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いよいよ
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
が予約開始になりました。
上の画像がその本の表紙で、白いところが帯になります。
帯を外すと、タイトルと著者名だけになります。

しっかりとした雄々しい日本を取り戻すためには、私達自身が日本をもっと学ばなければならないと思っています。
日本が好きというだけでは、日本が嫌いということの裏返しにしかならないからです。
日本がどういう国の形をしているのか。
そのことを、私達自身がしっかりと知っていく必要があると思うのです。
「江戸っ子」といえば、活気があって喧嘩っぱやくて、けど後味スッキリ!といったイメージがあると思います。
江戸文化といいますが、その文化は徳川家康公が江戸城を築き、その町並みを造ったときに、まさにそういう文化の薫る町を意図的に目指したことがきっかけであり、理由だということは有名な話です。
実は万葉集も同じです。
万葉集が書かれた時代は、白村江事件の後であり、我が国が何が何でも国防のため、また未来のため、災害対策のために、ひとつにまとまらなければならない時代でした。
世界で、そういうときに行われたことは、常に反対派の征圧と粛清です。
ところが日本では、地方豪族たちも古い時代には皆、遠い昔の親族であり、日本はそうした歴史を失わない国でもありました。
ですから親族同士で征圧というわけにはいきません。
そこで考案されたのが、中央に高い教養と文化を育て、これを全国で共有していくという施策でした。
そのために編纂されたのが万葉集です。
ちゃんと目的があって、日本最古の歌集が編纂されたのです。
ということは、万葉集をしっかりと読み解けば、そこには明らかに我々が取り戻すべき日本文化の原型が書かれているはずです。

ところがこれまで万葉集といえば、その歌の素晴らしさ、言霊から来る優雅な歌の響きを誰しもが感じ取ることができるのに、その解釈といえば愛憎恩怨ばかりのように解説されてきました。
たとえばあの偉大な仁徳天皇の皇后であられた磐姫皇后といえば、仁徳天皇を支えた素晴らしい皇后陛下であられたのに、まるで嫉妬の塊であるかのように解説されてきたし、有名な額田王は、天武天皇の妻であり一女までもうけた女性でありながら、天智天皇に抱かれたあたかもふしだらな女性であったかのような、まるで三流週刊誌のゴシップ記事のような解説がなされてきました。
そしてそれらの解釈のすべてが「万葉集に所蔵された歌の解釈」から生まれています。
そこでこのたび、全編書き下ろしで、それらの歌の数々をすべて漢字ばかりで書かれた原文に立ち返り、あらためて解釈をしなおしたのがこの本です。
すると、舒明天皇の「うまし国ぞ大和の国は」の「うまし」は、風光明媚なことのみを言うのではなく、なんと心根の良い民衆のことを詠んだ歌だとわかり、また磐姫皇后は、本当によく仁徳天皇を支えられた素晴らしい皇后とわかり、さらに額田王も、三角関係などとんでもない話で、こよなく夫を愛し支え、夫とともに兄の天智天皇を支えた素晴らしい女性であることが明確に(これは本当に明確に証拠をもって)わかりました。
この本では、その舒明天皇(じょめいてんのう)の御製や、、大化の改新を成し遂げられた中大兄皇子の歌、万葉集といえばこの人と言われる柿本人麻呂、さきほどの磐姫皇后(いはひめのおほきさき)、薄幸の皇族として名高い有間皇子(ありまのみこ)、額田王(ぬかたのおほきみ)、後に天武天皇となられる大海人皇子(おほあまのみこ)、女性天皇であり日本の元号をはじめて公に用いた持統天皇の御製、筑紫の国司であった山上憶良の愛情あふれる歌、太宰府の長官だった大伴旅人を通じて知る男らしさとやさしさ、一般人女性からは安部女郎(あべのいらつめ)、そして万葉集のトップを飾る雄略天皇の目指された日本の形など、歌とその時代の背景にまで踏み込んで、それらをやさしく、誰にでもわかりやすく解説させていただきました。
こうした次第から、これまでの拙本は、ねずブロで少しずつ書きだめしたものを、最後に総編集して本にするというものでしたが、今回は、
全編完全書き下ろしとなりました。
とにかく、自分で言うのも何ですが、これまでの著作の中で、最高の本ができあがったと自負しています。

万葉集が全文漢字で書かれていることは、多くの人の知るところです。
けれどもその漢字の使い方をよく見ると「世の中は」を「余能奈可波」と書くように漢字をいわゆる万葉仮名として記述した歌もあれば、「神代より」を「神代従」とするように、漢字の持つ意味を大切にしながら歌を記述しているものもあります。
漢字には、それぞれちゃんと意味があるわけですから、「神代従」と書かれていれば、単に「神代から」と言っているだけではなくて、「神代からある神々の御心に従って」というニュアンスがあることがわかります。
歌は、短い言葉の中に、万感を込めるものなのですから、そうした漢字の意味も踏まえて、きちんと歌を読み解くことで、はじめて詠み手の心に迫ることができます。
本書は、そうした試みで万葉集を読み解いた、近代以降では、初めての本となります。
すると万葉集の歌から浮かび上がってきたものは、なんと日本という国の国柄(くにがら)であり、日本人という民族が築き上げてきた文化の原点そのものであったわけです。
その内容の濃さ、凄み、深み・・・。
これは是非、皆様に、人生一度はお読みいただきたい!
そんな内容の本になりました。
自分の所感としては、
この本を書くために
これまでの人生の
すべての経験が
あったのかもしれないと、大げさではなく、本当にそんな気がしています。
いつものように、とても読みやすい、平易な文章で書かれた本です。
小学5年生くらいから、お読みいただけるように、ふりかなもたくさん付けました。
また、ねずさんの本としては、はじめての試みになりますが、
文中に挿絵も豊富に採り入れています。
是非、周囲の人にお勧めいただいても、決して恥をかくことがない、素晴らしい本になったと自負しています。
発売日は12月6日で、その日から出荷が開始になります。
予約は、昨日より受付開始となりました。
そしてみなさまのおかげをもちまして、昨日のうちに、
Amazonの万葉集部門で1位になりました。

是非、この機会にご予約いただければと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/419864991X/
さらに、いまご予約いただいた方にのみ、出版社から刊行記念の
全員プレゼントの特典があります。
Amazonで予約注文した際に、Amazonから送られてくる商品の注文番号を、出版社で用意いただいた特設ページに入力することで、「なぜ万葉集ができたのか。そして縄文時代に何が会ったのか、日本という国の真の原点とはなにか」のお話の音声ファイルがもれなく全員にプレゼントになります。
→特設ページhttp://tokuma-sp.moo.jp/nezu_san_manyoshu/top/↑こちら↑は、現在はまだ予告ページなので、注文番号を入れる欄とかはまだありません。
12月5日になりますと、このページにAmazonの注文番号を入れる欄ができ、申し込むとすぐにプレゼントの音声ファイルが送られるようになります。
ですので、
本をご注文されたら、Amazonから送られてくる注文確認メールの注文番号を、それまで絶対に取っておいてくださいね。これはいまだけ特典です。
特設ページができましたら、またお知らせします。
是非、この機会にご予約いただければと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/419864991X/ご予約は↓から。
お読みいただき、ありがとうございました。
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コメント
takechiyo1949
新刊発売!
おめでとうございます。
ねずさんは仰います。
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この本を書くために
これまでの人生の
すべての経験が
あったのかもしれない
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執筆のご苦労話は聞いていますが、凄い気合いです。
とても楽しみです。
いつも通り初版二冊。
ねずさんから入手します。
もちろんサイン入りです。
2019/11/23 URL 編集