朝鮮日報の嘘



1月3日の朝鮮日報が、「独島(日本名:竹島)を自国領と主張している日本が、1951年に公布した法令で独島を『日本の付属の島』から除外していた事実が明らかになった」と報じました。
関連記事:「日本の島ではない」明記した日本国内法令を発見

韓国政府首相室の監督を受ける政府出資の研究機関「韓国海洋水産開発院」の姜淙熙院長が、12月31日にこの内容について大統領府(青瓦台)に書面で報告したのだそうです。

指摘対象となった法令は、
朝鮮総督府交通局共済組合の本邦内にある財産の整理に関する政令の施行に関する総理府令(日本が旧朝鮮総督府の所有財産を整理するために定めた政令)
旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法第四条第三項の規定に基く附属の島を定める省令
旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法

の2つです。

日本が竹島を日本の領土と看做さない法令があるとの報道なので、少々驚いて、条文を調べてみました。

まず、「朝鮮総督府交通局共済組合の本邦内にある財産の整理に関する政令の施行に関する総理府令」です。

この総理府令第二条は、以下の通りとなっています。

-------------------------------------------------
第二条  令第十四条の規定に基き、政令第二百九十一号第二条第一項第二号の規定を準用する場合においては、附属の島しよとは、左に掲げる島しよ以外の島しよをいう。
一  千島列島、歯舞群島(水晶、勇留、秋勇留、志発及び多楽島を含む。)及び色丹島
二  小笠原諸島及び硫黄列島
三  鬱陵島、竹の島及び済州島
四  北緯三十度以南の南西諸島(琉球列島を除く。)
五  大東諸島、沖の鳥島、南鳥島及び中の鳥島
--------------------------------------------------

なるほとこれだけみると、第三項に「竹の島」との記述がある。
しかし、この総理府令は、旧朝鮮総督府の財産の処分を定めた法律です。
ですから第二条は「朝鮮総督府の財産に竹島や千島列島などを含めない=竹島は朝鮮総督府の財産ではない」といっています。

どこにも竹島を日本領土の付属から外すとは書いてません。

もしこの条文が、竹島を朝鮮総督府の管轄下にあったとするものなら、北方領土である千島や、米国が領有した硫黄島なども、朝鮮総督府の管轄下にあったことになってしまい、明らかな矛盾が生じます。

もうひとつの「旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法第四条第三項の規定に基く附属の島を定める省令」は、非常に短い文で以下のようになっています。

--------------------------------------------
旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法第四条第三項の規定に基く附属の島を定める省令を次のように定める。
旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法 (昭和二十五年法律第二百五十六号)第四条第三項 に規定する附属の島は、左に掲げる島以外の島をいう。
一  千島列島、歯舞列島(水晶島、勇留島、秋勇留島、志発島及び多楽島を含む。)及び色丹島
二  鬱陵島、竹の島及び済州島
--------------------------------------------

ここにも竹島を除外するとの記載が見受けられますが、ここでいう「旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法」第四条第三項というのは、朝鮮総督府に勤務していたものの年金受給資格者の範囲等を定めたものです。
その受給資格者に竹島在住のものを外すというのは、
(1)竹島は日本固有の領土であり朝鮮総督府の管轄外と認識
(2)竹島に人は居住していなかったので、年金対象者を定める法律に含める必要がなかった。
の2つによるものです。

つまり、どちらの省政令も、竹島を「日本領ではない」とか、「日本の付属の島から除外する」という内容のものではありまん。

しかし、こういう冷静な議論は、韓国には通用しないんだろうなぁ^^
外交交渉の場が目に浮かぶようです。

韓「この2つの条文に『竹島は付属の島しょから除外する』と書いてある?日本は自分で領有権を放棄してるということではないのかっ!」

日「いあ、そんなことは書いてません。この条文が言っていることはですね・・・・」

韓「文章に『除外』と書いてあるのかないのかどっちだ」

日「書いてあります」

韓「なら、日本は領有を放棄しているじゃないかっ!」

日「ですから、ちゃんと話を聞いてください」

韓「聞いてるじゃないか。バカにしてるのか??」

およそ議論というのは、双方に正しく事態を認識しようという冷静かつ客観的な意思があってはじめて可能なものです。

思い込みから始まるのでは、まともな議論にすらならない。

困ったものです。

日韓フォーラム「竹島」問題 議論際限なし


人気ブログランキング ←気にいっていただいたらココをクリック。はげみになります^^v
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
\  SNSでみんなに教えよう! /
\  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

