本来、権力と責任は一体です

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困ったときは原点に帰ることとは、よく言われることです。
原点回帰することで、私達は犯罪対策についても抜本的な見直しが必要なときにきていると思います。
それはあくまで、私達一般の民衆の、安全と安心のためです。


20180822 奉行所
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


【お知らせ】
<東京・倭塾、百人一首塾他>
8月26日(日)14:00 チャンネルAJER主催・誰も言わないねずさんの世界一誇れる国日本
9月15日(土)18:30 百人一首塾 第29回
9月23日(日)13:30 第54回 倭塾・東京 第54回
東京の倭塾・百人一首塾は10月から会場がタワーホール船堀に変更になります。
10月8日(月)13:30 第55回 倭塾 研修室 1330-160
10月27日(土)18:00 第30回 百人一首塾 407会議室
11月13日(火)18:00 第31回 百人一首塾 307会議室
11月25日(日)18:00 第56回 倭塾 研修室
12月6日(木)18:00 第32回 百人一首塾 301会議室
12月24日(月)13:30 第57回 倭塾 研修室
<関西・倭塾>
8月10日(金)19:00 倭塾・関西 第一回 (IK歴史勉強会 十七条憲法と創生の神々)
9月9日(日)14:00 倭塾・関西 第二回 (IK歴史勉強会 イザナギ・イザナミと古代の朝鮮半島情勢)
10月19日(金)19:00 倭塾・関西 第三回 (IK歴史勉強会 大航海時代と大国主)
11月9日(金)19:00 倭塾・関西 第四回 (IK歴史勉強会 唐の皇帝と日本の天皇)
12月8日(土)14:00 倭塾・関西 第五回 (IK歴史勉強会 稲作の歴史と古墳のお話)
<国内研修>
12月16日(日)~17日(月) 一泊二日 神話を体感する会
11月の倭塾関西の日程が11月11日(日)から、11月9日(金)19時に変更になっていますのでご注意ください。


女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人が再犯で逮捕されました。
性犯罪というのは、性癖を伴うものです。
従って強姦癖のある者は、娑婆に出てきたらまた同じ犯行を繰り返します。

ところが警察は、事件が起きてからでなければ動けないし、一昔前まで強姦は親告罪で被害女性が自分で強姦されましたと訴えでなければ警察は動いてくれませんでした。
警察は警察で、人を逮捕するということは重大なことだから、それが本当に強姦といえるのか、強姦でなかったということを前提に、根掘り葉掘り被害者に質問する。
これに耐えきれる女性は、決して多くなかったのです。

一方、女子高生コンクリート詰め殺人事件のように、強姦致傷どころか殺人という重大犯に対して、少年で反省しているからという理由で量刑を軽くし、結果として短い服役で娑婆に出てきて、その後は「俺は事件の実行犯だ」と女性を脅して強姦をし続けた馬鹿者を放置した裁判官も弁護士も、何の責任も負わない。
これまた異常なことといえます。

たとえば裁判官は、冤罪事件などを起こせば出世に響くといわれています。
つまり犯人でない人を犯人だとして判決したら、(これもいけないことですが)、ただ出世に響くだけです。
では、犯人が再犯を繰り返し、しかもそれが重大犯であったら、裁判官には何かペナルティがあるのかといえば、まったくありません。
つまり、刑事事件において、罪を軽くしたり無罪放免すれば、責任を問われることはないけれど、重い判決を下して冤罪だと騒がれると、裁判官は出世に響くというわけです。

これはおかしなことです。


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そもそも世の中が安全で安心して人々が暮らせるように、法で罪が定められて裁かれるのです。
にもかかわらず、世の中の安全と安心をむしろおびやかせば出世でき、世の安全と安心を守ろうとすれば叩かれるのです。
ちょっと考えれば誰でも気がつくことですが、これは明らかにおかしな仕組みです。

弁護士に至っては、犯罪を犯した者について巧妙に言い訳をつけて無罪を勝ち取れば、有能な弁護士として大儲けできます。
しかし、そのことによって世の中の多くの人々に不安を与え、世間の安全や安心を脅かしても、なんの罪にも問われないし、何の責任も負いません。

こうしてみると、どうも裁判官も弁護士も、というよりいまの司法の仕組み自体が、悪人をのさばらせることにばかり注力していて、まるで普通の日本人の普通の生活には何の責任も負わないという、きわめて非常識な存在に見えてきます。

あべこべなのです。

そもそも冤罪が問題視されるほどまで、犯行を行う者をのさばらせておいたこと自体が、社会的に見てマイナスです。
これは火事に例えれば、いつ大規模火災が発生してもおかしくない状況を、まるで手付かずのまま放置しておいて、いざ大火災が起きて、街中が丸焼けになった後で、放火の犯人探しをしているだけなのと同じだからです。

たとえ放火があったとしても、ボヤでおさまり、絶対に大火災に至らないように日頃から準備し、かつ、放火魔のような者は、放火を始める前に逮捕し、説諭し、罰金を課すべきなのです。
まだ放火しているわけでもなく、「疑いあり」というだけですから、この場合、せいぜい3000円の過料で済みます。
冤罪だと大騒ぎすうるほどのものでもない。

これが江戸時代ですと、その過料は、犯行をしそうだという本人だけでなく、疑われた人物の両親、親戚、住んでいる長屋の人たち、長屋の大家さん、地主さんまで、過料の対象です。
要するに、過料など受けたくないなら、自分たちの小さなコミュニティの中で、犯罪者を出さなようにちゃんと気をつけろ、ということです。
長屋自体が処罰されるのも、そのような不埒(ふらち)な輩(やから)を、江戸に住まわせるな!ということです。

