天使的な人たちと悪魔的な人たち

再びトパ火山の破局噴火のようなボトルネック(別な言い方をするとハルマゲドン)を起こしたとすると、もしかするとそのボトルネックに乗じて、悪魔的な人たちだけが生き残ってしまう危険があります。
いかにして、天使的な人たちが織りなす人類社会を実現するか。
それが旧人類の末裔としての日本人の、これからの大きな戦いであり使命です。


20190703 天使
出所=https://illust-imt.jp/archives/004809/
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


昨日の記事で悪魔的人間についてのお話をさせていただきました。
自分本位で正義を装って周囲を巻き込み、集団を作って悪いことをし、欲望が異常に強く、嘘をつくことをなんとも思わず、相手のちょっとした欠点をあげつらって仮借ない攻撃をし、他人を巻き込み、争いが大きくなると、いつのまにか舞台中央から消えている。
まことにもって迷惑千万な連中ですが、ところが人類史を考えると、実はこのような人たちこそが、世界を征服し席巻してきたと見ることができます。

もともと人類が猿から分化したのが600万年前、原人誕生が150万年前、ネアンデルタールなどの旧人類が誕生したのが20万年前、新人類(現生人類)が誕生したのが5万年前です。
そしていま、いわゆる新人類の世の中になっているということは、旧人類は新人類によって滅ぼされた、ということです。

なぜそのようなことができたのか。
このことは、南北アメリカのインディオやインディアンたちに、その例を見ることができます。
彼らは滅ぼされ、大陸を奪われましたが、それは単に「白人たちが銃を持っていたから」という理由だけなのでしょうか。
そうではないと思います。

もうひとつの重要なファクターがあるのです。
そのことを示す有名な言葉があります。
それが、
「インデアン、嘘、つかない」です。

我々日本人の感覚からすると、少々異常な感覚があるかと思いますが、実はこの「嘘をつく、つかない」は、人類史を考えるとき、たいへん重要な要素になります。
人類がどうして巨大な集団を営むようになったのかというと、ひとつの「嘘」という虚構を作り出す人がいて、その虚構を利用して自己の利益を図る人がいて、その虚構を信じ込む人たちがいるからです。


たとえばお札というのは、ただの紙切れです。
食べることもできないその紙切れに一定の交換価値のあるという虚構を誰かが形成します。
するとそれを利用して儲けを企んで自己の利益を図ろうとする人が現れ、現代に至ってなお、世界中の人々がその虚構を信じています。

中国5千年の歴史ということも虚構です。
図々しいことに現代Chinaは、その憲法前文の最初の文句が「中国は世界でも最も古い歴史を持つ国家の一つである」です。
そして多くの国民が、Chinaには5千年の歴史があったと信じ込んでいます。
けれど、そもそもその5千年というのは、彼らが日本人に対抗するために、当時日本が皇紀2600年と言っていたので、倍の5千年と言い出しただけのものです。
いまでは多くの学者が、Chinaは王朝の交替の都度、人口さえも入れ替わってきた国であることを知っています。

国家というものも、もしかすると虚構です。
国家という巨大な集団が形成されることで、国家規模の戦闘力が形成されるわけです。
けれど、人が普通に生きる上では、果たしてそれだけの規模の集団が必要なものなのかというと、疑問もあります。もっともその国家があるおかげで、生存ができているという側面もありますが。
しかし少なくとも人間以外の集団に、国家は存在しません。
なぜなら存在しなくても生きて種を保存することができるからです。

要するに、5万年前に登場した新人類と呼ばれる人たちは、ずる賢くて、自分本位で正義を装って周囲を巻き込み、集団を作って悪いことをし、欲望が異常に強く、嘘をつくことをなんとも思わない。
そして「嘘」という虚構を利用して自己の利益を図る人がいて、その嘘に簡単に同調し、騙されてしまうという傾向をもった集団であるといえるわけです。
そのため「奴らは全員敵だ、鬼畜だ」などと誰かがもっともらしい嘘をつくと、コロリと騙されて、みんなで揃って、その「奴ら」を殺しに行きます。