あわせて読みたい

こちらもオススメ

コメント

ぐぐー

法令の理解に関して
はじめまして。
ねずきちさんのおっしゃるとおり、この省令等は、日本の領土を規定したものではありません。
ただし、ねずきちさんの理解は若干違っていると思います。
二つの令とも「政令第二百九十一号第二条第一項第二号の規定」を準用していますから、
該当の政令(旧日本占領地域に本店を有する会社の本邦内にある財産の整理に関する政令)を見ずして正確な解釈は不可能です。
「本邦」の範囲については、「政令第二百九十一号第二条第一項第二号」にある定義を次のように読み替えろ、といっているわけです。

ということは、「朝鮮総督府交通局共済組合の〖本邦〗内にある財産の整理に関する政令の施行に関する総理府令」や、総理府令内の「本邦」の範囲を定義しているだけであり、この定義は、この総理府令の中でのみ有効となります。(省令も同様です。)

日本が朝鮮半島や台湾、南樺太などの領有権を放棄したのは、サンフランシスコ講和条約の発効によるものです。
したがって、講和条約発効以前までは、該当地域は連合国により施政権が停止された状態であっても、日本国内法的には日本領土ということになります。
この総理府令が交付され、適用されたのは講和条約発効以前ですから、「日本国政府の施政権の及ばない地域には、この総理府令は適用されない」といっているに過ぎないということになります。

うぅ、うまく説明できていないような気がする・・・。

かの国のこじ付けと思われるような主張に対しては、きちっとした理解をしておくことが必要だと思います。

ちなみに、「『竹の島』と『竹島』は違う」 といった議論もありますが、当時、「竹島」も「鬱陵島」も鬱陵島のそばの「竹嶼」も、すべて施政権が停止されていたという観点から考えると、「竹島」だろうが「竹嶼」だろうがどちらでも良いことになります。

もっとも、個人的には、経済活動が可能な「竹嶼」だと思いますが。

ねずきち

特ア嫌人さんコメントありがとうございます。
ご紹介いただいた、ブログ、ADON-K@戯れ言、さっそく見てきました。
めっちゃおもろいですね^^
さっそくリンク貼らせていただきましたよwwww

特ア嫌人

バ韓国は、やっぱり斜め上
今年もねずきちさんのところで、いろいろと勉強させていただきたく、よろしくお願いいたします。

ただ今回の竹島の件ですが、そんなに心配することではないことと思えます。
もっともバ韓国がぐだぐだ言うようであれば、ねずきちさんの論理で論破すればよろしいかと。
まあ「対馬・竹島=バ韓国領土」で思考停止している朝鮮ヒトモドキ亜種ですから、人語は解せないかもしれませんがv-294

ところで、なぜ心配の必要がないかと申しますと、ねずきちさんが引っ張り出してくれた
総理府令第二条
三  鬱陵島、竹の島及び済州島

ですが、ここでいう竹の島とは、鬱陵島のすぐ隣、東海域(とうかいではなく、ひがしかいいきです。念のためw)上にある竹島であり、が入らない「竹島」ではありません。
竹島は、当時もそれ以昔も日本固有の領土でしたので、日本の併合地である朝鮮には何の関係もなく、総理府令第二条の条項に載せる必要もありませんね。

以下は ADON-K@戯れ言 様のブログですが、竹の島の場所について、わかりやすく説明されています。

http://adon-k.seesaa.net/article/112161351.html#more

また同ブログでですが、「電凸軍曹」の相良 宗介さんの、これは!!と思うところへの電凸の記事。
これがまた、相手の本音をうまく引き出していて面白かったり、すばらしかったりw
ちなみに今回は
【電凸】日本外務省の竹島問題パンフレット増強に韓国政府が厳重抗議、サイトからの削除を要求

http://adon-k.seesaa.net/article/112026412.html#more

で、v-505韓国大使館への電凸やりとりです。
朝鮮ヒトモドキ亜種の、あからさま火病がリアルですe-350ww

ねずきち

>じゃんごさんコメントありがとうございます。
まさに自虐史観がもたらすもの、と思いますね。
日本はもうすこし、凛としてほしいものです。

>銀時さんコメントありがとうございます。
紹介、ありがとうございます^^

>A子さんコメントありがとうございます。
≪領土問題を「話し合い」で解決できるというのは幻想。普通は当事国の力関係が大きな要素≫というご指摘は、しごくもっともだと思います。
単純な話、共通の目的を持った会社内ですら、意見が対立したら力関係や上長の裁断がこれを決する。その「あたりまえ」なことが、なぜサヨクの人たちに理解できないのか、そのほうがむしろ不思議です。

