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映画「砂の器」で駐在さんを演じた緒形拳さん

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第26回百人一首塾(公開講座)5月19日(土)18:30
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第27回 百人一首塾 公開講座6月30日(土)13:30〜
第52回 倭塾 公開講座 *****
日が経ってしまいましたが、7年前の3月11日、東日本大震災がありました。
マグネチュード9という、たいへんな地震に加え、場所によっては波の高さ10メートルを超える津波が襲い、死傷行方不明者は、あわせて24,590人に及ぶ、たいへんな被害となりました。
深くご冥福をお祈りしたいと思います。
その震災の4日後、産経新聞がひとりの警察官のことを記事で紹介しました。
引用します。
********
「史上最高の駐在さん」
自らを犠牲…市民の命守る
(産経新聞)
東日本大震災で殉職した警察官は宮城県で6人、岩手県で4人、福島県でも1人いる。
市民の命を守るために自らの危険を顧みずに飛び出し、犠牲となった。
津波にのみこまれた2人の警察官の軌跡を追った。
「大谷駐在所史上、最高の駐在さん」。
宮城県警気仙沼署大谷駐在所の千田浩二巡査部長(30)の地域での評判はそうしたものだった。

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昨年11月、神社の行事で警備に就いていたとき、お清めとして海に入る住民に交じって自らも海に入った。
地域の人たちにとっても予期せぬ行動だった。
駐在所近くに住む岩下勝重さん(66)は、
「いきなり服を脱ぎだしたのでびっくりした。
積極的に住民に入ってきてくれる人でした」と話す。
大谷に来て始めた釣りに没頭し、
「老後は大谷に家を買って住みたい」
と話していたという。
地震発生直後、海岸近くに人がいるのを千田さんが発見。
ためらうことなくパトカーを走らせた。
「海岸へ行く」
窓越しに同僚にジェスチャーで伝えたのが最後の姿になった。
千田さんの同僚はパトロールの途中、海から巨大な津波が押し寄せてくるのに気付き、高台の方向に逃げたが、目の端に千田さんのパトカーがのまれ、海に流されていくのが映った。
昨年4月、一緒に駐在所に赴任した妻(30)と長女(4)、長男(3)は無事だったが、津波で駐在所の半分がえぐりとられるように損壊した。
がれきの中からヘルメットが見つかった。
毎日のように町内をバイクで回り、
「困ったことはないですか」
と話しかけていたその声は、今は聞こえない。
宮城県警岩沼署生活安全課の早坂秀文警部補(55)も地震の日、同僚数人と一時約1200人が孤立した仙台空港近くの沿岸部に避難誘導に向かい音信不通になった。
遺体が発見されたのは、3日後の14日午後4時ごろ。
海岸から1キロほど離れた民家の敷地内に倒れていた。
ほかの同僚と、乗っていた車両はまだ見つかっていない。
2人の孫のおじいちゃんでもあった。
仙台市の一戸建ての家の隣に30平方メートルくらいの土地を買い、白い柵で囲われた小さな公園を造った。
その芝生で小学生の孫とキャッチボールに興じるのを近所の人はよく見ていた。
3人兄弟の末っ子。
「家族ぐるみでつきあっていた近所の交番のお巡りさんに『就職難なら警官になれば』と誘われたのがきっかけ」と母の桂子さん(85)は語る。
兄の秀明さん(60)も、
「あまりにおとなしいので、
務まるのか不安だった」
と苦笑する。
非番の日も地域の講習会に顔を出し、お年寄りらに振り込め詐欺の被害防止策を熱心に説いた。
秀明さんは、
「弟を誇りに思う気持ち、
悔しい気持ちが半々です」
とうつむいた。
(中村翔樹、奥田翔子)
********
この記事は、いわゆる顕名記事で、記者が自分の名前を明らかにして書いている記事です。
産経新聞の特徴は、このように、堂々と記者が自分の名前を出して記事を書いているものが非常に多い。
どことは言いませんが、世を欺(あざむ)き、嘘八百の記事を堂々と乗せて世間を騒がせるだけ騒がせておいて、まったくそのような記事には、書いた記者の名前がないというのとは大違いです。
日本は古来、
「民こそがおほみたから」
とされてきた国です。
民は、天子様(天皇)の「おほみたから」であり、お上と呼ばれて人の上に立つ人は、その天子様のたいせつな「おほみたから」を「お預かりする立場」という思考と行動をしてきたのが日本という国の古くからの形です。
