ごはんに玉子をかけて食べられる幸せ

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20180220 卵かけご飯
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


私などは、白いご飯に生玉子をかけて、醤油をちょいと垂らしてかき混ぜて食べるのが大好きです。
ところが、一昨年、どういうわけか、食堂などで「生玉子を出してはいけない」という通達が保健所から出回ったことがありました。
結局、この通達は曖昧なうちに、昨年の春頃には、普通に生玉子が食堂で出されるようになったのですが、実は、スーパーなどで売っている普通の生玉子を、日常的に「生で」食べることができるのは、日本だけなのです。

もちろん海外でも、生玉子を食べることはできます。
ただしその場合、特定の鶏卵場で採取された証明書付きの高価な玉子でなければ、食べてはいけないことになっているのが、普通です。

ですから、たまに海外の友人をすき焼き屋や牛丼屋に連れて行って、生玉子を食べようとすると、彼らはびっくりして、顔をしかめます。
「危ない」というのです。

海外では、生玉子はサルモネラ菌の危険があるからと、基本的に食べません。
必ず火を通して、目玉焼きや玉子焼き状態にして食べます。
でないと、あぶないからです。

ところが日本では、生で玉子を食べられます。
それは日本の鶏卵農家が、感染の心配のない衛生的な卵を作っているからです。

人類が鶏卵を食べるようになったのは、4000年ほど前からだといわれています。
相当古い歴史があります。
ただし世界における鶏卵の食べ方は、今も昔も、世界中どこの国でも「火を通してから」です。
つまり生食はしなかったのです。

日本では、弥生時代の遺跡から、鶏の骨が出土しています。
その頃から鶏が飼育されていたであろうことは、疑いのない事実です。
鶏そのものも食用にしたでしょうし、玉子ももちろん食べたものと思います。
ただし玉子を生で食べていたかどうかまではわかりません。

鶏卵料理は、江戸時代の料理本などにも親子丼や茶碗蒸しなど、多様な調理法が書かれています。
この時代に、
「たまご〜え、たまご〜、たまごはいらんかえ〜」
という玉子売りの行商がいたことは、有名な話です。
ですから、それなりに玉子は食べられていたことが確認できます。

ただし絵画や文献のなかに、ご飯に生玉子をかけて食べるような仕様は、まったくありません。
ですから江戸時代には、やはり火を通してから食べていたであろうことが伺えます。
そして鶏卵は、庶民が日常的に食べるものではなく、どちらかというと病気のときに精をつけるために、特別に食べるものという位置づけがあったようです。

この鶏卵が、生でご飯にかけて食べられるようになったのは、実は、昭和40年代頃からです。
精力をつけるために、生玉子を丸呑みしたり、お醤油をたらしてご飯にかけて食べたりと、この時代から生玉子が日常的に大活躍するようになりました。
そこには、ばい菌の心配のない安全な玉子をつくるための養鶏場と農林水産省、つまり官民一体となった、まさに血の出るような努力があったのです。

そのおかげで、日本では、庶民が日常的にスーパーや市場などで買う玉子が、普通に生でご飯にかけたりして食べられるようになりました。
いまの私たちは、たまごを生で食べることを、あたりまえの常識と思っていますが、そう思って海外に行くと、世界中どこでも、生玉子を食べることが禁止となっていて、びっくりさせられます。

生玉子を、何の疑問も抱かずに、普通に安全に食べることができる幸せ。
私たちは、そういう社会を築いてくださった先輩達への感謝の心を忘れてはならないと思います。

実は数年前、農水省からのお達しで、食堂などにおいても、生食用の玉子を出してはいけないというお触れが出たことがあります。
ほんのわずかな期間で、そのお触れは撤収されたのですが、日本人は真面目ですから、法律でもない政令でもない、省令ですらないお達しでも、食堂からは生食用の玉子が消えました。
理由は、生玉子はサルモネラ菌による感染症の危険があるからというものでした。

お触れは数ヶ月後には撤回されましたが、このお触れは、いったい農水省のどのあたりから出たものであったのでしょうか。
いま日本には、日本人のような顔をして日本語を話し、日本国籍を持っている日本人でない人が増えていて、そのような人たちの一部が、政界や行政に多数入り込んでいるといいます。

彼らは日本人がこれまでに築いてきたことをまったく知らず、理解しようとせず、ただ反日に凝り固まって日本人を見下し、上下関係でやたらと支配しようとします。
そして「玉子の生食は危険」という彼らの国での常識を、日本に持ち込んだわけです。

日本人は玉子好きです。
そして名もない農家の一軒一軒の長い年月の血を吐くような努力の末に、いまの玉子の生食文化が築かれています。
日本人は、日本人としての誇りと自信を取りもすべきだと思います。


