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かつての日本人がとてつもなく優秀だった理由のひとつが、漢字教育にあります。
なぜなら漢字の持つ象形性は、子供の抽象化、概念化する能力、推理力、主体性、読書力を拓くものだからです。
実際、昔ながらの漢字教育で、幼児の知能指数が漢字学習で100から130にも伸びたという報告もあります。
ところが戦後教育は、当用漢字や常用漢字によって漢字の持つ象形性を奪い、さらにこれに輪をかけたようにでたらめな筆順を子供達に強制することで、より一層、子供達の目のみならず、日本人全体から漢字から得られるべき抽象化、概念化する能力、推理力、主体性、読書力を奪ってしまっています。
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筆順というのは、上から書くとか、左側から書くといったルールに基づいていると教わったご記憶があろうかと思います。
ところがそのように「教育」されることで、実は戦後生まれの私たちは、漢字の持つ象形性を無理やり見えなくさせられています。
たとえば「必」という字があります。
現代では、筆順を下の図の順番に書くようにとしています。
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。尚、本日の画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)ところがこれでは、この字が、いったい何を意味している漢字なのか、さっぱりわかりません。
もともとこの字は音読みが「ヒツ」で、訓読みが「かなら(ず)」ですが、訓読みの「かならず」は、絶対にとか間違いなくといった意味の言葉です。
だから「必勝」などといった熟語に用いられます。
その「絶対に」とか「かならず」ということは心に刻(きざ)むものです。
だから「心」に、斜めの線である「ノ」を書くのです。
従って「心」を書いてから「ノ」を書けば、自然と「心に刻む」という意味が明確になります。
「必」という字を書く都度、「心に刻むのだ」という意志が生まれます。
要するに筆順というものは、漢字のもつ象形性をより明確にするためのものでもあるのです。
これをバラバラにしてしまったら、漢字の持つ意味がわからなくなります。
終戦後、GHQが入ってくると、作家の山本有三や土岐善麿らが
「日本では漢字が濫用され、これが軍国主義を形成した。
従って漢字教育は軍国主義の復活につながる」
などと主張しました。
どこをどう取ったら、そのような見解になるのか、まったく意味不明としか言いようのない主張ですが、英語圏で暮らすGHQの職員らには、なるほど日本語はむつかしかったのでしょう。
そのことと、山本有三らの主張が相まって、昭和21年には当用漢字が指定されました。
さらにこのとき、「學」を「学」などの略字にすることが定められています。
ところがそれだけでは不安だったのでしょう。
今度は、筆順まで文句をつけ始めたのです。
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昭和21年頃といえば、昭和天皇のご意向を受けたマッカーサーが、日本人が餓えないようにと、さかんに人道支援を行った一方で、日本解体のために「良い」とされることは、片端から実行に移されていた時代です。
もっとも昭和23年には、GHQのジョン・ペルゼルが、日本語の表記をすべてローマ字に改めさせようと計画していますが、これは成功しませんでした。
というのは、事前にGHQの指導によって、当用漢字表が出されていたわけです。
朝令暮改は、さすがにマズイだろうということになった。
おかげで日本語の表記の漢字仮名交じり文は、維持されるのですが、「あらゆる日本的なものを破壊することが正義」とされた時代です。
それなら漢字の持つ象形性を失わせ、教育から漢字からの推理力・読解力を奪ってしまえということになって、「學」を「学」と書き、「敎育」を「教育」と書くという、いわば簡体字のような当用漢字の普及を図るだけでなく、筆順を指定することで、漢字の持つ意味を「わからないようにさせよう」という運動が起こったのです。
何も知らない日本人こそ、いい面の皮です。
子供達は、指定された筆順でなければ、テストで点をもらえない。
ですから素直に、その漢字と書き順を受け入れました。
それから70年。
いまでは、自分の名前の漢字でさえ、意味がわからない人がほとんどという状況に至っています。
たとえば「成」という漢字があります。
よく名前に使われる漢字です。
この字は、昔の旧字は↓の字で、よく見ると「ノ」に「丁」と小さく書かれていることがおわかりいただけるかと思います。

「丁」は釘の象形で、これに「戈」と書いてありますから、戈で釘を打ち付ける、つまり、成形するという意味の漢字となっています。
つまり、この字は本来は、「ノ」と「丁」を書いてから「戈」と書くのが良いのです。
ところが現代教育では、下の図の書き順が正しい書き順とされています。
