外国語がペラペラでも人間としての中身がペラペラでは



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戦後的日本人にとっての、生きる信念とは何でしょうか。
それで良いのでしょうか。
どんなに外国語がペラペラでも、人間としての中身がペラペラでは、国際人としてまったく通用しないのではないでしょうか。


20180222 英語ペラペラ
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 *****

5年ほど前に、友人のOさんから聞いた話です。
Oさんは、長く海外で暮らして日本に帰ってきた方です。

「向こうにいますとね、
 『君はチーヌか?』と良く聞かれるんです。
 チーヌって、Chinaのことなんですね。

 あんまり年中聞かれるものだから、
 面倒くさくなって
 『Yes.』なんて答えようものなら、
 たいへんなことになります。
 二度と相手にしてもらえなくなるんです。

 だからちゃんと、
 『No. I`m Japanese.』って答えるのですが、
 そうすると相手は途端に
 とってもうれしそうな顔になって、
 いろいろ話しかけてきます。
 私だけじゃない。
 みんなそうです。

 ところがね、そこからが問題なんです。
 しばらくいろいろ話をしていると、
 『No. You are not Japanese. 』と言われて、
 とても不愉快そうな顔つきになり、
 そうなったらもう二度と
 相手にしてもらえなくなる
 日本人が多いんです。
 連中はっきりしたものですよ。

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 なぜ相手にしてもらえなくなるかって?
 そりゃそうですよ。
 日本人の男は、
 高い文化意識と誇りを持った
 SAMURAIだって思ってるんです。
 先入観とでも言うんでしょうかね。

 ところが最近の日本人と話すと、
 その文化意識がまるでない。
 空っぽなんです。

 空っぽっていうのは、
 バカだってことで、
 バカと付き合っても
 学ぶものなど何もないから
 もうつきあわない。
 意地の悪いチーヌ以下
 ということになっちゃう。

 こっちに来る連中ってのは、
 日本では優秀とされる
 若者が多いんですけどね。
 いくら勉強ができて、
 いい大学を出ていても、
 民族としての誇りや価値観がない者は、
 彼らは人間とさえみなさないんですね。
 おもしろいです。

 それにしてもね、
 彼らは言うのですよ。
 不思議の国ニッポンだって。

 会う日本人は、
 みんなひ弱で、
 誇りも価値観もないチキンなのに、
 なんで俺たちの植民地を
 全部放棄させるような
 すごいことができたのだろう、って。

 昔の日本人といまの日本人は、
 違うってことですかね。」

軍神・広瀬武夫中佐といえば、
日露戦争のとき、
沈没する船の中で
部下の杉野上等兵の身を案じて単身捜索し、
敵弾に倒れた人として有名です。
その広瀬中佐には、
ロシア人のアリアズナという
恋人がいました。

ある日、アリアズナが広瀬中佐の家を訪ねると、
広瀬中佐が軍艦の断面図を開いて
熱心にメモをとっていました。

断面図には「戦艦アサヒ」と
ロシア語で書かれていました。
広瀬中佐は、アリアズナに、
「アサヒとは、
 朝のぼる時の太陽のことです。
 朝の太陽のように清らかで若々しく、
 力づよいという心をこめているのですね。
 私は去年4月に
 イギリスで完成したばかりのこの船に乗りました。
 おそらく世界で一番新式な一番大きな軍艦でしょう。
 私の国はこういう艦を6隻も持っているのです。」
と、嬉しそうに目を輝かせて言いました。

そして、アサヒ、ヤシマ、シキシマ、ハツセ、フジ、ミカサ、
それぞれの艦の名前を繰り返して、
その意味を説明しました。

「美しい名前でしょう。
 日本は美しい国だから、
 日本人はみな美しいものを愛します。
 どんなに堅牢な新式の大軍艦にも、
 我々は日本人の連想を限りなく刺激する
 詩のように美しいひびきをもった
 名前をあたえるのです。