また、もし実際に重大犯が起きたらどうなるかといえば、その町の治安を預かる奉行は切腹です。
当然です。
重大犯が起きないように、奉行にはありとあらゆる権限が与えられているのです。
それが実際に事件が起きたのなら、権限に等しいだけの責任をとってもらう。当然のことです。

ひるがえって現代日本ではどうでしょう。
犯罪を取り締まる警察署長も、犯人の弁護をする弁護士も、量刑を間違えて軽くしてしまって世の治安を乱した裁判官も、人を逮捕したり弁護したり裁いたりする権限を持っていながら、その権限に等しい責任は、まったく問われません。
つまりそれは無責任だということです。
はっきり言ってしまえば、いまの日本では、責任を問われない無責任警察が人を逮捕し、無責任な弁護士が犯人の弁護をし、無責任な裁判官が判決を下しているわけです。
そしてそのことに誰も疑問すら抱かない。
それこそ洗脳です。
無責任社会です。

社会が無責任社会なら、犯罪は野放しになります。
それでも多くの日本人にはDNAに染み込んだ良心がありますから、平穏な生活を送ろうと努力しますが、そうでない人たちにとっては、日本は犯罪し放題の犯罪天国です。
それはまるでソドムやゴモラと同じです。

日本はイザナキとイザナミの昔から、「よろこびあふれる楽しい国」を希求し続けた国です。
そしてそれは、誰もが豊かに安全に安心して暮らせる社会の実現によってもたらされます。
従って、日本社会の根幹となる価値観は、
 民衆が豊かであること
 民衆が災害や戦乱や犯罪から安全であること
 民衆が安心して暮らせる世の中であること
に尽きます。
政治はそのために、責任を持って行われるものです。

ちなみに「世襲」というものが、まるで悪のように戦後言われていますが、奉行にしても、裁判官や警察署長にしても、権力がある分、それに等しい責任を負担するのです。
殺人事件が起きたら奉行が切腹ということは、いまで言うなら、管内で殺人事件が起きたら警察署長は死刑というのと同じです。
誰だって死にたくはないですから、それこそ必死で治安維持に当たる。

しかしいざというとき、従容(しょうよう)として死ぬという覚悟は、幼い頃から私心をなくするという教育を受けてこなければ、現実問題として、なかなかできることではありません。
まして切腹なら、自ら腹に刃を当てるのです。

だからこそ覚悟の人には、幼少時からそのための教育を受けてきた人になっていただくというのが、もともとの世襲の意味です。
成り上がり者には、欲や執着があるから、なかなかできることではないからです。

厳しいことを申しましたが、困ったときは原点に帰ることとは、よく言われることです。
原点回帰することで、私達は犯罪対策についても抜本的な見直しが必要なときにきていると思います。
それはあくまで、私達一般の民衆の、安全と安心のためです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

ツライ

No title
あれほどの事件をおこしたのに、たった五年なのか数年で世間に戻れる。誰が考えても、罪の償いにもならず、犯人の反省にも繋がらないのではとツイッタ-であらましを見て思いました。少年法は意味があるのでしょうか?法曹もあてに出来ないなら、抑止力として刑罰をもっともっと重くするしかないでしょう。罪には相応の罰です。この事件の凄惨さを見聞きする度、陰鬱な気持ちになります。

里の牛

無責任社会
役所、大企業、有名大学など、大きな組織のエリートたちが雁首揃えて「ご迷惑とご心配をお掛けして大変申し訳ありませんでした」
もう見慣れてしまった謝罪会見の数々。
迷惑だ!心配だ!と思っている人って誰なんだろうと思うが、ただ謝るだけでいつも責任の所在は曖昧、結局すべてが尻切れトンボのまま。
こんなことでは、「やっぱり日本は昔から信用できない!」という誤った印象を世界に与えてしまうのではと私は危惧している。
歴史をさらに捏造したい輩には願ってもないチャンスだろう。
こんな大人社会を見ている子供たちが良く育つわけがない。年寄り騙して喜んでるような人間が増えていくだろう。
無責任社会は国を貶める。まじめな奴がバカを見るような世の中にはならないでほしい。

-

No title
昨年の法律改定で、強姦罪はなくなりました。現在は強制性交罪になっています。
強制性交罪は親告罪ではありません。

岡 義雄

No title
おはようございます!
今日も拝読させていただきました。
お考え、全く同感です。この事は家内ともよく話をしていました。
普通の人は同じように感じていたのではないかと思います。
今の法曹界は結局誰も責任を取らないのです。こんなおかしな話はありません。法曹界だけですよ、失敗しても身を切らなくて良いのは。
失敗どころか、捏造してでも刑を軽くしようとしたり、冤罪を作り出したり、ある意味特権のように好き勝手に都合よく使ってるんですね、権力を。許しがたいと思っています。
以前から、罪と罰は比例すべきものと言い続けていますが、やはり江戸に学ぶべきです。親殺し子殺しは市中引き回しの上磔、放火、殺人、強姦などは、同じく市中引き回しの上獄門、政治犯は遠島等など。見せしめも含めて極刑が必要です。

河童

No title
昔 わずか73年前 男子皆兵で
男性は死というものにいつも直面して覚悟し生きてきた。
死を覚悟しないで生きられる社会は幸せです。
ただ そのために 何事も必死でやることを疎かに
してないかな。
小野田元中尉の言葉ですがね。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
近日発売
『日本書紀』(タイトル未定)

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