからです。
それが彼らにとっての国家的正義です。

慰安婦象も、その延長線上にあります。
Koreaの場合は、その反日をさらに「恨み」にまで高めているわけですから、できるだけ派手に、できるだけ相手の名誉を奪い取るように反日すれば、それは国家的正義となります。
事実はどうであったのか、正義とは何かということは関係ないのです。
Chinaの場合も同様で、事実はともかく、日本にひどいことをされたことへの抗日が建国の建前となっているわけですから、日本に抗するのだと主張すれば、それが国家的正義です。





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古事記3の一部



残念なことに、両国とも、建国の際に政府が犯したあらゆる悪行や非道行為を正当化するためには、その前に統治をしていた日本はもっと悪質だったのだと言い張る他ありません。
ですからもし両国が反日を止めるとするなら、それは両国が国家の成立を否定することになるわけですから、両国が存在する限り、今後も反日・抗日があらたまることは決してありません。

ChinaやKoreaが対抗国家であることをやめるためには、どうしたら良いのか。
それは、現在存在している彼らの国が一度崩壊して別な国を建国することです。
そのとき、日本への対抗が新たな国の国是となるのではなく、幸運にも、日本への対抗国家であったことへの対抗をする国が誕生したとき、彼らははじめて、日本への対抗をやめることになります。
幸運にもと書いたのは、逆にいまよりもっと日本への対抗を強めるために、いまある国の枠組みを変えて、新たなもっと激しい対抗国家を誕生させるという選択肢もあるからです。

もともと国家というのは、互いに考え方や国家成立の基盤が異なるから、それぞれに国境をひいて、国家を営んでいます。
日本はたまたま四方を海で囲まれていますから、なかなか日本人には理解しにくいのですが、大陸にある諸国は、国境が陸続きになっているわけです。
通り一本隔てた向こう、つまり向かいの家は外国、などということも、頻繁に起きているわけです。

そして国が違えば、たとえ通り一本隔てた向こうとこっちの違いであっても、民族性も習慣も異なります。
そして国同士は、互いに仲が悪いというのが原則です。
仲が悪いから、たとえ通り一本でも、国境があるのです。
仲が良いなら国境の必要はありません。

そしてどんなに国同士、民族同士が仲が悪くても、相手が嫌いでも、自国を守るための必要や、ビジネスにおけるメリットがあれば、両者は同盟もするし、ビジネスもします。
99%互いにいがみ合っていても、1%にビジネスチャンスがあったり、紛争への対抗の必要があるときは、互いに手を結ぶのです。
それが大陸にある国家の常道です。

このことは、各家のお隣同士が、たとえどんなに日頃仲が悪かったとしても、火事になったら、一緒になって消火活動をするのと同じです。
それは、お隣さんが好きだからとか、尊敬しているからだとかではありません。
必要があるから、必要なときには手を結ぶのです。
それだけのことだし、それが世界においてはあたりまえのことです。

この点、日本の保守系言論人の一部にも誤解があるようです。
99%の良い点があっても、1%に妥協できない点があれば、同じ保守同士で対立し攻撃しあう。
そして一事が万事だとして、1%を針小棒大に騒ぎ立てれる。
すると簡単に分裂する。

逆なのです。
99%妥協できない相手であっても、必要があれば残りの1%で互いに協力しあうのが世界の常識です。
そしてこのとき、99%は妥協できない相手であるということを常時互いに意識して、衣の下から刃をチラチラと見せつけながら付き合うのが、国際社会の常識です。
このことは、動物園で猛獣を飼うのと同じことといえるかもしれません。

さて、ChinaやKoreaが対抗国家であるというお話をしましたが、では日本はどうなのでしょうか。
実は戦後の日本は、突き詰めていえば「お詫び国家」です。
戦前の日本をとにもかくにもお詫びすることが国是となっている国です。
それはGHQによって与えられ、日本国憲法の前文に記載され、まさに戦後日本の国是となっていることです。

ですから、ひたすらお詫びすることが日本の正義です。
企業でも組織でも国家でも、上に立つ者は常にお詫びをし続ける。
悪くなくても、ごめんなさいと謝罪する。
それが国家的正義なのだから仕方ありません。
そして国際社会では、お詫びをするということは、そのままお金を払わせることにつながります。

ですから戦後日本という国は、お詫びをさせるように仕向けさえすれば、いくらでもお金を払わせることができる。
しかも日本人は働き者で、モノづくりの達人でもありますから、日本人が一生懸命働いて得た利益は、屁理屈であれ捏造であれ、とにもかくにも日本のお偉いさんに「ごめんなさい」とお詫びをさせるようにもっていきさえすれば、まさに打ち出の小槌のように、いくらでもお金を吐き出させることができる。
そしてその戦後日本は、お詫びをすることが、国家的正義となっているわけです。