 アサギリ、ユウギリ、ハルサメ、ムラサメ、シノノメ・・・

 力は強い。
 しかし心はやさしい。
 姿はうつくしい。

 これが我々日本人の理想なんです。」

話を聞いているうちに、
アリアズナは広瀬中佐の
ただ一筋の祖国愛に心打たれます。
それは一つの国民の魂を信じて、
それに帰依している男の信念でした。

「この人の語る言葉は、
 この人の行う行為は、
 この人の祖国の上に
 根を据えている。
 信念の人だわ。
 信念をもっているから強いのよ。」

それは、恋する女性の直観だったともいいます。
そして、アリアズナは耳までほてって、
顔は美しく紅潮したと・・・。

この物語は、広瀬中佐の没後に、
中佐の友人によって明らかにされた物語です。

さて、戦後的日本人にとっての、
生きる信念とは何でしょうか。
それで良いのでしょうか。
どんなに外国語がペラペラでも、
人間としての中身がペラペラでは、
国際人としてまったく
通用しないのではないでしょうか。

お読みいただき、ありがとうございました。

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20160810 目からウロコの日本の歴史


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コメント

まるちゃん

No title
記事の内容に同意いたします。

何の本で読んだのか忘れましたが、外国の友人から『漱石のこころに出てくる「先生」はなぜ自殺したのか?』と聞かれて凄く困ったと書かれていました。

相手のことを知りたいという気持ちだけではコミュニケーションも何もありませんよね。お互いに教え合えるだけの文化的素養を身に着けたいと思った次第です。

-

No title
自国の事を語れない日本人は信用を失いますね。
特に建国や天皇の事を説明出来なければホントバカにされます。
更には無宗教なんて言った日にゃぁ相手にされなくなります。

くすのきのこ

No title
こんにちは。ww昨今の日本人は無意識の忍者では?
相手に空っぽだと判断させ、離れさせるのは容易な事ではないw
相手を容易に判断する輩と付き合うのに時間を割く理由はあるのか?
河合隼雄氏に”中空構造日本の深層”にというのがある。心理療法士の
方である。日本人にとり本当に大事な中心は曖昧・・中心が空・・で
あると。タカミムスビとカミムスビが対であり、アメノミナカヌシは
すぐに姿を隠したと・・至高の存在は見えぬ・・空(くう)。
これに追加して、大事な中心が空であるから日本社会は多中心構造で
あり得る説?・・の松岡正剛氏とか。
つまり日本の国土に沿った社会特性なのでは?変化可能な社会集団で
なければ、天災の多い国土での生存は難しい。多中心でありつつ、尚
大事な中心に権威を置く・・こういう形式美。この形式美は有用~。
中心が空であるから、曖昧であるから新たな展開に継続していける。
中心が固まっていれば、その中心を打ち破る余計な労力と、否定の上
に新しく社会を打ち立てて社会を後退させるという・・易姓革命へ、
あるいは新大陸の原住民を滅して開拓社会を作るという蛮行へ。
一神教社会に生まれ育った人達には、天災国土に育まれた日本人を理
解するのは困難かもwそういう海外の一神教社会では、サムライでは
生きにくい。忍者でいいのかも~w



イッケ

どうせ話を聞いていない
日本人が英語を話せたとて、外国人は肝心な事を聞いていない。
従って、英語を話せなくても問題ない。
と言うのも、
従軍慰安婦はフェイクニュースだ。も聞かないし、
移民を大量に入れてはいけない。も聞かないし、
特亜を信用してはいけない。も聞かない。
そして後で痛い目にあう。

後、日本人は相手に合わせて会話するものだから…

KK

物事の理由や背景が大事
お疲れ様です。
ねず先生の仰る通り、若い人達は英語は凄く達者ですが自分の国の事、歴史、文化、日本語を知らなさ過ぎるようですね。
一つ一つの物事の理由、背景を知る事、考える事が最も大事なことと思います。
例えば、本当に秀吉は私利私欲だけの理由でわざわざ明に攻め入ったのか?
とか。 そんな訳ないですよね。^^

竹千代

ねず先生
お早うございます。
仕事で海外に渡ることが多いですが、私も同じ様な経験を何度もしています。
心のこもらない語学力だけで悦に入ってる同胞を見掛けることが多いですが、理屈や理論でご立派なことを宣ってもダメなんです。
我國の色々なこと…これからも勉強させていただきます。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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