一方、ネアンデルタール種などの旧人類の生態について近年明らかになってきたところによると、彼らは葬儀の際に花で遺体を囲んで埋葬したりするなど、たいへんに愛情深い生活を営んでいた人たちであり、遺体を大切に扱うということは人の尊厳を認め、愛情をもって接していたということであり、死後の幸せを願う習慣を持つということは、魂の存在を認めている人たちであるということができます。
そして魂の存在を信じる人たちというのは、当然のことながら、嘘をつくことはいけないことだと思う人たちです。

20万年前に誕生した旧人類は、新人類誕生の5万年前までの間に、世界中に広がっていたと考えるべきです。
なにせ15万年もあるのです。その間ずっとアフリカ中央部にじっとしていたとは考えられないことです。
実際、日本列島でも12万年前の石器などが見つかっています。
旧人類は世界に広がっていたのです。

ところが新人類は自分たちの欲望のために、平気で嘘をつき、土地や食べ物を奪う人たちです。
そういう嘘をついて自己の利益を図ろうとする人は、ごく一部にしかいなかったかもしれませんが、問題は新人類の中に平気で人を騙す人がいたというだけでなく、ほとんどの人が簡単に嘘に騙され、扇動されるという傾向を持っていたことです。

嘘をつかない人たちというのは、同時に簡単に扇動されることがありません。
論理的に正しくなるように、物事を順序よく進めて行き、途中に嘘があることを許しません。
もちろんこういったことは、分布であって全体の傾向ですから、新人類の中にも嘘を嫌う人たちはいるし、旧人類の中にも嘘を言う人はいたことでしょう。
けれども数パーセントの傾向の違い(分布の違い)は、結果として文明の衝突を招き、どちかが消滅するまでその戦いが続いたことは歴史が証明しています。

こうして新人類の行くところ、次々と旧人類たちは住んでいた土地を奪われ殺されていきました。
たとえばヨーロッパは、もともとは旧人類が広く生息していた土地ですが、結果として旧人類はいなくなりました。

歴史は繰り返します。
海を隔てることで北米大陸に生き残っていた800万人の旧人類は、新人類がやってくることによってほぼ絶滅させられました。いまでは生き残っているのは、わずか36万人です。

新人類による旧人類の駆逐には、もうひとつの理由があります。
それが「ボトルネック効果」です。
これはいまから75000年前に、インドネシアのスマトラ島のトバ湖にあった火山が破局噴火を起こしたことにはじまります。
この破局噴火は過去2500万年の間で最大規模の噴火で、地球上の大気は火山灰でおおわれ、地上は長期にわたって極寒冷期を迎えることになりました。
このとき低下した地球全体の気温は、摂氏▲3〜5度です。
これは、ベトナムあたりが樺太並の気候になることを意味します。恐ろしいことです。

加えて大気中に含まれる火山灰は、大量のガラス繊維を含みました。
ガラス繊維は、肺で呼吸する生物の肺に刺さり、肺に機能不全を起こして死亡に至らしめます。
このため地球上の哺乳類の多くがこのとき絶滅し、人類も世界全体で、およそ1万人程度しか生き残ることができなかったといわれています。

人類が、猿などと比べて、せいぜい肌の色が違うくらいで、あとはきわめて同質性が高いのはこのためだといわれています。
猿の世界では、いまでもゴリラのような大型の猿もいれば、メガネザルのような小型の猿が存在しています。
人類も、かつては身長が3メートル近くある巨人や、15メートルに達する巨神ネフィリムから、身長が50cmに未たない小人族など、様々な種があったとされています。
(巨人ネフィリムの末裔はいまでも生きているといわれていますが、事実は隠されているともいわれています。)
ところが、いま生き残っている人類は、ほぼ同じ身長、体型の人々だけです。
その理由がトパ火山の噴火によるボトルネック効果であったというわけです。