では、そのお詫び国家が、お詫び国家でなくなるにはどうすればよいか。
戦後日本は、お詫び国家としてスタートした国であり、お詫びが国是となっている国です。
これを変えるためにはどうしたら良いのかということです。

実は、ChinaやKoreaが対抗国家であることをやめるためには、現在の彼らの国が一度崩壊する必要があるのと同様、日本がお詫び国家を止めるためには、戦後日本というフレームを崩す必要があります。
それは、まったく新たな日本が誕生するということでもあります。
世界の歴史では、そのためには必ず流血の革命が起こっています。
それは実は日本では考えられないほどの悲惨な規模で起こります。

Chinaは、歴代王朝が交代してきた国ですが、その都度、人口の3分の2が失われたとも言われています。
人口がそれだけ減るということは、かつての地主階層が崩壊しているということです。
そこにまったく新たな人々が支配者として君臨します。
こうしてChinaでは、国が替わるたびに、ほとんど民族や文化まで入れ替わっています。

たとえば清国の時代、Chinaの男性の普通のファッションは辮髪(べんぱつ)と呼ばれる、頭髪を後頭部以外全部剃り、後頭部の髪だけを長く伸ばすというものでした。
想像したらわかりますが、たとえばいまの日本に清王朝が誕生して、サラリーマンは全員辮髪を義務付けられたら、おそらく多くの人は心理的に納得できないと思います。
けれど、Chinaでは、実際にそれが起こっているわけです。
辮髪は支配層の証であり、辮髪であることが高級官僚もしくはその身内であることの証だったのです。

西洋でもこれは同じで、支配層が替わるとき、世の中の支配層は全部入れ替わっています。
そして同時に人口も、大きく減少しています。

我が国も、源平合戦後の鎌倉政権、関ヶ原後の徳川政権など、戊辰戦争後の明治新政府など、歴史上大きな政権交代を経験してきているし、都度、たくさんの血が流れました。
ところが、それらの戦いは、いずれも日本の全体人口を大きく減少させるところにまでは一切、至っていません。
もちろん、大きな戦いによって、たくさんの人の命が失われはしましたが、その規模は、人口全体からすれば、実は諸外国と比べると微々たるものでしかなかったというのが、我が国の歴史です。

このことは、現代日本がお詫び国家であること。
それを変えるためには、なんらかの抜本的な改革が必要なこと。
その改革は、お詫び国家であることによって権益を得ている既得権益層との争いになりますから、一定のリスクを伴うことを私たちに教えてくれます。
しかしいまの日本がよろしくないと思う人は多くても、いまの日本に流血革命を歓迎する人は、皆無であろうと思います。

ではどうしたら良いのか。
その答えも、私たちの国の歴史の中にあります。
なぜ我が国が、大きな政権交代のたびに、人口の大幅な喪失をしないままに改革を実現することができたのか。
それは、我が国に天皇という最高権威の存在が常にあり続けたからです。
日本が天皇のシラス(知らす、Shirasu)国であるからこそ、政治権力の交代は、単なる政権交代の枠組みを超えることがなかったのです。

ということは、私たちが日本を取り戻そうとするならば、天皇の権威とはいったいどのようなものなのか。
古代に確立された天皇という存在の異議を、私たち自身がしっかりと学び、これを国家の常識としていくことこそが肝要であるということができます。
そうすることで、日本ははじめてお詫び国家からの脱却を、流血なしに、あるいはもし流血があったとしても、それを最小限に留めることができるのです。

早い話、「日本は天皇が知らす国である」というこの一事が国家の常識になることによって、日本は大きく替わることができるし、お詫び国家ではない、本来の平和で豊かで、愛と喜びと幸せと美しさを取り戻すことが可能になります。

そのための戦いは、ようやくいまはじまったばかりです。
しかし、おそらく向こう10年の間には、「天皇の知らす国」は、日本の常識となっていきます。
さらにそれだけでなく、「知らす」は世界の常識になります。
世界も変わるのです。
私たちのいまの活動は、そのためにあります。

少し考えたらわかることですが、およそ人類社会の成し遂げた社会システムや科学技術のほぼすべては、「戦争に勝つための技術」として発達してきたものです。
上下関係しかり、組織しかり、移動手段しかり、資源エネルギーしかり。
典型的なものが核技術です。

