明日18日、『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』が発売になります。
早い方ですと、今日あたり、もう予約注文された本が届くかもしれません。
そこで今日は、この本にかけた思いをすこし書いてみたいと思います。
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<東京・倭塾、百人一首塾他>5月5日(土)18:30
百人一首塾 第26回5月19日(土)18:30
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倭塾・東京 第52回7月14日(土)18:00
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百人一首塾 第28回8月15日(水)
ねずさんと靖国昇殿参拝<関西・倭塾>8月10日(金)19:00
倭塾・関西 第一回 (IK歴史勉強会 十七条憲法と創生の神々)9月9日(日)14:00
倭塾・関西 第二回 (IK歴史勉強会 イザナギ・イザナミと古代の朝鮮半島情勢)10月19日(金)19:00
倭塾・関西 第三回 (IK歴史勉強会 大航海時代と大国主)11月11日(日)14:00
倭塾・関西 第四回 (IK歴史勉強会 唐の皇帝と日本の天皇)12月8日(土)14:00
倭塾・関西 第五回 (IK歴史勉強会 稲作の歴史と古墳のお話)ブログにしても本にしても、講演にしても、それらすべては「日本を取り戻したい」という信念に基づくものです。
現代が絶対的に良いということはないと思います。
同様に過去が絶対的に良いとか、悪いとかいうこともないと思います。
大切なことは、より良い未来を築くことにあるのだと思います。
そのために必要なことは、右とか左とかと、いたずらに対立することではないと思います。
そうではなくて、愛と喜びと幸せと美しさのある日本の姿を、あらためて明確にしていくことであると思います。
そしていかなる革命も改革も、それらはすべて、その国の歴史の延長線上で行われるものです。
だから革命のことを英語でレボリューション(Revolution)といいます。
これは拳銃のリボルバーの変形で、要するに回転すること、回帰することを意味する言葉です。
つまり、戻るべき過去、改革の原点となる過去の中に、私たちが取り戻すべき本当の姿があります。
その原点から逸脱したものは、絶対に主流にはなれないし、仮になったとしても、数年を経ずして必ず崩壊します。
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このことは、高校時代のクラス・メイトを振り返っていただいたら、すぐにわかると思います。
だいたいどのクラスにも、ひとりふたりくらいは共産主義にかぶれた奴がいたものです。
また、特定の宗教や教団に入っている者が、やはりひとりふたりいたものです。
しかし、それ以上には増えません。
教師が日教組系で、どんなに共産主義のことを素晴らしい虹色の世界のように生徒たちに説いても、あるいは宗教団体が作った学校で、毎日礼拝を欠かさない学校であっても、卒業してなお礼拝を欠かさないのは、せいぜいクラスにひとりです。
一方、右翼少年はというと、だいたい学年でひとりでした。
もともと少数なのです。
40人中ひとりふたりということは、比率にすると3〜4%です。
学年でひとりということは、1%です。
そしてこの比率は、現代日本の各政党の得票率と、ほぼ同じです。
私が高校生だったのは、もう半世紀も前のことですが、半世紀を経ても、実は左右の人の構成比は変わらないのです。
では、その他の多くの生徒達、圧倒的多数の生徒たちは、何も求めていないのかというと、そんなことはありません。
各自、ひとりひとりは、誰もが幸せを得ようと努力したり、あえいだり、たまに落ち込んだりしながらも、それなりに毎日を頑張っている人たちです。
その圧倒的多数の人たちが、普通に日本を知るようになれば、それが常識化すれば、日本は必ず変わります。
そうすることで、ひとりひとりが愛と喜びと幸せと美しさのある本来の日本人に戻れるし、戻ることで、豊かで安全で安心して生きることができる日本に変わるし、なにより本来私たちの祖先が希求し続けた「よろこびあふれる楽しいクニ」を実現できるのです。
クラスにひとりとか、学年にひとりであって、その他の大多数は右でも左でもなく、ちょっとだけ右だったり、右の人でもちょっとだけ左だったりします。