こうして生息数が大幅に減少した事件の2万5千年後に、新人類が誕生します。
これは武田邦彦先生が述べておられたことですが、人類は大きく二種類に分けられるのだそうです。
欲しいものがあったら、それを奪う人たちと、我慢したり、みんなで力を合わせてそれを作ろうとする人たちです。
そこから、
 前者がいわゆる新人類、
 後者がいわゆる旧人類
だったのではないか、というのが今回の仮説です。

これは肌の色などの外見上のものではありません。
外見上は、血がまじることで、いろいろな種が混じり合っています。
たとえば、ノルウェーとかハンガリーは、一般には我々は白人国家と認識していますが、実はそれらの国々はモンゴロイド系の種です。

似たようなケースに、古代イスラエルの民があります。
もともと白人種の住むヨーロッパというのは、ギリシャあたり一帯のことで、トルコから東と南がアジアです。
イスラエルはトルコより南に位置しますが、これはつまりイスラエルはアジアンの国です。
いまのイスラエルは、新しくできた国ですが、イスラエルの小学校などを見学しますと、肌の色は白も黄色も黒もあり、まさにバラバラです。
現在のイスラエルは、ユダヤ教を信仰していればイスラエル人であって、肌の色や外見を問題にしませんが、なぜそうなったかといえば、古代ユダヤの人々は、国を失ってから2千年、各地を流浪する民族となったからです。
そのためにいろいろな地域で血が混じったわけです。

せっかくなのでもう少し申し上げますと、ちなみにこの流浪のことを「ディアスポラ(διασπορά、英:Diaspora, diaspora)」といいます。
ディアスポラは、植物の種などが撒き散らされることを意味するギリシャ語に由来する言葉ですが、この言葉は、「難民(refugee)」とは異なり、区別して用いられます。難民は、元の居住地に帰還する可能性を含んでいますが、ディアスポラには帰るべき国はないからです。
不思議なことに、「ディアスポラ」に邦訳語がありません。これもまた現代日本の教育の欠陥だと思うのですが、要するに、イスラエルの民は、2千年前の第二次ユダヤ戦争のあと、永くディアスポラとなっていたのです。

Chineseは外見上はアジアンです。
けれど彼らは、もといたモンゴロイドに、コーカソイドの血が混じって生まれた人々です。
外見はアジアンですが、中身は白人種に近く、ですから好戦的で自分本位で、嘘を付くことに平気な人たちがいて、こういう人たちに多くの人々が騙されて扇動されて過激行動に走ります。
つまり中身は新人類です。

一方日本人は、旧人類の生き残りです。
このことはDNAの研究でも証明されていて、日本人はネアンデルタール系のDNAを世界でもっとも多く保有する民族なのだそうです。
そして旧人類であるということは、「インデアン、嘘つかない」と言って滅ぼされていった北米インデアンと同じ種であるということです。

要するに、旧人類が新人類によって滅ぼされ続けてきたというのが、この5万年間の歴史であったのではないか。
古代において旧人類が滅ぼされたのがヨーロッパです。
近世に入って滅ぼされたのが、南米と北米です。
北米ではインデアンが滅ぼされ、南米では旧人類が殺されていなくなって完全に新人類にとって代わったのがアルゼンチン、旧人類がかろうじて生き残ったのがペルーなどです。

そして20世紀になって起こった最後の旧人類と新人類の大戦争が、先の大戦です。
東のはずれの島国に残った旧人類が、ついに武器をとって立ち上がったのです。
そして新人類が支配下に置いていた旧人類を開放しました。これが植民地開放です。

このように考えてみますと、実はこの戦いはまだ終わっていない。
新人類にしても、彼らの世界の内幕をよく見れば、人口の1%の人たちが、嘘と虚飾によって、贅沢な暮らしを独占し、他の99%の民衆は、借金まみれの極貧生活を送っているわけです。
必ずしも完成された社会とはいえない。

一方、旧人類の中にも、新人類の中のそうした1%の金持ちにあこがれて、平気で人を騙すような人たちが紛れ込むようになってきました。
つまり悪魔的な人たちが、そうでない人たちの社会に紛れ込むようになってきたわけです。

逆に新人類の中に、良心によって生きる、魂の存在を自覚して生きる、人を騙すことをいけないことをする人たち、仮にこれを天使的な人たちとすると、そういう天使的な人たちが増えてきたこともまた事実です。

ところが仮にいま再びトパ火山の破局噴火のようなボトルネック(別な言い方をするとハルマゲドン)を起こしたとすると、もしかするとそのボトルネックに乗じて、悪魔的な人たちだけが生き残ってしまう危険があります。
いかにして、天使的な人たちが織りなす人類社会を実現するか。
それが旧人類の末裔としての日本人の、これからの大きな戦いであり使命かもしれない。
そんな気がしています。

お読みいただき、ありがとうございました。




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コメント

松さん

「我こそ正義」も困りもの
『自分本位で正義を装って周囲を巻き込み…(中略)…いつのまにか舞台中央から消えている』

読み始めてびっくり!
正に!我マンションで現在起きているトラブルの実態そのものです。

15年前に新築で入居した方々が殆どですが、今年に入って突然!苦情が殺到し始めました。
管理会社に極秘で問い合わせ、苦情発信源は今年入居の外国人家族だと(私だけ)知りました。
(クレーム電話の会話も全て録音されていました)

今年新任の理事達は右往左往。
苦し紛れに、全住民にある要請を掲示公開しました。
要請の詳細は(ここでは)書けませんが、各戸の「癒しの家庭生活」を脅かす理不尽な内容でした。

怒った住民と理事や管理会社の担当
者間に争いが勃発しました。
件のクレーム点火家族は、素知らぬ顔(涼しい顔)をしています。
(苦情発信源を住民は知りません)

実際の苦情文言。
要請文との乖離。
法的根拠の欠如。

前々年度の理事を勤めた私達有志が立ち上がりました。
全てに亘って論破した書類の準備が整い次第、緊急総会開催要求から行動を開始します。

昔、居室で「託児所」を開業し始めた夫婦がいました。
住宅以外の用途で居室使用!
入居規約違反で退去処分。
また、モグリで「民泊」をしていた外国人もいました。
入居規約違反で退去処分。
(この外国人は日本の公立学校の語学教師でした)
規約はすぐに改正!
民泊禁止条項が特記されました。

「クレーム情報/実態と対策実積」
分厚いファイルが代々受け継がれ、書き足されています。
新任理事は、それを誰も読んでない?

共同住宅ですから個人的な我儘は絶対に許されません。
しかし、度を越した「我こそ正義」も認めたらキリがありません。
みんなで仲良く暮らしたい…。
しかし、悲しいかな!どこもこんな実態だそうです。

はらさり

悪魔と堕天使
小名木先生、みなさん、こんばんは。

へいきで嘘…ですか!

私の妹←しつこいけどw
は割と平気で嘘を吐きますなぁ。そして金儲けが大好きで、極端なケチです。

多分彼女も旧人類の末裔でしょうが、
新人類に憧れていったのでしょうね。
妹は極端なカネ大好き外国人と結婚したのもあり、拍車がかかりましたよ。

因みに私は貧乏人ですが、人を騙したりするのは大嫌いです。やはり正直に生きたいものです。

bou

No title
こんばんは

善良な人は安定的な幼児期を過ごし
まっとうな人間関係を築ける場所に
生まれたと思います。

殺伐としたユーラシア大陸に生まれた民族は
ベースが食うか食われるか・・・なのかもしれません。
恐ろしいことです。
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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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