しかしもしかすると、これは人類6千年の大きな間違いであったのかもしれないのです。
本来、知識も知恵も神々のものです。
その神々のものを使って、民衆が最大限に愛と喜びと幸せと美しさを希求し、豊かに安全に安心して暮らせるようにしてくためにあるものが、技術であり科学でなければならなかったのです。

そしてそのために考案された社会システムが、我が国の「知らす」だし、勾玉に代表されるモノ作りの技術だし、農業のための各種品種改良や、古墳や堤防の生成です。

勾玉というのは、ヒスイやメノウで出来ています。
ヒスイやメノウは硬度が6・5あります。
鉄は4・5です。
鉄より硬い原石を、あの形に加工し、穴までうがっています。
当時としては、まさに最先端技術の結晶だったわけです。
その勾玉は、戦いのためのものでしょうか。
偉い人だけが身を飾るためのものだったのでしょうか。

古墳は、日本人になりすました似非学者が、「墓の大きさで権力の大きさを示そうとしたものだ」とアホな事を言っています。
全然違います。
原野を耕して水田にしたら、大量の残土が出るのです。
その残土は計画的に盛らないと、大雨のときに崩れて、周囲に大変な災害をもたらすのです。
だから何代もかけて荒れ地を水田にし、残土をきちんと処理したのです。それが古墳です。

古墳時代がなぜ終わったか。
簡単なことです。
水田が発達すると、たくさんの水路ができます。
その水路へは大きな川から水をひきます。
その川が氾濫しないよう、それまで古墳に盛られていた土を、今度は堤防工事に使うようになったのです。

一部の人が、圧倒的多数の庶民から収奪をして贅沢三昧をし、その一部の人たちが、もっと贅沢をするために戦争に勝つ技術が開発されてきたのが人類史です。
しかし本来は、民衆が「おほみたから」として大切に育まれ、民衆が喜びに溢れた豊かな生活ができるように使うのが技術でなければおかしかったのです。
このことを、いま、人類社会全体が、反省すべきときにきています。
そしてその起爆剤になるのは、まちがいなく日本です。
わたしたち自身なのです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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20160810 目からウロコの日本の歴史


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コメント

疑問

若干のお詫び
私は以前「古事記の神話に、アイヌや奄美・沖縄の人々の神話が含まれているだろうか?」と嚙みついた事がありました。

『縄文の思想』(講談社現代新書 瀬川拓郎著)によると、『古事記』の中には、アイヌ神話とよく似たものや、モチーフを反転させた様なものがあり、アイヌの神話の中にも、なぜか『古事記』の神話にそっくりなものがあるそうです。
更には、沖縄の風習や伝説の中にも、共通する要素が沢山あると。
恐らく、古代の人々の活発な交流が、共通の価値観を生んだのでしょう。

また、この本では、『出雲国風土記』や「わに」と「さめ」に関する話題が多く取り上げられています。
それによると、古代出雲地方では、「わに」という言葉と「さめ」という言葉が存在したそうです。
「わに」に関しては、ざっくりと、シャチの様なものまで含んだのではないかとの推測がなされています。
縄文~古墳時代頃の土器や木製品に、シュモクザメ等が描かれたものが多数出土するので、古来サメがよく知られた生き物で崇拝されていた可能性は高そうですが、もしかしたら、それ以外の海の生き物を幅広く含んだかも知れません。

詳細は長くなるので、興味があればご一読ください。

まめはな

No title
今上陛下はアジアへ行かれるたびに先の大戦の謝罪をされています。
皇后陛下も「A級戦犯」と何度も公に発言されています。
言わされているのではなく、心からそうお思いのように感じます。
日本の雛型である皇室の方、それも天皇陛下がお詫びするお方であることも、
今の日本の在り方に深く関係しているのではないかと危惧しています。

