
人気ブログランキング応援クリックは
←こちらから。いつもありがとうございます。
今月のお薦め書籍は3冊+ドラマです。
1 『コロナショックから始まる変容のプロセス これから何が起ころうとしているのか』
はせくらみゆき著 徳間書店
2 『航空自衛隊 副官 怜於奈』
数多久遠著、ハルキ文庫
3 『赤尾由美の辻説法』
赤尾由美著、青林堂
4 JIN -仁- (ドラマ)
『コロナショックから始まる変容のプロセス これから何が起ころうとしているのか』はせくらみゆき著 徳間書店
はせくらさんは、作家もこなすし画家でもあるというマルチアーティストで、著書はどの本も読みやすく、しかも大きな示唆に富んでいます。
今回のこの本は、コロナ後の世界がどのように変わるのか、その中で私達はどうしていけばよいのかなどが書かれた本です。
コロナが、地球規模のパラダイムシフトを招いているということは、多くの方が指摘していることですが、ではそうした時代の変化の中で、我々自身がどのように生き、またどのような社会を目指していかなければならないのかという視点になると、多くの論考が厳しい未来予測しかしていません。
けれど、私達はコロナ後の世界で生きていかなければなりません。
そしてその未来は、私達にとって明るい未来でなければならないと思っています。
その意味で、コロナ後の未来に希望を届けるこの本は、たいへんに嬉しい本といえます。
お薦めです。
『航空自衛隊 副官 怜於奈』数多久遠著、ハルキ文庫
最近は、あまり小説は読まなくなったのですが、数多さんの本は、たぶん全部読んでいると思います。
元幹部自衛官であった方で、小説家というだけでなく軍事アナリストでもある方です。
やはり本職の方が描く軍事小説は、迫力が違う。
それだけでなく、本書では、女性自衛官を主人公にすることで、人と人との微妙な関係の描写もまたおもしろいものになっていました。
読了感は、いつもさわやかです。
『赤尾由美の辻説法』赤尾由美著、青林堂
6月23日発売の本ですが、一足早く入手させていただき、読ませていただきました。
いつもながら剽悍で楽しい赤尾さんの爽やかな論が冴え渡る本です。
現実にいま、企業経営をなさっておいでの赤尾さんの見方は、常に日本人であるというところに基軸が置かれています。
しっかりとした国民精神を持った人物が経営を行う、また日本の政治経済を語ると、このようになるというお手本ともいえる本だと思いました。
どんな時代環境にあっても、生き残る道はあるのです。
明るく爽やかに、笑顔でこれからの時代を乗り越えて行きたいと思いました。
4つ目は本ではなくドラマです。
JIN -仁-【TBSオンデマンド】
JIN -仁- 完結編【TBSオンデマンド】2009年からテレビで放映されていた連続ドラマで、当時は(本当に近年のテレビドラマは汚鮮されていてまったく観る気がしないので)観ていなかったのですが、主演の大沢たかおさんが、キングダムの王騎将軍役を見事にこなしていたことから、大沢さん主演の作品を探して、たどり着きました。
Amazon Primeで、全話観ることができます。
おそらくこのドラマが、汚鮮のない日本ドラマとしては、ある意味最後のドラマだったのではないかと思います。
日本人としての情感、江戸時代の人々の暮らしや笑顔、我慢強さ、街の様子などがたいへんしっかりと描かれていて、時代考証や方言、役割語の使い方なども、かなりちゃんとしています。
そして何より、カメラワークが良い。どの瞬間をスクリーンショットしても、そのまま絵になっていて、しかもそれぞれの役者さんの良さを最大限に引き出している。
毎回、感動と涙をいただきますが、その涙が、いわゆるお涙頂戴の泣かせではなくて、清陽感のある涙になります。
主人公の南方仁(みなかたじん)は、欲もなく、自分にできる最大を、惜しみなく世間に出していきます。権利権利と大騒ぎする現代と違い、国のため、人のためになることに誠実をつくしていく。大沢さんは、本当に上手にこの役をこなしています。というか、完全にはまり役に思いました。
助演女優の綾瀬はるかさんも素晴らしく、そのピュアな感じがとても良いし、中谷美紀さんの花魁役も良かったし、その他の俳優さんたちも、彼ら彼女らの良さをこれほどまでに引き出した作品は、他にないのではないかとさえ思いました。
お読みいただき、ありがとうございました。
人気ブログランキング↑ ↑
応援クリックありがとうございます。
コメント
松さん
沢山の書籍のご紹介。
ありがとうございます。
特に数多さんの本は『黎明の笛』以来です。
読みます。
2020/06/22 URL 編集