>うわばみさんコメントありがとうございます。
懲りないというか、まともにからかっちゃあわないです。
教えていただいた中国の合意破棄行為については、さっそく記事にさせていただきました。
許せない蛮行ですよね。
≪上から目線で、長々しくコメ入れてたヤカラ≫さんが、これについてどのようなコメを入れられるのか、楽しみです^^b
≪『趣味の好い人の悪趣味』≫は、要するに戦後の自虐史観の刷り込みで洗脳あるいはマインドコントロールされたサヨク教信者が、自分の頭で考えることができないまま、与えられた思いこみですべての物事を判断しようとしていることから来ているのではないか、と思っています。
自分の頭で考えた結論ではないから、その結果に対してもなんら責任を持つことができない。すべてにわたって「自分はただしい」という思い込みから出発しているから、人の言うことを謙虚に聞くこともできない。間違いを指摘されたら素直に謝れば良いのに、それすらもできない。
いっときあった、オウム教団の白服を着た信者たちとなんら変わらないのではないかと思います。
そういえば、麻原も、在日でしたね^^

うわばみふかお

■韓流ブームに乗って、日本で銭稼ぎしている時は「ミナツァーン、アイチテマース」とほざきながら、自国に戻っては「独島は我々のもの」と歌ってる俳優のVTRを見たことがあります。
■竹島・尖閣・北方領土などについてガンガン言及する年にしたいと思います。
■年末に買い物にソウルに行っていた細君&娘たちは「安かったけど、二度と行きたくない」といってました。何やら日本人を蔑む言葉「チョッパリ(下駄の緒の意味)」をブランドショップでも何度か聞いたそうで…。いつまで経っても直りませんな。半島は。

A子

 連投ゴメンなさい。タイトルとハンネの場所、間違えちゃいました。

-

A子
 領土問題を「話し合い」で解決できるというのは幻想ですわね。
 普通は当事国の力関係が大きな要素ですわ。まずは軍事力。それから経済関係その他の要素が絡む場合もあります。
 ソ連崩壊直後、北方領土問題が前進のきざしを見せたのは後者の例かもしれません。

 それらに増して大きいのは、実効支配の問題でございましょ。
 日本の敗戦後、韓国は勝手に李承晩ラインを引き、日本の漁船を捕まえるなど、やりたい放第でございました。
 竹島に監視所を置くに至って、事実上、実効支配の形ができてしまったわけですね。
 普通なら戦争、少なくとも紛争の種になって当然の状況ですけれど、日本政府は手をこまねいてきましたし、国際司法裁判所に訴えるといったって、相手が応じるはずもありません。
 実力で奪取するか買い取る(援助との引き換え)、あるいは千島とサハリンの交換のような形しかないわけです。

 外交における「友好」は言葉に過ぎず、「話し合い」も損得勘定の交渉に過ぎません。
 条約すら、状況が変われば一方的に破棄されるものですわ。

 竹島における最大の問題は、自虐史観と憲法9条だと思いますことよ。
 日本は怖くないのです。また韓国は援助に感謝する国でもございません。

銀時

初めまして
はじめまして、いつもは見ているだけですが初めてコメントさせて頂きます。
韓国、いつも通りの報道ですね。
正直懲りないと言うかなんというか・・・。
それと事後報告になると思いますが。
上記「独島(日本名:竹島)を自国領と主張している日本が、1951年に公布した法令で独島を『日本の付属の島』から除外していた事実が明らかになった」件でアジアの真実さんのブログコメント欄にもあったのでここのこの項目を紹介させて頂きましたすみません。

じゃんご

明けましておめでとうございます
韓国もしつこいですね。
と言うか、日本の外交が長期ビジョンを持って事にあたらないから、足下を見られるんでしょうね。
これも、自虐史観がもたらすものでしょうか。
竹島は日本の領土であることは自明の理。
しっかり理論武装して事にあたってほしいものです。
非公開コメント

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
むすび大学事務局
E-mail info@musubi-ac.com
電話 072-807-7567

スポンサードリンク

カレンダー

08 | 2021/09 | 10
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

スポンサードリンク

月別アーカイブ

ねずさん(小名木善行)著書

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

スポンサードリンク

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメント、および名無しコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク