和とは結ぶこと。和の反対は「ほどく」こと

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私達日本人は、どこまでも「和」を大切にします。
和とは結ぶことです。
ですから和の反対は「ほどく」ことです。
ちいさく「っ」を入れたら「ほっとく」になります。
つまり、無関心は日本的精神ではないということです。


20190208 聖徳太子
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


聖徳太子の十七条憲法は、みなさんご存知のことと思います。
その第一条は「和をもって貴しと為す」で、まさにわが国のカタチそのものをここで明確にお示しになられたものであり、これこそわが国が世界に誇る文化遺産といえるのではなかろうかと思います。

さて、この「和をもって貴しとなす」以下の十七条憲法は、日本書紀に書かれているものです。
日本書紀には次のように書かれています。

「以和為貴」

一見すると漢文で書かれているようです。
だから日本書紀は「外国人向けに書かれた史書」だと言われています。
なぜ「史書」なのかというと、Chinaの歴代王朝には史書があり、その史書はそれぞれの王朝の正統性を示すものだから、我が国もそれを模倣したのだ、と説かれています。

本当にそうでしょうか。


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Chinaの場合、王朝の皇帝は世襲ですが、その王には姓があります。
が交代すると、明王朝なら「朱」、清王朝なら愛新覚羅(満州語ではアイシンギョロ)です。
王朝が交代するのは、天命が別の姓を持つ一族に革(あらた)まり、皇帝の姓が易(か)わるので、これを易姓革命(えきせいかくめい)と言います。
別な一族が皇帝になるのですから、そこに王朝を受け継ぐ正統性が必要になります。
そのために書かれるのが、各王朝の史書です。

ところが我が国の天皇には姓がありません。
姓がないのですから、易姓のやりようもありません。
しかも王朝の交代がありません。
神々の時代から万世一系の天皇がシラス国が日本です。
ということは、天皇の正統性を示さなければならない理由が、そもそもありません。

「外国人向けに書かれた」と言いますが、ここでいう外国人というのは、当時の東亜社会においてはChinaを意味するかと思われますが、残念ながら日本書紀は漢字漢文体で書かれてはいますが、Chineseにその漢文は読めません。

たとえば「以和為貴」は、日本人なら「和をもって貴しとなす」と簡単に読めますし、そこでいう「和」とは「人の和」を意味すると、簡単にわかります。
ところがChineseで「和」というのは、「貴方と私」、「君とボク」というときの接続詞の「と」にあたる文字です。
また「貴」は、値段が高いことを意味する文字として使用される字です。
ですからChineseに「以和為貴」という四文字熟語を見せても、「値段が高い接続詞の《と》を用いる」という意味にしか受け止めることができず、まったく意味不明の語句になります。

つまり日本書紀は、漢字で書いた日本語文なのであって、China語で書いた王朝的史書ではない、ということです。
日本の歴史をローマ字で書いて、アメリカ人に意味をわかれと言ったところで無茶な話ですが、これと同じです。

さて「和をもって貴しと為す」の「和」は、「結び」を意味します。
結びの反対は「ほどく」です。
「対立」は、その「ほどけた」状態を言います。

私達日本人は、どこまでも「和」を大切にします。
和とは結ぶことです。
ですから和の反対は「ほどく」ことです。
ちいさく「っ」を入れたら「ほっとく」になります。
つまり、無関心は日本的精神ではないということです。

いろいろなことに関心を持つこと。
そして自分が影響できることに集中すること。
そのために和を結ぶこと。
明るくて元気が良いこと。
それが日本的精神です。

お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

はらさり

ならびたつ(対立)
小名木先生、皆さんこんばんは。

さて〜、Twitterでトラブルに巻き込まれてしまいました。
端的に言えば、私がBさんをブロック(拒否すること)をしなかったのを面白く思わなかったAが一方的に私を罵ったのです。

私が誰をブロックしようがしまいが私の勝手。私はAのおもちゃぢゃありませんのだ。

ふとねずさんのこのブログを思い出しました。
和を重視出来ないAはわがままだ、と感じます。私は和を重んじていたいです。

鳳麒

日本書紀は何の為に?
私は今まで、日本書紀は支那向けに、我が国の歴史とかを説明する為に書かれた物だと思ってました。

しかし記事で説明されている通り、支那人にはチンプンカンプンな記述で、とても意味が通じないとなりますと、古事記と並んで日本書紀が記された意義とは何なのでしょうか?

出来ればそこまで言及して頂きたかったと思います。

はらさり

和と結 対立とほどく
こんばんは。

和と結

私も端っこでいいから皆さんと結び付いていたいです。
理想なのかも知れませんけど、和 を大切にしていきたいです。
今、世の中では 和と結 ではなく、間違った対立とほどけた状態が続いています。実子を虐待死させてしまう親や逆に見ず知らずの人を殺めてしまう若い人など、続発しています。
和と結を思い出して欲しいと願っています。

にっぽんじん

林芙美子
「放浪記」の著者、林芙美子さんは中学の時に記憶した女性作家です。
記憶しただけで著書は読んだことがありませんでした。

彼女の生涯はまさに波乱万丈だったことを宮田俊行氏の著書「林芙美子が見た大東亜戦争」で知りました。

彼女は「従軍作家」として戦地に随行し、多くの記事(小説)を書いています。彼女が行った場所は朝鮮、中国、ロシア、ヨーロッパ、東南アジアとイザベラバード女子以上の旅行です。

1937年に起きたと言われる「南京事件」の現地にも行っています。行ったのは南京が陥落した12月13日後の12月末頃です。

この頃は「南京虐〇」が行われていた時期です。南京城の前で撮影した写真もあります。事件発生場所を見たにも関わらず、何も書いていません。
理由は「事件はなかった」からです。

ヨーロッパを訪れた彼女は、日本政府の外交的宣伝の少なさを嘆いています。その伝統は今も続いています。

海外への「情報発信」の重要さを彼女は身をもって感じていたようです。
「林芙美子が見た大東亜戦争」(ハート出版)は一読の価値があります。

岡 義雄

No title
こんにちは!
今日も拝読させていただきました。シェアさせていただきました。ありがとうございます。
色んな説があって、面白いんですが、聖徳太子作の決定的証拠が無いと言われていますね。でも僕にとってはそれはどうでも良い事で、日本の心がきちんと伝わるという意味で太子作であってほしいです。

takechiyo1949

和と結い
世界で最初の「成文憲法」と言えば「アメリカ合衆国憲法」と答える方は多いと思います。
しかし、それよりも約1200年も前に我國は「十七条憲法」を持っていました。
聖徳太子は我國の理念と目指す体質をその「憲法」に込めたのです。
正に驚嘆です。

稚拙ですが英語版も出ていますので、外国の友人に読んでもらい、感想を聞いてみました。
「当たり前のことばっかり!」
だそうですよ。
その通りだと私も思います。
聖徳太子の哲学に照して、今の憲法を見直すとどうなりますかね。
憲法は権力者を縛るもの?
我國には、こんなことを宣っている方々もいます。
國の内外に「日本人の本質」をもっと擴めなければならないと思います。
朝から良い勉強をさせて頂きました。
ねずさんに感謝です。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
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近日発売
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