我利我利亡者の時代の終わり

我々は、非接触型の自己判断、自己責任の時代に入ろうとしています。
この新しい時代の変化に、いかに早く順応していくか。
そのとき、たいせつなことは、「示し」の社会では、我利我利亡者では生き残れないということです。
なぜなら「示し」と「責任」の世界は、これまでの時代よりも、より一層、神々の世界に近づくことを意味するからです。

20200507 高天原
画像出所=https://www.pmiyazaki.com/takachiho/takamagahara.htm
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古事記や日本書紀を学ぶとわかるのですが、戦略や戦術(あるいは法や憲法と言い換えても良いのですが)の前に、「示し」が必要不可欠であることを理解する必要があります。

たとえば、今般の武漢ウイルス対策にあたって、国は各方面での外出自粛を呼びかけています。
これは法や省令、政令などではなく、あくまで呼びかけであり、これを古い言葉で言うと「示し」です。
目的は明らかで、感染抑止のためです。

この「示し」のもとにあって、各都道府県は、それぞれの地域の状況に従って、具体的な感染抑止のための戦略を自己責任で構築します。
このことは、企業においても同じです。
示された自粛に対して、どのように対応するのかは、それぞれの自己責任です。

これらは、これまでの世界の常識をくつがえすインパクトを持ちます。
なぜならこれまでの世界は、世界中どこもそうですが、上意下達の社会だったからです。
上に逆らえば、ペナルティが与えられる。
だから上の言うことには逆らえない。
これが、言葉を変えていうところの「秩序」です。

けれど日本古来の思想は、そうした上意下達型の社会構造とは異なります。
上が行うのは、あくまで「示し」であり、それをどのように実現するかは下の者の自己責任です。
なぜなら「示し」に基づいて行われる「決定」は、常に責任を伴うからです。


20200401 日本書紀
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20191006 ねずラジ
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そのために、個人も中小零細の企業も、誰もが自己責任で様々なことを行っています。
責任を負わないで批判ばかりを繰り返している人たちとは、まったく異なるのです。

このたびの武漢コロナに対する政府の自粛要請は、法でもなければ政令、省令でもありません。
あくまで要請であり、「示し」です。
従って、政府の「示し」を受けて、それぞれの地方自治体がどのように対応を「決定」するかは、それぞれの自治体の自己責任に基づきます。

もちろん中には、政府の「示し」を受けて、自分たちも「示し」だけを行うという責任回避の自治体もあろうかと思います。
一方、政府の「示し」に対して、なにかと批判をしている自治体の長もいますが、これまた、ただの責任逃れです。
行政には、常に実行があり、実行は常に責任を伴うものです。
その自覚がなければ、責任逃れに走ります。

つまり責任逃れをしている自治体の長は、みずから決定能力もなければ、責任能力もない、すなわち自治体の長たる資格がないことを、自ら吐露しているわけです。
そのような人物を自治体の長に選んだことには、猛烈な反省が必要です。

たとえば、武漢ウイルス対策として5月いっぱいの外出自粛という方向が政府から「示」されたとき、それが特定行政区でないならば、逆に自粛地域から顧客を呼び込んで、県内の商業や産業を活性化するという判断もできるわけです。
あるいは、特定自粛行政区であったとしても、当該県について、全域を自粛要請地域にする必要もないわけです。
たとえば千葉県にしろ埼玉県、神奈川県にせよ、東京都であっても過疎地は存在します。
そのような過疎地域まで、十把一絡げに自粛させる必要はないのです。
なぜなら、政府の示しに対して、どのようにして自己の県民を護っていくのかは、地方自治体の責任だからです。

このことは、個人生活においても同じです。
学校が休みになり、自宅にいるからと、毎日テレビゲームで遊んで暮せば、学力は上がらず、偏差値は下がり、進学が厳しくなります。
逆に、自宅にいる時間が長いからと、学校の授業よりもどんどんと勉強を先に進めれば、偏差値も上がり、進学もよりレベルの高い学校に王手をかけることができるようになります。

仕事も同じで、在宅勤務になったからと、日々是休日などと怠惰な生活を送っていれば、会社からみれば、先々「いらない社員」というレッテルを貼られることになります。
逆に在宅時間を活かして、顧客との交流を深め、あるいは新しい企画に挑戦していけば、それは役に立つ社員となり、出世と昇給の可能性を導きます。

