よろこびあふれる楽しい国を目指して建国された国はどこの国?



日本は「よろこびあふれる楽しい国」を築くために建国された国であるということを、具体的に紙にしたのは、おそらく『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』が初めてのことです。



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日比谷公園
20180507 日比谷公園
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


イザナキとイザナミが混沌とした底下に天の沼矛を差し入れて、その矛の先から滴った塩(海のこと)が固まってできたのがオノゴロ島です。
二神は、そのオノゴロ島に降り立って、日本列島を生み、神々を生みました。
その子孫が我々日本人だということは、これはみなさまよくご存知の日本神話に書いてある、はじめのはじめの物語です。

オノゴロ島は、おのずところがる(太陽の周りを自転している)島だし、海(塩)でできているというし、矛の先端から滴ったしずくというなら、それはおそらく球体でしょうから、オノゴロ島は、どこか特定の島のことではなくて、地球のことではないかとも言われています。

その地球を作るに際して、イザナキとイザナミは、ちゃんと明確な目的を持って作ったのだということが、日本書紀に書かれています。
それが「豈国無歟(あにくになけむや)」です。





一般に古文における「あに〜や」は、反語的表現とされ、ですから「あに、国無けむ、や」であれば、「国は無いだろうか、あるに違いない」という意味とされます。
従って直訳すれば、イザナキ、イザナミの二神は、「国は無いだろうか、あるに違いない」と語り合って、オノゴロ島を得たということになります。

それでも間違いではないのですが、問題は、この時代は古くからある大和言葉に、後から漢字を当てた、つまりはじめに大和言葉があって、その大和言葉の意図にできるだけ沿った漢字を当てて用いた時代であるという点です。
そうすると、単に「あに、国無けむ、や」ではなくて、豈国無歟と語り合ったのだと日本書紀は記述しています。

その「豈(あに)」という字は、これはもともとお神楽などで用いる「楽太鼓(がくたいこ)」を意味します。
楽太鼓というのは、据え置き型の太鼓のことで、この太鼓は、よろこびのとき、祝のとき、楽しいときに打ち鳴らす太鼓です。
だから「楽太鼓」という名前がついています。

20180508 豈国無歟


ということは「豈国」とは、「よろこびあふれる楽しい国」を意味しているとわかります。
つまりイザナキとイザナミの創生の二神は、「よろこびあふれる楽しい国を築くのだ」という明確な目的を持ってオノゴロ島を作ったと日本書紀は伝えているのです。

そしてその「よろこびあふれる楽しい国」を築くためにオノゴロ島(地球)をつくり、その地球に降臨して、「よろこびあふれる楽しい国」を築くために日本列島を生み(国生み)、列島内の様々な自然を生み、私たちの祖先となる神々を生んだのです。

日本はこうして生まれた国です。
つまり、私たちの国、日本は、そもそものはじめから、「よろこびあふれる楽しい国」であることを目的として、築かれた国です。
これは私が申し上げていることではありません。
日本書紀にそのように書いてあることです。

もしいまの国会議員の誰もが我が国である日本を「よろこびあふれる楽しい国」にしよう、あるいはしたい!と強く願って議員をし、また議論をしているなら、おそらく国政はまったくいまとは違ったものになるのではないかと思います。

そもそもほとんどの国民は、今日を、明日を、すこしでも「よろこびあふれる楽しい国」にしてもらいたいと願い、その希望を持ち、この人なら、と信じて投票をしているのだと思います。
そうであるのなら、国会議員の役割は、まさに我が国を「よろこびあふれる楽しい国」にしていくことにあるのであって、もりそばにするのか、かけうどんにするのかなどは、はっきりいってどうでも良いことです。

今回の本では、日本が天皇のシラス国であること、そもそも「よろこびあふれる楽しい国」を目指して国が築かれたこと、まさに私たちのご先祖は、そういう国を築くために努力を重ねてきたのです。

こうしたことをはっきりと本にしたためたのが、今月18日に出版される『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』です。

インターネットはかなりの普及をしたとはいえ、ネットのブログ記事が一日で10万件のアクセスをいただいたとしても、視聴率に換算したら、それは0.1%にすぎません。
つまりネット記事は、24時間かけて視聴率の低いテレビの評論番組の瞬間視聴率にさえ、遠く及ばないのが実情です。

それだけに、ネット以外のところでも、たいせつな日本の姿、日本の原点をすこしでも広げていかなければならない。
そういう問題意識から生まれたのが、この本です。
是非、周囲の方々にもお薦めいただければと思います。

普通に考えて、
神話の誕生は、磨製石器の誕生と時期を同じくするというのは、世界のいわば定説です。
その世界で磨製石器が登場したのが、いまからおよそ7千年前。
ところが日本では、磨製石器は3万年前に誕生しています。

もし、磨製石器の誕生と神話の誕生に相関関係があるのなら、私たちが持つ神話は、3万年の時を生き延びた大切なメッセージであるということになります。
そしてその日本人が霊力とか精霊とかを大切にしてきた民族であることは、これは縄文時代の土偶などが証明しています。

そして神話が何を訴えているのかといえば、
 愛すること
 働くこと
 奉仕すること
です。

いまはみんなお金のために働いています。
議員もお金のために、もりそばやかけうどんの議論をし続け、ついに議論さえもできなくなって、ゴールデンウイークには、なんと20連休を取る始末です。
国会は、1日1億の税がかかるにもかかわらずです。
こんなバカげた話はないと思います。

日本は「よろこびあふれる楽しい国」を築くために建国された国であるということを、具体的に紙にしたのは、おそらく『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』が初めてのことです。
是非、国会の皆様も、「よろこびあふれる楽しい国」のため、「よろこびあふれる楽しい日本」を築くために、前向きな仕事をしていただきたいと思います。


お読みいただき、ありがとうございました。
 

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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

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