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。尚、本日の画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)はたして、この書き順で、「成」という字の持つ象形性とか意味が理解できる人などいるのでしょうか。
漢字は、もともとが象形文字から出来ているものです。
ですからたとえば「魔」という字を見ると、中に「鬼」がいます。
この字は、「广」+「林」+「鬼」でできているわけですが、「广」は、屋根の下ですから室内です。
家の中が林の中のようだということは、家の中が薄暗いわけです。
その薄暗いところに鬼がいるのです。
「魔」という字は、異常なほどに何かに執着する人(例:色魔)や、なにかをなそうとする者を阻害するもの(例:睡魔)のことを言いますが、「魔」という漢字の意味がどうのとまる暗記するのではなく、漢字のもつ象形性をしっかりと学んでいくことによって、実は、漢字は私たちに、たいへんな理解力、洞察力、推理力をもたらしてくれるものなのです。
これは伊勢雅臣(いせ・まさおみ)さんが書いておられことですが、
「幼児の時から漢字を学ぶことで、
抽象化、概念化する能力、
推理力、主体性、読書力が
一気に伸びていく。
幼児の知能指数が
漢字学習で
100から130にも伸びたというのも
当然であろう」
かつての日本人がとてつもなく優秀だったのは、子供の頃からこうして漢字を学んでいたことが重要な要素のひとつであったという側面は見逃せないものであると思います。
その意味では、戦後教育は、日本人を幼いうちからアホにする教育であったといえるのかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント
くすのきのこ
占領政策を引き継いだ文化人たちでは?公職追放が~とか理由にな
るのかな?公職追放は20万人であうが、教育関係者はその中の一
部ですよね。それよりも戦死者たちの失われた頭脳が惜しいねかも。
憲法も同様ですが、ドイツなど何度も憲法改正をしてると。
それと、筆順くらいであほ~になる日本人ではないでしょう。それ
では江戸時代の庶民は草書体でしたからあほ~と言うのとかわらな
いのでは?日本語はまず音が大事なのでは?漢字はあくまで後に入
れた外来文字を日本用に利用・改変したものにすぎません。だから
草書・・わざと暗号化したようなものwひらがなでさえ、読みが難
しい・・つまり引用句を音で覚えていなくては読むのは難しい。
子供の頭脳というのは発達途中でイロイロなものを理論なしに吸い
込むように吸収します。理屈は大人のものですよw一時的にIQが伸
びたからといって維持するとは限りません。学童の頃に伸びた子供
は逆に後になって伸び悩んだりする事もあります。学習能力とか学
力というものは年齢と脳機能の発達具合により変化していくもので
すから、一概に結論付けるのは如何なものかとwそれよりも正しい
日本語で語りかけ話し合いコミュニケーション能力をつける方が、
後々の人間関係で役立ちませんか?w悪態とかは言った本人の脳に
言いきかせているようなものだそうです。英語の早期教育も問題で
しょう。まずは正しい日本語で喋れないと、英語も伸びないそうで
すよ。バイリンガルは思索が浅いという説も。多分、解らないから
こそ、じっくり意味を考えた上で表現するわけですね。数学の問題
も、日本語の読解能力がなければ解けません。問題を素早く読んで
意味を掴む訓練・・実は言い聞かせ、読み聞かせ、音読させ、更に
問答・・言い合いをするのがよいのです・・軽い口喧嘩も学習ですw
必ず人が相手をする事です。ゲーム機などの機会相手では、雰囲気
というのが伝わりません・・言葉は言い方により言外の意も含むも
のです。IQより相互理解の出来る聡さの方が、人生のお役に立つの
では?w
2018/01/10 URL 編集
ayaG
納得できるものです。
できうれば、真の筆順を表している本なりサイトなりを
紹介していただきたかったです。
2018/01/09 URL 編集
-
2018/01/09 URL 編集
Kaminari
GHQや反日作家達のこと、お知らせいただき有難うございます。
2018/01/09 URL 編集
にっぽんじん
戦後、日本の国益を損なう「仕事」ばかりやってきたのが外務省です。
慰安婦問題、歴史認識問題など中韓の国益を守り続けてきました。
谷野作太郎氏もその一人です。
氏は外務省の中国大使など2度の中国勤務経験者です。
その彼が「中国・アジア外交秘話」という本を書いています。
その経験を本にしているが、歴史認識は親中であり、日本軍は悪でなければならない存在です。村山談話を起草した本人だから当然です。
日本はアジアを侵略し、独立させる気はなかったと書いています。
日本軍を批判する「証言」を取り上げ、感謝する「証言」は取り上げていません。
昭和天皇の開戦の詔勅を読んだことがないのでしょうか。
外務省のチャイナスクールが日本を駄目にしていきます。
2018/01/09 URL 編集
KK
遅ればせながら、漢字に興味を持ち、筆順の勉強を始めたばかりでございます。
大変参考になり、また勉強になります!
ありがとうございます。
2018/01/09 URL 編集
ひゅうが
伊勢雅臣(いせ・まさおみ)さんですね。
2018/01/09 URL 編集