おもしろいのは、クラスにひとりいた共産主義等にかぶれた人ですが、その彼が雑誌「丸」かなんかが大好きで、軍艦オタクだったりもしたものです。
つまり日本人は、もともと右でも左でもないのです。
ウヨクでもサヨクでもないからナカヨクだとは、よく言われることですが、これは良いところをついていると思います。
要するに右とか左とかいう分類自体が、本来日本では成り立たないということを示すからです。
クラスを二分するような意見の対立みたいなものは、まず起こらない。
そもそも対立的な発想や姿勢自体が、日本人にはなじまないということです。
女子生徒が、「あの子ったらひどいわよねー」などと噂しているので、それを真に受けてその相手の男子を殴ったら、途端に轟々とした非難を受けたことがあります。
どんなにみんなが求めるものであったとしても、手段方法に間違いがあったり、日頃の行いに問題があったりすると、それはみんなの支持を得ることはできないものです。
国内にいる反日集団は、そういう点をたくみに突いて、まっとうな論壇に人格攻撃したりしますが、これが日本国内ではおもしろいようにうまくいくのだそうです。
つまり日本人は、根本的に、まじめなのです。
その多くのまじめな人たちに目覚めてもらうこと。
本当なら、テレビで番組を組んで視聴率をとれば早いのでしょう。
日本人はいまだに世界で一番テレビを視る民族らしいですし、視聴率1%は100万人の視聴に相当します。
視聴率10%なら1千万人に訴求できるのです。
いまはウソばかりを垂れ流しているテレビですから、視聴率は落ちる一方ですが、そのテレビがまともな、平成版「真相はかうだ」みたいな番組を作り出したら、またたくまに4割近い視聴率になるのではないかと思います。
どこか1局くらいそれをやればよいのに、それができないのは、広告が特定の業者に抑えられているから。
もったいないことです。
というわけでテレビでやってもらえない。
そんな誰も言わないことを、では、時間軸を横に伸ばしてみたらどうか。
テレビは瞬間視聴率を稼ぐことができるけれど、その情報は次の瞬間には失われていきます。
では、失われない情報を、時間がかかっても良いから浸透させていったらどうか。
だからタイトルは『誰も言わない』です。
10年前に民主党政権が誕生しました。
ものすごい危機感を持った方は多かったことと思います。
私もそのひとりです。
しかしだからといって過激に走れば、世間から乖離してしまいます。
たいせつなことは、愛と喜びと幸せと美しさのある日本を取り戻すことです。
それは特定の思想や考え方に染まることではありません。
誰もが持っている普通の希望を、現実に近づけていく努力です。
私のことを未熟者と謗(そし)る人もおいでになります。
当たっているから否定しません。
ただ、作家の池波正太郎は、次のように書いています。
「未熟ということは大切なんだよ。
僕だって未熟。天狗になったらおしまいだよ。」私は、天狗になるくらいなら、未熟でいることを望みます。
その未熟であることを自覚して、日々是新に成長していくことの方が、天狗になるより何倍も素敵なことと思うからです。
また幕末、吉田松陰は、水戸藩の郷士、堀江克之助に次の書を与えています。
「天照の神勅に、
日嗣之隆興
天壞無窮
と有之候所、
神勅相違なければ
日本は未だ亡びず、
日本未だ亡びざれば、
正気重て発生の時は
必ずある也、
只今の時勢に頓着するは
神勅を疑の罪軽からざる也。」口語訳しますと、
「天照大神の神勅には、天皇を頂点とする我が日本の興隆は天地に終わりなし、とあります。その日本はいまだ滅びていません。ならば、日本国が正気になるときは必ず来ます。ただいまの時勢に翻弄されるのは天壌無窮の神勅を疑うということです。それは決して軽くない罪です。」
その通りと思います。
日本は絶対に不滅です。
なぜなら日本は、世界の良心そのものだからです。
つまり日本を取り戻すということは、日本人の正気という良心を取り戻すことだと思います。
そのための活動が、正気ではなく酔ったようなものになったり、良心の発露のために悪事に手を染めるのでは本末転倒です。
今度の本は、そういう日本人としての良心を取り戻すために必要な記事を書いた本です。
印刷会社さんから、手元に届きました。
中を開いてみました。
はっきり言って、いままで出したどの本よりも読みやすい。
ぐいぐいと中に引っ張り込まれます。
おススメです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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