くすのきのこ

No title
こんにちは。人類は集団力だけを頼りに、他の動物を追いやって地球上に生活
しているわけです。攻撃の為の牙や爪や逃避のための速い足や羽や樹上生活の
ための腕力もありません。子供達の身体や頭脳は発達の途中ですから、本能的
に集団への依存が必要な事を察知するわけです。ですから子供達の学習への取
り組みは周囲の集団のモチベーションに左右されます。集団全体のレベルアッ
プが遠回りに見えても大事なのです。ボトムからアップしなければ全体のモチベーションは上がりません。結局は集団力なのです。個人にどんな能力があろ
うとも、一人だけ優秀であっても、仲間がいなければ孤独に悩んで社会生活に
は適応できなくなる・・人類とはそういう社会的動物なのです。子供時代には、個人よりも集団を重視し、少しできる子供は周りに教えるような環境を作るの
が好ましいのでは?小学校中学年までは1年の年齢の差は体格にも学習にも差
があります。4月生まれの子供と翌年3月生まれの子供では差があって当然で、この差がある事が子供達の社会認識力を育くむのです。その差がある中でさえ
切磋琢磨をする事が柔軟な発想を育むのでは?教師の望む回答だけが正解では
あり得ませんしw教師の熱意が子供の熱意とは別の方向を向いていたりする事
もありますし。レベルの高い?子供は自ら学習していきますよ。
例え優秀なグループの集団を作っていっても、その中でやはりトップとボトム
とアウトローが出る。その中で更に選りすぐって優秀なグループを作っても、
同じくトップとボトムとアウトローが出てくる。この繰り返しです。そういう
のは少し成人に近づいた高校くらいでやってますよね?無理してレベルの高い
学校に入り、伸びる子もいれば伸びない子もいる。
平均値に拘るのであれば集団力を重視し、ボトムから上げるのが大事です。そ
して平均値が高いから現代の日本は識字率が高く、ある程度安定した社会を構
成できています。自ら鍛えたく物足りなければ海外にいくのもいい。
では・・何かと揉め事の多い銃社会・訴訟社会アメリカでは?実は高卒であっ
ても読解力が無く高卒であっても9割が、文章は読めても意味を正しく理解し
ていないという結果が出ていると・・30年間アメリカは読解力コースまで作
るような政策をしていたがそういう結果であったと。いろんな雑学こそが読解
力の元だそうですw・・移民社会でこれはキツイ。金持ちと優秀な者だけがお
得な格差社会になっている一因では?
・・雑学は本からだけ吸収するものではなく、やはり社会生活から学ぶものも
多い・・視野を広げなければ読解力という基本さえ身につかない。最近の子供
達は習い事は当然~・・みたいなもので水泳とかピアノとか算盤とか塾とかとか・・鉄は熱いうちに打て~?ww加えてどんどん雑学も身につけましょうw
算数の問題文の意味がとれない子供とかいますし・・。


にっぽんじん

学力調査
中学生の学力低下を懸念して文科省は試行錯誤を繰り返しています。
低下の原因は「詰込」だと「ゆとり教育」に切り替えました。

しかし、それは失敗だったと元に戻そうとしています。
「記憶」することが多いと思考力が育たないなどと訳の分からないことまで言い出す始末です。

その一方で「英語教育」まで始めました。一体何を考えているのかさっぱり分かりません。
小中学生の学力を調査するために「全国学力調査」を行っています。

結果を見ると上位、下位の府県は毎年同じ分布です。日本の子供たちの知能レベルに都道府県の有意差はないはずです。差があるのは「教え方と熱意」ではないでしょうか。

ここ最近の結果を見ると、毎年最下位だった「沖縄県」の学力が上昇しています。知能レベルに差がない証拠です。

私の近くの小学校も「学力向上」に力を入れています。夏休みにボランティアで手伝いに行く機会がありました。その時、学力向上の目的は何だろうと疑問に感じたことがあります。

学力テスト結果は「平均値」です。平均値を中心にその上下が左右に分布しています。平均値を上げるためには、平均値より低い児童のレベルを上げるか高い児童のレベルを更に上げるか、あるいは全体を引き上げるしかありません。

今やっているのは学力の低い児童の引き上げであって、レベルの高い児童の更なる向上ではないような気がします。学力が高い児童は夏休みの勉強会に参加していません。学力の低い児童の学力を上げることは大事です。

が、そこだけに注力しても能力の高い児童を放置していては国際的に高いレベルの児童は育たないのではないかと疑問に思いました。

平均点が上がったからといって喜ぶことは出来ないと思います。そうではないという意見があればお願いします。

-

No title
いつも、説得力あるお話を、ありがとうございます。

 水をさすつもりはありません。が、ちいさなことをひとつ。
 
 例えば、阿波は徳島の山中には、おびただしい数の古墳、墳墓(?)が
 あるようです。
 
 今でも、大規模な造成では、残土処理として、盛るという事はやっているよう です。
 確かに、開墾して水田を作るということは、水平な部分を作り出すということ
 ですから、大量の残土は出るわけですね。

 初期のものは、墳墓の可能性も否定できないかな、思った次第です。

-

No title
『山陵志』を記した蒲生君平も、日本人のふりをしていただけだったとは・・・ショックです。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
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E-mail info@musubi-ac.com
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