これは民衆こそが最高の宝とされるという意味において、究極の民主主義と言って良い形であると思います。
世界には、天子様はいません。
ですから人の上に立つということは、イコール、人を支配する立場になる、ということを意味します。
そして「支配する」ということは、生殺与奪の権を持ち、いかようにも下の者を処分しても良いという意味になりますから、収奪はあたりまえ、という社会が形成されてきていたわけです。
西洋では、これに対して市民たちが自由平等博愛を目指して市民革命を起こしたということは、有名です。
一方、東洋社会、とりわけChinaやKoreaにおいては、途中に日本の考えられないような寛大な尽力があったにもかかわらず、21世紀の現代においてさえなお、事実上、中世以前の支配と収奪の社会体制が維持されています。
戦後の日本では、一時期、そういう社会からやってきた人たち、なかでももともと大陸や半島で悪逆非道の限りを尽くしていた共産パルチザンだった人たちに、治外法権が与えられました。
与えたのはGHQです。
そのGHQは、とっくに日本からいなくなっていますが、わずか数年の間に、収奪によって利権と大金を獲得していた彼らは、60年安保を指揮し、70年安保を裏で牛耳り、学生たちを騙して成田闘争を仕掛けさせ、そして日本の省庁や大企業に息のかかった配下を送り込んで、いまなお、日本の裏社会の支配を続けていると言われています。
いまではすっかり様子が変わってしまいましたが、明治時代にうまれた駐在さんというお仕事は、全国のほとんどの地域で、元、お侍さんだった人たちが、任官しました。
駐在さんという制度そのものは、いまの警察官制度と変わりはないのですが、なっていた人が、江戸時代の武士の文化を引きずった人たちであったわけです。
その駐在さんは、全国どこでも、悪党にはめっぽう強くて厳しいけれど、普通の良民にとっては、とても頼りになる、町や村の保安官でした。
そしてその駐在さんたちは、家々をまわり、良好な人間関係をつくり、起きた犯罪に対処する人というより、犯罪そのものが起こらない社会を護る人たちでもありました。
大都市部では、ややもすれば失われがちな、こうした日本の伝統的官憲の姿は、地方では、いまなお、一定の温かみを持って維持されています。
冒頭の警察官も、まさにそのような人たちです。
警察官のことを、マッポとかポリ公と言って、敵対する対象のように言う人がいます。
けれど普通に良い生活をしていれば、これほど頼りになる人たちはいないのです。
つまり、警察官を憎む人は、犯罪傾向のある人達であるということです。
人々がなぜ国家を形成するのかといえば、それは人々が、誰もが豊かに安全に安心して生活できるようにしていくためです。
そのための共同体が国家です。
そしてその共同体の治安を預かるのが警察官です。
福沢諭吉が面白いことを書いています。
「民度が低い国では、警察官は厳しくなければならない。
民度の高い国では、警察官は慈愛を持って民と接することができる」
江戸時代の江戸は、およそ200万〜250万人の人口がありましたが、奉行所は月ごとの輪番制で、当月を担当する同心は、たったの6名でした。
それでいて、江戸の治安はしっかりと守られていたのです。
いまはどうでしょう。
人は成長するといいます。
人が成長する生き物なら、その人で構成される民族や国家も本来成長するはずです。
けれど、戦後の日本、とりわけ昨今の日本の犯罪の多さを考えれば、日本人の民度はむしろ退化したといえるのではないでしょうか。
しかし日本人そのものは変わっていないとするならば、では犯罪を犯しているような人たちは、いったいどういう人たちなのでしょうか。
本来清潔であるはずの台所で、ゴキブリが繁殖しているのと同じことが起こってはいないでしょうか。しかも大量に。
私たちは、本来あるべき、そのような国の形を、これからしっかりと取り戻していかなければならないと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント
KK
今回ご紹介いただきました自らの命と引き換えに多くの方々の命を救われた警察官の方々の崇高な行いに敬服いたします。
美しいという表現しか思いつきません。
我が国に増殖し続けている害虫の共通点は、私利私欲しか頭に無いことかと思います。この害虫どもを我々は巌となって駆除しなければなりません。
最後に、震災にてお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
2018/03/13 URL 編集