ニホンかニッポンか

20191123 万葉集表紙1200
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日本は歴史の古い国であり、その歴史が過去において一度も消されることがなかった国であるからこそ、いまなお、日本と書いて何と読むのかが定着しない国でいる、ということであろうと思います。


20200215 夜明け
画像出所=https://www.akishobo.com/blog/nogawa/?p=31
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


よく、「日本」の読みは「ニホン」が正しいのか「ニッポン」が正しいのかと聞かれます。
答えは、「両方正しい」です。

漢字で書く「日本」の初出は日本書紀記述の645年で、以下次のものがあります。
645年 日本書紀「明神御宇日本天皇」
671年 新羅本紀「倭国、号を日本に更む」
678年 祢軍墓誌(でいぐんぼし)「日本」
701年 大宝律令「明神御宇日本天皇」

いずれも現存しているのは文字だけで、それをどのように読んだのかは必ずしも明らかでは有りません。
しかし、万葉集では、他に「山跡(やまと)」、「八間能(やまと)」などと記述している例があり、また古事記、日本書紀では「倭」と書いて「やまと」と読ませる例がありますので、おそらく7世紀当時は、「日本」と書いて、これもまた「やまと」と呼んでいたのであろうとされています。

つまり本当は「日本」の読みは「やまと」が正しく、「ニホン」とか「ニッポン」というのは、後の時代になってから(つまり我が国で漢字表記が一般化してから)そのように読まれるようになったのでしょう。
ですから、いまだに「ニホン」か「ニッポン」か定まっていない。
定まっていないということは、本当は別な読み方であった可能性の方が高いということになります。



20191006 ねずラジ
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「日本」と書いて、「ニホン」や「ニッポン」と呼ぶのは、実は漢字で書かれていて読み方のわからないものは、とりあえず音読みしておこうという慣習によります。
音読みでは、「日」が「ジツ」で、「本」が「ホン」です。
ですから「日本」の音読みは「ジッポン」となります。
実は、マルコポーロが『東方見聞録』で日本のことを紹介した「ジパング」というのは、この「ジッポン」を彼らの言語に翻訳したことによります。

では訓読みではどうかというと、
「日」が「ひ」
「本」が「もと」です。
日本語は名詞や動詞を「の」でつないでいく撞着語(どうちゃくご)ですから、
訓読みしたら「日本国」は「ひのもとの国」となります。

読みの「ひ」は太陽のことで、天照大神(あまてらすおほみかみ)をあらわし、また「ひ」は霊(ひ)を意味します。
「ひ」が太陽を表すことは、聖徳太子の隋への国書の、
「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙(つつが)なきや云々」
にありますように、日本がユーラシア大陸の東のはずれにあり、日が昇る国であるということを意味します。

その日が昇る国は、同時に太陽を意味する天照大神(あまてらすおほみかみ)の国でもあります。
そして天照大神(あまてらすおほみかみ)は霊(ひ)の御存在であり、またその国の人々は我が身に備わった霊(ひ)を大切にする人々でもあります。
ですから我々日本人は、日〔=霊(ひ)〕のもと〔本〕にある国です。

国内的には、古くは日本と書いて「やまと」と読みましたが、日本語はもともと一字一音一義です。
すると「やまと」は
「や」=彌(や)=あまねく行き渡ること
「ま」=間(ま)=区切られたエリア(例:6畳一間など)
「と」=止(と)=とどめること
ですので、
「やまと」=「天皇の徳があまねく行き渡りこれをとどめているエリア」のこと
といった意味になります。

もともと我が国では、国というのは、出雲の国とか、武蔵の国というように、旧行政区分のことを言いました。
その国には、それぞれ地方豪族があり、豪族ごとに長い歴史を刻んでいたわけです。
けれどそれらを統一して、日本全体がひとつの国になっていこうとしたときに、全国の国々をまとめて「やまと」と呼ぶようになり、それを漢字表記するに際して、倭とか大和とか日本とかいうように書かれるようになったということなのでしょう。

それだけ日本は歴史の古い国であり、その歴史が過去において一度も消されることがなかった国であるからこそ、いまなお、日本と書いて何と読むのかが定着しない国でいる、ということであろうと思います。


お読みいただき、ありがとうございました。


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コメント

にっぽんじん

政府は決断すべき
先日(2月1日)地元に帰っていた自民党の参議院議員の話を聞いた。
武漢肺炎は従来のインフルエンザと同じで、感染しても軽症だから心配はいらないと言っていた。本気でそう思っているのか、我々を安心させるために言っているのかは分からないが、その言葉に耳を疑った。

従来のインフルエンザはワクチンも治療薬もあるが武漢肺炎は両方ともない。政府や国会議員たちが同じ認識であれば、中国からの観光客の規制はやらないだろうと思った。

懸念していた通り日本国内で武漢肺炎の拡散が始まった。
もう抑えることはできないと思われる。このままでは日本が感染国と認定される。WHOが感染国に指定しなくても世界は厳しい。オリンピックは1年延期すべきではないか。外国人選手がいなければ金メダルは日本が全て独占できる。が、そんなメダルは意味がない。
今やるべきことは

1.ウイルス保菌者の移動を止める
2.医療関係者への感染防止を最優先とする
3.外からのウイルス保菌者入国を遮断する

確認されたウイルス保菌者は隔離できるが、その他の保菌者の移動を止めることは不可能となった。出来ることは

1.国民は、2週間はできるだけ外出を控え、自分の発症の有無を確認する
2.人との接触は避け、50cm以上の距離をとる
3.外出時は手袋とマスクを着用し、使用した手袋とマスクはハイター消毒し、洗浄して再使用する(使い捨てが一番良いが量に限りがある)
4.手袋のまま、あるいは手洗いの前に手で顔に触らない
5.中国からの観光客の受け入れを禁止する
6.観光で入国している中国人を全員帰国させる

政府が決断すれば全て可能だ。
外からの保菌者の入国が続く限り武漢肺炎はなくならないだろう。

takechiyo1949

「やまと」もいいですね!
我国の国号「日本」を日本語では何と表音するか?
この話題は、alphabet表記も含め、巷でも論争になります。
にほん?
にっぽん?
にふぉん?
じっぽん?
ひのもと?
やまと?
NIHON?
NIPPON?
NPN?
JAPAN?
JPN?
Cipangu?
「にほん」か「にっぽん」か?
表音については『どちらでも良い』のだとか。
でも、圧倒的に「にほん」派が多いのだそうです。
私は「にっぽん」派で、海外でも「NIPPON」を使っています。
何となく気合いが入る気がするからですけどね。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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