※この記事は2014年1月の記事のリニューアルです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

takechiyo1949

玉子?鶏卵?
私が子供の頃の山村では、卵はまだ貴重品だった記憶です。
「晩ご飯はなに~!」
『ランニング エッグだよ』
って聞くと大喜びでした。
お茶目な母は「かけたまご」をそんな風に呼んでました。
----------------------------
なにも無き
食卓に吾子(あこ)たちと
新漬の菜をさくさくと噛む
----------------------------
亡くなって11年。
母の歌を思い出しました。

大陸の店で「玉子」と書いて店員に見せましたら大笑いするのです。
玉子は「男子の◯◯」の意味だったのです。
『鶏卵』と教えられました。
納得でした。

くすのきのこ

No title
ねずさん今日は。明治の頃、玉子は貴重品だったと。
病原菌フリーの鶏卵を作る事は、インフルエンザのワクチンつくりに
必要な事でして・・実は別の分野の産業に係る事です。ワクチンを作
るという医療分野の産業は、先進国でしかできない。しかし・・コレ
も諸刃の剣な部分がありまして・・ワクチン発症とかウイルスの卵馴
化による抗原変異とか・・・。動物愛護団体の過剰反応による鶏の工
場様飼育はんた~い・・とか・・既に・・東京五輪での選手の食事に
日本製玉子は飼育環境が工場だから駄目~という声があるそうです。
つまりドコでライン引きをしてバランスを取るかが大事では?愛護団
体の方々は勿論インフルエンザワクチン接種はしてないはず・・?w
地飼いの鶏でも土壌汚染しないようにキッチリ管理されていれば生食
もいけるでしょうが・・コレが・・鶏工場も同様ですが、飼料や肥料
で汚染される可能性が否定できない。現にBSEは餌にした牛骨粉で発
症してます。共食いは駄目ですね。
世界のグローバル化により、病原菌も病原ウイルスもワールドワイド
に広がっています。一地方の病原性微生物が世界へ。微生物というの
は優れてしぶとい生命体なんですw南アフリカの地下ふか~い金鉱で
太陽光も届かない・・でも人工灯はある?・・そういう所で放射線を
エネルギー源に生きる細菌がおり、チェルノブイリの原子炉の中にも
放射線を利用して生きる細菌がいる。そういう凄い奴らw人間も消化
管内と体表上の微生物なしでは実は生存できないwココでもどこかで
ラインを引いてバランスをとってるわけです。そのラインがまた微生
物にとっては幅のひろ~いグレーゾーンだったりするwあるいは一地
方の微生物が役立つクスリの元になっていたりもしてます。抗生物質
も元は青カビの生成する成分でした。ドコでどんなラインを引きバラ
ンスを取ったり互いに利用したりして生き抜くか?微生物との取り組
みあいは、相手が生存をかけて遺伝子変異してくるのです・・生存と
は戦わずにして得られるものではないという生物の原則のとおりにw
現代社会を是認するのであれば、その裏の戦いも知って損はない?
・・・そのうち火星の微生物が発見されるでしょうねw大気が少なく
宇宙線量が地球より多い環境で、宇宙線をエネルギー元に生きている
微生物がいてもおかしくない・・・。




-

No title
いつもありがとうございます。
『誰が裏木戸を開けていたのか』
日本を取り戻した暁には
公にしていただきたい
そう思います。






大阪市民(ケイシ)

更新ありがとうございます。
納豆に生卵をかけて、ご飯を食べれる幸せを想いました。 40歳越えたら、
あれが食べたい、これ食べたいとかの
欲が無くなります。 納豆と卵かけての白飯が、私の大好物です(笑)。
でも、これって最高の贅沢なんですね。

しみず

生卵、有名ですね!
実は灯油ストーブも日本だけと最近知りました。海外では室内でケロシンストーブを炊くことはないそうです。灯油の精製度が低く暖房には向かないとかいう話でした。
自販機もそうですし、なにげなく使ってるものが日本だからこそ享受出来ることを思うと誇らしい気持ちと有り難い気持ちになります。

Kaminari

卵かけごはん
私の家では昭和30年代半ばで、生卵を食べていたのを覚えています。
生卵をひとり一個でごはんを2杯ぐらい食べていたように思います。
まあ、まだ幼稚園児ですからね(笑)
何と呼んでいたか覚えていませんが、食料品店の店先に籾がらの中に卵が並んでおり、主婦たちが、一個一個、卵を電球に透かして見て、鮮度の良さそうなものを選んでいたのを覚えています。
今でも温かいご飯に卵をかけて食べるのが好きですが、最近はホテルの朝食でも半熟や温泉卵しか置いていなくてさみしい次第です。
背景にそんなことがあったのですね!!

KK

似非日本人ども
お疲れ様です。
卵かけご飯、、、日本人に生まれて本当に幸せです!
「日本人のような顔をして日本語を話し、日本国籍を持っている日本人でない輩ども」を我が国から排除することも我々日本人の背負った使命なのでしょう。
我が家に入ったコソ泥を退治するのと同じように。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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