自営業でお店を休業せざるを得ない状況にあったとしても、だからといって何もしなければ、営業再開のときに、顧客は帰ってきません。
むしろ在宅のいまだからこそ、ネットなどを通じて顧客と交流を持つようにしていけば、それは新たな可能性を拓くことにつながります。
たいせつなことは、批判ではなく、この状況の中で、いかにして私たちの暮らしを護っていくかにあります。

東京は、小池知事のもとで、自粛が呼びかけられています。
おそらくこの自粛は、5月いっぱいまでには解除となるでしょうけれど、その後も、人と人との接触は、できるだけ避けるようにという方向は、おそらく変わりません。

また、この問題が米中の紛争を根底にしている以上、さすがに夏場となる6月から10月頃までは、ウイルス問題は下火に成らざるを得ませんが、11月以降は、再び形を変えて世界的な猛威をふるう事になるであろうと思われます。
まだまだ事態は続くのです。

そしてこのことは、人と人との接触を媒体にしたこれまでの社会の在り方を根底から変化させることになります。
接触型社会が、非接触型社会へと変化するのです。
また、政府が国民に資金手当をする社会というのは、マネーの価値そのものを変化させます。

消費が奨励される一方で、生かさず殺さず程度にマネーが出回るという社会構造だから、より効率的な資金獲得を目指して規格大量消費型の市場経済が行われるのです。
社会構造が非接触型になり、マネーが政府判断でいくらでも出回らせることができる社会になれば、人々の関心は、豊かなモノの獲得のための生産と消費の関係から、今後は、より精神的なもの、満足できるもの、納得できるものへと変化していきます。

たとえばヨガスクールでは、人を集めての教室スタイルが主流でしたが、非接触型社会では、従来のような教室スタイルが十分にはとれません。
けれど、ヨガスクールが伝授しようとしていたものは、ヨガを通じた心と身体の一体化であり、健康であり、そのための精神の昇華であるとするならば、健康セミナーはネットでも可能になります。
さらには、それでもどうしてもスクールに通いたいというニーズもあるわけです。
それらの需要をいかに吸収していくかが、今後の生き残りに課題になるわけです。

外食産業でいえば、非接触型社会になるということは、お持ち帰り弁当の時代に入るわけです。
「ほっともっと」では味わえない、より高級感のある食卓の提供を、持ち帰り弁当で提供する。
そこには、今行われていない、もっと大きな工夫があろうかと思われます。
そしてそこには広大な地所を利用した店舗設備が不要な時代の到来もあるかもしれません。

要するに我々は、非接触型の自己判断、自己責任の時代に入ろうとしています。
この新しい時代の変化に、いかに早く順応していくか。
そのとき、たいせつなことは、「示し」の社会では、我利我利亡者では生き残れないということです。
なぜなら「示し」と「責任」の世界は、これまでの時代よりも、より一層、神々の世界に近づくことを意味するからです。
個人的には、そのように思っています。

お読みいただき、ありがとうございました。


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コメント

takechiyo1949

この厄介を突破しましょう!
籠城生活も44日目です。

感染症禍爆発警戒の「示し」と「責任」に関しては、ねず先生の仰る通りだと思います。

国家も国民も、世界や社会の柵の中にいます。
よそ様には迷惑を掛けない!
示されたらそう考えるのが普通だと思ってきました。

罰則付き法令で定めた「命令」じゃ無いから従わない?
責任?
そんなの関係無い!
金をよこせ!
早くよこせ!
少なすぎる!
こんな言い種の日本人(?)が増えた気がしてなりません。

お金が無ければ、示しの実行も大変なのは分かります。
しかし、大声で叫ぶなら『仕事くださ~い!』ですよね。

生活を切り詰めるって言っても限界があります。
我家も食事の回数を減らし、質も量も落としました。
籠城庶民にはこんな手しか無いのが実態だと思います。

いくら蒙を啓いても通じない、我慢もできない「我利々々蒙者」もいますが、何としてでも、この厄介を突破しないことには二進も三進も行きません。
それだけは確かです。
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
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